2007年4月20日金曜日

今週の一押し商品 Suica

PASMOではなくSuicaです。
Suicaはいわずと知れたJR東のICカードです。乗車券を買わずに直接改札できるため大変便利です。
しかし、JR独自の規格であるため私鉄の乗り継ぎには使えませんでした。
PASMOは私鉄・バス版Suicaです。私鉄利用者はPASMOのようなサービスを待っていました。
PASMOは2007年3月発売されましたが、大変な人気ですぐに売り切れてしまいました。需要を予測できずに在庫がなくなったためと聞いています。
PASMOはSuicaと全く同じに使えるので、Suicaから乗り換えた人もいたのではないかと思います。PASMO人気は関連企業にとって喜ばしいことですが、売り切れは残念な誤算です。なぜなら本来得られるはずの莫大な利益が得られないからです。
PASMOはチャンスを失いました。その代わりSuicaが私鉄利用者に広まりました。よって、私鉄でも使えるようになったSuicaを讃えて、ここに推薦します。Suicaには勝利を記念して「おめでとう」を、PASMOにも挽回を目指して「がんばれ」のエールをそれぞれ贈ります。
Suica/PASMOは電子マネーとしても利用できます。電子マネーはEddyが先行していますが、Eddyは電子マネーとしてしか使えません。通勤に使えるSuicaが勝つでしょう。乗車券決済という巨大な市場は決してなくならないからです。ユーザの利便性を考えれば、いろいろな方式を乱立させるより、統一するか、すべてに対応して欲しいものです。
ここでSuica/PASMOの便利な使い方を紹介します。私の勤務先では交通費の決済に領収書が必要になりました。しかし、混雑する駅の窓口で領収書をもらうのは非常識な行為でしょう。そのような場合でもSuicaは券売機で明細を印刷できるのです。これを領収書の代わりに提出すれば少額の近距離出張も手軽にできます。
しかし、Suicaには若干不満があります。小銭がチャージできないのです。財布にたまる小銭はなにかと邪魔です。Suicaにチャージできれば簡単に整理できます。ぜひ、小銭をチャージできるようにシステムを変更してほしいものです。もし、小銭をチャージできる券売機をご存じの方がいらっしゃったら、ぜひお教えください。
ついでに券売機のチャージ画面にも不満があります。キャンセルボタンがないのです。キャンセルしたければ明細を印刷するなど何かしら無駄な行為をしなければカードが戻りません。もしかしたらうまく戻せる方法があるのかもしれませんが、いくら探しても見つからなかったので分かりにくいことには変わりありません。システム設計者の方は、どんな画面にも「やめる」ボタンを付けるのをわすれないでください。

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