2007年10月30日火曜日

OLPCを誤解していた

OLPCのOSがWindowsになるという記事を見て、てっきりWindows Mobileなのだと思っていた。
3つの意味で誤解していたようだ。
1つはLinuxが排除されたわけではないこと。つまり、OLPCはオープンなのでWindowsも動くという意味だった。
もう1つは、WindowsならWindows Mobileだと思い込んでいたことだ。どうやらXPの機能限定版らしい。
個人的には、この方向は大歓迎だ。
OLPCによりLinuxが普及する可能性があり、Windowsがスリム化される可能性もある。
おまけで、もう1つ誤解していたことがある。
発展途上国の子供たちを支援するということだが、最初に配布される国にはBRICsが含まれている。これらの国を途上国と呼ぶのはかなり抵抗がある。

NTTはMicrosoftと組むべき

auがGoogleと組み、SBMはYahooを持っている。
NTTだけgoosか持っていない。
gooでは他2社にとても対応できない。
唯一、携帯との連携がないMicrosoftと組むべきだと思う。
この強者連合には絶大な効果があると思う。
NTTは最近PCの定額アクセスを認めつつあるように思われるが、これはその複線だとすれば、楽しみだ。
大きなビジネスチャンスが双方にとってあると思う。
しかし、その場合、gooをどうするのかが問題だ。

2007年10月28日日曜日

SX-9はすごい

NECのスパコンSX-9は発表された。
512ノードでBlueGeneの3倍になるという。
詳細な仕様は不明だが、SX-9は正統なベクトルマシンである。
次世代スパコンプロジェクトの中心と考えられている。
現時点で既に0.8Pflopsならば数年後に10Pflopsを達成するのも不可能ではない。
また、従来ベクトルマシンはコスト面で不利と考えられていたが、かなり改善されているようだ。
これはNECの技術力を賞賛すべきだ。
しかし、懸念材料もいくつかある。
次世代スパコンではベクトルマシンで1Pflops、その他で9Pflopsをもくろむという話もある。既に1Pflopsを達成目前であるなら、プロジェクトで投資する意味がない。ここは、純粋なベクトルマシンで10Pflopsを達成して欲しいところだ。
また、ベクトルマシンの利点はソフトの変更が少ないことだ。これは研究者にソフト開発より研究に注力させるという点ではよいが、逆のいいかたをすればソフトを変更する手間を惜しんでハードで解決したわけだ。その結果、日本のソフトがCOBOLのように世界の潮流から取り残される懸念もある。ハードに投資する代わりに安価なPCクラスタでもそれなりの性能が出るようにソフトを改造するために開発費を使っても良かったように思える。

ディスク交換をロボットで

データセンターでは多数のディスクを使用する。
ディスクが多いと頻繁に故障する。
故障したディスクを交換するのは人間の仕事だ。
しかし、人件費を抑制するには単純作業をロボットにさせた方がよい。
交換しやすいディスクとそれを交換するロボットにはある程度のニーズがある。
おそらくラックやディスクの構造をロボット向けに変更する必要があるだろう。
今後は、コンピュータだけでなくロボットの技術も必要になるだろう。
データセンターは規模のメリットが効く。中規模が淘汰され大規模化する。
そのときこのような技術が必要になる。

国家プロジェクトのあるべき姿

国家プロジェクトは形はどうあれ成果を国民に還元できなければならない。
かつてシグマとICOTというプロジェクトがあった。
シグマは和製ワークステーションを作るだけのものだったが、それは完成し、UNIXを普及させ、企業に技術力を与えた。そのため、成功と判断された。しかし、いまや日本のワークステーションは風前の灯火だ。
一方、ICOTは人工知能を目指したが、完成はしなかった。正確には人工知能技術を高めることが目的だったろう。しかし、完成品がないことや民間への波及効果が少ないことから失敗といわれた。
しかし、論文の数は圧倒的にICOTの方が多い。
論文は直接国民に利益をもたらすものではないが、普遍的なものなので日本を技術立国にするには必要な物だ。
いまの国家プロジェクトは民間ではできない巨額の投資で共用設備を作るものが多い。
データや論文は得られるが、同じものを企業が作ることはできない。そもそも小型化できないものや需要が少ないものが多い。
これをみると時代と共にプロジェクトの意義が変化したといわざるをえない。
かつて日本がアメリカを追いかけていたころは早く真似することが重要だったが、いまは真似する必要がなく逆に独自の技術が必要となってきた。
このような場合、独自の技術が広く普及することは考えにくいので、今後のプロジェクトの成果はますます抽象的なものになるだろう。
科学は進歩しても経済効果は疑問だ。
では、経済効果のあるプロジェクトはどのようなものか。
それはローテクでも構造変化をもたらすものだと思う。
例えば、国は道路を作るが、ネットワークを作らない。道路のように国がネットワークを作り、企業から使用料をとればよい。ユニバーサルサービスを提供すべきは企業ではなく国である。元国営企業はすべていびつさを持っている。これを解消しないと次世代の発展ができない。
また、グリーンデータセンターを作り、一億人のデータバンクを作ることもできる。
また、途上国の子供に1台ずつラップトップを送るプロジェクトがあるが、先進国の子供にも欲しい。
また、自治体ごとに情報システムを導入するのは無駄だ。国がASP/SaaSで業務アプリを提供すればよい。
このようなプロジェクトは技術的には枯れているが、国以外にはできず、しかも経済並びに社会的効果が高い。

自分発見は科学か?

キャリアプランニングというと聞こえはよいが自分の適正がわからず悩む人が自分発見のために勉強することが多くなっているらしい。
素人考えでも自分を理解することは難しい。
なにより自分の限界や無能さを知るのはつらい。決して楽しいとは思えない。
なぜそんなことをしたいのか不思議だ。
モラトリアムは一概に悪いとはいえない。後で後悔するより先に努力するのはよいと思う。昔から「若いうちの苦労はかってでもしろ」とはよくいう。
問題は無駄な努力ならしない方がましということだ。特攻は愚策だ。愚作の結果は悲惨だ。努力は報われるからこそする意味がある。
私は自分発見の方法論を知らないし、あるとも思えない。せいぜい適正検査くらいだろう。しかし、情熱の前には多少の不利は障害でない。逆に情熱の欠如は致命的だ。だとするとなんでもよいから興味を持たせ情熱を持たせることだという結論になる。それは科学ではない。

データセンターを原発に

データセンターの電力消費は大きい。
一方、送電によりかなりの電力が失われている。
送電ロスを少なくするには消費地の近くで生産するか、生産地の近くで消費した方がよい。
前者は分散発電であり、後者が本提案だ。
本提案は、データセンターを原発の敷地ないか、近くに設置しようというものだ。
実態を知らずにいうのは問題だが、あえて可能性だけ検討する。
原発といえば危険なイメージがつきまとう。
おそらくデータセンターは機械のわりに人は少ないだろう。
少人数なら電力会社にアウトソーシングしてもよい。
原発は立地条件に恵まれている。
例外はあるものの、地震の影響を受けにくい。
地価が安い。
これらはデータセンターにも適している。
いっそのこと電力会社がデータセンタービジネスに参入すればよい。