あまり知られていないようだが、成田空港には自動化ゲートがある。自動化ゲートを使うと入出国の長い行列に並ばずに済む。経験した人にはわかるが、入出国の行列で待たされるのはかなり苦痛だ。それがほとんど待たずに入出国できるのでとても便利だ。しかし、あまり使われていない。私も使っていない。なぜなのか、問題点を指摘しておこう。
自動化ゲートを利用する手続はあまり知られていないが、とても簡単だ。当日空港で手続できる。しかもその場でできる。ゲートの脇に係官がいて申込用紙に記入すれば手続きできる。基本的には住所と旅券番号だけなので、何も特別な情報は必要ない。それならいっそすべての窓口で勧誘してはどうかと思うのだが、混雑するので、それはしないようだ。しかし、呼びかけてもよいとは思う。パンフレットを配れば良いだけなのだ。
これだけなら使わない理由にはならない。使えない理由の一つは8:00-17:00しか手続きできないことにもある。手続きだけでなくゲートも使えないかもしれない。これはその時間帯が混雑していないからなのか、それとも御役所仕事の決まりなのかは定かでない。
しかし、これも使えない理由としては小さい。個人的には最大の問題点は、入出国スタンプを押してもらえないことだ。業務として出張するときは、証明が求められる。スタンプを証明とする会社は少なくない。それがないと出張では使えない。
これを解決するには2つの方法がある。1つは別の証明書を印刷するサービスだ。もう1つはスタンプ以外で証明する制度の変更だ。後者の方が抜本的で長期的には正しい対応だが、短期的には全く効果がない。やはり経費をかけても印刷するべきだろう。少なくとも印刷機を別途用意して出国後や入国後に有料で証明書を発行すれば、経費の問題は生じないはずだ。利用者は、その経費を会社に請求すればよい。
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