2010年9月10日金曜日

時間割から見た単位

最近では単位制の高校もあるようだが、基本的には小学校からずっと時間制だろう。
時間制では一定の時間を授業に参加すればよいことになっている。
成績は理解度を表すもので、理解できなくても、つまり成績が悪くても困りはしない。
このため質が不均一となり、習熟度別コースなどに分ける工夫が必要になる。
大学が単位制をとる理由は、それがおのずと習熟度別になるからでもある。うまく習熟度別に分類されるかどうかは定かでないが、少なくとも理解したというしるしにはなる。
単位制のために大学の時間割は虫食いだらけで、時間の利用効率が極めて悪い。
そこで、発想を逆転させ、時間割に合わせて単位を考えてみよう。
大学は124単位で卒業できる。年で平均すれば34単位だが、4年生は特殊な年だ。ここでは就職活動もあるし、124単位以上を目指してほしい。
そこで、3年間で120単位を目指すことにする。平均40単位/年だ。
1科目通年4単位とすれば、たかだか10科目にしかならない。
時間割が月曜から金曜まで各5時限ずつだとすると、週2日通学するだけでよい。本来は残りの時間を自習に充てるべきだが、そのようにしている人はほとんどいない。非現実的な仮定をしてもしかたない。
そこで、本来の自習にも単位を与えると同時に授業自身の単位を減らし、薄く広げる。
1科目通年2単位とし、週2回にすれば、週4日通学することになる。それでも1日余るのでクラブ活動をするには全く支障はないはずだ。
このように現在の大学の一般的な方式は単位を安く見積もりすぎている。そろそろ実際に合わせて1/2にする必要があるだろう。

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