出張で肉の有名地に連泊した。最初は飛騨牛の飛騨、次は神戸牛の神戸だ。飛騨牛の料理はほとんど和風だったが、神戸牛は洋風が似合う。今回は三宮駅近くのステーキランドという店で神戸牛のステーキを食べた。そこで、思ったことがある。鉄板約ステーキは利益率のよいビジネスだなと。
普通、飲み屋の客単価は3000円くらいだろう。ステーキハウスも同程度だろう。しかし、ステーキハウスは客の回転が速い。飲み屋では、2時間は居続ける。しかし、ステーキハウスではいいところ30分くらいだろう。長くても1時間は超えないはずだ。特に、ステーキハウスでもカウンターに座る鉄板焼きの形態では長く居座る客はほとんどいない。利益率が同程度であれば、回転率の差で2~4倍の収益が期待できる。
また、居酒屋に比べてメニューが少なく仕入れのコストもかからない。もちろん肉自体は高いが、利益率が変わらなければ種類が少ない分、楽だと言える。さらに全席カウンターなら店は狭くてもよく初期投資も小さい。ただし、満席で入れないことがあると機会損失は大きい。客の回転とマッチすれば理想的な店舗形態といえる。
このような優れたビジネスモデルは真似をしない手はない。特に同じブランド牛を売り物とする産地では有効だ。飛騨牛のステーキハウスがもっと増えると地域の活性化につながるだろう。高山駅前にステーキハウスがほしいところだ。
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