2008年12月31日水曜日

車ディーラーのサバイバル

車の需要が落ち込んでいる。特に若者の車離れが加速している。
若者にとってあこがれの車はスポーツカーだと思うが、日本メーカーは若者が買えるようなスポーツカーを作っていない。もっとも、すでに興味が離れている段階でいまさらスポーツカーもないかもしれない。むしろ、なんにでも使える車が受けるのかもしれない。
それでも日本の車メーカーは頑張った方だろう。車が普及し、当たり前になった時点で魅力も半減している。PCは車より遅く生まれ、車より早く老成してしまった。PCもかつては高根の花だった。しかし、低価格化が進み、もはや興味も持たれない当たり前のツールになった。車もツールになったことを喜ぶべきかもしれない。しかし、個人がPCから携帯へと移っていったように、自動車から他へ移っているのだろう。それは公共交通機関かもしれないし、バイクあるいは自転車かもしれない。いずれにせよ、それほど高い商品ではない。
そのため、車が売れずにディーラーは困っている。一番よい解決策はメーカーが売れる車を作ることだが、ディーラーにはまだまだ工夫の余地はたくさんある。例えば、点検などで
ディーラーに立ち寄る客をそのまま見逃している。客が滞在する時間は絶好のセールス時間であるはずだ。カーアクセサリーを豊富にそろえるなど非メーカー系のカーショップが行っている手法が参考になるはずだ。
工夫する余地がいくらでもあるのに、言葉だけ苦しいというのは、本家ビッグ3同様の病にかかっているのかもしれない。

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