2010年4月26日月曜日

Google Cloud Printer

Google Cloud Printer(GCP)は前々から欲しいと思っていた機能だ。詳細も見ないとまだ結論を出すには早いかもしれないが、大いに期待したい。
GCPが利用されるようになるとプリンタが便利に使える。ドライバが不要となるのはすばらしい。デバイスドライバはOSの機能の1つと考えられているが、長所というよりむしろ必要悪だった。いままでのOSの怠慢からユーザが不便を被っていたというべきだ。元々デバイスドライバはユニバーサルのもので十分で、かつオンデマンドであるべきだ。GCPになって、ようやくデバイスの悪夢から解放されるのかもしれない。
ここまでは現在の話だ。ここからが本番である。将来の話をしよう。
まず、GCPと類似のしくみがプリンタ以外にも広がるだろう。HDDなどはすでにユニバーサルであるが、加えてスキャナも統合されるだろう。これからはドライバレスがOSの標準機能になるだろう。
次に、プリンタに限って深く追求してみよう。プリンタを印刷機として捉えると、今回の改善の意義を過小評価してしまう。プリンタは広義の文書変換機能である。PDF作成やFAX送信などがすでにこのような使われ方をしている。この考え方を推し進めると、ほとんど何でもプリンタで処理できるようになる。例えば、単純なファイル単位の印刷だけでなく、複数ファイルをまとめた製本化も考えられる。宅配まで含めてサービスを構築できる。携帯からもPDFを介さず直接印刷できる。将来はGCPで雑誌や新聞が電子化して配信されるかもしれない。

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