2010年4月26日月曜日

Google Money

Googleがまだ手をつけていない市場がマネーだろう。Adsenseなどで実際には金のやり取りを行っているが、個人の資産管理まで立ち入ったサービスはない。一方のマイクロソフトはすでにMoneyで市場を支配している。Moneyは言い換えれば家計簿のようなものだが、経済活動では相手の資産を知ることはカードゲームで相手の手の内を知ることに等しい。ごく限られた情報を活用するだけでも広告の精度が高まる。例えば、年収によって推奨させる商品の価格帯が変わってくる。
問題はプライバシーをクラウドに提供することだろう。これには本人の許可が必要なことはもちろんだが、それでも必要最小限でなければならない。そして、その見返りにそれ以上のサービスを提供することで納得して貰う必要がある。例えば、金融機関が提供しているオンラインバンクを統合して、複数の金融機関にシングルサインインできたり、利率などを比較できるようなサービスはがどうだろう。踏み込みすぎだろうか。

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