2009年5月28日木曜日

Chromeは遅い

前の記事でChromeをほめたように書いたが、ここでは批判する。少し使いこんでみると問題点が非常に多いことがわかった。
まず、タブをプロセスとして実装する方針だが、これは非力なマシンには問題のある実装方法だ。私の使っているノートPCはいささか古くなったが、それでもネットブックよりは速い。にもかかわらずChromeを使い、タブを景気良く開くととても遅くなる。Firefoxなら決してそのようなことはなかった。信頼性も結構だが、使えないのでは意味がない。
そこで、スレッドとプロセスを併用する実装方法を考えてみる。例えば、安全なページ(HTMLのみなど)はスレッドで軽く表示し、そうでないページはプロセスにしてはどうだろう。もっとも接続を待つ段階でプロセスに分ける必要があるかもしれないので、プロセスとスレッドをどのタイミングで分けるかが難しいところだ。
プロセスで実装しているため、必然的に重くなる。そのため応答性が著しく悪い。おそらく余裕のあるマシンでは問題とならないのだろう。しかし、非力なマシンではタブを2~3枚開いたくらいでミス操作が多発する。具体的には、タブをクリックして切り替えるときに、キーを離すタイミングを見失うようで、タブがドラッグされる。タブをドラッグするとウィンドウになるのはChromeの仕様だが、ほぼ毎回ウィンドウに変わり、大変煩わしい。
タブのプロセス実装は、軽快さを売りにするChromeとしてはかなり問題のある実装方法だ。スレッドのままバグを減らしていく方が現実的かも知れない。

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