青空文庫は無料の電子ブック書店だ。iPhone, iPadはもちろん携帯やPCでも青空文庫の電子ブックを読むことができる。
前の記事で若者はiPadで電子ブックは読まないだろうと推測した。しかし、読んでほしいと思っている。iPadでなくてもよい。携帯でも読めるのだから読んでほしい。少々大げさだが、それしか日本を立て直す方法はないと言ってもよい。読書が国力を決定する。
青空文庫の本はいずれも著作権が切れた古典だ。音楽でいえばクラシックだ。古典は時代を超えて残った秀逸なものばかりだ。ロックは人気があるが、音楽の世界ではクラシックが最高峰だろう。同様に、現代の人気作家の作品も悪くないが、古典は何度繰り返して読んでもいい。いつの時代にも影響を与えた。無料で古典の秀作が読めるのに、わざわざ高い金を払って駄作を読む必要はない。
しかし、現代のくだけた文体に比べて、古典はいささか古めかしい。とっつきにくい。違和感を感じる。しかし、それを乗り越えると、その表現力に感動を覚える。現代作家も華麗な表現は巧みだ。しかし、古典の表現は素朴でかつ力強い。もちろん作家による。
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