2009年6月16日火曜日

レジストリサービス

ポータブルアプリケーションのアイデアをもう1つ。
ポータブルアプリケーションを作成するにはレジストリを使えない。レジストリはアプリケーションの設定を保存するOSの領域だが、HDDに保存されるため、USBにとどめておけない。そこで、ポータブルアプリケーションは独自にUSBにレジストリを作成する。つまり、レジストリを隠蔽するライブラリがあればポータブルアプリケーションの開発は容易になる。そして、そのライブラリの仕組みによって様々な系列のポータブルアプリケーションが登場する。
記憶領域に基づくレジストリでは、アプリケーションが能動的に検索しなければならない。そのためストレージに強く依存してしまう。そこで、レジストリサービスがあればよい。レジストリサービスは、レジストリを管理するサーバプロセスとプロセス間通信するAPIを指す。
ポータブルアプリケーションでもautorunでサービスを常駐させれば、それだけで資源の場所を検索できるようになる。また、OS側でも同様のサービスを基本としていれば、ポータブル用のレジストリサービスを追加(attach)するだけで、レジストリが拡張されていく。

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