2007年11月8日木曜日

AmazonとDell

どちらもオンラインショッピングの雄である。
しかし、取り扱う商品の違いから微妙なビジネスモデルの違いがある。
Dellはカスタマイズが売りだ。カスタマイズのためのオンラインショッピングといっても過言ではない。もちろん、店舗を構えるつもりは今後もないだろうが。
一方、Amazonは豊富な品揃えが売りだ。これは正当なオンラインショッピングの手法だといえる。書籍にカスタマイズは必要ないので当然だが、付加価値を与えるサービスはない。ただし、在庫情報を公開するなど別の視点から付加価値を高めている。
Dellは在庫を減らす戦略、Amazonは(ロングテールのため)在庫を増やす?戦略を採用している。
どちらがよいとは一概にいえないが、Dellの方がカスタマイズという付加価値を与えやすい。しかし、その分複雑になり、単純に品揃えを増やすことができない。その点が、Dellモデルの欠点かもしれない。
Dellは豊富なカスタマイズで自由度がありそうに見えるが、実は少品種多量生産の見本のようなものだ。いわばスターバックスか?

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