正確に言えば、もちろんCO2市場はねずみ講ではない。
CO2市場は、温暖化対策のためにCO2排出権を取引する市場として提案されている。
削減できたものは排出権を売り、削減できないものが買う。
しかし、全員が削減できたら、排出権の目減りは避けられない。
最初は、排出権が高値で取引されるため、景気よく投資できるが、やがて値下がりしてバブル?がはじける。
問題は、全員が削減すれば当然このようなシナリオが成立することを承知の上で、市場を設立しているという点で、ねずみ講に似た構造を持っているということだ。
ねずみ講は必ず損をする人が出る。それゆえ禁止されている。
同様の理屈をCO2市場に適用すれば、最後に損をすることが確実なのに推進するのはおかしいことになる。
しかし、個人的には、皆が経済的に損をしてもCO2を削減することは皆の利益になるのだから、問題ないと思う。
今回は、あえて問題提起という意味でコメントした。
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