ホテル業にはうれしくない話かもしれないが、全体の経済活性化には意味がある方針だろう。もっとも新幹線が通ることで、かえって経済が空洞化するという指摘もあり、疑問があることも事実だ。しかし、競争力があれば、客を呼び込むことができるので、公平ではある。もちろん、相乗効果は都会の方が強いので全体としては、都会有利だろう。しかし、全国ともなれば都会でなくても競争力のある地方は少なくない。
新幹線と飛行機の時間差は微妙だ。北海道や九州、沖縄は飛行機圏だ。しかし、その近くは微妙な位置にある。広島は東京から新幹線でも4時間かかる。むしろ福岡の方が東京に近いともいえる。しかし、飛行機を使うには微妙な距離だ。乗り換えだけで時間差は埋まってしまう。
この問題もネットワークと同じだ。ネットワークではラストワンマイルがもっともコストがかかり、それゆえ遅い。家から駅まで30分、駅から空港まで1時間はかかる。そうなれば後は飛行機で1時間くらいしか飛ぶ時間はない。やはり地方空港を使うしか方法はなさそうだ。そのためには燃費のよい小型飛行機が必要だ。それをシャトルのように往復させるしかないだろう。乗り降りの待ち時間はチケットの電子化でほぼ無視できる。問題は荷物くらいだ。小型飛行機では荷物を機内に持ち込んでしまえばよい。
空港と鉄道の連携も重要だが、鉄道の整備は事実上不可能に近いので、大半は道路とバスに頼ることになる。バスも電気化されるので、鉄道と環境負荷では大差ないだろう。
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