スパム、いわゆる未承諾広告メールは迷惑メールとも言われるが、企業にとっては有効な宣伝方法であり、禁止することは難しい。
しかし、最近のスパムは自ら未承諾広告と題するほど行儀がよい。その意味では決して昔のような迷惑メールではない。一方で、確かに詐欺まがいの迷惑メールも後を絶たない。両者は区別されるべきだろう。ここでは前者をスパム、後者を迷惑メールと呼ぶことにする。
そうなるとスパムは積極的にビジネスに利用すべきだ。その場合、明確な倫理基準が必要だ。
スパムでは今でも基準がある。例えば、オプトアウトだ。しかし、オプトアウトでは承諾後にメールすることになるので、未承諾メールではない。つまり、スパムには当てはまらない。スパムは原則オプトインでなければならない。
そこで、オプトインでの基準を設ける必要がある。まず、未承諾のまま同じ人に送信するべきではない。ただし、内容が異なるなら送りたくなる。そこで内容が異なる場合でもいっていの期間、送信を控えるようにすべきだ。1週間くらいが妥当だろう。またメールのサイズも最小にすべきだ。細かいことはリンク先に掲載し、メールには要約だけに留める。これは多数の人に送るためにも欠かせない。双方に意味がある取り決めだ。また、送信間隔が十分長いので、送信側も一度に多数に送るのは控えるべきだ。時間をかけて少しずつ送ればよい。ただし、マルチキャストが使えるなら一度に送っても構わない。メールでの効率的なマルチキャストというのは面白いテーマかもしれない。まだ工夫の余地はありそうだ。
また、一度承諾してもいつでも取り消すことのできるリンクも必要だ。
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