2010年1月1日金曜日

仮想世界と現実世界の速度差

時間差でもなく時差でもない。あくまで速度差である。
仮想世界のコミュニケーションがあまりに円滑だと現実世界に戻った時には大きなギャップを感じる。これを速度差と表現した。まるで高速道路から一般道へ戻った時に、ついついスピードを出しすぎてしまうときのよに、2つの世界を行き来すると速度差を感じて、戸惑うことが多い。
仮想世界では、十分なコミュニケーション手段が提供されていれば、物理的な制約に依存せずに活動することができる。仮想世界での仕事の多くは文書作成である。プログラミングも一種の文書作成に違いない。これは考えを表現できればよいので、非常に速くできる。考えをまとめる時間こそが重要だ。よって、考えの訓練さえできていれば、一週間分のたまった仕事を1日でこなすのも無理がない。
それに対して、現実世界の仕事は、特定の場所に移動する必要があったり、特定の物理資源を必要としたり、仕事を行うための条件を整えるだけで時間がかかる。一日にできる打ち合わせには限りがあり、なかなか前進しない。そもそも会議は踊るものだとしてもだ。貴重な時間が浪費されることの方が多い。
よって、現実世界の仕事をどれだけ仮想世界に移行することができるかによって、仕事の効率が変わってくる。

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