子供が幼稚園でクリスマスプレゼントに何が欲しいかと聞かれて、苺のチョコレートケーキと答えていた。他の子はおもちゃが多いのに、食べ物だとは、いかにも食いしん坊らしい。また、まだ金銭感覚のない子供らしい願いだとも思った。かわいい願いなので、叶えてやろうと詳しく聞くと、苺のチョコレートケーキとは、チョコレートケーキの上に苺が乗った一般的なものではなく、チョコレートが苺味のケーキなのだそうだ。さすがに、そのようなケーキは聞いたことがない。
探しても見つからなかったので、現物をいろいろ見せながら誘導していくと、最終的にはおいしいケーキなら何でもよいらしい。それで一安心していたところ、ちょうどクリスマスにインフルエンザになってしまった。子供には「いい子にしていればサンタさんが後でケーキを持ってきてくれるよ」といい、全員が回復するのを待つと大晦日になってしまった。
ところがいざケーキを買いにいくと、何と本物の苺のチョコレートケーキが売っていた。それは不二家の「苺ミルクのチョコレートケーキ」だ。これが子供のイメージにもっとも近い。前からあったのかもしれないが、クリスマスの時期にはなかった。ちょっとしたサンタからのプレゼントだったのかもしれない。
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