2008年6月10日火曜日

耳から目へ、そして耳へ

赤ちゃんは耳で言葉を覚える。決して文字を読んでから言葉を覚えるわけではない。
しかし、やがて学校で文字を学び、本を読んで学ぶことを覚える。
そうなれば自立したことになる。耳で覚える学習には親が付ききりでかかわる必要があるが、目で覚える学習には親は不要だ。
しかし、目による学習は目を酷使するため近視などの問題を生む。
やがて年を取ると目で読むことも難しくなる。同時に耳も遠くなる。しかし、補聴器を使う方が眼鏡よりたやすい。よって目による学習より耳による学習の方が利点が多くなる。最近ではiPodなどもある。目を休めて耳を使う方が何かと都合がよい。
高齢化社会へ向けて耳による学習を普及する努力がもう少し多くてもよい。
そのためには電子ブックの普及と読み上げ技術の向上が必要だ。
読み上げは音声合成だ。音声合成は音声認識に比べればはるかに実用化の近い技術だ。一部の分野、たとえばDTMのVOCALOIDなどでは、ブレークスルーを迎えつつあるように思える。今後いっそう開発に拍車がかかり自動化が進めば、耳による学習の時代となるかもしれない。

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