2008年6月21日土曜日

北京の夏

北京の夏は熱い。今頃の時期はまだましだと思うが、それでも結構熱い。日本ほどではないが、蒸し暑いという感じだ。ヨーロッパの乾燥した暑さではない。
海に近い東京でさえヒートアイランドの対策を始めているのに、陸地の北京が何もしなければ大変なことになるかもしれない。これからますますアスファルト舗装が進み、高層ビルが風を遮り、車が増え、エアコンが普及し、水不足が進むとなれば、かなり問題だ。
ただし、エアコン自体はかなり普及しているようでアパートの各部屋についているようだった。もっとも高い外に室外機が設置してあると地震の時どうなるのかと心配してしまう。おそらく地震はないのだろう。しかし、四川の例を見れば、あり得ないとはいえないのだから対策はするべきだろう。
閑話休題。すでに普及しているエアコンをなるべく早くヒートポンプ式に切り替えるべきだ。それだけでかなりの省エネになる。また、温水もヒートポンプがよい。対策ははっきりしているので一気に進めれば早い時期にCO2の削減目標をクリアできるはずだ。中国が京都議定書の批准にためらう理由はないように思える。ただし、これは北京に限っての話かもしれない。1990年当時まだエアコンを使っていない地域だとすれば、単純に電気を消費する分だけCO2は増えるだろう。

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