トヨタのプリウスも中国では売れていないらしい。それによって、中国ではエコの意識が低いという。
それは確かにそうかもしれないが、かつての日本もそうだったはずだ。
つまり、中国庶民の意識では経済発展が何より優先されるということだ。エコにお金をかける余裕もあまりないのが、実態だろう。まず、生活に必要なもの、そして生活を便利にするものを買う。
そのような中国でニーズにあわないものが売れるはずもない。エコ製品を売るにしてもエコというだけでは売れない。節水や節電の他に機能やデザイン、ブランドというおまけが重要だ。
無理にプリウスを売る必要はない。燃費のよい、それでいて安いリッターカー、おまけに家族で乗れるセダンが一番適している。中国の道路はそれほど悪くない。だから車が小さい必要はない。しかし、燃費は重要だ。ある程度大きくても燃費のよい車であれば十分エコになる。プリウスの出番はその次だろう。まず、車が行き渡ることだ。
それでは遅いと思い人も多いだろう。しかし、無理に買わせようと思っても買うものではない。買いたいものを作ることこそ重要だ。
ちなみに道が平坦なので電動アシスト自転車はあまり売れないだろう。
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