2009年3月2日月曜日

ブログによる意見表明と議論

ブログを用いて個人が意見を容易に表明できるようになってきた。
政府の政策を批判したり、また賛成したりすることができる。このような意見を集計できれば世論調査が瞬時に済む。このようなブログ民主主義という形態も将来は可能になるのかもしれない。もっともSFに近い話ではある。
話を戻すと、現在のブログはまだ意見表明に留まっているという言い方もできる。意見を収集して集計するシステムはできるかもしれないが、そのような集計された意見は民意かもしれないが、つじつまのあった論理的な結論とは言い難い。もっとも集団知が常に遍在するなら民意は常に論理的結論と一致する。しかし、これもまた夢物語だ。
つまり、表明された意見を互いに戦わせて、競争させ、その中から勝者を選び出す必要がある。議論のコロシアムといえるかもしれない。ブログが連携し合って、そのような議論の場が生成されるとおもしろい。しかし、一歩間違えると荒らしとなるので、議論のために専用の砂場が欲しいところだ。つまり、自動的に意見を集めて、砂場を作ってしまうようなシステムが考えられる。
議論にはブログよりむしろ掲示板が適しているかもしれない。しかし、掲示板では参加者が自分の意見をまとめる前に、他人の意見を読み、他人の考えに左右されてしまう。もちろん意見を定めるには根拠も必要であり、その調査段階で先駆者の意見の影響を受けることはあるだろう。結局、その人次第ではある。

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