2009年3月25日水曜日

ストレージの2極化

ストレージの進歩を考える。
HDDには普及品のSATAと高性能なSAS(Serial Attached SCSI)がある。SASはサーバなどで使われる。より正確な表現をするならば、インターフェースのみによって価格や性能が異なるわけではない。SAS HDDは回転数も普及品の1.5〜2倍くらい高く、それだけデータの読み書きも速くできる。よって、価格で比較すれば低速大容量のSATAに対して高速小容量のSASという対比になる。
システムを構成するときキャッシュというのは大変有効な方式だ。ストレージでもキャッシュは有効である。キャッシュを仮定すると、HDDではSATAしか残らないかもしれない。なぜならSASは低価格化するSDDにかなわないからだ。
よって、将来は低速大容量のSATAと高速小容量のSDDの組み合わせが一般的になるだろう。さらに遠い将来にはすべてがSDDになり、HDDはテープの役割を果たすようになるだろう。ただし、HDDにテープほどの信頼性があるかどうかは疑問だ。

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