訳あってWindowsでiSCSIを使うことになった。
本格的に使う前のテストのようなものだ。
そこで、WindowsでiSCSIをテストする簡単な方法をまとめておく。この内容は、既に他のブログなどでも紹介されている方法なので、詳細は原文に譲るとして、それらで話題にされていなかった些細なポイントを補足しておく。
まず、iSCSIだが、SCSIをネットワークに拡張したものだ。USBの普及でSCSIは廃れているが、今でも重要な規格なのだ。このiSCSIでは、ドライブ側をターゲット、PC側をイニシエータと呼ぶ。
イニシエータはMicrosoftが提供している。Microsoft iSCSI Software Initiatorという。Microsoftのダウンロードセンターから無料でダウンロードできる。インストールも簡単だ。
ターゲットは、SRCHACK.ORGの記事で紹介していたStarWindを使うことができる。StarWindには無料のバージョンがある。無料版では最大容量が2GBに制限されるが、テスト用なら十分だ。本格的に使うなら有料版を買うしかないが、結構高い。
無料版をダンロードした後、インストールするが、そのままではまだ使えない。ダウンロード時に登録したメールアドレスにライセンス(Free version Key)のリンクが送られてくるので、これをダウンロードする。次に、StarWindを起動して、Help-Registrationを行う。ダウンロードしたファイルを選択すればよい。
次にイメージファイルデバイスを作成する。Device-Add Deviceを選択し、Image File deviceを作成する。容量は2GBに制限される。RAM deviceやVirtual DVD deviceなども作れる。
ターゲットが用意できたら、イニシエータを起動する。「iSCSI Initiatorのプロッパティ」画面で、Tagertsタブを選び、先ほど作成したターゲットを選択してから、Log Onを行う。これでConnectedになればよい。
作成したイメージファイルデバイスはフォーマットしていないので、「コンピュータの管理」-「ディスクの管理」でフォーマットする。常時使用するならドライブ文字を割り当てる。
これでマイコンピュータにiSCSIドライブが表示される。
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