GRIDYという無料のグループウェアがある。
SaaS方式と言うだけなら、珍しくもないが、OSSでもないのに完全無料となると珍しい。
無料の理由は同社がプロモーショナル・グリッドと呼ぶ仕組みにあるようだ。これは、遊休資源を集めて、それを必要とする組織に提供する仕組みのようだ。
いよいよグリッドがお金になる時代になってきたと言うことらしい。この傾向は大変望ましいと考えている。NTT西日本でも資源提供者に換金するグリッドを提供しているらしいが、NTT東日本では行っていない。これを歯がゆく感じていた。
しかし、資源を必要とする組織(おそらく研究所や大学)がそれほど大きな資金をもっているとは思えないので、これだけでは不十分だろう。前のクラウドによるグリッドで提案したように無料のクラウドを活用することも考慮する必要がある。また、クラウドの方でもデータセンターを拡充する前にグリッドで対処することを検討するべきだろう。クラウドを運営する企業はいずれも潤沢な資金をもっているので、その一部がグリッドに回るだけでも大きな経済効果がある。
GRIDYの動向に注目したい。それにより将来のクラウドとグリッドが連携する未来が見えてくるかもしれない。
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