たまには温故知新もよいだろう。新しいアイデアではないが、古いアイデアをまとめておくことも重要だ。そこで、サーベイも記事に加える。
Shear[1]は、RAIDを特徴パラメータ(ディスク数、パターンサイズ、チャンクサイズ、冗長度、レイアウトなど)を自動的に推定するソフトウェアツールである。SW/HW両RAIDに対して有効に働く。Shearでは、RAIDに対して読み書き行い、その応答を統計的に分析することで、RAID構成を推定する。例えば、パターンサイズP(RAIDディスクの使われ方が等しく繰り返される大きさ)を推定するには、pを変化させながらp間隔にデータを読み書きする。pがPと等しいとき同じディスクにアクセスが集中するため応答が極端に遅くなる。よって応答を解析すればパターンサイズを推定できる。
[1] Timothy E. Denehy, John Bent, Florentina I. Popovici, Andrea C. Arpaci-Dusseau, Remzi H. Arpaci-Dusseau: Deconstructing Storage Array, ASPLOS'04, pp.59-pp.71, 2004
0 件のコメント:
コメントを投稿