ディスプレイの話題が続いたので、ついでにブラウン管(CRT)についても語りたい。
CRTはもはや過去の技術とされ、製品自体が見かけなくなっている。しかし、どのような生命も絶滅するべきでないのと同様に、今不要な技術が将来必要でないとは限らない。したがって、どのような技術も失われてはならない。
しかし、メーカーがCRTの専門技術者を雇用しながら、CRTを作り続けるという技術保全策は現実的でない。そこで、使用していない技術は、いったん技術者の手を離れることになる。問題は、必要になったとき速やかに技術者を育成できるかどうかだ。
そこで、重要な技術は簡単な原理を示したメモ書きや完成品だけではなく、その技術習得の過程まで含めて保存するべきだ。これには教育機関で過去の教材もあるだろう。昔のテレビの本はCRTの説明ばかりだろう。そのような教材自体を製造技術に含めて保存するべきだ。
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