任天堂DSはWiFiをサポートしている。最初はゲーム機とは思えない選択だと思ったが、実際にはそれほど無理のない選択だったようだ。事実、多人数プレイなどで有益に使われている。とはいえ、WiFiが果たしてベストだったのかという疑問は残る。
ここでは、DSがWiMAXをサポートしたらどうなるかを考察してみる。
もっとも異なるのは収益モデルだろう。WiMAXを行うと言うことは通信事業を行うに等しい。ゲーム機の販売で利益を得るのではなく、ゲームの通信料で利益を得るようになる。また、ゲームのパッケージを販売するのではなく、ゲームの使用量を徴収する。つまり、一定の固定費の他に使った分だけ課金するようになる。
従量部分に目を奪われやすいが、少ない固定費でも多くの機器から持続的に得られる収益は大きい。ユーザの利用スタイルも容易に把握できる。
大人の立場からいえば、パケット代が無制限に高くなるのは許し難い。そこで、そのような大人の事情も考慮して、月額の利用時間が制限されるようになるだろう。プリペイド方式のようにしてもよい。これなら親にもある程度受け入れられる。
また、携帯を学校に持って行けなくなる現状と照らし合わせて、DSで携帯の代用を狙えるかもしれない。Skypeがあれば、携帯と同様に使える。また、音声通信ができなくても、GPSで見守りも可能だ。親にとってはGPSさえ付いていれば特に不満はないだろう。
DSが、これらの機能を実現しなければ、今後ゲーム市場はiPhoneに移行していくかもしれない。今のところ人気タイトルをそろえているから有利だが、徐々にiPhoneアプリが浸透すればDSの牙城が脅かされる可能性もある。
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