2009年8月17日月曜日

情報学部の英語教育

情報学部で文学部と同じ英語教育をしてもしかたない。例えば、文学作品を読んだり、ネイティブのように会話できる必要はない。そのようなスキルを身につけたければ文学部に行くべきだ。
情報学部で必要な英語のスキルは、例えば、オフショア開発の仕様書を書いたり、オープンソースのマニュアルを読んだりする技能だ。
TOEICはリスニングに左右される。当たり前だが、会話することが目的だからだ。
しかし、情報系では、リアルタイムな音声会話よりメールやチャットの方がよく使われる。
逆に文学部でそのようなスキルは教わらないだろう。
音声会話はマンツーマンで行う必要があるので生徒と同じだけ教師を確保しなければならない。これは困難であるから、日本語を学びたい学生と英語を学びたい学生同士が巡り会う機会を提供した方がよい。一般的に英語を学びたい学生より日本語を学びたい学生の方が少ないので、報酬に差をつけた方がよいだろう。時差がなく、日本語を学びたい動機を持つ人が多い国の筆頭はフィリピンだろう。今後フィリピンの新たな産業となるかもしれない。そうなれば日本語を学びたい動機もなくなってしまう。そのときは新たな地域を探す必要がある。もっとも国内でまかなえればそれが一番よい。

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