2009年8月26日水曜日

OSSの課題

OSSは様々なところで使われている。一般的にはOSSを使うことで導入コストを削減できる。
しかし、削減できるのは導入コストだけなので、運用コストがかえって増えることがある。
そこで、次に目指すべきは、運用コストを削減できるOSSの開発だろう。これは不可能ではないが、困難ではある。これが可能となればOSS 2.0(次世代のOSS)といってよいだろう。
この問題に対する最大の問題点は、OSSのビジネスモデルだろう。OSS関係の企業はソフトを0円で売り、運営・管理費で収入を得ている。もし、OSS 2.0が、このビジネスモデルを破壊するようならば、既存のOSS企業はこぞって反対することになるかもしれない。OSSだからといって、すべてのOSS企業が賛成するわけではない。
しかし、このような流れは経済的プレッシャーから時間の問題であろう。いつまでも管理費だけで収入を得ることはできない。OSS企業は単なる管理者からITコンサルタントを目指す必要がある。そのためには自身でイノベーションを継続する必要がある。

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