無線LAN(WLAN)は家庭に普及している。
WLANはゲーム機にも使える。今後は、もっと一般的な家電も接続できるだろう。
家庭のWLANはWiFiである。WiFiは1台でおおむね家中をサポートできる。ただし、電力はそれなりに消費するのでコンセントは不可欠だ。
現在、多くの家庭では、WiFiルーターをADSLやFTTHに接続しているだろう。これができる地域は恵まれた地域だ。
より大きな地域をカバーするためにWiMAXが導入されようとしている。
WiMAXはメトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)の最有力候補だ。1台のWiMAX基地局により最大50kmをカバーできる。
WiMAX導入後にはWiFiルーターはWiMAXのSS(subscriber station)になる。
最近、WiMAXの話題に事欠かない。
しかし、よく考えるとすでにADSLやFTTHを導入している家庭にはそれほど必要なものではない。
むしろ、携帯電話と競合する技術だ。
WiMAXでVoIPが可能になると無料のIP通話が普及し、携帯キャリアの財政基盤である通話料が大幅に減少する可能性がある。
そこで、携帯各社はぜがひでもWiMAXのキャリアになって、両方の通話料を支配したいと考えている。しかし、それを許しては通話料が下がらない可能性がある。
高速道路はいまだに無料化されていないが、ネットワークハイウェイ(情報の道路)は限りなく無料化に近づいていく。
総務省は、それが日本の産業を活性化させることになると考えている。ただし、携帯会社がつぶれると経済は減速するかもしれないので、競争条件が過酷過ぎてもだめだ。
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