日本の運輸は車に大きく依存している。
逆にアメリカのように広い国は鉄道輸送が多い。
車より鉄道の方がCO2排出量は低い。一度建造してしまえば鉄道を使ったほうが省エネになる。
日本の運輸を車から鉄道などに移す必要がある。これをモーダルシフトという。
一般論としてモーダルシフトは必要だろう。
しかし、注意しなければならない点もある。このブログではモーダルシフトの問題点を考えておく。
車の技術は急速に進歩している。産業自体が大きいため潤沢な資金を使って研究・開発ができるからだ。それに比べて鉄道は設備投資の割りに市場が狭いといわざるをえない。日本の鉄道を海外に売ることはできない。新幹線は例外だ。それに対して、車はハイブリッド、燃料電池、EVなどにより低公害化、省エネ化、CO2排出量削減が進行している。
このまま、順調に車の省エネが進行すればモーダルシフトをしなくても同じ効果が得られるかもしれない。例えば、自然エネルギーだけで走行可能な車を実現されれば鉄道を使わないほうがよいことになる。
鉄道には、省エネの利点もあるが、多くの問題点もある。小回りが利かないことが最大の欠点だ。また、新たな路線を開発することも極めて困難だ。その点、船や航空にはない欠点だ。路線開発は金銭だけでなく環境負荷も高い。
これらのことを総合的に考えてモーダルシフトが必要かどうかを論じる必要がある。
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