経済産業省が国内SaaSベンダーのサービスを認証統合してポータルを作成したらしい。その名もJ-SaaSという。
SaaS推進派の私としてはがんばって欲しい。しかし、多分盛り上がらないだろう。理由は、価格にある。驚くほどのコストダウンにはならないだろうからだ。SaaSの価格の決め方には常々疑問を感じる。既存サービスとの相対的な差で決定しているように思えるからだ。そこには消費者に利益を還元しようという発想がない。本来ならば開発費を償却し、維持費をまかなえる分に利益を上乗せして決めればよい。必要以上の利益を得るのも企業としては当然かもしれないが、それでは普及しない。
J-SaaSには有料のサービスの他に、無料のサービスも多く含めるべきだ。また、体験版のようなものも提供するべきだ。今のままだと単なるショーケースにしかならないだろう。これは提供者のためのサービスであり、利用者のためのサービスではないように思える。
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