SunがOracleに買収された。SunはMySQLを買収していたので、MySQLがOracleに買収されたことにもなる。
MySQLといえばOSSでは標準データベースとして知られ、Oracleのシェアを潜在的に切り崩していた。
この結果、無料版MySQLがなくなるか、あるいはコミュニティで開発を続けるか、今後の方向性によってOSS界に大きな変動が生じるだろう。
代わってPostgreSQLの台頭が予想される。MySQLの急激な成長の前はPostgreSQLが主流を占めていた時期もある。特に日本では。これから日本のPostgreSQLのノウハウが活用されるようになるのかもしれない。
しかし、小規模のOSSではMySQLやPostgreSQLでも大きすぎると考えられ、SQLiteを標準とすることもある。個人的には、この動きは正しいと思う。
いずれにせよOSS界では、多くのアプリがDBMSのバリエーションを広げるようになるだろう。また、OSS DBMSの開発が活性化されるだろう。
MySQLのシェアが下がるのは時間の問題だ。ただし、OSS分野に限ってはである。商用分野では逆にMySQLの採用が増えるかもしれない。MySQLにとっては別に悲観することではないだろう。
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