正確には論文というより記事かもしれない。
しかし、自らの主張を立証する文は論文といえる。
ジャーナリストの論文には特徴がある。
数学者が定理を用いるように権威者の証言を求めることだ。
しかし、数学の定理なら1つで十分だが、一人の権威者の発言が常に正しいわけではない。そこで複数の証言をとる。しかも、なるべく公平となるように異なる意見に耳を傾ける。その中で意見の大勢と自らの推論を加味する。
このような方法は科学の世界で広く行われている。
世の中の多くの人は、科学が100%正しいと思っているかもしれないが、そうでないことは科学者自身がよく知っている。
正確にいえば科学は100%に近づけるように努力している最中なのだ。
なぜかといえば一部の分野をのぞけば、科学では演繹と帰納の2種類の推論を行う。帰納的に推論した時点で絶対ということはいえなくなる。
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