2010年2月9日火曜日

リコール問題

トヨタが大量のリコールを行っていることは国際的なニュースだ。いよいよ国内のプリウスにも飛び火している。
私自身はトヨタに乗っていないので、実際のところどの程度のトラブルなのか実感できない。しかし、プリウスのクレームは、ハイブリッド特有のものというよりABSそのものの味付けに由来しているように思える。ABSは、タイヤがロックすることによる摩擦の減少を意図的にロックを解除することで復元する技術だ。飛行機やモータースポーツでは当たり前だし、最近の車はほとんどすべてABSを導入している。
しかし、初心者にとってABSというのは油断のできないものだ。私自身はホンダに乗っているが、そのABSも時々ひやりとさせられる。同じように、凍った路面でブレーキを掛けてもなかなか止まらないからだ。ブレーキをいくら踏んでもずるずると滑っていく時には肝が冷える。ABSだから短く止まるかといえば、どうもそうではないらしいと思っている。低速の時はかえって止まらないような気がしている。
もしホンダのブレーキも同様であるなら、トヨタだけでなくホンダもリコールするだろう。逆に言えば、日本のほとんどの車はリコールしなければならないだろう。
それは大変なことだが、リコール隠しの三菱がどうなったか知らないものはいない。だから、リコールするなら、断固としてしなければならない。
今後は、逆にABSをはずすオプションが登場するかもしれない。

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