2007年12月31日月曜日

重大問題

年末になると、その年の総括として、十(重)大ニュースを発表している。
それにちなんで、自分なりの重大ニュースならぬ重大問題をまとめておく。
なお、番号をつけているが順不同である。
1. 地球温暖化問題
 今年のノーベル平和賞も地球温暖化問題への貢献だった。
2. 資源問題
 石油枯渇だけではなく、様々な資源が不足していく。
3. 政治のねじれ
 与党の衆議院と野党の参議院が対立する構図はいつまで続くのか、その間日本の政治は空白となるのか、世界的には小さな問題でも、国内的には大きな関心ごとだ。
 もっと広く政治問題となれば、リーダー不在が最大の問題かもしれない。
4. サブプライムローン問題
 この地雷はいつ爆発するか分からない。
5. 人口問題
 政局化している年金問題も、元をただせば人口バランスの問題だ。少子化、高齢化、それに伴う教育問題、医療問題、
6. 財政問題
 一説によると国の財政問題は既に解決しつつあるとも言われるが、少なくとも福祉に充てる税金は減るだろう。今後は自治体の財政問題が焦点となりそうだ。
7. 教育問題
 PISA順位は低下しつつある。あらゆる対策が焼け石に水のようだ。競争相手がいるのだから、少し努力する程度では追いつかないのだろう。
8. 北朝鮮問題
 核問題と言い換えてもよい。遠くのイランより近くの北朝鮮が日本にとっては問題だろう。
9. 領土問題
 いつまでも「触らぬ神にたたりなし」では済まない。
10. 憲法問題
 当面、改憲されることはなさそうだが、議論しなくてよいわけではない。
これらの問題は非常に大きな問題であり、いずれはこのブログでも取り上げてみたい。所詮、素人だからと何も考えないのが一番よくない。

2007年12月30日日曜日

びん・かん・ペットボトル

自治体によってはびん・かん・ペットボトルを分別することがある。私の住む自治体でもこれらは分別することになっている。
しかし、同じ市内のコンビニのゴミ箱を見ると、入り口こそ2つあるが、中は共通で分別されていない。一般家庭と業者で分別方法が異なるとも思えないので、業者が独自に分別するのだろうと考えていた。しかし、まじめな店では店員が分別するが、大半は混ざったままゴミ回収業者に引き取られるらしい。
それでは、業者が分別して処分するかといえば、おそらくそんなことはない。業者はコストを優先するので、決してリサイクルしようとは思わない。(少なくとも現在の)リサイクルは石油と経費を余計に消費するだけだ。
しかし、びん・かん・ペットボトルの中には十分に資源として活用できるものもある。例えば、アルミ缶だ。今、資源危機が懸念されている。鉄でさえ不足するほどなので、アルミやその他の比較的高価な材料は貴重な資源だ。希少なものには価値がある。
資源としてほとんど無尽蔵のびんと、高価だが適切なリサイクル方法のないペットボトルはあきらめるしかない。リユーズできるびんは理想的な容器に見えるが、重く壊れやすい。中身の重量と容器の重量の比率が小さい。中身が安いと輸送料を賄えない。そのためアルコールぐらいしか用途がない。ペットボトルは石油を資源とするため一見すると貴重な資源だが、それをリサイクルするにはさらに石油を消費する。そのため燃やしたほうがよい。
しかし、適切な施設さえあれば、かんを分別するのはそれほど難しくないだろう。磁石を使ってアルミと鉄を分別する施設は既に存在する。問題は、そのような施設に十分な処理能力があるかどうかと、その施設へ輸送するコストだ。
エネルギーさえ石油以外のものを使えるなら、全部まとめて燃やしてから、その灰の中から必要が元素を抽出したほうが効率がよいかもしれない。ゴミが21世紀の鉱山となる。

クラウド

IT業界では新しい概念が次々と登場する。これらが最初に英語で登場し、適切な日本語訳がないので、カタカナのまま使われる。その結果、元の英語がわからなくなってしまうことがある。
最近では「クラウド」が要注意の言葉だ。
クラウドには、群集を表すcrowdと雲を表すcloudがある。前者は集合知(wisdom of crowd)やクラウドソーシング(Crowdsourcing)として知られる。後者はクラウドコンピューティング(cloud computing)として知られる。両者は似て異なるものだ。これらを正確に区別して使う必要がある。
群集が重要なのはWeb 2.0からも明らかだ。コンピュータだけでは解決できない高度な知的生産を多数の人の知識を駆使して解決することがWeb 2.0の本質の1つでもある。
Cloud computingはGoogle CEO Eric Schmidtの提唱といわれる概念で、計算を雲で表されるインターネットで行うものだ。自分なりの解釈を交えると、単独のサーバではなく実体のとらえにくいサーバ群により処理が行われると考えられる。Googleの検索が代表例だが、P2Pも含まれるだろう。要は「あちら側」ならどこでもよい。
ところで集合知はwisdom of crowdが正しいが、これをもじってBusiness Weekに「Google and the Wisdom of Clouds」という記事が掲載された。これでよけいに混乱する人が増えたのではないかと思う。
実を言えば私もその一人だ。そのため、この記事でこれらを整理したいと考えた。

ITSで自動車業界が滅ぶ?

ITSで自動運転が可能になるかもしれない。ちなみに、ITSは夢の技術ではない。また、必ずしも自動運転を目指すものでもない。よって、これは仮定の話だ。
ITSで自動運転が可能になれば、車は単なる移動手段になる。
そのとき自動車事故や飲酒運転が減り、ばら色の未来が訪れるかのように見える。
しかし、運転する楽しみがなくなる。
人命のためには多少の嗜好は制限されてもしかるべきだと考える人は少なくないだろう。また、基本的には運転が好きでもいつも運転したいとは限らない人も多い。例えば、移動中に急ぎの仕事をしたい人などだ。
しかし、問題はそれ以上に深刻かもしれない。
なぜなら、運転する楽しみがなくなれば、単に走りさえすれば車になるということを意味する。運転しないなら多少の乗り心地は無視できる。誰がタクシーの乗り心地に文句を言うだろう。
そうなると、決め細やかなチューニングが不要となる。今の車は統合型商品だといわれている。これは単に部品を組み合わせるだけでなく細かなすりあわせを必要とするからだ。しかし、チューニングが不要なら部品を組み合わせるだけで作られるモジュール型商品になってしまう。
モジュール型商品はアメリカを始め、中国などの得意分野だ。少なくとも日本企業は太刀打ちできない。
したがって、自動運転という夢の技術を追求すると日本の大きな産業の一つである自動車産業自体が国外に流出せざるをえないということになる。自動車産業を失った日本にどんな産業が残るのだろうか?それまでにロボット産業が育っているだろうか?あまり楽観できない。

トラックの速度

高速道路を走るトラックが制限速度を厳守していることが多くなったように思う。
これは環境問題のためか、あるいはガソリン価格の高騰のためか、いずれにしても結構なことだ。
また、これらの理由から安くて速いトラック輸送は困難になった。ガソリン価格の急騰は企業努力で値段を据え置くことができる状況ではない。それをしたら倒産するしかない。安ければゆっくり輸送するしかない。
おそらくトラック業界は安くて安全に輸送する大手と高いが高速輸送する零細に別れるのだろう。誰でも高付加価値の後者を選択したがるが、それほど需要があるわけではない。
今までは多少の無理も輸送業界が受け入れていたため、顧客は立場を利用して強く出ることもできたろう。しかし、もはや低価格を受け入れる体力が業界にない。そのため多くの業者が転職することになり、その結果生き残った業者は逆に強い立場に立つ。その業者に依頼するしか方法がないので、輸送量は高くなる。
顧客は業者への依頼を安くするため自分自身のビジネスモデルを見直す。本当に時間を短くする必要があるのか考え、高いコストを払ってもその価値がある少数の企業だけが高付加価値の依頼をする。
その結果、全体としてはゆっくり走っても営業できるトラックが増える。

ガラスの便器

以前、トイレの便器が陶器なのは問題ではないかと、問題提起した。
その代案を述べていなかった。
私案としてガラスを提案する。
私は陶器に詳しくないことを告白し、素人考えであることを明白にしたうえで、主張する。
陶器は粘土を焼いたものだ。焼いた粘土が再使用できるのかどうかがよくわからない。再使用できるなら特に問題ないが、決して容易ではないだろう。
それに対してガラスは化学的に安定しており、容易に再利用することもできる。陶器より便器の素材としては理想的だと思う。
それならば、なぜ今便器にガラスが使われていないのか?それが問題だ。
想像だが、強度ではないだろうか?
しかし、強度に問題があっても、それで壊れても再利用可能なら交換すればよいだけだ。逆に、定期的に交換することでリフレッシュするサービスも考えられる。
ところで、調べてみると、松下電工から有機ガラスの便器を用いた全自動掃除トイレが商品化されている。つまり、とっくにガラスの利点は理解されていたわけだ。
それでは、なぜ他のメーカーはガラス製便器を作らないのか?
1つの答えは陶器メーカー出身のため、ガラス生産の技術を持っていないからだろう。だとすれば、ガラスメーカーにとって大きな市場を獲得するチャンスかもしれない。
しかし、便器はガラスだけではなりたたない。台座までガラスにするとさすがに強度がたりないだろう。2つの素材を組み合わせるほうがよいだろう。
もう1つは従来どおりの陶器かもしれない。あるいは木材でもよいだろう。

モーダルシフトは必要か

日本の運輸は車に大きく依存している。
逆にアメリカのように広い国は鉄道輸送が多い。
車より鉄道の方がCO2排出量は低い。一度建造してしまえば鉄道を使ったほうが省エネになる。
日本の運輸を車から鉄道などに移す必要がある。これをモーダルシフトという。
一般論としてモーダルシフトは必要だろう。
しかし、注意しなければならない点もある。このブログではモーダルシフトの問題点を考えておく。
車の技術は急速に進歩している。産業自体が大きいため潤沢な資金を使って研究・開発ができるからだ。それに比べて鉄道は設備投資の割りに市場が狭いといわざるをえない。日本の鉄道を海外に売ることはできない。新幹線は例外だ。それに対して、車はハイブリッド、燃料電池、EVなどにより低公害化、省エネ化、CO2排出量削減が進行している。
このまま、順調に車の省エネが進行すればモーダルシフトをしなくても同じ効果が得られるかもしれない。例えば、自然エネルギーだけで走行可能な車を実現されれば鉄道を使わないほうがよいことになる。
鉄道には、省エネの利点もあるが、多くの問題点もある。小回りが利かないことが最大の欠点だ。また、新たな路線を開発することも極めて困難だ。その点、船や航空にはない欠点だ。路線開発は金銭だけでなく環境負荷も高い。
これらのことを総合的に考えてモーダルシフトが必要かどうかを論じる必要がある。

カーナビにインターネットラジオを

NTTやauの定額データ通信サービスを使えば、車でインターネットを使うことができる。
そのとき、便利なサービスの1つがインターネットラジオだと思う。
既存のラジオは地方性が強くお気に入りの番組があっても全国どこでも聞くことができるわけではない。しかし、見知らぬ地方局をいちいち選曲するのも面倒だ。運転手が選曲に集中するのは危険だ。
カーナビはりっぱなコンピュータだ。車の中では最大のコンピュータといってもよい。カーナビにインターネットラジオ機能をつけるのは自然な流れだろう。
付け加えるならば、定額データ通信サービスを使えば、渋滞情報をリアルタイムに配信したり、地図データをリアルタイムに更新することもできる。これらはいうまでもなくカーナビで実現されるだろう。だから、ここでは言う必要がありそうなインターネットラジオ機能を付加してほしいと述べておく。
インターネットラジオはライブでなくてもよい。むしろ好きな番組をいつでも聞くことができるということが重要だ。
個人的には子供番組を選曲できるようにして欲しい。長距離ドライブで子供が退屈して困るからだ。特に渋滞に巻き込まれると泣く子もいるだろう。ぜひ欲しい。

逆さに置ける容器

逆さに置けるケチャップが売れているらしい。
同じようにマヨネーズ、蜂蜜も逆さに置けると売れるかもしれない。
逆さに置く容器を作るのは結構難しい。だから、どんな容器でも逆さに固定できる器具を作ればよい。100円ショップで売れるくらいのものができれば便利に使えるのではないだろうか。

PAにコンビニを

関越自動車道 山谷PAにはコンビニがある。24時間開店しているし、必要なものはほとんどすべて揃うので大変便利だ。下手なSAよりコンビニのあるPAの方がよい。
日本中のPAにコンビニができると長距離ドライブも便利になる。
ただし、コンビニにとっては街中ほど集客があるかどうかわからないので、積極的に出店するかどうか定かでない。
成功のポイントは今模索中だろう。無駄な生鮮食品をできるだけ減らす必要があるだろう。一方で、売れ筋の商品ははずせない。
街中とは異なる商品展開やノウハウが必要なはずだ。

学会公認OSS

日本医師会が開発したOSSの診療報酬システムが順調にシェアを獲得している。
これにはいくつかの理由がある。
もちろんOSSだから無料であるという点は非常に大きい。
しかし、独自開発のOSSでは必ずしも、これほど成功はしなかったろう。日本医師会という学会が公認している安心感が大きい。医療の現場では日本医師会の影響は絶大だろうと想像する。
さらに、診療報酬システム自体が特に革新的なものではなく、決められたルールに基づき処理するルーチンワークである点も見逃せない。このようなルーチンワークはOSSの格好の標的となる。そのようなサービスを提供している企業はOSSの脅威にさらされるはずだ。同じような状況がECやグループウェアにも当てはまる。何らかの特色を持たないサービスはOSSによって淘汰される。
ルーチンワークとなった業務はOSSにシフトする。これは正しい進化だ。既存企業はその進化に対応すべくサービスそのものを進化させなければならない。
評価すべきは日本医師会の態度だろう。日本医師会が病院第一の組織である点が幸いした。他の学会では企業が構成員となるのでその企業の営業を圧迫するようなOSSを開発することは難しい。しかし、OSSは確実に病院の経営を助けてくれる。医療会計企業も多いが医師会にとっては関連業界より病院の方が重要である。他の学会に医師会の真似ができるかどうかは疑問だ。
しかし、このブログではかねてから主張しているように日本のサービス業の生産性を上げるためにはルーチンワークを積極的にOSSに移転し、コストを削減するしかない。特に自治体業務をOSSにするべきだ。自治体には学会がないだろうが、政府がいるので開発は可能だ。

2007年12月27日木曜日

情報洪水

普段、なにげに情報洪水という言葉を使うことがある。
(そのような職種は特殊かもしれないが、IT業界では珍しくないだろう。)
しかし、情報洪水という言葉は、奥が深いというべきか、混乱しているというべきか、はっきりしない。
情報洪水には3つの英語がある。
1. Information Pollution
おそらくはオリジナルだろう。しかし日本語に直訳すると情報汚染となる。これを洪水と訳したのはなぜだろう。問題の深刻さを強調する表現だ。
2. Information Overload
上記より新しいが最も一般的な意味だろう。しかし日本語では情報洪水と区別するため情報オーバーロードとカタカナで呼ばれることも多い。
3. Information Flood
日本語そのままの直訳である。それゆえ英語で意味が通じるかわからない。

Zohoはよい

このブログでは、Googleのサービスの2つの問題点を指摘した。
1つはWikiがないこと、もう1つは(HTMLエディタでない)ワープロがないことだ。
しかし、Zohoはそのいずれも実現し、Google同様に無料で利用できる。
しかし、問題がないわけではない。
企業のビジネスモデルの違いで、Zohoのストレージ容量はGoogleより小さい。
例えば、Writerは今でこそ無制限だが、そのうち1GBになるようだ。
サービスに課金するビジネスモデルである以上、無制限のサービスはありえないだろう。
Zohoのシステムはすばらしいが、ビジネスモデルは問題だ。
ただで使えないから問題だというのではなく、サービス課金のモデルではGoogleに対抗できないと思うからだ。

livedoor Blogのプライベートモード

このような機能が欲しかった。Bloggerでも欲しい。
しかし、無料版で登録できるIDの数が20件では少なすぎる。
なぜ、このような機能に注目するかというと、これにより大学等に蓄積されたコンテンツがブログに移転する可能性があると考えているからだ。
少なくとも自分ではそうしたい。
そうしたい理由はブログシステムのメンテナンスをやめたいからだ。
同じ考えの人は少なくないだろう。

ところで、話が変わるが、プライベートモードを持ったBlogはフレパ(SNS)と何が違うのだろう。OpenIDに対応していることだろうか?それならOpenSocialになるとどうなるのか?
今は隆盛を誇るブログだが、変革のときが近づいている。

2007年12月25日火曜日

SEの出世

SEという職業はコンピュータが誕生してから生まれたものだ。
その歴史はまだまだ浅い。
今、団塊世代の退職が始まった。しかし、団塊世代で本当の意味でSEといえる人はほとんどいない。「本当の意味」とは、これが少々あいまいだが、ここではSE教育を受けてきた人という意味にしておく。
実はSE教育を受けてSEになった人は最も高齢でも40才台だろう。おそらくは30才台が大半のはずだ(全体ではなく上限の年齢だ)。
SEの上にはプロジェクトマネージャなど様々な職種がある。しかし、そのような職に転職できるのは、よほど経験値をためたキャラクタだけだというのはゲームも現実も変わらない。
出世の道からはずれたSEは、副収入の道を模索するか、出世とは無縁の創造活動に精を出すのではないだろうか?
その創造活動とはオープンソースソフトウェアのムーブメントだ。
実際には、OSSの開発に参加しているプログラマーは一線級のプログラマーだ。でなければ、あれだけのソースを管理できない。しかし、多くのSEが部分的にでもOSSに関与する時代がこれから来るのではないかと想像する。
それは会社内での出世は概ね40才台で決まるからだ。これから出世以外の道を模索するSEが続出するのではないだろうか?

冷暖房費の節約は逆効果?

冷暖房費を節約することで省エネを行うことが一般的になっている。
しかし、いきすぎた冷暖房費節約は逆効果になることがある。
例えば、空調の暖房が寒いと、今度は個別に暖房器具を使うようになる。それでは省エネにならない。
無駄なエネルギーを減らすことは重要だが、税金のように取りやすいところから取るという発想で、節約しやすいところからだけ節約すると、活動できないレベルにまで節約してしまうことがある。
むしろ、必要なエネルギーを確保するためにグリーン発電を行うという方向に転換する必要がある。
必要なエネルギーは使わなくてはいけない。しかし、CO2の発生をなるべく減らすようにエネルギーを増やさなければならない。

無意味の意味

報告書の形式が整っていないことがある。
確かに形式など無意味ともいえる。形式によって内容の価値が増減するわけではない。
しかし、形式など無意味だといえる資格を持つものは、その無意味な形式をきちんと実践しているものだけだ。
形式すら守れない(形式を実現するスキルがない)ものに、それを言う資格はない。
その意味では、無意味なことにも意味がある。
なお、報告書に一定の形式があるのは、それなりの理由がある。たいした理由ではないこともあるが、理由がないわけではない。

ドコモがGoogleと連携した

このブログでは前から携帯とPCの企業連携について考察してきた。
その中でドコモはMicrosoftと連携したらどうかと提案したが、実際にはGoogleと連携した。
これは必ずしも失敗ではないが、Microsoftとの連携の方が実利は大きかったのではないかと思う。
しかし、現時点ではMicrosoftのWindows LiveはWindows PCしか対象としていない。HotmailもRIA化している。携帯を重視していない証拠だろう。しかし、これは動きが鈍いだけでGoogleの後を追うように携帯にシフトすることは間違いないと考える。
Googleを選択したことで、Microsoftとの連携はなくなったと見てよいだろう。
これは、auがGoogleと連携したことを受けて、焦燥感を募らせたドコモが追随したということだろう。追随できたドコモはまだよい、追随できないSBMは相対的にサービスが低下する。
また、gooの存在価値も下がった。

2007年12月24日月曜日

日本企業はサーバを強化せよ

日本企業のサービスがいずれも海外企業に比べて大きく見劣りする点はサービスの利用条件、特にストレージ容量である。
Gmailが5GBを超えようとしているとき、Gooメールは25MB、Yahoo! Japanメールでも1GBだ。これだけで勝負にならないことがわかる。もっとも日本のポータルサイトは世界を見ていないので、競争相手に勝てればよいと考えているかもしれない。しかし、言語の壁はもしかすると以外に低いかもしれない。攻めに行かないなら負けるのを待つだけだ。
このような容量の格差はサーバファームの大きさに由来する。Googleには数百万台のサーバがある。もしも、そのすべてが1TBのHDDを装備すればEBに届くストレージを持っていることになる。
サーバファームの差はストレージだけでなく処理能力にも影響を与える。本来は処理能力こそ必要なものだ。
しかし、サーバファームの大きさはビジネスのスケールに依存する。日本だけでビジネスを展開する発想ではそれほど大きなサーバは必要ない。しかし、それではやがて確実に渡来する黒船を待つだけだ。
すべての企業がサーバファームを持つ必要はない。サーバファームを専業とする企業とそうでない企業に分かれ、専業企業は世界を相手にするべきだ。
ITがグリーンであるためには、利用率を高める必要がある。それには強者に集中する必要がある。その意味でもサーバの自営に固執せず、二極化する必要がある。

Gooはどこへいく

GooはNTTレゾナントが経営するポータルサイトだ。
光ファイバのISPで言えばFlet's、携帯のキャリアで言えばドコモという膨大な客層を持つにもかかわらず、全く振るわない。
基本的なサービスは他に大きく引き離されており、ユニークなサービスといえば「教えてGoo」くらいだ。それも「はてな人力」とどう違うのかといわれれば大差ないとしかいいようがない。
しかし、「gooラボ」には面白そうなサービスがたくさんある。これらがいち早く本格投入されればかなり差別化できるだろう。しかし、差別化はできるだろうが、キラーサービスになるかといえば疑問だ。あれば便利だが、なくても困らないものばかりだからだ。
もともと資本も開発力もある会社なのだが、大企業病なのか行動が遅い。これらのサービスを点から線に、そして面に展開して、新しい次元のサービスを創出するべきだ。そのためには、各サービスの連携を図り、それが困難が原因を追究することだ。また、それらのビジネスモデルも考える必要がある。
NTTの強みはやはり日本最大のキャリアだということだ。それゆえキャリアを無料で解放することに躊躇してしまう。しかし、今後はあらゆる面で定額制が浸透するので、いつかは高次のサービスへ軸足を移す必要がある。
NTTはキャリアとしてほぼ日本のインターネットを支配しているといってもよいのだからもっと強気の戦略を立ててもよいように思う。しかし、その中でポータルで稼ぐというモデルだけは考えにくい。ゆえにgooはお荷物だ。
livedoorはメールをGmailにした。gooもそうすべきだ。そして空いた資源を別のサービスに向けるべきだ。別のサービスとは他者の後追いではない。個人的にはVoIPや電子会議の類だと考えている。
日本は世界一低額かつブロードバンドが普及している国である。ゆえに他国が真似できない高品質サービスを提供できる。例えば、YouTubeとBlogのマッシュアップ、Skypeとの相互接続、テキストではなくビデオや音声を直接処理するソーシャルサービスなどが考えられる。

GoogleとWiki

なぜGoogleはWikiを提供しないのか?
考えてみれば、これは不思議なことだ。なぜなら、今のところGoogleはありとあらゆるサービスに手を伸ばしているからだ。Bloggerでブログを提供したなら、次に無限ともいえるストレージを利用してWikiを始めてもおかしくない。
最近になってGoogleがWikiを始めるというニュースがあった。具体的にはJotspotというWikiホスティングの会社を買収しているらしい。また、KnolというサービスでWikipediaに対抗するらしい。これからGoogleのWikiに注目したい。
話を元に戻すと、なぜGoogleはWikiへの対応が遅れたのかという疑問が残る。買収するのに適切な会社がなかったか、まわせる資金がなかったという単純な理由かもしれない。
しかし、技術的な問題もあるのではないかと考える。Googleはサーチエンジンがメインの会社だ。その中ではPageRankと呼ばれる仕組みを使う。PageRankでは参照関係を解析する必要がある。Wikiのようにあらゆる語をリンクするとPageRankに相当の負荷がかかることが予想される。WikiはPageRankの天敵ともいえる。そのため、最後に回したのではないだろうか?
手遅れにならない程度に遅れて市場に参入できればよいと考えたのだろう。

LivedoorとGoogle

Livedoorは敬遠していたが、どうやら食わず嫌いだったようだ。
LivedoorのメールはGmailそのもので、Googleを多用する自分としては大変好都合だった。
メールというコストの高いサービスをGoogleにアウトソーシングしてしまうところは経営的に正しい判断といえる。

ところで、舌の根が乾かぬうちに、逆のことをいうようだが、結構困ることがある。
それは、livedoorとGoogleのアカウントを同時に使うと混乱することがあるということだ。
いうなれば2つのGoogleアカウントを使うわけだから混乱するのも当然だ。
具体的には、livedoorメールを使っていたら、Bloggerへの投稿ができなくなった。メールを閉じたら投稿できた。

LivedoorとGoogle

Livedoorは敬遠していたが、どうやら食わず嫌いだったようだ。
LivedoorのメールはGmailそのもので、Googleを多用する自分としては大変好都合だった。
メールというコストの高いサービスをGoogleにアウトソーシングしてしまうところは経営的に正しい判断といえる。

Wikiを始めた

Wikiをしようと思ったが、PukiWikiなどを使うとわざわざサーバを用意しなければならない。
コンテンツを保護する必要があるときにはやむをえないが、そうでなければ面倒だ。
無料のポータルサイトでWikiができるところを探していたら、Livedoor Wikiがあった。他のポータルはまだWikiに対応していないようだ。Blogの次はWikiだと考えているらしい。何かと世間を騒がすところだが、この辺はさすがというべきだろう。
ポストBlogがWikiになるかどうかは多分に疑問がある。すでにミニブログへ移行する流れがあり、Wikiは知識を再編集するために(Wikipediaなどで)使われているが、編集には注意を要するので、ブログに飽きた人が手をつけるとは思えない。手をつけてもすぎに離れていくだろう。
しかし、個人的にはWikiを使うことができるので助かる。もっとも何に使うかはこれから考えていく。

マウスパッド座布団

子供のいすが木製でよくすべる。
いかにも食べづらそうだった。
座布団を買ったがゴムが付いていないものだった。紐で固定するものだったが、ぴったり固定はできない。
座りにくそうだったので、マウスパッドを使ってみた。
するとすべりがピタリと止まり具合がよい。

AtomとRSS

フィードのないWebは考えられなくなってきた。
フィードにはRSSとAtomがある。
RSSは先発であり、広く普及もしているが、その歴史は混乱そのものだ。特定の個人の意見が強く影響するため、将来性にも疑問がある。その点、Atomは理にかなった策定プロセスで仕様を決定している。
BloggerはAtom専用だが、FeedBurnerでRSSに変換できる。逆に、RSSをAtomに変換することもできる。
いずれか一方でよいのならAtomを選択したほうがよいだろう。Bloggerの選択は理にかなっている。

ミニブログの意義

ブログからミニブログにブームが移っている。
ブログはそれなりにまとまった内容を掲載するので記事を書くのが大変だ。それに対してミニブログでは短いコメントを掲載するだけでよい。手間を考えれば自然とミニブログへ移行するのはうなずける。
このブログもどちらかといえばミニブログに近い。よくできたブログでは複数ページにまたがる記事を執筆しているが、Bloggerには元々そのような機能はない。したがって、Blogger自体がミニブログ的な性格を持っていたともいえる。
ミニブログには、Twitterに代表されるフロー型とTumblrのようなストック型があるそうだ。前者についてはまだ結論を得ていないが、後者に関してはあまり必要性を感じない。大は小を兼ねるし、手間もさほど変わらない。むしろ本格的なブログの方が便利な機能が充実している分だけ楽をできる。

Java版XAMPPが欲しい(オールインワンApache)

XAMPPはapache friendだ。Apacheの友人を自称する以上、Apacheのすべてのプロジェクトを手軽に使えるようにすることを目指すべきだろう。
今のXAMPPにおけるTomcatの扱いはアドオンであり、つまりは付け足しだ。そのためコントロールパネルで制御することができない。
元々XAMPPはPHPをLAMPから発したものなので、Javaを重視していない。というより一切無視していたといってもよい。しかし、Java版XAMPPはPHP版XAMPPに勝るとも劣らないニーズがある。
これからのXAMPPはJava版も配布して欲しいと思う。
さもなければ他のプロジェクトでオールインワンApacheを作らないものだろうか?

2007年12月23日日曜日

Greasemonkeyのエディタを設定する

これはメモです。
Greasemonkeyをインストールしたが、編集ボタンをいくら押しても何も起動しない。
どうやらエディタの設定がおかしいらしい。
どうすれば直るのかと困っていたら、about:configでgreasemonkey.editorの値を変更すればよいことが分かった。

2007年12月22日土曜日

Ajaxのワープロ

Ajaxのワープロが欲しい。
理由は、文書をサーバに保存でき、どこでも仕事ができるからだ。もちろん、オンラインならばだが。
Googleドキュメントは、ここでいうAjaxワープロではない。Ajaxだが、ワープロではない。
Googleドキュメントの「文書」は明らかにWordを意識しているが、決定的な違いがある。それは紙のサイズを意識してレイアウトすることができるかどうかだ。
ワープロの定義は人により異なるだろう。ある人は文字を装飾できればワープロだという。それならばWYSIWYGのHTMLエディタもワープロだ。私は、紙の用紙サイズに合わせたレイアウト機能があって初めてワープロだと思う。
その意味では、Google文書では他形式にエクスポートしない限り明確なページレイアウトはできない。また、「HTMLを編集」メニューがある。つまり、Google文書はWYSIWYGのHTMLエディタにすぎない。
Google文書がWordの脅威になると本気で思っている人がいたら、実際にGoogle文書を使っていないか、何か勘違いしているかのどちらかだろう。
したがって、Ajaxの本当のワープロが欲しい。

GoogleのCSS

GoogleのページをFirefoxで読むと、エラーコンソールに多くの警告が表示される。
標準でないCSSをだいぶ使っているようだ。
おそらくはIEのためだろうが、非標準のCSSを使うのは感心できない。
Firefoxで表現できないわけではないが、表現が変わるとプログラムも変わるため、多くのブラウザに対応するのは実際上困難だ。おそらくブラウザ依存の処理はしていないのだろう。
今は非標準を無視するため問題とならないが、非標準をエラーとして扱うと何もできなくなってしまう。
このあたりがクライアントサイドの弱さだ。

マウスにHDD

ちょっと思いついたことを書く。
USBマウスにHDDを入れることはできないだろうか?
HDDといってもSSDだ。
SDメモリスロットを持つマウスくらいならありそうだ。
(調べたらソニーマーケティングから製品だ出ていた。)
しかし、SSDとなるとUSBよりeSATAがよく、マウスとはインターフェースが異なる。
紛らわしいのが10GB以上のUSBメモリをシリコンディスクと称する会社があることだ。
SSDなら100GBを超えるものも珍しくない。10GBでは少なすぎる。
USBでSSDを行ってもよいかもしれない。
(実際インテルはUSB対応SSDを製造しているが、容量は10GB程度)
SSDは小さいのでどこに装備してもかまわない。
マウスやディスプレイに入れるのもありえるだろう。
それによってデザインも多少変わってくるかもしれない。

2007年12月21日金曜日

ThunderbirdをFirefoxのプラグインに

Gmailを使っているとThunderbirdの出る幕がない。
しかし、オフラインでは役に立つ。
GmailはFirefoxで見るので、ThunderbirdがFirefoxのプラグインになれば1つで済む。
共通要素がないわけではない。例えば、HTMLメールを表示するエンジンにGeckoを使う。
ありえない話ではないだろう。

GPCに欲しい機能

アクセス制御ができるとうれしい。
他のページをインクルードしたい。いちいちiframeを書きたくない。
サイドバー以外のレイアウト(例えばトップタブなど)が欲しい。
フリーの素材集があるとうれしい。
コピーしたページの名前を変えたい。コピーしたファイルに「2」というポストフィックスが付くだけというのは気に入らない。
モバイルページを作成したい。PCページと兼用できるとうれしい。
ページ内検索フォームを設置したい。
フォルダを作りたい。

2007年12月19日水曜日

Page Creatorでホームページを作成した

Google Page Creator(GPC)はWYSIWYG(Googleドキュメントで文書を作成するよう)でホームページを作成するサービスだ。
テンプレートが決まっているので、あまり自由度はないが、その代わり手軽にホームページを作成できる。サーバを用意しなくてもよいので、その意味でも楽だ。
必要ならHTML編集もできるので、かなり高度な使い方もできる。
共通のフッターをiframeで読み込むこともできた。
ガジェットも貼り付けることができる。カレンダーを貼り付ければ予定表を公開することもできる。
その他、GPCで面倒なことはドキュメントで作成し、それをリンクすればよい。
かなり使えそうな手ごたえを感じた。

Googleのデザインが変わった

このブログでは、かねてよりGoogleのサービスで横のつながり(リンク)がないことを指摘していた。
最近になってiGoogleのデザインが変わり、Gmailのようになった。
これでGoogleの各ツールを自由に切り替えて使えるようになる。
少し便利になった。
次のステップとして、ツールが増えてくると整理が大変になる。
おそらくトップバー・ガジェットが開発されるだろう。
サイドバー・ガジェットはOSレベルで急速に普及しつつある。
ブラウザのツールバーは勘弁して欲しい。
そうなれば残るのは各ページのトップに表示するトップバーしかない。
GreaseMonkeyと連携すれば、各ページにトップバーを表示することも難しくない。

2007年12月16日日曜日

Gmailと連絡先

Gmailを使っているとメールアドレスがたまっていく。Outlookではアドレス帳として住所や電話番号と統合管理される。そのデータを共有アドレス帳にするアイデアを以前の記事で述べた。最近ではプロフィールを積極的に発信する人もいるので、本人の同意があれば公開してもよいだろう。共有アドレス帳はソーシャルホワイトページになるだろう。
ここではGmailの方を議論したい。
Gmailの連絡先に住所などを加えてアドレス帳にするのが先決だ。

My Firefox

Firefoxには便利なアドオンがある。しかし、パソコンを買い替えるとアドオンを再インストールする必要がある。これは結構面倒だ。
そのような場合、個人のアドオン情報を管理してくれるサービスがあると助かる。このようなサービスをMy Firefoxと表現した。
このようなサービスはFirefox以外のブラウザでも必要だ。しかし、他のブラウザは企業が開発しているので大規模なサポートサイトを準備することも比較的容易だ。
しかし、オープンソースのFirefoxは利益がでないため、サポートサイトの運営が難しいだろう。
するとアドオン情報をエクスポートする機能を用意し、それをUSBメモリにバックアップしておくことになる。

パソコンの買い替え

パソコンを買い替えたときデータを引っ越すのが大変だ。引っ越し作業は概ね以下のように行われる。
(1)インストール
新しいパソコンのセットアップを行う。これはやむを得ない。
(2)通常データのコピー
ここで通常データとはMy Documentなどに保存されるデータをさす。言い換えるとユーザから隠ぺいされていないデータである。それに対してアプリケーションが独自に管理するため、その保存場所が明らかでないデータを特別なデータと呼ぶことにする。
特に最近はHDD容量が大きいのでこの処理に長い時間がかかる。そこで日ごろからバックアップの意味も含めて外部HDDにコピーしておくとよい。変更分だけコピーするフリーウェアもある。
(3)フリーウェアのインストール
フリーウェアを矛盾なくインストールする必要がある。フリーウェアは数も多く、日本語化パッチを別途適用するなど手間がかかるものもある。Linuxではアプリケーションのインストールは自動で行えるが、Windowsではそうはいかない。Winows用レポジトリが必要だ。しかも商用ソフトも管理できるものが望ましい。USBメモリにインストールしておけばよいポータブルなソフトもあり、それらは全部通常データとみなせる。
(4)特別なデータのコピー
アドレス帳、メール、パスワードなど特別なデータを移す必要がある。これらはアプリケーション自体がデータの保存場所をMy Documentにするなどの改善が必要だ。
まとめると、これからのアプリケーションはポータブルであるべきだ。

SimpleDBにProxyを

Amazon Web ServiceにSimpleDBが加わった。
いつかは出るだろうと思っていたが、とうとう出た。
基本的なプラットフォームができたので、いよいよアプリケーションに乗り込むことができるようになる。
まだ、詳しくは調べていないが、他のサービスと同様なら信頼性は確保されているのだろう。
そうなれば欲しい機能はProxyだ。
他にリダイレクトしたり、他からリダイレクトされたりして、他のシステムと連携を図る。
(なければ)ぜひ、実現して欲しい。

2007年12月14日金曜日

Firefoxのお気に入りアドオン

Googleノートブック
Greasemonkey
Gmail Space
GMarks
del.icio.us (Complete)
Google Gears

Googleノートブックをアイデアプロセッサに

Googleノートブックは結構便利だ。
しかし、もう少し工夫があるともっと便利になる。
いまは単なるメモでポストイットのようなものだ。
そうやってスクラップしたメモを集めて整理できるとよい。
そのためにはアイデアプロセッサになるとよい。
基本的なアイデアプロセッサはWordのアウトラインで十分だ。
アウトライン機能を持つメモ帳ができればよい。

シンクライアントは誰のためのソリューションか

シンクライアントの宣伝が増えてきた。
内部統制のために必要という理由が多いが、内部統制はシンクライアントだけで解決できる問題ではない。また、シンクライアントでなくても解決できる。
邪推かもしれないが、日本のパソコンメーカーが生き残るには付加価値の高い企業向けパソコン、すなわちシンクライアントを売るしかないと考えたのではないだろうか。
実は、シンクライアントはユーザ企業のソリューションではなく、メーカーのソリューションなのかも知れない。
コンシューマ市場でパソコンが一家に一台普及し、飽和しつつある。家庭には日中、専業主婦しかいない。だから一台以上パソコンを買うのは無駄だ。一台を使い分けたほうがよい。一方、ビジネス市場では一人一台まで普及する見込みがある。
考えてみればもったいない話だが、一人が家庭と職場で別のパソコンを使うわけだ。それぞれの利益代表者はそう思わないだろうが、一方が使われている時間に他方は使われないのだから、これはりっぱに二重投資だ。世界の資源の無駄遣いだ。
閑話休題、家庭にもシンクライアントが普及するかもしれない。シンクライアントがパソコンより安ければ、朝夕家族が集まったときに一台のパソコンでは足りなくなる。少なくとも端末が足りなくなる。高いパソコンを買うより安いパソコンかあるいはシンクライアントを買うのは理にかなっている。

2007年12月13日木曜日

LMSの問題点~ロールを超えて

e-learningのためにLMS(Learning Management System)を使うことがある。
最近はだいぶ改善されてきたようだが、昔のLMSは使い物にならなかった。
なぜかといえば、教師は学生画面を見ることができず、学生に指導できないからだ。
なんのためのLMSなのかわからなかった。
これはWebアプリケーション全体の教訓となる。
マルチユーザのCMSでは、ユーザのロールでビューが異なる。そのため相手のトラブルを解決できない。マルチロールとするか、相手の画面を確認できる機能が絶対不可欠だ。

SOAPからRESTへ、しかし

Webサービスの主流がSOAPからRESTへ移りつつある。
実際には、当の昔にRESTが主流になっていた。
今後、ますますRESTへ流れていくだろう。
しかし、RESTには問題が多い。
標準がないので、場当たり的な方法が多い。
例えば、PUT、DELETEなどは一般的にサポートされないのでGET、POSTだけで実現する。かどうかもはっきりしない。
RESTツールが標準を作るだろう。それを待つのがよいかもしれない。
どのRESTが生き残るだろうか。

AtomからRSSへの変換

これはメモとして残しておく。
AtomをRSSに変換するにはFeedBurner(http://www.feedburner.com/)を使う。
BloggerのようにAtomしか対応していないブログには必要だ。

TeXが生き残る道

TeXはワープロの普及に伴い衰退してきた。
まだ、一部の学術分野ではかろうじて生き残っているが、その分野でもワープロは徐々に進出しつつある。
やがてTeXは役目を終えてなくなるのかもしれない。
しかし、TeXが便利に使える分野もある。
それは自動定型文書作成だ。特に差し込み印刷はWordよりずっと簡単に行える。
サーバサイドの文書処理にはもってこいだ。
サーバサイドでTeXを使うにはJavaに移植するのがよいだろう。
もう誰かやっているのだろうか?

逆geocoding.jp

geocoding.jpは日本の住所から緯度経度座標を求めるWebサービスだ。
マッシュアップに利用できる。
しかし、地図上で使う場合、ある地点の住所を知りたいこともある。
緯度経度座標から住所を求めるサービスがないものだろうか?

tar.gzよりgz.tarがよい

ろくなアーカイバがない。
いままでアーカイバで悩むことはなかったが、最近アーカイバに悩むことが多くなった。
まず、zipは定番だが、ファイルの容量に限りがある。GBサイズのファイルをアーカイブ使用とするとまるで役に立たない。
そこでtar+gzipを使う。
これはWindowsで擬似フォルダとして使えないので、あまりうれしくないが、アーカイブできないよりましだ。
tarとgzipは独立したツールだ。tarした後にgzipをかけるので全体が圧縮される。tarがgzipがパイプでデータを渡すのでサイズに上限がない。
しかし、全体を圧縮するためランダムアクセスが難しい。というより不可能だ。
そこで、gzipしたファイルをtarしたほうがよいのではないかと考えた。
ブロックのフラグメントがなくなることで領域を節約する効果だけで十分だと思う。
tarにインデックスを付加すればランダムアクセスが可能だ。
そのときの拡張子はgzipしてからtarするのでgz.tarになるのだろうか?
ちょっと意味合いが違うのでtgzの逆のgztがよいだろう。

GMarksがよい

ブックマークの管理に悩んでいた。
ブラウザに依存したくないし、マシンを変えるたびに移すのも面倒だ。
共有ブックマークがよいのだが、ブラウザのブックマークの方が手軽だ。
そこでFirefoxプラグインのGMarksを使ってみた。
かなりよいので推奨したい。
まず日本語に対応している。これは助かる。
次にGoogleブックマークと連動する。これは悪くないが、よくもない。というのは(誤解しているかも知れないが)Googleブックマーク自体が共有ブックマークの中でも最低に近い機能しかないからだ。個人的にはdel.icio.usの方が好きだ。しかし、共有ブックマークには違いないので我慢して使っている。
なお、GMarksだけを使うようにブックマークメニューを隠すこともできる。

2007年12月12日水曜日

YahooグループとGoogleグループ

Googleグループはよく使うので知っていたが、Yahoo! Japanにもグループがある。
似たようなものなので違いをまとめておく。
Yahooグループのブリーフケースは容量が20MBしかない。よって、グループで共有するのはちょっと厳しい。あくまでも数人程度の仲間でグループを作るのがよいだろう。
しかし、カレンダーを共有したり、投票ができたりするのは面白い。
もっとも、メンバーが数人ならメールだけでも十分投票できるのだが。

ブログに数式エディタを

ブログで数式を使いたい人は多くないかもしれない。
私はその少数派の一人だ。
ぜひ数式を使えるようにして欲しいと思う。
というのも、ブログで勉強するというスタイルがこれから流行ると考えているので、数学の勉強ができるようにするべきだと思うのだ。

P2PとRSS

P2Pが注目される理由は様々だが、真っ当な理由の一つは、サーバの負荷をクライアントに移転するためだ。
性能的にはクライアントもサーバも大きく変わらない。むしろゲーム用PCなどはサーバより演算性能がよいかもしれない。余談だが現在のゲーム用PCはGPU偏重でCPUはあまり生かしていない。
このP2Pの考えは企業などで進行するシンクライアントの導入とは逆になる。いま、クラウドなどサーバ側に移転する動きとP2Pなどクライアント側に移転する動きが競い合っている。
その流れの中でRSSをとらえると、P2Pと同様の発想があるように思える。
従来のサーチエンジンが直接文書を集めるのに対して、更新情報だけをRSSとして収集する。あるいはRSSをチャンネルとして収集する。
このような場合、更新の有無はユーザが直接チェックする必要がある。その意味で、P2Pと同じくユーザないしクライアント主導である。
一般的にP2Pはトラフィックを増やす。これはサーバの負荷を減らす代償として受け入れられているが、近い将来ネットワークが過負荷となればP2P方式には逆風が吹くだろう。というのも、いまはバルブ期のIT過剰投資に支えられているが、やがて需要が供給を上回る可能性がある。価格をコントロールできるので、キャリアにとってはそのような状況のほうが望ましい。ユーザにとっては逆だ。
したがって、ユーザが賢い消費者であるためにはP2Pを共有するサービスを生む出す必要がある。P2Pでいえばハブであり、RSSでいえば共有アグリゲーションだ。このようなサービスが今後増える必要がある。

軽量アプレット

Java Appletの存在意義は、もはやほとんどなくなっている。
AppletよりFlashの方が簡単で、Ajaxの方が手軽だからだ。
しかし、FlashもAjaxも使えないモバイル分野では未だに現役だ。
特にゲームが盛んだ。
しかし、やがてモバイルでもFlashやAjaxが使えるようになるとAppletは退場せざるを得ない。
そこで、Appletを復活させる方法を考える。
そのためには軽量でなければならない。
AppletはJVMを起動するため遅い。つまり起動の速いJVMを開発する必要がある。
起動を早くするには不必要なロードを極力減らすことだ。

Webサービスでメールを再構築

メールは非常に問題のあるコミュニケーション方法だ。
特にセキュリティが深刻だ。
メールを含むレガシープロトコルをWebサービスで再構築する必要があるだろう。

大量ファイルの転送

GUIを持つFTPクライアントを便利に使っている。
特に気に入っているのはFileZillaだ。FFFTPは転送を失敗することが多いので使わなくなった。
FileZillaで気になるのは、大量のファイルを転送するときだ。
大量ファイルの転送はFileZillaの得意の1つだが、それでも不十分だと思う。
FileZillaは、ディレクトリを巡回して、転送ファイルのキューを作成し、キュー先頭から2つずつ順番に転送する。
このとき巡回に非常に長い時間がかかる。また、転送ファイルを切り替えるときにも時間がかかる。
SSHが使えれば、リモートにログインして、zipし、そのファイルを転送してから、手元で解凍した方が断然早い。
そこで、FileZillaにディレクトリをzipして転送する機能があればよいのにと思う。
純粋なFTPコマンドだけでは無理なので外部コマンドを使用する。
また、FileZillaサーバとの組み合わせのときに機能するだけでも個人的には助かる。

2007年12月11日火曜日

Googleカレンダーで休日を表示

Googleカレンダーで休日を表示できないと思っていた。
しかし、調べたらすぐに休日を表示できることが分かった。
まったくカレンダーを使いこなしていなかったわけだ。
いままで休日がないのでカレンダーの使用を躊躇していたのだが、これで安心してカレンダーを使うことができる。
後は、PDAと同期する方法を調べる必要がある。
現在使用しているPDAはWindows MobileなのでOutlook経由の同期になるだろう。
PDA ⇔ Outlook ⇔ Googleカレンダー
少々面倒だが、やむをえない。
ところで、Googleカレンダーの休日にクリスマスという日本では一般的に休日ではない日まで含まれているのはどうだろう。間違って休んでしまいそうだ。
基本的に、Googleカレンダーでは職場の休日などを別のカレンダーで管理し、複数のカレンダーを重ね合わせて予定をチェックする。Googleカレンダーを使いこなすには、まず必要なだけのカレンダーを作るところから始める必要がある。

2007年12月10日月曜日

WebメールでIMAPする意味

GmailにIMAP機能が追加された。
POP3と同じ設定でIMAPを選択するだけでよい。
Webメールのよさは(オンラインでさえあれば)どこでも同じようにメールを読み書きできることだ。
それはIMAPも同じだ。
よって、WebメールであればわざわざIMAPなどする必要もない、と考えていたが、いざIMAPを使うととても便利だ。
なぜなら、いままでHDDに保存していたメールをもう一度Gmailにアップロードし、整理することができるからだ。
POP3ではアップロードできない。IMAPの価値はアップロードにあると思う。

WebメールでIMAPする意味

GmailにIMAP機能が追加された。
POP3と同じ設定でIMAPを選択するだけでよい。
Webメールのよさは(オンラインでさえあれば)どこでも同じようにメールを読み書きできることだ。
それはIMAPも同じだ。
よって、WebメールでIMAPをする意味はないと思っていた。
しかし、GmailのIMAPを使ってそれが間違いであることが分かった。
IMAPを使えば、クライアントとサーバの間で自由にメールを仕訳できる。例えば、2つのWebメール間でクライアントを介してメールを移動させることができる。この方法を応用すればGmailのストレージを使って、分散したメールを整理することができるのだ。
つまり、IMAPはメールを整理するプロトコルだということだ。
私は10年分のメールをGmailに整理した。10年というのは長いようだが、重要なメールはそれほど多くない。昔は重要でないメールをいちいち消していた。そのため以外に少ないメールしか残っていなかった。
今となっては10年前のメールに大した意味はないが、ライフログの一環として保存している。

PS3グリッドはゲーム中に

PS3のありあまる計算パワーをグリッドに使おうという動きがある。
Folding@homeなどだ。
しかし、これは現実的でない。
PS3は電力をひどく浪費する。自分がゲームするためなら電気代を払う気になるが、他人のために電気代を払う奇特な人は多くない。寛容さを期待するには電気代が無視できない。
したがって、ゲーム中にプロセッサを1つグリッド用に当てはめるなどの方法が必要だ。ゲーム中にできるグリッドこそPS3にふさわしい。
大作RPGで数時間プレイするなら、グリッドに大きく貢献できるだろう。

GspaceよりYspace

GspaceはGmailをストレージとして使うFirefoxプラグインだ。
Gmailの容量が増えつつあるので、結構便利に使える。
ただし、ファイルのサイズに制限があるので、ビデオなどは適さない。
その制限を許容するなら、Gmailより容量の大きな(無制限な)Yahoo mailがねらい目だ。
GspaceならぬYspaceができれば、便利かもしれない。
個人的にはメールのスペースをファイルで少なくしなくないので、ファイルはYspaceに置くだろう。

2007年12月7日金曜日

テキスト透かし

セキュリティ技術に電子透かしがある。
通常はイメージなどに使われるが、テキストに使えれば用途は広がる。
テキストには空白文字がある。スペースやタブだ。
これらを使って透かし情報を挿入できる。
例えば、タブは8文字ごとにインデントする。(プログラムなどでは4文字のこともある)
タブ前の文字位置により0~6文字の空白を挿入できる。
T個のタブの前にSi(i=1..T)個の空白を挿入できるとすると、ΠSiの情報を表現できる。
MD5などを挿入するにはかなりの文書量が必要かもしれない。
しかし、可能ではある。

TomcatをWebサーバと軽量コンテナに分ければ

Tomcatは多機能なサーブレットコンテナだ。
しかし、サーブレットコンテナは本来スループットを重視した軽量設計が望ましい。
これは多機能と矛盾する。
そこで、TomcatのWebサーバ機能を独立させ、軽量コンテナと密結合したらどうかと思う。
Webサーバ部分はApacheを目指す。
そうすればJavaによる一貫した処理が可能になる。
もっともスループットでApacheに勝てるとは限らない。しかし、近づければ用途は広がる。

2007年12月6日木曜日

EUCのマッシュアップ

EUCは個人のスキルに依存する。そのスキルを持った個人が別の部署に移動すればEUCは失われる。
EUCの成果を共有する必要がある。
EUCが共有されない原因は2つある。1つは個人に依存すること、もう1つはクライアントに依存することである。
前者についてはすでに述べた。後者について説明する。
EUCは個人のクライアント上で行われる。成果は共有されるが、EUCの過程は個人のクライアントに置かれ、共有されない。
EUCの成果物にプログラムが付属し、そのプログラムを共有できても、メンテナンスや拡張ができない。
そこでEUCの過程を含めて共有することで、全員に成果を伝達する。個人のスキルやクライアントの機能も過程の一部だ。
そのためにはサーバ上でマッシュアップするEUCでなければならない。マッシュアップでは、その方法がわかりやすく視覚化される。また、そのようなマッシュアップでなければならない。視覚化すなわち見える化は体験共有の第一歩だ。

テキスト文化対決

テキスト文化にはエディタ文化とワープロ文化がある。
歴史的にはエディタ文化の方が古いが、ワープロ文化の方が日常的だ。
ワープロはWYSIWYGを原則とする。つまり、我々が日常的に用いている書き方で書けばよい。
それに対してエディタ文化はワープロ以前のCUIから育まれた文化である。よって歴史は古いが、人よりコンピュータの都合に合わせている。
エディタ文化はroffやTeXにさかのぼる。
これらでは、段落を空行でわけ、一文で改行することもある。
このようなテキスト文化は今日でもメールやブログに生きている。しかし、正式な文書で使えない書き方であることは自明だ。
しかし、このようなテキスト文化が異質であることを疑いもせず、正式文書に使う人も少なくない。特にパソコンメールに慣れた人に多い。携帯メールでは逆に改行しない人が多いのではないだろうか。

コンビニで現像を

最近デジタルコンビニを自称する写真屋が多くなった。
しかし、コンビニというもののちっとも便利でない。
朝始まらず、夜には閉まっている。
そこで、朝依頼し、夜受け取るニーズに答えてくれるコンビニがほしい。
本当のコンビニができればよいが、デジタルコンビニが進化してくれてもよい。
別の方法ではオンラインで注文し、郵送してくれるサービスがあってもよい。

リユーズ切符はいかが

最近、電車の切符を買わなくなった。Suicaのおかげだ。
しかし、Suicaにも欠点はある。そこでクレジットカードで補充できるPASMOが注目された。
しかし、本来はクレジットカードで切符1枚から購入できるべきだ。高額な新幹線の切符だけでなく山手線の切符も買えるべきだ。外国人観光客や地方から上京した人などSuicaを持たない人あるいは持ちたくない人のことも考える必要がある。
しかし、普通の切符は使い捨てなのでもったいない。
もちろん普通の切符も回収されリサイクルされるだろう。しかし、リサイクルは結構高い。
台湾の地下鉄?はテレフォンカード式の切符で何度もリユーズされる。行き先は電子的にチェックできればよいので、リサイクルしなければならない印刷を止めればよい。大きさもテレフォンカードサイズでよいが、機器の変更が大きいなら切符サイズにしてもよい。
どうしても行き先を表示したければ磁気的に表示するカードもある。

OpenAccessとOpenLog

分散認証をつかさどるOpenIDが話題だ。
しかし、認証(authentication)に続いて認可(authorization)と監視(audit)が必要だ。
このオープンサービスが重要になる。それらをOpenAccessとOpenLogと名付けてみた。
OpenAccessは認可をつかさどる。(ID,URL)を管理し、不正なアクセスを禁止する。ただし、あくまでアドバイスに過ぎないのでプログラムで対応する必要がある。別の方法はURLを実URL(秘密URL)と仮想URL(公開URL)に分け、内部でリダイレクトする方法だ。後者ではアドバイスでなく完全に制御できる。しかし、負荷が大きいので推奨できない。少なくともオープンサービスにはならないだろう。さらに経路や状況を加味してもよい。
OpenLogはログを管理する。ログの種類などをIDで示し、(ID,log)を管理する。logは大量のデータとなるので、一括アップロード/ダウンロードは考えにくい。時間を指定して部分的にアクセスできるようにする。

ケーキになったアイス

ハーゲンダッツドルチェにモンブランが出た。
まるでケーキのようなアイスだ。
というより元々ドルチェシリーズはケーキなどのいわゆるスイーツを模倣している。
しかし、アイスにデコレーションやスポンジまで入れてしまうとは。
もうケーキといってもかまわないだろう。
これはアイスのイノベーションだろう。
新しい領域を開拓したといえる。もはや既存のアイスは敵ではない。
また、アイスであることの利点をうまく利用していることも注目だ。
一般にケーキは賞味期限が短い。しかし、アイスは長い。というより賞味期限がない。
つまり賞味期限のないケーキが誕生したことになる。これは大きなインパクトだ。

2007年12月5日水曜日

Apacheはa patchではない

Apacheはa patchの意味だという都市伝説?がある。
しかし、Apacheの作者は違うという。本人が違うというのだから違うのだろう。
しかし、この誤解はなくならない。
それは、どんなに本人が主張しようとそれを信用できないからだ。
アメリカでは人種差別が社会問題となっている。社会的地位のある人が人種差別的発言をすれば大きな問題となる。
a patchが偏見かどうかははっきりしないが、偏見と受け取られる可能性もある。
よって、本人は真実がどうであれ否定するしかない。
このように、この問題は永遠に解決されない謎となった。

2007年12月4日火曜日

RIAとThin

RIA(Rich Internet Application)とThin clientのことだ。
両方とも流行りだ。
しかし、RIAは複雑で重く、Thinは単純で軽い。
両者の方向は逆だ。
両方とも追及するのは矛盾だ。
両者は目的が違う。
RIAはクライアントのパワーをユーザ経験に振り向ける。それはサーバの負荷をクライアントに移すために使われる。
Thinはサーバのパワーをデータ保護に振り向ける。Thinはクライアントを信用しない。
もしThinでRIAを実行すると両方実現されるが、サーバの負荷は最も高くなる。Thinの目的は達成できてもRIAの目的は達成できない。
RIAとThinを両立するにはネットブート型がよい。

なぜオープンサービスか

OSSはよくも悪くもソフトだ。ハードと組み合わせなければ意味がない。
ハードにはクライアントとサーバがある。
クライアントで使われるOSSはそのままでよい。
サーバのOSSはユーザから見えない。OSSでサーバ構築コストを下げることができる。しかし、OSSだけでは差別化できない。
多くのOSSサイトが乱立する中で生き残るのは価値あるサービスを提供するものだけだ。
ユーザにとっての価値はサービスの質と価格で決まる。価格が小さいほど価値は高い。無料のサービスにはなかなか勝てない。オープンサービスは公開されたサービスであり、無料で提供されることが多い。よって強い競争力を持つ。
オープンサービスが有料でも、それに負荷価値を加えることができれば、高い料金を要求できる。
そこでオープンサービスを組み合わせて新たなサービスを構築するマッシュアップが重要になる。
オープンサービスの普及には以下のオープンサービスが必要だ。
・ストレージサービス
・認証サービス
・許可サービス
・マッシュアップサービス
これらのうちストレージとマッシュアップは無料のオープンサービスが登場している。しかし、ストレージサービスの容量は決して十分ではない。

2007年12月2日日曜日

Social Address Book

前の記事でグループウェアについて考察し、その本質がグループ管理だと述べた。
それを実現する1つの方法が共有アドレス帳(Social Address Book)だ。
アドレス情報は個人情報なのでこれを共有する発想は従来なかっただろう。
しかし、特定のグループ(例えば企業など)ではメンバーの個人情報を共有するコンセンサスが存在する。要はそのグループの外部に漏洩しなければよいだけだ。(もっともそれは極めて困難なことだ。)
メンバーがいちいち作成しなくても主なサブグループが登録されているアドレス帳があれば、ポータルサイトだけでグループウェアの用を足す。
この場合、管理者がサブグループ情報を投稿し、皆がそれを更新する手続きを踏む。
それに対して、Socialというからにはボトムアップのアプローチがあってもよい。その場合、名前の付け方に個人差があることが問題となる。よって、含まれるメンバーによってグループを比較し、グループの同一性を検証し、同一化を推奨する機能が必要だ。
この程度の機能があれば共有アドレス帳として十分使えるだろう。

グループウェアとは

実はグループウェアとは何かと改めて問われるとうまく解答できない。
グループのコミュニケーションを円滑にするツール一式だというところまでは了解している。
しかし、その先で、具体的にどのようなツールから構成されるのかといえば、グループウェアによって違うとしかいいようがない。
それではミニマムセットは何かと問われれば、メッセージ(メール)とスケジュールだろう。これにファイル共有が高い率で加わるかもしれない。
しかし、これらのツールはもはやどこのポータルサイトでも無料でサポートされている。
昔は無料のポータルでは容量の制限が厳しかった。しかし、Googleの登場により他のポータルもほぼ無制限に容量を拡張し始めた。その結果、グループウェアの基本機能は無料で実現できることになった。
そのような今日、改めてグループウェアの本質を考える。
するとグループウェアがサポートするのはあくまでクローズドグループであることが重要だと思う。
一般的なポータルでは公開か非公開のいずれかであり、グループを特定することが難しい。可能ではあるがファイルごとにアカウントを列挙する方法でグループを形成するのは現実的でない。その意味ではグループウェアの本質はグループを管理することに他ならない。
よって、メッセージやスケジュール、ファイル共有には既存のポータルサイトをそのまま利用し、グループ管理部分に特化した製品が登場してもおかしくない。このような製品はマッシュアップで比較的容易に実現できるだろう。これが次の時代のグループウェアではないかと考える。
例えば、一般的なメールだけでグループウェアと同じことはできない。なぜなら、送信者の証明が困難だからだ。それを気にしなければグループウェアと主張することもできるが、それを真に受けてくれるお人よしばかりではない。
現実のグループウェアは、その問題をインターネットメールとは別にイントラネットメールを使うことで解決している。イントラネットメールは実のところ送受信者をグループとした掲示板にすぎない。それはメールに比べて極めて効率よいが、かなり異質な利用感を与える。
メールで送信者を特定するにはPKIが不可欠だ。しかし、ほとんど利用者がいない。しかし、ポータルサイト自身がPKIを提供すれば、容易にPKIを普及させることができる。
後はグループ名をユーザ間で要求できるアドレス帳の機能があれば、最低限のグループウェアが無料のプラットフォーム上で実現する。
現在グループウェアは様々な模索をしているが、本質的な部分の改善ではないように思える。例えば、Ajaxを使ってOfficeのようにすることは確かに重要だが、実装の問題だ。また、SaaSになることも必然であろうが、特に大きな変化ではない。この程度の変化では、ここで提案した無料のグループウェアに太刀打ちできないだろう。
よって、誰が本質的なサービスをいち早く立ち上げ、サポートや広告などで利益を上げるビジネスモデルを展開するかが問題だ。

暖房は電気へ

この冬の暖房費は高騰しそうだ。
灯油は1700円を超えている。数年前は1000円を切っていたのだから、値上がり率は尋常ではない。
ガソリンが1.5倍になるとき、灯油が2倍になるのは、税金の割合が一定であるためだろう。どちらも同じだけ値上がりしているが、税金の低いほうが値上がり率が高いのだと思う。
いずれにせよ灯油が安い暖房として知られた時代は終わった。今後も灯油が安くなる可能性はきわめて低い。
するとガスに流れるより電気に流れるだろう。
今後の暖房は電気が主流になる。それはCO2の面から見ても正しいと思う。
なぜなら今でこそ発電は火力発電が多いが、電気は必ずしも火力でなければ発電できないわけではないからだ。実際、電気代はほとんど値上がりしていない。
今後、グリーン電力が増えれば、石油価格に影響されずに暖房できるだろう。

HDDのグリーンコスト

HDDを容量価格比で評価することが一般的だが、これはグリーンではない。
500GBのHDD2台より1TBのHDD1台の方が消費電力が小さいのでグリーンだ。動作時の消費電力だけでなく製造時のCO2も削減できる。
今後は、HDDを容量/価格/消費電力で評価すべきだろう。
かつて、このブログでは消費電力を二乗したらと提案した。HDDでもそのほうが良いかも知れない。

Firefoxのバグ?

Firefoxを使っているが、トラブルに会った。
Gmailでファイルを添付するとき、参照ボタンを使う。
ある場所でネットワークドライブを参照したのを最後に、別の場所に移動して参照しようとすると、どうやら存在しないネットワークドライブにアクセスし、「応答なし」になってしまう。
しかも、これが再起動しても解消されない。ということは、これを解消するにはどうしても再度ネットワークドライブにアクセスするしかないようだ。もし、そのネットワークドライブが2度と利用できないとき、どうすればよいのだろう。再インストールまでしなければならないのだろうか?
これはWindows版Firefoxのバグだと思うが、Windowsの仕様なのかも知れない。

メールにOpenIDを

メールのセキュリティは深刻な問題だ。
にもかかわらず誰も解決できていない。
SMTPに認証を取り入れるだけでは問題を解決できない。なぜなら不正なサイトで認証を済ませればよいからだ。
そこで、SMTPの認証にOpenIDを取り入れることを提案する。
OpenIDで安全な分散認証が可能かどうかは正直分からない。無理かもしれない。しかし、今より多少ましになるだろう。そして問題の部分がメールから認証に集約されるだけでだいぶ対処法が変わるだろう。

日本PCメーカーの再編

日本メーカーの再編が進んでいる。
ソニーが半導体事業を東芝に売却した。おそらく日本の半導体は東芝に集約されるのだろう。
また、パソコンも東芝が飛びぬけている。ただし、海外での話しだ。国内では他のメーカーも検討しているが、日本という狭い市場で競争しても高が知れている。しかし、システムインテグレーターとしての東芝はいまひとつだ。というのも、東芝はノートPCのみで、デスクトップやシンクライアントなどを扱っていない。扱っているのかもしれないがシェアはほとんどないだろう。原子力からパソコンまで幅広く供給しているにもかかわらず横方向の連携がなく、相乗採用いわゆるシナジー効果が得られていない。
システムインテグレータとしてはNTTデータ、富士通、NEC、日立、IBMなど優れた企業がある。これらの企業が自社製PCに固執せず、他社製PCでソリューションを提供できればよい。しかし、このうち富士通、NECは自社製PCを販売しなければならない都合上、ソリューションのコストを下げられないだろう。これは真綿で首を絞めるように効いてくる。
この2社も内部的には中国で製造しているだろうから、コストが際立って高いわけではないだろう。しかし、専業他社には及ばない。よって、2社をソリューション部門と製造部門に分けて合併してしまうのがよいように思える。
もっとも素人の判断なので実際にどうなるかはプロの当事者が決めることだ。

高速連写カメラ

ミルククラウンや銃弾の撮影などに使われる高速連写カメラをデジタル化するのが次のデジカメの課題だ。
CASIOの試作機は600万画素静止画を最大60枚/秒で連写できる。
もっとがんばってミリ秒を切って欲しいところだ。

2007年12月1日土曜日

携帯ビデオとYouTubeを連動させたら

携帯ビデオは6割の人がほとんど使わないそうだ。
それでビデオ機能をなくせばよいかといえば、それでは話が終わってしまう。現実問題としてビデオ機能を削除してコスト削減できるなら、それでもよいだろう。しかし、カメラは同じなのでソフトだけの問題だとしたら、わざわざなくすまでもない。
そこで、YouTubeと連動させたり、ビデオアルバムサイトと連動させるなどのアイデアを出すべきだと思う。

Open Serviceの時代

これからのキーワードはOpen Serviceだと思う。
OSS(Open Source Software)は認知された。しかし、必ずしもOSSである必要はない。OSSの重要さはソフト自身でなくサービスとして料金を得ることが可能だというビジネスモデルを確立したことだろう。
また、OSSだけではクライアントユーザにはメリットがあるが、ビジネス事業者にメリットは少ない。OSSを実行するには資源が必要だ。OSSに資源を割り当て、サービスとして公開することでより多くの人がメリットを享受できる。
これがOpen Serviceだ。Open Serviceは必ずしもOSSである必要はない。Gmailなどは典型的なOpen Serviceだといえる。
Open Serviceが成り立つには資源としてクラウドが必要だ。これは徐々に普及しつつある。
Open Serviceが無料になるかどうかはわからない。むしろ有料で始まるだろう。しかし、有料サービスは利用者が限定される。広告収入モデルなどを併用するべきだろう。Open Serviceのビジネスモデルはまだない。

Googleのサーバは日本のサーバより多い?

Googleのサーバは100万台だという。
これは日本の1年間のサーバ出荷量60万台を上回る。
こちろん日本全体のサーバ台数をGoogle1社で上回るはずはない。
しかし、今のペースだとやがて日本全体とGoogleが同じ台数のサーバを持つことになるかもしれない。
これを危惧する声は大きい。
それはもっともなことだ。しかし、危惧すべきはデータセンター関連産業であり、ユーザは必ずしもその限りではない。
ユーザにとっては最も安いサービスを選択するだけの話だ。Googleだろうが、日本メーカーであろうが関係ない。両者が切磋琢磨してくれればそれでよい。
問題はGoogleの一人勝ちになると価格が高騰する可能性があるということだ。
私は以前から国家プロジェクトをするならスパコンよりデータセンターだと主張して来た。今後ますます企業戦略では太刀打ちできなくなり、国家戦略が必要になるだろう。

2007年11月30日金曜日

Gmail vs Hotmail

普段はGmailを使っている。
Hotmailは前に使っていたが、やめてしまった。
最近はよくなったと聞いているので、また使ってみようと思い調べてみた。
しかし、どうもよくない。
Windows Live Hotmail(おすすめパック)の場合、
・アカウントの有効期限 120日
・受信メールの自動転送 Hotmailアカウントにのみ転送
・POPメール送受信 なし
のあたりが気にかかる。
Gmailから完全に乗り換えれば有効期限が120日でもかまわないが、両方使う場合期限切れになりそうだ。
また、HotmailからGmailに転送できないのでは使い勝手が悪い。
POPで受信できないとバックアップが取れない。
結論として、Hotmailは使わないことにした。

キオスク端末で仮想データセンター

ソフィア総合研究所がキオスク端末で仮想データセンターを構築するそうだ。
こういう発想は嫌いじゃない。
しかし、問題も山積みで大変だろうなと思う。
3つの特徴があるらしい。
(1) 従量制課金
これはAmazon EC2と同じで当然だろう。余剰資源を活用するので価格設定を低くできるはずだ。そうなら定常的に利用できるだろう。そうでなければ待機的な利用になるだろう。
(2) ディザスタリカバリ
基本的にはよいのだが、資源の割り当て方によっては全くディザスタリカバリにならないことがある。システムとしてディザスタリカバリに対応した割り当てをしてくれるのか、ユーザが指定するのかでだいぶ違う。この点に関しては少し疑問だ。
(3) グリーンIT
基本的にはその通りだ。余分な設備を新設する必要がなくなるのはよいことだ。ここまでは全く正しい。しかし、余剰資源を使えば、その分の消費電力が上がることは間違いない。だから単純にCO2が削減できるわけではない。
とはいえ、基本的な方向は正しいと思うので、がんばって欲しい。

2007年11月29日木曜日

バッテリー事故をなくせ

携帯で人が死ぬ。
ミステリー映画の話ではない。
本当に起きていることだ。しかも、最近多発している。
(韓国の事故は携帯によるものでないことが確認されました。)
バッテリーのシェアは日本が高い。
ということは、殺人バッテリーは日本製かもしれない。
中国の食品を心配しているどころの話ではない。
MJブランドの最大の危機となるかもしれない。
逆に、これを乗り越えてMJブランドでは事故が起きないことを証明すれば、価格が高価でも多くの需要が見込める。

2007年11月28日水曜日

指名されるタクシーへ

あんまりタクシーの応援をする気になれない。
その理由は、タクシーによくしてもらったことがないからだ。
タクシーは困ったときに使う。例えば、ひどい土砂降りの日や、大事な荷物をぬらさず出張したいときなどだ。
しかし、タクシーは時間帯によって来てくれないことがある。明け方の4~6時ごろが空白の時間帯になる。24時間サービスをうたっていても、看板どおりに応じてくれることはまずない。
そんなサービスを受けていると、応援する気がうせてくる。
結局、タクシー会社は自分で自分の首を絞めているわけだ。
自分が変わらなければ、周りも変わらないことに気づくべきだ。
優良企業はとっくに変わっている。
ただ、客待ちするタクシーでなく、ブランド力を強化して、指名されるタクシーにならなければだめだ。
つまり、携帯で連絡すれば、すぐさまその場に駆けつける、それが24時間できなければ十分なサービスではない。そのような社内体制を確立することが生き残る道だ。
また、タクシー会社は搾取が大きすぎる。
海外ではタクシーが便利だ。成田のように遠くないもの確かだが、空港からホテルまで直接送ってもらえる。極めて快適だ。見知らぬ土地に来た異邦人には大変心強い。同じく駅からどこへでも行ってくれるのがタクシーのはずだ。
しかも安い。それが成立するのは会社と運転手の間できちんとした取り分があるからだ。おそらく日本は無駄に経費を使いすぎるのだろう。日本のタクシーはハイテクのかたまりのように見える。本当にそれだけの投資が生きているのだろうか。
タクシー以外の交通機関が対応していないすべての交通需要がタクシーのビジネスチャンスだといえる。しかし、それらのチャンスを全く無視して、実入りのよいところだけで過当競争を演じている。
いくつかアイデアを上げておこう。重い荷物を運ぶサービス、身障者が移動するためのサービス、時間帯を選ばず移動するためのサービス、オーダーメイド観光などいくらでも思いつく。
経営者は何を考えているのだろう。どこを見て経営しているのだろう。客でもない、従業員でもない、ただ帳簿だけ見ているのだろうか。

ボタンのない携帯

携帯からボタンがなくなれば小型化がいっそう進むだろう。
しかし、なかなかなくならない。
iPhoneが登場しても、ボタンの便利さは捨てがたいということか?
それとも、そんなにボタンをなくすのが難しいということか?
個人的にはDS方式(2画面)でもよいと思う。そのほうがミスタッチは少なそうだ。

無料で本が読めない不幸

本、特に活字の本を読むことは知性を高める唯一の確かな方法だろう。
世界では書籍の電子化が進行している。
それに伴い著作権のない書籍が次々無料公開されている。
お金を出せば本は読める。それは当然のことだが、世界はその先へ進んでいる。
いつまでも著作権に固執し、無料で本を読ませないと、やがて先進国との間で知的格差が生じるかもしれない。
有料で本が読めることを幸福と考える時代から無料で本が読めないことを不幸と考える時代へ入ったのではないだろうか?

移動型データセンター

Googleが移動型データセンターの特許をとったという。
データセンターをコンテナに入れて移動するらしい。
しかし、コンテナ型データセンターといえばSunのProject Blackboxが有名だ。
両者の間で特許問題が生じるように思う。

2007年11月26日月曜日

IPの格差

格差社会になっている。
インターネットにもIPの格差がある。
IPv4が枯渇すればIPv6しか使えない。
しかし、IPv6はIPv4との相互運用にまだまだ課題がある。
そこでIPv4とIPv6のユーザの間にサービス格差が生じる。
これは早急に解決しなければならない問題だ。
そうでなければIPv6への移行も、インターネットの発展も望めない。

2007年11月25日日曜日

クラスタ、グリッド、そしてクラウド

並列・分散計算にクラスタ、グリッド、クラウドなどがある。
これらの違いとその進化の道筋を見定めよう。
高価な並列計算機から安価なPCクラスタへHPCの主流が変わった。これは圧倒的な価格性能比のためである。しかし、クラスタは共用が進まない。なぜなら、クラスタも決して資源を豊富に持つわけではなく、全資源を活用して計算するため、少なくとも一定時間は占有して利用することになるからだ。使いたいときに使えないのでは共用はできない。
グリッドは遊休資源の活用を基本理念とする。グリッドは共用に適している。しかし、クラスタより並列度が高く相互依存が少ない問題にしか向かない。しかし、自分の資産を他人に貸す心の広い人は決して多くない。そのため、対等の立場のもの同士の連携が必要になる。
そこで、ある程度の規模のクラスタを作成し、それをグリッドで結合して、全体として巨大なシステムを形成する。それがクラウドと考えている。これが両方の長所を活かすことになればよいが、両方の欠点を持つようでは困る。

Inbox 2.0

Yahooはメールを共有可能にし、SNS化することを考えているらしい。
メールをベースに共有化を進めるというのは悪い考えではない。
このブログでもメタメールという考えを示した。
ただし、メールはインターネットのレガシーである。メールの拡大はセキュリティ問題を先延ばしすることになる。その点だけ心配だ。

2007年11月24日土曜日

技術の継承と保存

ブラウン管テレビを作らなくなったメーカーは多い。
しかし、ブラウン管テレビに全く意味がなくなったのだろうか?
応用分野さえ考えれば、まだまだいけるのかもしれない。
また、熟成を極めてブラウン管テレビの技術が全くなくなると、それを流用した新たな技術革新が生まれない。
ぜひ、ブラウン管テレビの技術を残すために、テレビ以外の応用を考えるべきだ。

2007年11月23日金曜日

平和になったら技術はいらない?

第二次世界大戦において、文系の人は戦地に赴き、理系の人は内地で技術開発に勤しむという構図があった。
そのためか、敗戦後に理系を指向する人が増えたらしい。戦争に行きたくないという本音もあるだろうが、平和な世界では技術開発力が国力を左右するいう考えだ。
時代は流れ、平成は平和な時代となった。
しかし、もはや技術者になりたい若者はほとんどいない。
理系と文系の生涯年収の格差を放置して、若者にエンジニアになれとはいえない。誰でも幸せになる権利を持っている。
平和な時代になって、理系の人は戦地に赴き、文系の人は内地でビジネスに勤しむという構図になった。

バイオ燃料特区

バイオ燃料には食料を燃料に転用するという問題がある。
また、バイオ燃料の材料である農産物を生産できるのは農業従事者だけという制約がある。
さらに、バイオ燃料を給油できる設備の拡充が必要である。
これらを特区で解決してはどうか?おそらく既に提案されているだろう。
食料を流用するバイオ燃料ではなく、バイオ燃料のために農産物を生産する事業をエネルギー会社などが経営することを許す。
最初は生産コストが高いが、その消費地があれば事業立ち上げに有利となる。

グリーンな評価基準

コンピュータを性能で評価する時代は終わった。
スーパーコンピュータでさえ性能だけでなく価格を問題にする。
しかし、性能÷価格の時代も終わった。
スーパーコンピュータも消費電力を気にする。特に経常経費に直結するので大問題だ。
では、性能÷価格÷消費電力でよいのか?
この指標では性能が2倍になればエネルギーを2倍消費しても良いという意味になる。
しかし、CO2-6%を達成するには消費電力を下げることが絶対的に必要だ。
ならば、性能も価格も度外視して1/消費電力を基準にしても良いのではないか?
これはかなり思い切った決断だ。
価格は分母に組み込んでもかまわないが、性能が無視されると困ることがある。
ミッションクリティカルなビジネスには使えない。
妥当な線は消費電力の影響を強めることだ。
消費電力を自乗してみる。(性能÷価格÷消費電力÷消費電力)
対数をとれば、a×性能+b×価格+c×消費電力(c,b<0、|c|>a,|b|)となる。

ストーブのある暮らし

昔はストーブがあった。
ストーブの上にはやかんか金たらいを置き、いつでも湯気が出ていた。
その湿気で暖かさを感じていた。
しかし、ストーブは子供がやけどしたり、火事の元になったりと評判が悪い。
やがて、ファンヒーターとなり、エアコンとなった。
エネルギー効率の点では、それほど悪いことではないと思う。(本当かどうかわからない。)
しかし、この間の変化で湿度は忘れ去られていたように思う。
あげくに乾燥肌が問題になり、医薬品に頼る生活をしている。
もっと総合的に判断して効率の良い暮らしを考える必要がある。
かといって、ストーブを復活させるのは無理だろう。ストーブは問題があったからなくなったのだ。その問題が解決されない限り、復活することはない。
おそらく、エアコンが湿度も管理しなければならないだろう。エアコンのエア(空気)には湿度も含まれているはずだ。
しかし、そのためにはエアコンに水道を配管するか、大きなタンクを用意する必要がある。
タンクはメンテナンスが面倒だ。せっかく最近のエアコンは10年間メンテナンスフリーになったばかりなのに、もう一度メンテナンスしなければならないようでは売れないだろう。
しかし、配管はかなり難しい。
一つは燃料電池のように自然と水が副産物としてできる分散発電とエアコンを組み合わせることだ。しかし、ますますエアコンが大掛かりになり、高価になる。高価な製品はあまり売れない。

自然加湿

冬場は乾燥する。
加湿器が必要だ。
しかし、本来、水分があれば加湿は可能なはずだが、わざわざエネルギーを使って加湿するのは環境にやさしくない。しかも、財布にもやさしくない。
自然のエネルギーを使って十分な加湿をすることはできないものだろうか。

メールとRSS

最近テレビを見ない生活に慣れてしまった。
情報源はRSSだ。
一方、仕事をするときはメールのチェックを欠かすことができない。
情報の一元化を考えるとメールとRSSを合体するのは悪くないアイデアに思える。
しかし、詳細にチェックする必要のあるメールと流し読みするRSSでは性格が違う。
Google MailとGoogle Readerが違う点も理由の一つはここにある。
もちろん、メールは保存し、RSSは読み捨てるという違いもある。しかし、RSSをメモできるようにすれば極めてメールに近くなる。オプトインしたメーリングリストだ。
近い将来インターフェースの問題が解決すれば両者を統合することもできるだろう。

2007年11月21日水曜日

いよいよ始まるモバイル定額データ通信

auが月6000円で定額データ通信を始めるらしい。
当然の流れといえる。
詳細はわからないが、PC専用でドコモのようにプロトコルの制限があるのかもしれない。
安くなったのは進歩だが、制約があるのは問題だ。
しかし、この流れは正しいので、今後普及するのは間違いない。
さすがに、今度はSBMも追随するのか?

全商情報処理検定

全商情報処理検定は全国商業高等学校協会が実施する情報処理の検定試験だ。
プログラミング言語はCOBOLとVisual Basicだ。
商業だからやむをえないのかもしれないが、COBOLは社会保険庁でもレガシーだといわれているし、VBはWindowsだけだし、本当に役に立つのだろうか?
何でも基本情報技術者試験への登竜門とされているようだが、少なくともVBは役に立たない。
なぜ言語を合わせようとしないのだろう。

生物的暖房

SFの話かもしれない。
映画マトリックスでは人体のエネルギーが機械に利用されていた。
すべてのエネルギーが使えるとは思えないが、少なくとも人間が心地よいと思う程度の、あるいは冬でも20度くらいの温度を維持するための補助暖房として、生物の発熱が使えるように思える。
生物のエネルギー変換効率は高い。
廃棄物が発生するのはうれしくないが、トイレや下水で済ませることもできるだろう。
微生物で恒温動物のような制御ができるだろうか?

2007年11月20日火曜日

外国人の指紋採取

空港で外国人の指紋採取が行われているらしい。
人権団体が主張するようなプライバシーの問題はないと思う。なぜなら米国ではすでに実施されているからだ。もちろん日本と米国では法律が違うので直接比較はできないが、違法でないから実施しているのであり、その意味で問題はない。
むしろ、国益に反する可能性があることを懸念する。
これにより外国人の入国に時間がかかり、ハブ空港としての役割を他国に取られる原因となる。そうでなくても成田は不利だが、それに拍車をかけてどうするのだろう。
セキュリティは結構だが、日本でテロが起きたことがどのくらいあったというのか?知らないだけですべて未然にふさがれたとでも言うのだろうか?ありもしないリスクに過剰な投資をすることを無駄というのだ。
家計で保険の掛け金は真っ先にリストラされる。同じことだ。
ただし、テロはともかく単なる外国人犯罪となれば話は別で、確かに効果はあるだろう。
しかし、犯罪を犯すのは日本人も同様であり、むしろ総計は日本人の方が多いはずだ。それをいうなら日本人にも指紋採取を義務付けるべきだろう。
なお、指紋採取に余分な時間がかかる分、待ち行列は伸びるのだから、窓口を増やすサービスとペアで導入しなければならない。そのような配慮があるのだろうか?
いっそのこと得意のハイテク自動化技術で入出国管理のATMを作ればよい。そして手続き完了した人だけゲートを通れるようにすればよい。

Crayもすごい

Crayはスーパーコンピュータで有名な企業だ。元祖ともいえる。
2011年には20Pflopsを実現する予定だそうだ。
すると、日本のスパコンは完成しても時代遅れになりかねない。
もっと目標を上方修正する必要があるだろう。

All in Oneが必要

XAMPPはApache+MySQL+PHPのオールインワンパッケージだが、その他のパッケージと組み合わせようとすると設定(インストール場所など)の違いにより素直にできないことがある。
例えば、XAMPPにTomcat pluginを加えて、Eclipseと連携させるような場合は面倒だ。
XAMPPとEclipseを組み合わせたオールインワンパッケージが必要だ。
今後は、このような組み合わせにも応えてくれるパッケージが登場してくれることを期待する。

2007年11月19日月曜日

JavaScript Consoleでプログラミング入門

プログラミングの入門にはJavaScriptが適している。
元々、入門では特定の言語に依存しないほうが良い。
逆に言えば、どのような言語でも良い。
しかし、無料の言語が適している。
その意味でJavaScriptほど入門に適した言語はない。なにせ、ブラウザさえ使えればプログラミングできる。
しかし、HTMLを書かなければJavaScriptを実行できないという理由で、このアイデアは却下されることが多い。
しかし、iGoogleガジェットJavaScript Consoleを使えば、手軽にJavaScriptを実行できる。
もう少し入出力を工夫すれば、そのままプログラミング教育に使える。
新しい世代の予感がする。

BookmarkとNotebook

GoogleのBookmarkとNotebookを使っていたら、いつの間にかBookmarkがNotebookの中に入り、それを消したらBookmarkが消えてしまった。
誤操作なのか、誤動作なのかよくわからない。

2007年11月17日土曜日

野生動物との共存

野生動物による農業被害が拡大している。
もはや人間生活の存続すら危ぶまれるほどだ。
短絡的には駆除という道がある。
そうでない場合は共存の方法を考える必要がある。
一つの方法に、野生動物を捕獲し、センサーを付けて放逐し、その動物が人間の生活圏に侵入してきた場合センサーを通じて刺激を与え、生活圏に近寄らなくすることが考えられる。

日本は北朝鮮と国交正常化する気があるのか?

拉致問題が原因で国交正常化がこじれている。
いま、この問題の球を握っているのは日本だろう。少なくとも北朝鮮からアクションを起こす必要は何もない。6カ国会議は日本を蚊帳の外において動き始めている。
日本がどう対応するかで相手の対応が変わる。
何かできるのにしないということは、本気で国交正常化する気がないのではないかとも思えてくる。
国交正常化したら補償問題が表面化し、その賠償額をどのように準備するかが問題となる。どう考えても日本が北朝鮮に与えた被害の方が大きいはずだ。拉致問題を考慮しても、日本側が支払う金額が大きい。
その支払いをまともにするだけの財政基盤があるのだろうか?
年金問題も大きい。国内の財政だけで手一杯で、損害賠償まで考えられないのではないか?少なくとも具体的な財源は議論されていないのではないか?
だから、球を握ったまま、どこにも投げずにいるのではないか?
そう思えてならない。

2007年11月16日金曜日

日式ラーメンは讃岐でいこう

中国は麺の本場だ。
しかし、中国のいわゆるラーメンは具で食べさせるもので、スープや麺は意外と淡白だ。
日本のラーメンがスープと麺で食べさせるとの逆だ。
その逆が受けているのか、中国でも日本式ラーメンが結構流行っているようだ。
しかし、具の種類に対してスープの種類は少なく、あっという間に真似されてしまう可能性がある。
また、具が少ないと腹持ちしなくて満足してもらえないかもしれない。
そこで、どういう具にすればよいかだが、スープの味を殺してしまっては意味がない。
そこで、思いついたのが讃岐うどんだ。
うどんもさることながら、いろんな具材を乗せて楽しむ。
その考えをラーメンに応用すれば楽しいラーメンになると思う。

MILK SEAFOOD

カップヌードルのミルクシーフードはいいかもしれない。
考えてみれば、チーズカレーと同じようなものだ。
ベースを変えずに、+αで付加価値を高める戦略だ。
シーフードだけなら100円ぐらいだが、ミルクを加えるだけで150円で売れる。
カレーだけなら100円だが、チーズを加えるだけで150円で売れる。
こんなおいしい話はない。
次は、味噌に生姜か葱かバターか?

Windows 7の機能リスト?

GIGAZINEに、Windows 7(Vistaの次のWindows)に搭載したい機能リストが流出したという記事が出た。
それによると、どうも細かなユーザインターフェースの修正が多いようだ。
いずれもどうでもいいような機能ばかりだ。
記事によれば早く欲しいという人もいるようだが、個人的にはその程度ではVistaの二の舞だと思う。
MicrosoftはOSの基本的な役割をもう一度考え直し、基本に戻るべきだ。
例えば、WindowsはLinuxに比べて無駄な仕事が多い。より多くのエネルギーを消費しないと同じ仕事ができない。これは大問題だ。
インストールに時間がかかりすぎる。Ubuntuのように1枚のCDに収めるべきだ。必要な機能はインターネットからダウンロードすればよい。あるいはアプリケーション用のDVDを別にしても良い。Microsoft自身がCloud戦略を進めるつもりなら基本OSはコンパクトにする必要がある。
そして仮想化だ。OSが仮想化をサポートしないで誰がする。
また、Microsoft純正アプリケーションがオープンソースに対抗できなくなってきている。集中と選択を行い、アプリケーションのOS依存をなくすべきだ。

AdSenseは無視してください

AdSenseとブログの内容が合わず、好ましくないAdSenseが増えてきた。
AdSenseを削除できないようなので、レイアウトを変更して、一番下へ移動しました。

2007年11月14日水曜日

openSUSEは出来が悪い

いろいろなLinuxをVMwareで動かしている。
最近ではFedora 8やUbuntu 7.10、openSUSE 10.3などを試した。
中でもopenSUSEは明らかに質が悪い。粗悪品という印象だ。
いきなりswapが作れないエラーが起きる。
フォントがビットマップらしくちぐはぐだ。
ちょっと使う気がしない。

数の論理

数の論理とは、多数=勝者の正義というに等しい。
数が多ければ、過半数を占める。半数以下を押さえることで政治を支配できる。半数の中で最大派閥を構成すれば、半数未満でも政治を支配できる。これが数の論理だ。
これを積極的に実践したのが田中派である。しかし、もはや田中派はないに等しい弱小派閥に転落している。
ここに数の論理の問題点がある。
つまり、数の論理とは、力の論理そのものであり、少数の者=弱者を力でねじふせる方法だ。この方法では遺恨を残す。
強いアメリカが世界から必ずしも尊敬されない理由も同様だ。むしろアメリカは軍事力以外の部分で尊敬されている。イラクを例に取るまでもなく、軍事力の行使は遺恨を残す。これが戦争の教訓だ。
つまり、数の論理とは戦争の論理であり、これを乗り越えることこそ真の成長だ。
では、本来あるべき論理は何の論理なのか?
それはやはり数の論理だ。しかし、ここでいう数とは多数派のことではなくデータのことだ。
データに基づく論理は相手を納得させることができる。一般的に具体的なデータを示すことは難しい。しかし、それをすべき段階にきている。
また、未熟な聞き手は論理的な話についてこられない。おそらく論理とは人間の本質的な思考法ではない。だから、特別に教育を受けない限り論理が理解できるようにはならない。
そこで、話すほうはわかりやすい説明を心がけ、聞くほうは真摯に聞くことを心がける。そのような討論のマナーを守ることから始めなければならない。
しかし、マスコミの討論?番組は、相手の話の腰を折ることばかりで、おもしろおかしく見せることしか考えていない。そのような番組を見て育った人が、きちんとした討論をできるわけがない。むしろ、討論とは大きな声で相手の邪魔をすることだと理解するだろう。これもある意味では大声=力の行使である。

2007年11月13日火曜日

Androidについて

以前、このブログでGoogle版Outlookが必要だと主張した手前、Androidについても何かコメントしておこう。
とはいっても、現時点ではAndroidで何ができるかよくわかっていない。
そこで、AndroidでOutlookの欠点を克服できるか考えてみる。
Android Phone自体もOutlookは必要だ。直接Googleカレンダーを使えるのはオンラインのときだけだからだ。しかし、Gearを使えばカレンダーをオフラインで利用できるかもしれない。
とはいえ世の中の大半を占めるWindows PhoneではOutlookなしに勝負できない。
AndroidのSDKが提供され、よいソフトには11億円の懸賞金が出ているようだ。
このSDKを使って、PCと同期するソフトを開発すればよい。しかし、Android側だけ作成しても無駄だ。PC側の同期アプリが必須だ。
これができれば11億もらえるかな?誰か作らないかな?
Androidで安価なスマートフォンができれば、ぜひ使いたい。その意味では、成功を祈りたい。

やっぱりBlueGeneはすごかった

スーパーコンピュータのTop500が入れ替わった。
相変わらず1位はIBM BlueGene/Lで約500Tflopsである。
以前、「SX-9はすごい」の記事で、「512ノードのSX-9はBlueGene/Lの3倍になる」と述べたが、現時点でBlueGene/Lが2倍に伸びたため、下手をすれば近いうちに(SX-9が512台も構成しないうちに)あっさりと抜かされるかもしれない。
やはりコストが決め手ということか?
消費電力で勝負する手はないのだろうか?

大連立は下策

世間では大連立について話題が絶えないようだ。
しかし、大連立は下策だ。
誰が考えたにせよ、ろくに考えもしなかったに違いない。
世論調査でも大連立を支持している人は少ない。国民の中に2大政党を待望する気持ちが熟成されてきた証拠でもあろう。
自民にしろ民主にしろ危うく共倒れするところだったといえる。
大連立が構想された背景には、衆議院と参議院のねじれがある。これにより全く法案が通過しないという懸念がある。
しかし、実際にはそのようなことは起きるはずがない。
なぜなら、衆議院で2回採決すればよいだけの話だ。確かに審議時間が大幅に伸びて通過する法案が減る可能性はある。しかし、そのような法案はいずれにせよ廃案になるべき中途半端な法案だということだ。
数で押し切ろうという論理は子供のけんかを髣髴とさせる。それが老獪な頭脳から生まれたものだとすれば旧時代の発想はもはや通用しないという証明だ。
それでは大人の論理ではどうなるのか?今こそアメリカの議会を見習うと良い。アメリカでは議会にねじれが生じて久しい。しかし、政策が停滞することなど全くない。
これは感情論や反対のための反対などで票が投じられることがないという民主主義の基本原理が守られているからだ。
つまり法案ごとに個別に冷静に議論して、互いに賛成すべきときは賛成するという、大人の関係になるということだ。面子や体面、地元の利益などの一切を捨て、国民のために論理的な議論をする。それこそ新時代の議員だ。
そうなると政治の舞台は国会から委員会へ移る。委員会には自民も民主も参加し、議論する。ここで強行採決を行うようでは、廃案となる可能性が高い。よって、委員会で両党の言い分を盛り込んだ妥協案ができる。これに反対する理由は両党ともない。こうして法案は次々成立する。
問題は国会はTV中継され、国民の監視が行き届くが、委員会は必ずしもそうではないということだ。よって、マスコミは委員会中継を主張するべきだ。これからは委員会ですべてが決するようになる。それを中継しなければ意味がない。

FirefoxとAcrobat

Firefoxで大きなPDFを見るとき、Acrobatがハングしたようになる。
Acrobatが重いだけかも知れないが、非常に不便だ。

テキストベースのUML

UMLは標準化されているが、描画ツールを使わなければ編集できない。
図はわかりやすい反面、入力が面倒なので、実際には好んで使いたい人はいない。
そこで、UMLと同等の図をテキストで表現する方法を考える。
基本的にはYAML形式でよい。
要素間のつながりを直感的に理解しにくいが、どこでも手軽に設計できるメリットは大きい。

2007年11月11日日曜日

サッカーより料理か子守

RoboCupはサッカーを競うロボットの祭典だ。
しかし、これは日本と韓国でワールドカップが開催されたことに便乗して提案された目標に過ぎない。
実際には、ロボットにサッカーをさせても大した意味はない。
そこで、最近では災害救助などを目的にする競技部門も現れた。
災害救助はサッカーよりはるかにましだが、日常の中にロボットが入ることには貢献しない。
それではロボットの商業化は成功しない。
ロボットを介護に使う応用はある。こちらの方が数倍ましだ。特に高齢化社会のニーズにマッチしている。
しかし、同じ状況でまだ手付かずの分野があるように思える。それが料理や子守などである。
料理ロボットは必ずしも人型である必要はない。また、レトルト食品の工場を巨大なロボットと考えれば、すでに実現されているともいえる。しかし、ここでは原材料から直接料理をするロボットのことだ。
また、子守をロボットにさせる親はいないという人もいるだろう。しかし、逆説的に子守を任せられるくらいのロボットは非常に良くできたロボットだということになる。
これらは、これからの高齢化社会(逆に言えば少子化時代)に必要な女性の社会進出を後押しする。

黒糖黒蜜アイス

ハーゲンダッツに黒糖黒蜜が登場した。
最近は黒糖ブームなのだろう。様々な黒糖味の商品が発売されている。その流れに乗ったものだろうと、あまり期待しないで食べてみた。
すると、これがかなりうまい。
個人的には黒糖はあまり好きではない。にもかかわらず今回の黒糖黒蜜アイスは好みの味だった。黒蜜のソースが効いたのかもしれない。
この製品をみてハーゲンダッツの商品開発力を改めて見直した。商品としての価値を高めるのが、実にうまい。

心理検索

キーワードから文書を検索するわけではない。
文書中に見られる心理的傾向などを検索技術により転出する。
具体的には、感情的表現の発露、頻度、語調などを手掛かりに分析する。

Google版Outlook

Googleはメールとカレンダーを持っているが、オフラインで使えない。
それ自体は対した問題ではない。
なぜならGoogle Gearがあるからだ。GoogleはGearで十分と考えているかもしれないが、そうだとすれば失策だ。
なぜならGearだけではPDAの同期ができないからだ。
Googleはモバイルにも力を入れている。特に、PDAと携帯の融合であるスマートフォンを狙っている。Androidもその一環だ。
しかし、PDAの最大の機能はスケジュール管理だといってもよい。これができなければ欠陥戦略である。
しかし、現在のGoogleにはOutlookのようなカレンダーを同期する機能がない。Gearでは難しい。
Picasaのようなクライアントを配布する必要がある。
もっともGoogleはスマートフォンならオンラインでカレンダーが使えると思っているかもしれないが、それはGear戦略と矛盾する。

ディヴィッド・エディングス

ディヴィッド・エディングスはファンタジー作家だ。彼の作品の特徴は勧善懲悪、ハッピーエンド、ユーモアあふれる人物描画などだ。私の好みにぴったりはまる。
彼の作品は早川文庫で見られる。
最近、表紙や挿絵を刷新して再販されている。
新しい表紙はアニメ調だが、それもよい。
たとえば、ベルガリオン物語などはハリウッドで実写化されてもおかしくない。
私のイメージでは実写に適した作品だと思う。
しかし、映画では時間が短すぎる。2時間程度ではものたりない。
それなら、アニメ化されて長く続けた方がよい。
挿絵がアニメ調ならアニメになったときのイメージが沸きやすい。
その意味でよい挿絵だと思う。

2007年11月8日木曜日

自分のボーカロイドがあれば

初音ミクが話題になっている。
初めて聞いたときは衝撃的だった。
その音質ばかりか、マスコミの対応をめぐって、何かと話題が続いている。
その技術をボーカロイドと呼んでいるらしい。
ところで、声優の声でボーカロイドができるなら、そのチューニング自体をソフト化して、自分の声でボーカロイドを作れないものか。
おんちな人でも歌手になれる。
赤ちゃんに母親の声で子守唄を歌える。
海外ではCMソングをそっくりさんが歌うというが、同じことができる。
様々な応用が考えられそうだ。

AmazonとDell

どちらもオンラインショッピングの雄である。
しかし、取り扱う商品の違いから微妙なビジネスモデルの違いがある。
Dellはカスタマイズが売りだ。カスタマイズのためのオンラインショッピングといっても過言ではない。もちろん、店舗を構えるつもりは今後もないだろうが。
一方、Amazonは豊富な品揃えが売りだ。これは正当なオンラインショッピングの手法だといえる。書籍にカスタマイズは必要ないので当然だが、付加価値を与えるサービスはない。ただし、在庫情報を公開するなど別の視点から付加価値を高めている。
Dellは在庫を減らす戦略、Amazonは(ロングテールのため)在庫を増やす?戦略を採用している。
どちらがよいとは一概にいえないが、Dellの方がカスタマイズという付加価値を与えやすい。しかし、その分複雑になり、単純に品揃えを増やすことができない。その点が、Dellモデルの欠点かもしれない。
Dellは豊富なカスタマイズで自由度がありそうに見えるが、実は少品種多量生産の見本のようなものだ。いわばスターバックスか?

OSSでモールを

ECサイトを構築するOSSは結構ある。
しかし、複数のECを同一サイトで運用できるモール用OSSはない(と思う)。
ここでは、EC用OSSで無理やりモールを作るとどうなるか考える。
前提として1つのサイトにインストールするものとする。
WebサーバとDBMSサーバも1つだけだ。
店舗ごとにフォルダを分け、OSS1式をコピーする。
ここで、無駄なファイルがたくさんできる。設定ファイル以外はリンクで済ませたいところだ。
逆に仮想アドレスで振り分けておいて、アドレスで設定ファイルを切り替えてもよい。こうすればかなり無駄を減らせる。
ただし、データフォルダは共有できない。DBも店舗ごとに作成する。まぜてprefixで分けるより楽だ。
しかし、ここまでだ。問題も多い。
まず、客は店舗ごとにアカウントを作成する必要がある。これでは買う気が失せる。
トップページでプロモーションもできない。せいぜいサイト内検索をつけるくらいだ。
それでは、モール用OSSに必要な機能はなんだろう。
まず、統一された顧客管理機能だ。しかし、問題もある。買い物していない店にまで個人情報が流れてはSPAMを誘発させかねない。もっともオプトインなら問題ない。
トップページのプロモーションはモール管理者の力量が発揮される。共通の話題で多様な季節ものに誘導する。機能としては単純なページ編集にすぎない。
もちろん検索は必要だ。

SDカードを複数つなげるUSB

USBメモリの容量が頭打ちになっている。
技術的な問題というより価格的な問題だろう。
順調に容量を伸ばしているのは少容量のSDカードだ。特にminiやmicroが元気よい。
これらを組み合わせて大容量化するUSBがあってもよい。
複数のストレージを連結するとファイルシステムとしての一貫性が問題になる。ディスクならフォーマットすればよいが、SDだとやっかいだ。RAID化するにはコストがかかりすぎる。
しかし、コストだけなら、それが一番簡単な解決法だ。

白物家電のカスタマイズ

Dell方式を白物家電に応用することを考える。
白物家電は出来合いのものを買うことが多い。しかし、冷蔵庫や洗濯機などPC以上に高価なものもある。PC以上に愛着が沸く製品であってもおかしくない。
白物家電はPCほど部品化されていない。それがカスタマイズを困難にしている。もう少し標準化を考えるべきだろう。
具体的にカスタマイズしたいのは、色・模様、サイズ、扉の開き方、内装、付属品などだ。考えてみれば結構な数に上る。
メーカーが直販すると既存代理店に影響を及ぼす。なので、実際の納品は近所の代理店に委託する。大きな白物家電は個人で運搬できないものも多い。宅配業者では無理だ。
代理店の側からみれば客の獲得をメーカーがしてくれるわけでおいしい話だ。

コンビニか宅配でクリーニングを

クリーニング店があちこちにあるが、多くは客の集まるスーパーなどに併設されている。住宅街付近に店舗を構えていることもある。
これらの店舗は基本的に接客と配送の役割を担っている。ここにはコストダウンの余力がある。
具体的には、コンビニでクリーニングを受け付けるか、宅配で直接集配する方法が考えられる。
いずれの場合も素人が受付するため、サービスを単純化する必要がある。
例えば、きれいにするというサービスではなく、洗うという単純作業に切り替える。洗い方を指定してもらい、きれいになるかどうかは利用者に任せる。
サービスの質は低下するが、価格は下がるので競争力はある。
既存のクリーニング店とは棲み分けができる。

公共施設を集約しよう

小さな自治体なら、役場、病院、図書館、学校をわざわざ分ける必要はない。全部まとめてしまえばよい。
病院の待ち時間を使って、手続きを済ませたり、本を読んでもよい。学校でけがをしても安心だ。
学校では大人の目が行き届く。
駐車場も一つでよい。
銀行や郵便局、コンビニも併設するとよい。

秘書付き携帯

VIPに携帯を売り込むとき、秘書サービスを付けて売り込む。
VIPにとっては携帯の必要性はあまり高くないかも知れない。しかし、社内外との連絡は非常に重要だ。常に身近に秘書はいても出張中ではデータにアクセスすることもできない。また、経費もかかる。
そこで複数のVIPで秘書グループを共有する。呼び出し音1回で必ずつながるサービスを保証する。秘書グループは複数の顧客で共有し、もちろん秘密は厳守する。秘書専門会社をまるごと雇うようなものだ。共有することでコストを抑えることができる。
VIPも様々だろう。豊富な秘書を抱える豊満経営もありえるし、少数精鋭の秘書を構成する会社もある。後者の場合には、このようなサービスが役立つだろう。

産業はアートへ

格差社会では富裕層をターゲットにした方が効率がよい。
富裕層には時間消費型サービスを売り込むことが難しい。むしろ、時間節約型サービスが望ましい。さらに、時間に依存しないサービスが理想だ。
例えば、DVDをいくら集めても鑑賞する時間がない。車を買っても運転する時間がない。使うより所有する喜びに訴えた方がよい。
例えば、運転しなくてもフェラーリを買いたい人はいる。フェラーリには所有する喜びがある。
その典型は宝飾品や絵画だろう。どちらも実用性はなくても需要はある。このような産業へシフトした方がよい。

分煙から封煙へ

分煙は喫煙場所を分けるだけのもので、意味のないことが多い。
例えば、建物を禁煙にしても、入り口で喫煙すれば、全員喫煙したことになる。また、座る場所だけ分けても煙は囲い込めない。
そこで人を分けるより煙を封じ込めることを中心に設計することを、ここでは封煙と呼ぶ。すでに他の呼び方があるかもしれないが、知らないので仮称とする。
極端な例では、同じ席に座っていても気流を制御できれば封煙と呼んでよい。仕組みは焼き肉と同じだ。
もちろん、分煙よりコストがかかる。しかし、今の分煙では逆に非喫煙者の支持が得られず、売上が落ちる可能性があることを念頭に入れるべきだ。

2007年11月7日水曜日

YahooコミックはFirefox未対応

気になるコミックがあったのでYahooコミックで立ち読みしようと思ったら、Firefoxに対応していないそうだ。
YahooほどのサイトがFirefoxに対応していないとは、残念だ。
IE立ち上げてまで読む気がしないので、他をあたってみよう。
Yahooは手を広げすぎて開発が追いついていないのではないかと思う。
コンテンツ保護はもちろん重要だが、それならFlashなど無難なものを使ったほうがよい。
ブラウザに依存するとは、特殊なJavaScriptでも使っているのだろうか?まさか、IE専用プラグインとか?
だとすれば、最初の開発コンセプトの段階で間違っている。

CO2市場はねずみ講にならないか?

正確に言えば、もちろんCO2市場はねずみ講ではない。
CO2市場は、温暖化対策のためにCO2排出権を取引する市場として提案されている。
削減できたものは排出権を売り、削減できないものが買う。
しかし、全員が削減できたら、排出権の目減りは避けられない。
最初は、排出権が高値で取引されるため、景気よく投資できるが、やがて値下がりしてバブル?がはじける。
問題は、全員が削減すれば当然このようなシナリオが成立することを承知の上で、市場を設立しているという点で、ねずみ講に似た構造を持っているということだ。
ねずみ講は必ず損をする人が出る。それゆえ禁止されている。
同様の理屈をCO2市場に適用すれば、最後に損をすることが確実なのに推進するのはおかしいことになる。
しかし、個人的には、皆が経済的に損をしてもCO2を削減することは皆の利益になるのだから、問題ないと思う。
今回は、あえて問題提起という意味でコメントした。

2007年11月4日日曜日

Gmail容量増でGspaceが便利になった

GspaceはGmailをストレージとして使うためのFirefoxアドオンだ。
Gmailはつい最近まで約3GBを上限としていたが、その上限を撤廃し、可能な限り容量を増やす方針に転じた。
ちなみに現時点では約4.5GBになっている。
これは十分高価なSDHCに匹敵する。
それをインターネット経由とはいえ無料で使用できるのだから、普及品フラッシュメモリの存在価値が否定されかねない。
少なくとも容量的な優位性はいえないので、データ転送速度やセキュリティなどを売りにするしかない。
このような状況でGspaceのようなツールは非常に便利だ。
携帯で利用できれば、SDカードを内蔵する必要がないのではないだろうか?

2007年11月3日土曜日

山中温泉

石川県加賀市山中温泉に行った。
仕事だったので、まったく観光できず、特に報告することがない。
温泉は無色無臭で普通の風呂のようだ。
温泉自体に特徴がないので観光振興が難しいように思える。
町並みは統一されていて、観光への配慮がなされている。
しかし、今回泊まったホテルには自動販売機もなく、湯上りに何か飲みたいと思ったとき、わざわざ外出しなければならない。もう少し商売っ気を出してもらったほうが宿泊するほうにもありがたい。
土産は小松空港に揃っている。
今回、赤福の例があったので、あんころもち系は避けた。しかし、あいかわらず人気があるらしい。個人的には、嫌いではないが、特に好きというわけではない。いずれも肝心な餡が物足りない。どうも餡の趣味が人と違うようだ。

空港価格

観光地価格というものがある。観光地では100円の缶ジュースが150円になったりすることだ。
同じように空港価格がある。空港のレストランは軒並み無意味に高い。
どう考えてもサービスに対する対価としては不当だ。
一部のチェーン店は全国と同じ価格で提供しているだけに質の低さが目立つ。
しかも、きまって高級店をきどっているのでなおさら悲惨だ。高級店で冷凍食品を食べさせられるようなものだ。
もちろん業者の言い分も理解できる。どうせ空港に搾取されているのだろう。その上で精いっぱいがんばっているのだろう。
しかし、結果がすべてだ。
好景気であったり、もの珍しいうちはよいが、落ち目になるのは早い。
それからが本物との差が現れてくる。

正しいユビキタス

ユビキタスとは、どこでも計算機を使えるという意味だ。
モバイルと混同されることが多いが、元々はまったく逆の意味だ。
過去、N人が1台のコンピュータを使った。
現在、1人が1台のコンピュータを使っている。
将来、1人がN台のコンピュータを使うだろう。
そのような未来では人はコンピュータに囲まれて生活するため、人の行くところには必ずコンピュータがある。
だから、複数のコンピュータの使い方を考えなければんらない。それが本来のユビキタスだ。
つまり、モバイルでなくても既に存在するということだ。
しかし、多くのコンピュータはデスクトップPCより小さいので持ち運びもできる。そのためモバイルとの混乱が生じた。
実際、専門家でさえ明確に区別しない。あるいは区別する必要性を感じていない。
しかし、モバイルでないコンピュータのユビキタスは、今後非常に重要だ。
モバイルが成熟し、一人立ちした今こそ、ユビキタスを本来の意味に戻し、ユビキタス-モバイルとして改めて考え始めるべきだ。
動かないユビキタスでは、ネットワークが不可欠だ。mた、ハードが動かないからこそ、ソフトが動かなければならない。ときに人自体をメディアにする必要もある。
ある意味では、センサーネットこそユビキタスの正当な継承者なのかもしれない。
しかし、センサーネットは人との関係が希薄である傾向がある。人知れず支援するが、積極的に関わろうとしない。その点では十分とはいえない。
今はユビキタスが提唱されたときより、そしてそのとき予想したより多くのコンピュータが存在する。もっと目に見えるユビキタスがあってもよい。

内部アドレスを利用したワーム対策

アドレス帳などを利用したワームが主流になっている。
アドレス帳を使わないことが有効な対策になる。
アドレス帳はオンラインのものを使った方がよい。

テストベッドの流行

ソフトウェアにバグが多い。これはテストが不十分であることを示す。
テストケースが膨大になるため、テストには多大な計算資源が必要である。
このような計算資源を誰もが持てるわけではない。
よって共用テスト環境が必要になる。
クラスター、グリッド、オーバーレイネットワーク、センサーネットなど様々なテストベッドが開発されている。
これらは日本で1つや2つでは不十分だ。
それぞれの研究機関に1つずつあってもよい。
当分テストベッド開発が流行するかもしれない。
これらは規模によって数が決まる。
10程度の小規模なテストベッドは各担当者が持つべきだ。
100程度の中規模テストベッドは組織単位で持つべきだ。
1000以上の大規模テストベッドは組織間で共用すべきだ。

災害時におけるセンサーネットワーク

災害の復旧にセンサーネットワークを役立てようという動きがある。
しかし、災害が起きてからセンターをばらまくのは難しい。
救助を優先すべきときにセンサーをばらまく手間をかけることは困難だ。たとえ、それが最終的には救助に役立つとしても、目の前にいる被災者を助けるだけで手一杯のはずだ。
もっともヘリコプターや飛行機で空からばらまく方法は考えられる。しかし、この方法は災害でも山火事のような場合に使われる方式で、都会の地震等には適さない。
したがって、災害が起きてからセンサーをばらまくのでは遅い。
しかし、災害前にセンサーをばらまくと無駄になる。
一般的にはそのような無駄を許容できない。
そこで、既製品にセンサーを兼用させることが重要だ。
無線LANはセンサーのプラットフォームとして十分な機能がある。同様の情報家電をうまく活用することが重要だ。
しかし、これらの情報家電は電力供給が遮断されると機能しない。
そこで、太陽電池で動作する街路灯などを活用する方法が考えられる。

バリアフリー

ホテル、旅館はバリアフリーであって欲しい。
しかし、実際には多くのホテル、特に古い温泉街の旅館ほどバリアフリーでない。
バリアフリーであるためには、段差があってはならない。
しかし、実際には微妙な段差があったり、時には玄関自体がバリアであったりする。
団体客を受け入れるには、バリアフリーである必要がある。
とくに、これからは高齢化社会であるからバリアフリーが重要になる。
ホテル、旅館業界は今すぐに対応するべきだ。
一番簡単な対処方法は、移動式のスロープを用意しておくことだ。
それを必要に応じて設置すれば、特に大きな改装などしなくても十分バリアフリーになる。

高速道路といっしょに鉄道を

高速道路や鉄道の敷設には用地買収が大きな問題になる。
そこで両方をいっしょに作ってはどうか。
たとえば2階建てにして1階を鉄道、2階を道路で使い分ける。
もっと手軽な方法は高速道路の上にモノレールを付ける。モノレールでは十分なスピードが出ないかもしれないが、値段で勝負する。
車は燃費がよくなったとはいえ、まだ鉄道の比ではない。しかし、鉄道は敷設の際に多くのエネルギーを使う。それを最小化できれば理想的な交通手段に近づく。

ブログは暇度のバロメータ

9月に比べて10月の投稿は少なかった。
やはり10月になり仕事が忙しくなるとアイデアを考える時間も、それを投稿する時間もなくなる。
やはり、暇でないとブログは書けない。
ブログを主な仕事にするならともかく、これが個人の余暇の限界だろう。

手作りアイス

地方に行くと手作りアイスを売り物にしていることがある。
本当においしい場合もあるが、いかにも素人っぽいものもある。
ある温泉旅館で名物とされるアイスは、まるでシャーベットのようだった。
手作りアイスは結構高い。
値段で言えばハーゲンダッツに匹敵する。
やはり味のほうもハーゲンダッツと肩を並べるくらいであって欲しい。
残念ながら多くの手作りアイスはハーゲンダッツの足もとにも及ばない。
手作りアイスはハーゲンダッツの味を一つの基準に考えると良いだろう。
味に絶対はないと思う。少し特徴を出せば十分商品価値は出ると思う。

2007年10月30日火曜日

OLPCを誤解していた

OLPCのOSがWindowsになるという記事を見て、てっきりWindows Mobileなのだと思っていた。
3つの意味で誤解していたようだ。
1つはLinuxが排除されたわけではないこと。つまり、OLPCはオープンなのでWindowsも動くという意味だった。
もう1つは、WindowsならWindows Mobileだと思い込んでいたことだ。どうやらXPの機能限定版らしい。
個人的には、この方向は大歓迎だ。
OLPCによりLinuxが普及する可能性があり、Windowsがスリム化される可能性もある。
おまけで、もう1つ誤解していたことがある。
発展途上国の子供たちを支援するということだが、最初に配布される国にはBRICsが含まれている。これらの国を途上国と呼ぶのはかなり抵抗がある。

NTTはMicrosoftと組むべき

auがGoogleと組み、SBMはYahooを持っている。
NTTだけgoosか持っていない。
gooでは他2社にとても対応できない。
唯一、携帯との連携がないMicrosoftと組むべきだと思う。
この強者連合には絶大な効果があると思う。
NTTは最近PCの定額アクセスを認めつつあるように思われるが、これはその複線だとすれば、楽しみだ。
大きなビジネスチャンスが双方にとってあると思う。
しかし、その場合、gooをどうするのかが問題だ。

2007年10月28日日曜日

SX-9はすごい

NECのスパコンSX-9は発表された。
512ノードでBlueGeneの3倍になるという。
詳細な仕様は不明だが、SX-9は正統なベクトルマシンである。
次世代スパコンプロジェクトの中心と考えられている。
現時点で既に0.8Pflopsならば数年後に10Pflopsを達成するのも不可能ではない。
また、従来ベクトルマシンはコスト面で不利と考えられていたが、かなり改善されているようだ。
これはNECの技術力を賞賛すべきだ。
しかし、懸念材料もいくつかある。
次世代スパコンではベクトルマシンで1Pflops、その他で9Pflopsをもくろむという話もある。既に1Pflopsを達成目前であるなら、プロジェクトで投資する意味がない。ここは、純粋なベクトルマシンで10Pflopsを達成して欲しいところだ。
また、ベクトルマシンの利点はソフトの変更が少ないことだ。これは研究者にソフト開発より研究に注力させるという点ではよいが、逆のいいかたをすればソフトを変更する手間を惜しんでハードで解決したわけだ。その結果、日本のソフトがCOBOLのように世界の潮流から取り残される懸念もある。ハードに投資する代わりに安価なPCクラスタでもそれなりの性能が出るようにソフトを改造するために開発費を使っても良かったように思える。

ディスク交換をロボットで

データセンターでは多数のディスクを使用する。
ディスクが多いと頻繁に故障する。
故障したディスクを交換するのは人間の仕事だ。
しかし、人件費を抑制するには単純作業をロボットにさせた方がよい。
交換しやすいディスクとそれを交換するロボットにはある程度のニーズがある。
おそらくラックやディスクの構造をロボット向けに変更する必要があるだろう。
今後は、コンピュータだけでなくロボットの技術も必要になるだろう。
データセンターは規模のメリットが効く。中規模が淘汰され大規模化する。
そのときこのような技術が必要になる。

国家プロジェクトのあるべき姿

国家プロジェクトは形はどうあれ成果を国民に還元できなければならない。
かつてシグマとICOTというプロジェクトがあった。
シグマは和製ワークステーションを作るだけのものだったが、それは完成し、UNIXを普及させ、企業に技術力を与えた。そのため、成功と判断された。しかし、いまや日本のワークステーションは風前の灯火だ。
一方、ICOTは人工知能を目指したが、完成はしなかった。正確には人工知能技術を高めることが目的だったろう。しかし、完成品がないことや民間への波及効果が少ないことから失敗といわれた。
しかし、論文の数は圧倒的にICOTの方が多い。
論文は直接国民に利益をもたらすものではないが、普遍的なものなので日本を技術立国にするには必要な物だ。
いまの国家プロジェクトは民間ではできない巨額の投資で共用設備を作るものが多い。
データや論文は得られるが、同じものを企業が作ることはできない。そもそも小型化できないものや需要が少ないものが多い。
これをみると時代と共にプロジェクトの意義が変化したといわざるをえない。
かつて日本がアメリカを追いかけていたころは早く真似することが重要だったが、いまは真似する必要がなく逆に独自の技術が必要となってきた。
このような場合、独自の技術が広く普及することは考えにくいので、今後のプロジェクトの成果はますます抽象的なものになるだろう。
科学は進歩しても経済効果は疑問だ。
では、経済効果のあるプロジェクトはどのようなものか。
それはローテクでも構造変化をもたらすものだと思う。
例えば、国は道路を作るが、ネットワークを作らない。道路のように国がネットワークを作り、企業から使用料をとればよい。ユニバーサルサービスを提供すべきは企業ではなく国である。元国営企業はすべていびつさを持っている。これを解消しないと次世代の発展ができない。
また、グリーンデータセンターを作り、一億人のデータバンクを作ることもできる。
また、途上国の子供に1台ずつラップトップを送るプロジェクトがあるが、先進国の子供にも欲しい。
また、自治体ごとに情報システムを導入するのは無駄だ。国がASP/SaaSで業務アプリを提供すればよい。
このようなプロジェクトは技術的には枯れているが、国以外にはできず、しかも経済並びに社会的効果が高い。

自分発見は科学か?

キャリアプランニングというと聞こえはよいが自分の適正がわからず悩む人が自分発見のために勉強することが多くなっているらしい。
素人考えでも自分を理解することは難しい。
なにより自分の限界や無能さを知るのはつらい。決して楽しいとは思えない。
なぜそんなことをしたいのか不思議だ。
モラトリアムは一概に悪いとはいえない。後で後悔するより先に努力するのはよいと思う。昔から「若いうちの苦労はかってでもしろ」とはよくいう。
問題は無駄な努力ならしない方がましということだ。特攻は愚策だ。愚作の結果は悲惨だ。努力は報われるからこそする意味がある。
私は自分発見の方法論を知らないし、あるとも思えない。せいぜい適正検査くらいだろう。しかし、情熱の前には多少の不利は障害でない。逆に情熱の欠如は致命的だ。だとするとなんでもよいから興味を持たせ情熱を持たせることだという結論になる。それは科学ではない。

データセンターを原発に

データセンターの電力消費は大きい。
一方、送電によりかなりの電力が失われている。
送電ロスを少なくするには消費地の近くで生産するか、生産地の近くで消費した方がよい。
前者は分散発電であり、後者が本提案だ。
本提案は、データセンターを原発の敷地ないか、近くに設置しようというものだ。
実態を知らずにいうのは問題だが、あえて可能性だけ検討する。
原発といえば危険なイメージがつきまとう。
おそらくデータセンターは機械のわりに人は少ないだろう。
少人数なら電力会社にアウトソーシングしてもよい。
原発は立地条件に恵まれている。
例外はあるものの、地震の影響を受けにくい。
地価が安い。
これらはデータセンターにも適している。
いっそのこと電力会社がデータセンタービジネスに参入すればよい。

スパコンをグリーン電力に

データセンターをグリーン電力にするのは誰でも考えるし、実際そうなるだろう。
ここでは、あえてスパコンをグリーン電力にしてみたい。
しかも、同じ予算に盛り込む。
すると、いやでも省エネ設計にしなければ十分な性能も得られなくなる。
厳しいハードルかもしれないが、ハードルが高いほど工夫が生まれる。
今のスパコンには2つの流れがある。スカラ派とベクトル派である。いいかえると外国対日本、バイオ対流体である。
日本が推進するベクトル方式はスカラ方式に比べ消費電力が高くなりやすい。それを改めることが重要だ。
おそらくネットワークに合わせて他を少し遅くしてもよいだろう。その代わり量で稼ぐ。
また、使わない回路を徹底的にオフにする。
グリーン電力は一度作ればほぼ無限に(維持費を除く)電力を供給できるので維持費を低くすることができる。
少なくとも年間何億とはならないだろう。

2007年10月25日木曜日

乾電池で動作するPentium

世界最高速スパコンBlueGeneの秘密は、大雑把に言えば、消費電力の低いCPUをたくさん使っているからに他ならない。
それなら、日本メーカーがすべきことは乾電池(可能なら太陽電池)で動作するPentiumを作ることだと思う。
遅くても良い。
そこそこの性能で、(購入経費と運用経費が)とにかく安く、ソフト資産の多いPentium互換のCPUがあれば、様々な応用が考えられる。
これをコアにネットワークを工夫すればBlueGeneにも迫れるかもしれない。
Pentiumが問題になるかもしれないが、作ったものを売るにはPentiumであることが不可欠だろう。

なぜカップヌードルに味噌味がないのか?

私の頭の中では、北海道といえば味噌ラーメンと決まっている。
しかし、カップラーメンで最大手の日清で、味噌味のカップラーメンがあるとは聞かない。
近所のスーパーをはしごしても見つからない。
なぜだろう?
それで思った理由は、味噌味は日本独特のもので輸出ができないのではないかということだ。
カップラーメンの世界もフラットで、世界戦略が求められるのだろう。もちろん、包装はその国限定だろうが、レシピは世界共通なのかもしれない。
しかし、その割には結構マイナーな味を出しているような気がするが、せめて日本だけでも売ればいいのに。

と思って、念のためカップヌードルのホームページをチェックしたら、味噌味は新発売になっていた。
無駄な記事になってしまった。でも、一応公開しておこう。

2007年10月21日日曜日

やはりスパコンはPS3に限る

以前、このブログでPS3を用いてスーパーコンピュータを作ったらと提案したが、既に実現した人がいたらしい。
きっかけはslashdotの記事だが、元ネタはCNETやWiredらしい。
なんでも1台のPS3が25台のBlueGeneに匹敵し、8台のPS3で十分な計算ができたとのこと。
PS3恐るべし。
ただし、PS3にLinuxを入れて、稼動させたようだ。
PS3用Linuxはフリーで配布されているので、ちょっと手間をかければ誰でもスパコンを入手できる時代になったということだ。
残念なのはPS3の販路が限定され、請求書で扱ってくれる代理店が見つからないことだ。
なお、この種のスパコンでは、ネットワークがボトルネックになるので、データ交換の多い問題には適さないだろう。

2007年10月19日金曜日

年賀状の新しい送り方

年賀状を送る習慣の人は年末が忙しい。
楽しむ人は良いとして単に惰性で続けている人は面倒だろう。
以前からインターネットで年賀状のデザインから宛名書き、発送まで一括して依頼できるサイトはあった。
しかし、宛名のデータを作成するのは結構面倒だ。(本当はデザインの方がもっと面倒だが。)
auが携帯電話から年賀状をおくるサービスを始めたらしい。
これのアイデアは住所が分からなくてもメール(おそらく電話番号も可能だろう)で年賀状が遅れることだ。
携帯ではメールと個人情報が密接に結びついている。
同じサービスはほとんどのISPで可能だろう。
肝心の郵便局は何もしないのだろうか?

2007年10月18日木曜日

日本車が売れない理由

日本の自動車メーカーは世界では敵なし?ともいえるほど我が世の春を謳歌している。
かのように外部の人間には見える。
しかし、内実は厳しい競争にさらされている。アメリカでは労働問題が徐々に解消された3大メーカーが復活するかもしれない。ヨーロッパは安定したブランドを誇っている。中国やインドは格安自動車で対抗してくる。
日本の自動車メーカーの弱点は日本であるといわれる。しかし、これから人口の減少する日本では大きな商機はない。必然的に世界戦略が第一である。
しかし、それでも国内をおろそかにすると地盤が危うくなる。日本国内の業績が世界戦略を遂行する上で必要不可欠な推進力になっているからである。
そこで、日本で日本車が売れない理由を考える。
人口が減少するのだから売り上げが減るのはやむをえない。どうしても売り上げを伸ばしたければ、商品単価を上げるか、より多くの商品を売るしかない。
商品単価を上げる戦略は、高級車、スポーツカー、RVが中心となる。これはそれなりに成功したが、頭打ちになっている。一部の富裕層を除けば、高価な車種は1台しか買えない。よって、スポーツカーからRVへ乗り換えるなど移動が起こるだけだ。単身時代はスポーツカー、家庭を持てばRV、円熟すれば高級車と移行する。
多くの商品を売る戦略は、必然的に安いものをたくさん売ることになる。この戦略では軽や小型(特に、リッターカー)が中心となる。このカテゴリは利幅が小さいので、薄利多売になる。また、将来は中国やインドと競争しなければならなくなる。
現在、軽の売れ行きが非常に良い。しかし、軽が好調な理由は価格の他に税制面での優遇がある。個人的にも税制優遇が魅力で軽を購入した経緯がある。若干バイアスがかかった意見かもしれないが軽が他の車種と公平な競争をしていないことは間違いない。
軽が優遇される理由は、小型車は燃費が良い、駐車スペースが小さくてよいなどの理由と考えられる。しかし、軽が若干大型化し、法律も改定されてからは、これらの理由が成り立たなくなった。実際、軽よりリッターカーやハイブリッド車の方が燃費がよい。また、軽は小さいがゆえに車高を高くする傾向があり、立体駐車場に入らないものも多い。路上駐車すれば他の車同様に邪魔になる。これらのことから遠くない将来軽自動車の優遇税制は見直されるだろう。軽自動車メーカーは今から対策を講じる必要がある。軽の技術を活かした小型車を作るべきだ。
購買層から見ると団塊の世代は退職し、やがて運転もしなくなる。それまでの期間、団塊世代の購買能力に頼るなら、「やさしい」車作りを行う必要がある。日本の車は女性化しているという人もいるが、それは日本車の特徴となるかもしれない。男らしさを求める購買層には受け入れられないかもしれないが、ヨーロッパ市場は今後、日本同様高齢化すると予想されるので、やさしい車は受け入れられるだろう。しかし、それ以外の若い市場では受け入れられないかもしれない。やさしい車は新たな価値だが、万能ではない。
また、購買層は二極化する富裕層と貧困層だ。中流がいなくなるので、中間層がいなくなる。
富裕層には、フェラーリのような車を売ればよい。日常の足にはハイブリッド高級車を、趣味の足には最高速度500km/hを超えるモンスターマシンを(しかも電気自動車で)、仕事用には走るオフィスを売る。
貧困層には、維持費の安い多機能な小型車を売る。自動車本体ではなく、オプション、カスタマイズ、装飾品で利益を上げる。小型車であっても高級車と同様の装備を提供し、後付できるようにする。

2007年10月17日水曜日

ラーメンからスパゲッティへ

スパゲッティの起源が中国だという主張にイタリア人が反発いたという話がある。
真偽は定かでないが、よく似ていることは間違いない。
しかし、商品としての魅力を考えると、安いラーメンに対して高いスパゲッティという図式が成り立つ。
ラーメンにつけ麺が登場したのは、ある意味革命だった。
そこでもう一段進化させ、スパゲッティのようなラーメンを考えてはどうだろう。
焼きそばになってはいけない。
焼きそばもうまいが、ソースのバリエーションが少ない。
ラーメンもそうだが味の細かな工夫は確かにあるが、大きな工夫がない。
ソースで食べるラーメンがあってもよい。

国立大学に1兆円を

日本の産業が世界と競争するには大学の教育・研究を充実させる必要がある。
思い切った政策で一気に解決する方法がある。
税金で国立大学に運営資金を毎年1校に限って1兆円配布すればよい。
一切使用目的を制限しない。
同時にその他の補助金は一切支給せず、科研費の対象からも除外する。雇用も保証しない。
つまり手切れ金だ。
アメリカの一流大学は潤沢な資金を活かして大学経営のみならず、研究を行っている。ハーバードの資金は3兆円だという。1兆円は決して破格ではなく、必要な額だ。
これを少なくても10年以上、可能なら50年繰り返す。
まずは東大からはじめて運用チームを育成し、チームの半数を次の大学へ移す。これによりノウハウが伝承する。
ちなみに、このような政策は私個人になんのメリットもない。むしろ敵に塩を送るようなものだ。それでも日本の将来を考えると必要だと思う。

未来メール

いわゆるreminderのことだ。
通常のメールは書いた時点で送信する。しかし、未来メールは将来のある時点で送信する。執筆と送信の時間が異なるメールだ。
覚書のようなメモを自分のアドレスに向けて送信することがある。このような使い方はメールを使った人なら一度は身に覚えがあるだろう。メールは基本的なコミュニケーションなので、多くの人は常にメールだけはチェックする。すると、メールで自分の予定を管理することも必要だ。
未来メールはこのような用途に役立つ。
しかし、通常、このような予定はカレンダーで提供される。それでもよいが、メールだけでできてもよいと思う。
カレンダーの仕組みにもよるが、カレンダーに関連するファイルが共有領域にあると、セキュリティや容量に制限が加わる。そこで、メールのスプールを利用する。
例えば、メールに送信予定時間を設定し、「送信予定トレイ」に保存しておく。後は自動的に時間になればログインしなくても送信される。しかし、本当に送信される前にキャンセルすることもできる。
このような仕組みがGmailに組み込まれたら、ぜひ使いたいと思う。

メタメール

メタ検索というものがある。複数のサーチエンジンを統合して一括・横断検索するサービスだ。
最近では、容量の大きなWebメールが増えてきた。Googleを筆頭に、Hotmail、Yahooなどがある。
これらのメールの容量は十分だが、やがて消費する可能性がある。
そのとき、複数のアカウントを使いたくなるだろう。
そこで、複数のWebメールを統一的に管理するサービスが欲しくなる。このようなサービスをメタメールと名づけた。
メタメール自身はスプールを持つ必要がない。そのため、最小限の資源で実現できる。
上記の3大Webメールをサポートできていれば十分だろう。

2007年10月14日日曜日

靴と帽子

新たな発想を生み出す方法のひとつに組み合わせがある。
簡単な例では、ラジオとTVを一つにした商品などだ。
(そういえば、今の時代だからこそ、TVでラジオぐらい聞けてもいいのではないだろうか?)
思わぬ組み合わせが新商品に結びつく。
新商品を考えるとき、まず真っ先に行うのは他の商品と組み合わせてみることだ。
組み合わせるものがあまりに違うとうまく組み合わせることができない。
しかし、よく考えれば組み合わせることができる。
そこで、靴と帽子を例にする。(本当は、あまりよい例ではない。)
靴と帽子は人間の体で対極に位置する。
そのため、通常の発想では組み合わせようとしない。
それをあえて組み合わせるとどうなるか考えてみよう。
いずれも外出のとき使用する。よって、両者が同時に使用されるシチュエーションがあることになる。これは幸先のよい出だしだ。
帽子は一番高い場所にあり、靴は一番低いところにある。つまり、人間に関するすべてのものが帽子と靴の間にある。
ここで少し新たな切り口が必要だ。
例えば、通信を考えると、人体通信なるものが応用できるかもしれない。人体通信は人体を媒体とする通信だ。帽子と靴でカバーできるすべての装着物とPANを構成できるかもしれない。
もう一つは、高い場所にある帽子は太陽光発電、足で踏みつけられる靴は機械発電というように微弱ながらも発電装置に使えるかもしれない。
ちょっと無理やりなところもあるが、考えようとすれば何かしら考え付くということだ。

ハリウッドを笑えない日本のコンテンツ

ハリウッドで日本映画のリメークが盛んに行われている。
そのとき、ハリウッドがヒット作のシリーズものに終始し、アイデアが枯渇しているのではないかといわれた。
そこで、コンテンツが充実している?日本から借用して、リメークするのだという説明だ。
しかし、日本のコンテンツも連作に依存しているのが実態だ。
寅さん、釣りバカ日誌、ゴジラ、ウルトラマン、アトム、ブラックジャック、仮面ライダー、いずれも日本を代表するコンテンツだが、連作病にかかっている。
よく言えば、偉大なるワンパターンだが、これは感覚が麻痺した証拠でもある。
悪く言えば、中毒患者に売り続けるビジネスモデルであり、新規顧客の獲得にはつながらない。
しかし、まったく進歩がないわけではない。
例えば、ウルトラマンのようなヒーローものは、毎回怪獣を倒すことで1話が終わる。
初期のウルトラマンはそれだけのパターンだった。
しかし、その後、複数の話にまたがるストーリーが編みこまれることになった。
少しずつ真の強敵が明らかになるパターンだ。
このような話は、1話1話が単純でも単調にならない。通常は、真の強敵の正体は偶然の手がかりで明らかになる。これはストーリーとして作りやすい。
さらに、最近では受動的な偶然にたよるのではなく、積極的に策を弄することもある。このようなストーリーは難しい。
これをうまく仕上げて見事だったのはDEATH NOTEだ。
今後、このレベルの作品が次々出現するようなら、日本のコンテンツは本物といえる。

地政学的地域振興

地域振興は地政学的に進行している。
例えば、九州地域はアジアとの交流を深めている。沖縄も有利な位置にあるが、消費経済圏を持たないため、九州との競争には勝てないだろう。
一方、北海道はロシアとの交流が深い。
本州は外国との直接的な接点はないが、国際空港・海港を持つためその他の世界地域と広く薄く結びつく。
残された四国には、残念ながら外国と協調するメリットがほとんどない。

SNSとパソコン通信

かつてパソコン通信というサービスがあった。
パソコン通信では、モデムで大型計算機のホストに接続し、その中でコミュニケーションする。
要するに閉じた仮想社会である。
現代では、同様のものにSNSがある。
SNSをパソコン通信の復活と考える人もいるだろう。
しかし、パソコン通信は理由があって滅んだのだから、両者には明確な違いがあるはずだ。
(1) インターネット技術の利用
パソコン通信はインターネット以前の技術に基づいていた。しかし、後にインターネット版パソコン通信も登場したので、必ずしもインターネット技術だけが決定要因ではない。
(2) 料金
SNSの多くは基本的に無料である。しかし、パソコン通信は有料であった。その差は決定的だ。しかし、有料のSNSも存在するだろう。特に、容量を増やすために有料オプションを設けることは十分ある。
(3) コミュニケーション支援
SNSはパソコン通信より積極的にかつ手厚くコミュニケーションを支援している。つまり、機能の差が決定的な要因かもしれない。特に、友達同士を差別化し、強く結びつけるしくみが大きい。パソコン通信は、管理者のいる掲示板のようなものだ。掲示板は2ちゃんねるで一応の成功は収めているものの大いに問題があることは周知の事実だ。

GoogleがモバイルすればJavaが復権する

GoogleはJavaよりJavaScriptを使用しているように見える。
Googleのアプリケーション、例えばGmailなどは専らJavaScriptを使っている。
もっともJavaはサーバ側で使われるため目立たないだけかもしれない。
Googleが携帯やPDAなどのモバイル機器に対応するとJavaが復権するかもしれない。
なぜならJavaScriptはモバイルのブラウザで使えないことが多いからだ。
それに対してモバイルにJavaScriptを使えるようにするのが正しい対応だと思う。
しかし、実際にモバイルを牛耳っているのはMicrosoft(Windows Mobile)なので、Googleに有利なJavaScriptの実装をすぐに行うか疑問だ。長期的には間違いなくJavaScriptが動作するようになるだろう。
Googleはそれまで待てない。
そこで、ユーザ経験を落とさずサービスを提供するためJavaアプレットを使い始めた。
アプレットでJavaScriptと同じことができるなら、Googleとしては2通りの実装を行うより、今後PCより普及する可能性があるモバイルに力を入れて、Javaに全面移行することも考えられる。
その場合、明らかにJavaが復権する。
その場合のJavaアプレットは従来の問題点を解決したものになるだろう。
具体的にはアプレットの起動の遅さを克服したものになると予想する。

2007年10月13日土曜日

ブログとメール

現在、BloggerとGmailは連携していない。
しかし、Gmailのようなタグ式メールならば、特定のタグを割り当てることで、メールの一部をブログにすることも可能なはずだ。
そうすれば、何も特別なメールアドレスを使わなくてもGmailだけでブログができる。
そうすれば残るブログとメールの違いは、画面構成だけだ。
この方法に問題がなければ、ぜひメールとブログの統合を進めて欲しいものだ。

祭りチャンネル

日本のコンテンツは日本文化そのものだ。
中でも祭りは地方色にあふれ、日本文化を象徴するものだ。
この日本文化である祭りを365日放送するTVがあってもよい。
インターネットTVなら可能だ。TVというほど大げさなものでなくても良い。例えば、YouTubeにアップするだけでも良い。
これを外国人が日本に観光にくるための呼び水にするとよい。

2007年10月12日金曜日

JGN2とInternet2

JGN2が10Gbps、Internet2は100Gbps。
しかもInternet2は近いうちに400Gbpsを目指すそうだ。
JGNは今のままでよいのだろうか。
目的が違うということで、よいことにするのか?

環境情報

環境情報という言葉は様々な解釈がある。
大きく分けても、情報の環境という意味、環境の情報という意味に分かれる。
しかし、最近では後者の重要性が高まってきた。
データセンターの消費電力が問題視され、グリーングリッドなどが注目されている。
この分野は今後ますます重要になるだろう。
ハードウェアが最も重要であるが、それを効率よく使うソフトウェアもおろそかにできない。
計算に対する環境評価という点では、消費電力だけでは不十分かもしれない。
計算資源全体を評価した上で、その資源を実際にどの程度共有したかまで含めて評価する必要があるかもしれない。
しかし、このような評価を行うツールは今のところ存在しない。

Cellの威力

ITproの記事によると、IBMのBladeCenter QS21はCell BEを2台搭載し単体で0.46TFLOPS、専用シャーシにQS21を14台搭載すると6.4TFLOPS、ラックに4台のシャーシを搭載すると25.8TFLOPSとなり、スパコンTOP500中27位になるらしい。
ちなみに、TOP500の1位は同じくIBMのBlueGeneで最大280TFLOPSだから、単純計算で11ラックあれば追いつける。
極めてコストパフォーマンスが高い。
スパコンは完全に商業ベースに乗っている。
いまから研究を始めようという日本のスパコンが開発終了時に果たしてTOP500に入れるのだろうか?
どうせならPS3を1232台集めてTOP500を目指したらどうだろう。

ストリーミングの仮想化

高精度動画のストリーミングが可能なら、それを小さく分けて低精度動画のストリーミングに利用できるだろう。
これは一種の仮想化だ。
1台のマルチコアを複数のマシンに見せるようなものだ。
このようなことは現在でも可能だが、問題はより効率的にできるかどうかだ。

ハイビジョンはスーパーコンピュータ

テレビの高精度化が進んでいる。
ハイビジョンしかり、その後継しかり、である。
しかし、一定以上の高精度化はあまり意味がないと思う。
いくら大画面化するとはいえ、このまま高精度化していけばテレビが部屋に収まらなくなる。現実的でないのだ。
ハイビジョンはまったく意味がないわけではないが、利用分野が限られる。
その意味で、スーパーコンピュータのようなものだ。スーパーコンピュータは確かに必要で役に立つが、一般人が利用するものではない。利用して楽しいものでもない。
ただし、将来的には楽しいスーパーコンピュータが登場するかもしれない。
それはさておき、一般人が欲しいのは普通のコンピュータであり、同様に一般人は普通サイズの映像が欲しい。
問題は、普通サイズの映像をたくさん欲しいという点だ。
つまり、1つの映像を高精度化するより、低精度の映像を複数送信する方法が重要だ。
一人の人が複数の映画を見るはずないと疑問に思う人がいるかもしれない。
しかし、音声は1つに限るだろうが、裏でどのような番組が流れているのか知りたくてちょくちょくチャンネルを変えることはよくある。
また、テレビ会議では複数の人が集まる。
このように多チャンネルの方がより重要だと考える。

大画面テレビは顕微鏡

大画面テレビは人物の顔を実際のスケールより大きく見せる。
ということは顕微鏡だ。
仮想現実では、仮想世界における現実感が重要だ。
そのため、本当の大きさを再現することも課題となる。
大画面テレビは仮想現実ではないが、近距離から見ると、事実上の仮想現実になる。
そこへ巨大な顔が表示されるのは違和感がある。
これからのテレビ放送を考えると、テレビの画面を大きくするかどうかより、テレビと視聴者の距離を把握して、視聴者に製作者の意図したサイズを正確に伝えることが重要だと思う。
本来なら、このような進化こそ次世代のテレビに求められるものではないだろうか?

WLANの事情

無線LAN(WLAN)は家庭に普及している。
WLANはゲーム機にも使える。今後は、もっと一般的な家電も接続できるだろう。
家庭のWLANはWiFiである。WiFiは1台でおおむね家中をサポートできる。ただし、電力はそれなりに消費するのでコンセントは不可欠だ。
現在、多くの家庭では、WiFiルーターをADSLやFTTHに接続しているだろう。これができる地域は恵まれた地域だ。
より大きな地域をカバーするためにWiMAXが導入されようとしている。
WiMAXはメトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)の最有力候補だ。1台のWiMAX基地局により最大50kmをカバーできる。
WiMAX導入後にはWiFiルーターはWiMAXのSS(subscriber station)になる。
最近、WiMAXの話題に事欠かない。
しかし、よく考えるとすでにADSLやFTTHを導入している家庭にはそれほど必要なものではない。
むしろ、携帯電話と競合する技術だ。
WiMAXでVoIPが可能になると無料のIP通話が普及し、携帯キャリアの財政基盤である通話料が大幅に減少する可能性がある。
そこで、携帯各社はぜがひでもWiMAXのキャリアになって、両方の通話料を支配したいと考えている。しかし、それを許しては通話料が下がらない可能性がある。
高速道路はいまだに無料化されていないが、ネットワークハイウェイ(情報の道路)は限りなく無料化に近づいていく。
総務省は、それが日本の産業を活性化させることになると考えている。ただし、携帯会社がつぶれると経済は減速するかもしれないので、競争条件が過酷過ぎてもだめだ。

空港に名産アンテナショップを

成田は日本の空の玄関だ。
ここにどのような土産を置くかで対外的な日本の印象が変わる。
日本には多くの珍しいもの、楽しいもの、おいしいものがある。
例えば、ビールは非常に種類が多い。世界に誇れる水準にあると思う。
生の味ではかなわなくても、缶の味では十分戦えるだろう。
他にも様々な品目があるだろう。
このような商品を特にゲートの向こう側において大いに宣伝してもらいたい。

ブログタイトルの変更

このブログの性格が次第に明確になってきた。
いろいろな話題を取り上げているが、必ずどこかに何かしらのアイデアを盛り込んでいる。
その意味で、このブログはアイデアを世に問うことが目的だといえる。
まだ研究やビジネスのネタにならないような小さな種をまいて、どうなるか見てみたい。
そういう気持ちでタイトルを変更した。

メモ帳代わりの使い方も当分は継続する。しかし、そちらは別のブログに切り替えるかもしれない。

固定電話にADSLを内蔵する

固定電話が使われなくなってきた。
確かに携帯電話があれば十分だ。
しかし、家庭に電話線を引く必要はある。なぜなら、インターネット(特にADSL)には必要だからだ。
今、インターネットを利用する家庭の多くは、ADSLと固定電話を個別に購入し、配線している。さらに、無線LAN基地を設置する人も多い。
このような面倒な組み合わせは、複合商品を開発することで解消できる。
既存の固定電話にADSLルーターを内蔵し、無線LAN機能も含めよう。
そうすれば、固定電話がホームサーバになる。
固定電話市場は再度活性化されるかもしれない。

2007年10月11日木曜日

デジカメとWebの連携

写真共有サイトや動画共有サイトの人気が高い。
どちらかといえば写真共有より動画共有の方が活発だ。
そこに目を付けて、これらの投稿サイト(特にYouTube)にデジカメ動画をアップロードできる機種が登場した。
正確には、その機種付属のソフトで投稿される。デジカメ自身の機能ではないだろう。
こうなってくるとデータの種類に応じてサイトが異なる点が問題になる。
デジカメが扱う、静止画、動画、音声を総合的に扱えるサイトが必要だ。
あるいは、複数のサイトを統合できるサービスが必要だ。

Yahooグループ

YahooグループはGoogleグループと同様のサービスだ。
主な機能はメーリングリスト、ファイル共有などである。
しかし、Googleグループの100MBに対してYahooグループの容量は20MBしかない。
(登録していないので使っていないが)あまり魅力的に感じられない。
魅力のないサービスをたくさん作っても負担が増えるだけでよいことはない。
Yahooの競争力が低いのは、日本のベンダーにも責任があるように思える。とにかく日本のベンダーを使うとコストが高くなる。

Yahoo Days開始

YahooのSNSであるDaysを始めた。
といっても、始めたばかりで、まだコンテンツが日記しかない。
その日記も何を書くか決めていない。
たぶん、日記はプライベートなものになるだろう。
このブログは継続する予定だ。

2007年10月9日火曜日

もう一つの仮想化

仮想化技術にはいくつもの方式や製品がある。
いまさら1つ増えても驚くにはあたらない。
しかし、既存の仮想化の多くは、大きなものを小さく分けるために使われている。
ここで提案するもう一つの仮想化とは、小さなものを集めて大きなものに見せる技術だ。
例えば、小さなサーバを複数集めて大きな一台のサーバのように見せる。
従来、このような技術は分散計算と呼ばれた。
しかし、近年の分散計算は仮想化をあまり重視せず、複雑になってしまっている。
ここらでもう一度基本に戻るのも悪くないと思う。
分散計算ではグリッドなどアプリケーションあるいはミドルウェアが主流だが、仮想マシンによるアプローチも捨てがたいと思う。
小から大への仮想化と大から小への仮想化が組み合わされれば、任意のサイズのシステムを構築できる。
なお、小から大への仮想化は今流行しない理由は壁にぶつかっているからである。
例えば、通信コストが発生し、スケーラビリティがない。
利用率が低く、相対的な消費電力が大きい。
普及品を使えるメリットはあるが、管理コストも大きくなる。
これらの問題を解決する必要がある。

トイレの陶器

トイレは陶器でできている。
しかし、全部陶器である必要があるのだろうか?
水周りなので腐敗しない材質である必要はあるだろう。
だから、一部を陶器にするより全部を陶器にしたほうが簡単なのかもしれない。
しかし、コストや重さの点はどうだろう。
重い陶器は輸送にCO2を使う。
重い陶器部分を必要最小限に減らすことで、便器内を交換してしまう清掃も考えられる。
まだまだ考える余地は大いにありそうだ。

病院の診断書は高い

不在・欠席の証明に診断書を求められることがある。
しかし、診断書は高いので、気軽に要求するわけに行かない。
もう少し手軽な診断書のしくみが必要だ。
そのような折、生保会社は電子診断書を病院へ導入する意向だ。これは既存の診断書をそのまま電子化したものだが、これをきっかけにもっと手軽な別の種類の診断書、例えば単に来院したことを証明するだけの文書など、が安く発行できると良い。

ノートPCのキーボード

ノートPCを使っているが、一番最初に消耗するのは、キーボードだ。
バッテリより早いかもしれない。
1年使うと、もう表面が薄くなりかかる。
5年使ったキーボードはタッチタイピング用になってしまった。
交換すればよい話だが、自分でボタンをいちいち注文するのも面倒だし、かといって修理に出すとその間使えない。
そこで、キーボードの交換が容易なノートPCのデザインを考えるのも面白いと思った。
今のノートPCはキーボードの下に基板があるが、逆に液晶の側にあるとどうなるだろう。
重心が高くなって使いにくいことは確かだ。
では、キーボードだけをモジュール化して、自由に脱着できるようにしてはどうだろう。
最終的には仮想キーボードになるのだろうか。しかし、キータッチがないとやはり使いにくいだろう。

フードマイレージ

フードマイレージは食糧の輸送にかかるCO2を評価する指標である。
日本のフードマイレージは諸外国に比べて突出している。
いかに多くの食品を輸入しているかを示すものだ。
しかし、簡単に輸入をやめようとはいかない。なぜなら、食料価格が高くなるからだ。
ここでも地球環境と経済が対立している。
月並みだが2つの方法を併用する必要がある。1つは日本農業の再生,もう1つは安価な輸送手段の開発である。
後者では特に海上輸送において、風力を併用したり、水の抵抗を減らしたりする技術を普及させる必要があるだろう。ただし、日本の船舶だけが改善されてもあまり意味がないかもしれない。

2007年10月8日月曜日

PHPの失敗談:UTF-8

PHPのプログラムを作成するとき、同じ間違いを犯す人は多いようだ。
ここでは、私の失敗談を披露しよう。
PHPのプログラムはエディタさえあれば作成できる。
最近のWebアプリケーションはUTF-8を標準にしていることが多いので、UTF-8で保存できるエディタを使う。
私の場合は、TeraPadを愛用している。しかし、十分に使いこなしていないことがわかった。
TeraPadにはUTF-8とUTF-8Nの2種類の文字コードがある。
最初は、余計なNの付いていない文字コードで保存していたが、PHPのセッションがまったく働かなかった。
少し細かく説明すると、PHPでは以下のような行を先頭に書いてセッション管理する。

ところが、先頭に書いてあるにもかかわらず、エラーとなる。
その理由はUTF-8がBOM(Byte Order Mark)という目に見えない制御文字をファイルの先頭に負荷していたからだ。一方、UTF-8NはBOMを出力しない。
そこで、ファイルの文字コードをUTF-8Nに変更したら、あっさり動作した。これで、結構時間をつぶしてしまった。
この失敗談が他の人の役に立つとよいのだが。

PHPを始めるには

PHPはサーバサイドで実行するスクリプトだ。
PHPでプログラムを書くには、当然サーバが必要になる。
WindowsでPHPを試すならXAMPPを推奨する。
XAMPPはApache+MySQL+PHPのオールインワン・パッケージだ。
最近では、メールサーバ(Mercury)やFTPサーバ(FileZila)まで付いている。
標準で、PHPが使えるように設定されているので、XAMPPをダウンロードしてインストールするだけでよい。

SaaS型コンパイラ

プログラミング言語のコンパイラをSaaSで提供するサービスが欲しい。
前にサーバ側で実行するシステムを作ったことがある。
同様のシステムが市販されていることも知っている。
しかし、今回のSaaSは、ある言語のソースをクライアント側で作成し、それをサーバ側でコンパイルするが、あくまでクライアント側に実行プログラムをダウンロードして実行する。つまり、クロスコンパイルするSaaSだ。
このようなコンパイラがあれば、コンパイラを配布する必要がなくなる。
いくらでも改良を続けることができ、矛盾も生じない。

JavaでCコンパイラを作れば

Cには既に様々なコンパイラがある。
それらを使えばCのプログラムを作ることができる。
しかし、Cのプログラムを作るにはエディタも必要だ。
エディタではEclipseが注目されている。よくできたエディタで、現代版のEmacsと位置づけることもできる。
EclipseではC開発環境もある。
しかし、EclipseのC開発環境は別途コンパイラを必要とする。
EclipseはJavaで記述されているので、どこでも動く。
同じように、どこでもCのプログラムを記述するにはJavaでCコンパイラを実装するべきだ。
すでに、そのようなコンパイラが存在すれば問題ないが、まだ聞いたことがない。その方面は最近疎いので、もしかしたらあるかもしれない。なにせ世界は広い。
OpenBSDがPCCを採用するという話がある。
PCCをJavaで実装することはできないだろうか。GCCより望みがあるように思える。

携帯のビジネスモデルを変えよう

携帯を1円で売って、利用料で回収する。
このようなことをやめようという動きが始まっている。
利用料で回収することは不公平だ。それは改めるべきだろう。それは料金体系の改定で可能だ。
携帯会社としては、そのレベルで十分収益が得られるので、満足してしまうかもしれない。
しかし、その先へ進むことが日本経済にとっては重要だと考えている。
その先とは、パケットの完全な定額制だ。
携帯のみならずPCを接続した場合でも完全に定額にする必要がある。それができなければ無線LANにとって変えられるだろう。
その場合、利用料の収益は確実に下がる。
だから、利用料の収益に依存したビジネスモデルを続けることは危険だ。
携帯を売ることによって利益を出すモデルへ転換することが生き残る上でも重要だと思う。

OfficeはSaaSへ

GoogleにすべきかZohoにすべきか、それが問題だ。
ハムレットではないが、現時点ではSaaS版Officeの行方は悩ましい。
Googleドキュメントは、OfficeのWord, Excel, PowerPointを置換する。
ZohoはさらにAccessまで置換できる。
しかし、実際に使うときは、SaaS版OfficeよりOopenOfficeだろう。
これらをどう組み合わせるかが悩ましい。
まだ、自分の中で答えが出ていない。
おそらく、最終的な答えは、SaaS企業がOpenOfficeの文書を保存するストレージサービスを提供することで、はじめて解決されるだろう。

PythonをRubyに変換する

Rubyには足りないものが、まだまだ多い。
Rubyは純粋なオブジェクト指向言語であることを強調しているが、それは単なる見方にすぎず、実用上はあまり重要でない特徴だ。
Rubyの最大の弱点はライブラリだ。ライブラリが貧弱すぎる。
ライブラリの優秀さではPythonが突出している。
そこで、PythonをRubyに変換することができれば、あるいはPythonライブラリをRubyに移植できればRubyの実用性が高まる。
本当は、ライブラリだけでは不足で、ZopeやPloneなども欲しいところだ。
そのためには、ライブラリの移植より、Pythonを変換したほうが有用だろう。

2007年10月7日日曜日

富裕層のための病院

現在の病院経営は健康保険に依存している。
そのため、できないことも多い。
そこで、健康保険の適用にこだわらない富裕層に向けて高品質かつ高価な治療を目指す病院があればよい。
富裕層が、そういう病院へ移動することで、一般の病院に通院する患者には相対的に多くの健康保険を適用できるようになる。
これは弱者切捨てではなく、むしろ弱者救済になる。
病院にとっても富裕層から高額の治療費を受け取ることができれば経営が安定する。
ただし、富裕層は限られているので、少数の富裕層をめぐって病院は競争することになる。この分野で勝ち残るには思い切った投資が必要であり、ハイリスク・ハイリターンの病院経営になる。だれもが参入できる分野ではない。また、地理的にも高級住宅街に隣接する必要がある。

日本の中の異文化が観光資源となる

沖縄は日本でも観光地だ。
沖縄には本土にない文化があるため、多くの日本人が異なる文化を求めて訪れる。
北海道にはアイヌの文化があり、観光資源になっている。
横浜の中華街も異文化だ。
秋葉原もサブカルチャーという意味では同じだ。
観光立国を目指すなら、それぞれの地方が特別の異文化を持ち、それを強く主張するべきだ。

WiMax争奪戦

WiMaxの2枠をめぐって、4陣営が争っている。
しかし、この争いはばかげている。
なぜ、携帯各社は争う必要があるのか?
携帯3社連合で、合弁会社を設立すれば、済む問題ではないか?
WiMaxは無線LANの技術だから、携帯の通信方式の違いは原則として影響しないはずだ。
自社が勝つ利益より、自社が負けるリスクを減らすべきだ。

Google Bookで出版できるか

Google Bookは本の内容まで検索できるサービスだ。
しかし、当然販売されている本の内容を検索あるいは表示しては売り物にならないので、利用はかなり制限されている。
そこで、GoogleはBookのコンテンツを自ら開発するべきだ。
具体的には、無料で電子出版できるプラットフォームとしてGoogle Bookを使えるようにするべきだと思う。
通常、出版には多額の費用がかかる。電子出版でも多少の費用がかかる。
しかし、内容を閲覧する機能のあるGoogle Bookに登録すれば、それは(電子的に)出版したことと変わらない。
それでは、どのような人が無料の電子出版に関心を持つかというと、例えば作家を目指す新人や博士論文だ。
どちらも自分の実力を広く知らしめたいという要望がある。また、博士論文は出版の義務があるので、高い費用で出版せざるを得ない。電子出版で済むなら経済的に助かる。

副収入のAdSenseに要注意

このブログではAdSenseで広告を表示している。
しかし、どうみても好ましくない広告が時折表示される。
このブログの管理者は自分なので広告に対してもGoogleまかせとはいかない。
なので、一言注意だけはしておく必要があると思う。
広告の中で、いかにも高額な副収入が得られるというものが見受けられる。
この手の広告を信じてはいけない。
だまされるのが落ちだ。
世の中にうまい話などない。
最初から無視するべきだ。
どうしても好奇心を抑えられない人は、このブログ自体を見ないほうが良い。

2007年10月6日土曜日

行政情報システムの開発は国主導で

極論を言えば小さな政府が行き着く先は、情報システムの複雑系だ。
地方が個別にシステムを開発するのは無意味だ。Web 2.0の考えで行けば、国が基本システムを開発し、地方がそれを無料で利用すればよい。国は利益団体ではないので、地方に無料で使わせても何の問題もない。
地方が独自色を発揮する場合のみ、カスタマイズ料を負担するべきだ。
こうすれば、一気に行政コストを削減できる。

海上市場はいかが

築地市場の移転先に有害物質が検出された。
これで移転計画が遂行されるかわからなくなってきた。
ここで、もし移転しなければならないのに、移転できないとしたら、どうするべきかを考える。
逆にいれば、移転しなければならない理由は問わない。
その場合、海上に人工的に市場を作ってはどうかと考える。
埋め立てる必要はない。
メガフロートのような構造物で十分実現可能だと思う。
それが可能なら次のステップとして公海上に巨大市場を構築し、関税などの点で国内法に制限されない取引を行えば、海産市場は活性化するのではないかと考える。

日本のコンテンツ

日本のコンテンツといえばアニメだろう。
それ以外のコンテンツ、例えば映画もハリウッドに進出したり、活況を呈してきているが、世界から日本を見るとアニメと電気製品ではないだろうか。いずれも秋葉原に関連している。
日本のアニメの質は高いといわれる。
それが本当かどうかはわからないが、層は厚いと思う。
層が厚いため、多くの中から淘汰された作品が良いできになるのは当然だ。
アニメの裾野は漫画に及ぶ。
漫画は、音楽を追加すれば、ほぼそのままアニメになる。
漫画の層も非常に厚い。
漫画では最近、原作と作画に役割分担された作品が増えてきたように思える。これは自然な流れだ。
ソフトウェアの開発に例えるなら原作は設計にあたる。SEなら上流工程の重要さは理解できるだろう。
日本のソフトウェア開発はどんどん上流へ上っている。その意味では、今後は原作を生産するための専門チームが登場するだろう。
また、話の類型を分析し、ストーリー・アーキテクチャを研究する人が現れるだろう。

FONの普及は商店街から

FONは草の根無線LANである。
非常に安いアクセスポイントを自分で設置すると、世界中のFONアクセスポイントを利用できる。
現在、地方の商店街は活気がない。
とにかく人がいない。
人を集めて、一定時間維持することで消費が生まれる。
喫茶店で時間をつぶすうちに、二度三度と注文することがある。
そこで、商店街の各店舗にFONを導入して、商店街全域を無線LANスポットにしてはどうだろう。
商店街の活性化につながるのではないかと考える。
投資額は極めて少ないので、だめもとで始めても損はない。どうせ、商店自身もインターネットを使うのだから。
そして、オープンカフェを増やせば、多くの人が利用するようになるのではないかと思う。
特に、商店街は駅前に多い。
元々有利な立地であるにもかかわらず、客は素通りしていたわけだ。
その足を止めるだけで十分投資の元が取れるだろう。
商店街の中でも儲かるのは飲食店だけとは限らない。経済効果は波及する。無線LANを使いたいために飲食店を利用した客が、ネットで調べて他の店を利用することは大いにありえる。

郵便局は局留め郵便を活用すべき

郵便局が民営化された。
それに伴い必然的に郵便局の統廃合が進行する。
これは経営を健全化するには避けられない道だ。
地方の人は地方の切捨てだと心配するだろうが、全体で共倒れするよりましだ。もっとも、そこまで行くのは相当先の話なので、現時点では切捨てとしか認識されないだろう。
地方郵便局が統廃合されると配達に支障をきたす。
そこで、配達方法を従来の枠組みにとらわれずに柔軟に考え直す必要がある。
ここでは、局留め郵便の活用を提案する。
簡単に言えば、配達が困難なので、配達せず局で止めてしまおうというものだ。そして、局に届いたことを電話やメールで知らせ、利用者に出向いてもらう。
制度自体は今でもあると思う。
しかし、利用者にとって不便なだけなので使う人はほとんどいないと思う。
そこで、料金体系を見直して、局留め郵便を使いたくなるように仕向ける。具体的には、局留め郵便は大幅に安くする。
このようなことは全国に多くの支店を持つ、郵便局でしかできないことだ。オンラインショップで購入したものをコンビニで受け取るのと同じことだ。コンビニで受け取れば送料は無料だが、直接自宅まで配達すれば送料を徴収される。
郵便局の配達ネットワークであれば、任意の局間郵便はほぼ無料といってよい。しかも、これからは郵便局がコンビニに変わる可能性もあるのだから、利用者が日常的に郵便局コンビニを訪れても不思議ではない。その場合、利用者の手間は増えず、送料を大幅に節約できる。
このようなサービスが可能となることが民営化のメリットだろう。

2007年10月5日金曜日

仮想化できない大型サーバは

仮想化できない大型サーバは、
2Lのペットボトル飲料をコップもなしに飲むようなもの、
1株100万以上の株券のようなもの、
(他に言い方はないかな?)
要は、大きすぎて使えない。しかし、決して悪いわけではない。実際、お得だ。

マルチディスプレイのためのブラウザ

マルチディスプレイで作業効率が30%アップするらしい。
その作業のほとんどがWeb上のものであるなら、ブラウザがマルチディスプレイに対応しているかどうかが重要になる。
現在、ブラウザの主流はタブだ。ブラウザをフルスクリーンにして、タブで切り替える。
ディスプレイが複数あれば、ウィンドウを複数開き、それぞれにタブを設ける。
問題はウィンドウ間でタブを切り替える方法ではないかと思う。
Firefoxの場合、ウィンドウ間でタブをコピーできる。これは新しく同じアドレスのページを開くことと等しい。
しかし、本来はタブを移動したいのだ。タブで右ボタンメニューを表示しても、別のウィンドウに移動するようなメニューはない。これからはこのようなメニューが必要になるだろう。
また、ステータスバーの使い方も問題だ。
現在では、同じステータスになる。つまり、アドインがステータスバーに登録されていれば、ウィンドウごとに表示される。これは無駄に思える。
個人の好みだけでは一般的なインターフェースを議論することはできないが、少なくともマルチディスプレイを考慮した発展がブラウザに求められていることは間違いないだろう。

複数のネットバンクを統合する窓口

銀行口座が増えると管理がおろそかになりやすい。
そのため、ネットバンクでこまめにチェックする必要がある。
しかし、ネットバンクも増えると面倒になる。
そこで、複数のネットバンクを統合する窓口をサービスとする提供する会社が現れないものかと思っている。
いま、銀行各社は自分のオンライントレードシステムを多額の投資をして開発しているが、一本化すれば不必要な投資になる。もちろん、広告は重要なので、希望する広告がユーザに届くように配慮する必要がある。
ネットバンクで、複数の口座を管理できるものは知らない。一つのアカウントの中で複数の預金形態を管理できるものが多い。
口座IDで管理するのではなく、ユーザIDで管理するように発想を転換する必要がある。
そこで、銀行が共同出資して、統合アカウントサービスを立ち上げ、銀行から利用料を徴収して、システムを維持管理する。
銀行は無駄なシステム開発を抑制し、本質的な部分へ集中して投資する。
システム開発で先行する会社は乗らないかもしれないが、地方銀行など体力のない銀行は、このような方法を使わなければ必要なサービスすら提供できなくなる。
特に、郵便局が民営化されたので、競争激化は必至だ。

SBMはKDDIに追随するか

SBMはドコモのパケット定額料金に追随しなかった。ドコモの場合は特殊な用途に限定されるので、SBMの言い分も理解できる。
KDDIが新しく出した料金体系は、その言い分が聞かない領域だ。
今度こそ24時間以内に対抗するのだろうか?
SBMの対抗策が単なるリップサービスだとは承知しているが、あまりにあからさまな対応なので冷やかし気分で見守っている。

USBビデオでマルチディスプレイ

サムソンのSyncMaster 940UXに興味がある。
最近、マルチディスプレイの便利さを実感している。
しかし、ビデオカードを増設しなければならない点が難点だった。
USBビデオだとそれがいらない。
ノートPCの画面を広げるのに役立つかもしれないと期待している。
すべてのデスクトップPCのディスプレイを切り替えるのは価格の点で難しそうだ。
もう少し小型のディスプレイにも普及したら、買い時かもしれない。

日本が国民に提供するサービスの価格

それが税金だ。
必要だから税金をとるという発想から、政府が適切なサービスを提供しているか、そしてその価格はサービス品質としていくらが妥当かを検討するべきだ。
その結果、割がよいということになれば、日本人というDNAが少なくなっても世界から新たな血・知が入ってくる。
日本という国をサービスという視点からもう一度徹底して分析する必要がある。

「ソーシャル」は流行語になるか

最近、ソーシャルなんとかが多くなった。
コンピュータからネットワーク、そしてユーザの輪へと広がった結果だろう。
最終的な人間のネットワークはソーシャルになる。
それでは、今後流行するものは、既存の何かとソーシャルを結びつけたものだろう。
ソーシャル・メディア、これには多くのものが含まれてしまう。あらゆる文章(コンテンツ)はソーシャル・メディアの対象になる。
ソーシャル・ファイナンス、これは多くのお金に関するものを含む。お金は制約が大きい。特に法律や安全性の制約が大きい。
ソーシャル・エンジニアリング、これはあまりよい印象がない。パスワードなどを聞き出す詐欺のようなものだ。
今後は、以下のようなものが出てくるだろう。あるいはすでにあるかもしれない。
ソーシャル・ヘルス、皆で健康になろうとする。
ソーシャル・ラーニング、皆で勉強する。
ソーシャル・ロー、皆で法律を作る。

ソーシャルファイナンスに注目

欧州ではソーシャルファイナンスが盛り上がっているようだ。
実際の定義とは異なるが、あえて例えるならソーシャルファイナンスはP2P融資サービス(個人間で融資するしくみ)ということになる。
中間搾取を少なくして、借り手と貸し手がともに利益を得る仕組みだ。もちろん、信用調査や債権回収はサービス会社が代行する。
日本は金持ちの高齢者が増え、年金を資金運用したい人も増える。
そのような時代にソーシャルファイナンスは一つの選択肢となるだろう。
問題は法律の壁、そして既得権者の壁である。特に、銀行・大蔵省連合は強い。
そこで、収益率の低下している地方の銀行が積極的にソーシャルファイナンスのシステムを構築し、全国区に名乗りをあげるチャンスとするべきだと考える。既得権者も身内には弱い。
気をつけなければいけない点は、ソーシャルファイナンスを名乗って、詐欺を働くものが必ず出るであろうことだ。普及前に詐欺が起きれば、信用が低下し、普及はかなり遅れるだろう。それだけに、ベンチャーが単独でソーシャルファイナンスに取り組みより、最初から信頼できる金融機関が取り組んだほうがよい。

仮想マシンは実マシンより速い

奇妙な逆転現象がマルチコアCPUで起きている。
それは実マシンより仮想マシンを使ったほうが処理が速くなるというものだ。
詳細は公の場でいずれ発表できるだろう。

成田に空港ナカを造ろう

駅ナカが大ヒットしている。
移動する人にとっては駅から出ることより駅の中にいる時間の方が長い。当たり前といえば、当たり前のことだが、これに気づかず、あるいは気づいていても野放しにしてきたことは大きな失点だ。
駅ナカが成功するには、その駅が交通の要所、すなわち複数の路線が交差し、乗り換え時間(滞在時間)が長いことが重要だ。
これらの条件はそのまま空港にもあてはまる。むしろ、空港のための条件といえる。
今でも空港には店がある。しかし、繁盛しているかといえば決して繁盛しているとはいえないだろう。
特に成田は問題だ。
羽田は国内線でありながら活況がある。しかし、成田は国際線のハブを目指しているにもかかわらず貧弱だ。
そこで、提案だが、成田に巨大なショッピングモールを建設してはどうだろう。
ただし、このモールには建築上の興味深い使命がある。それは二重構造だ。つまり、国内の客と国外の客に両方サービスできなければならないという点である。
夜間に営業を停止する成田に商業的な魅力は少ない。国外の客だけでは十分でない。国内の客を呼ぶ必要がある。
羽田の場合、もし国際線の中継になるなら、わずかな時間で都内に出ることができる。わざわざショッピングモールを作らなくても困らない。

ブログを役立てるには

知る人ぞ知る事実だが、日本語ブログの投稿数は世界一だ。
しかし、ブログの投稿には玉石混合があり、単純に数だけ世界一であることを誇るわけには行かない。数より質が大事という面は確かになる。
しかし、あまり理解されていないことかもしれないが、数がなければ質は生まれない。少数の人で大きな成果を出すというのは非常に難しいことだ。
多くの人が競争することで、互いに刺激され、あるいは協調し、新しい成果が生まれる。
世界一だという日本のブログを役立てない法はない。
それでは、どうすれば役立てることができるのか?
例えば、このブログでは、自分がやらないだろうと思える仕事を公開している。もしかしたら、それが他の人の役に立つかもしれないと考えているからだ。逆に、他の人も同じように考えていたら、自分にとって有益な情報を入手できるかもしれない。
ここで、2つの問題がある。
1つは、自分にとって必要な情報とめぐりあえるかどうかである。それには検索技術がなんといっても重要だ。
もう1つは、それがきっかけにしかならないことだ。答えはその先にある。その先の答えを見つけることができるかどうかは本人の力量にかかっている。その壁は厚い。インターネットで検索すれば答えが分かるという安易なものではない。もし、この段階も検索で解決しようとするなら、非常に大規模かつ精細な検索技法が必要になる。

2007年10月4日木曜日

日本で大型サーバを使うには

日本のサーバ事情は厳しいようだ。
日本では小型サーバしか売れない。小型サーバの単価が安いため、利益率が低い。しかも、高度な技術を必要としないため、価格競争にさらされる。
大型サーバは小型サーバより高価だが、対費用効果は高い。言い換えれば、対費用効果が高くない大型サーバは失格だ。
日本で大型サーバが流行らないのは、日本にGoogleのような巨大なビジネスモデルがないからだ。いずれも少々大きいくらいのサーバで十分こなせるため、小型サーバを数多くそろえる道を選択してしまう。
そこで、日本で大型サーバが売れないなら、大型サーバを小型サーバとして売ればよい。
つまり、複数の企業にサーバの利用をサービスとして提供する。いうなれば、Server as a Serviceだ。
今でもレンタルサーバは数多い。サーバメーカーがこの分野に直接参入するしかない。
ユーザ市場の利益率の高い?ところを直接押さえたほうが有利だ。
このような戦略を展開すると、中小サーバレンタルベンチャーは軒並み強力な競争にさらされることになる。
しかし、それがグローバル化だ。国内でも海外でも競争から逃げることはできない。

朝と週末のYahoo

Yahooは朝と週末の利用が少ないそうだ。
週末少ないのは、娯楽よりビジネスに偏重しているからだろう。もっと、娯楽があってよい。
朝少ないのは、純粋に忙しいからだ。朝起きて出勤するまでは、決まりきった日課をこなすだけでも忙しい。起きるのが遅いからだ。メールのチェックは通勤中に行うことができる。しかし、ラッシュの電車で携帯を操作するのは至難の業だ。
もっとも、朝より夜明け前の時間帯の方が利用が少ない。この時間帯の利用率を上げることは不可能だろう。だから、内部の自動化できる業務をサーバに割り当てるべきだ。

ノートPCに目覚まし機能を

ノートPCと携帯を比較すれば、誰もがノートPCの方が機能が上だと思うだろう。
しかし、実際にはノートPCは通信機能以外でも携帯に劣る部分がある。
しかも、本質的と思える部分なので、ぜひ直して欲しい。
それが、目覚し機能だ。
携帯を目覚まし代わりに利用する人は、多くないかもしれないが、少なくもない。
しかし、ノートPCを目覚まし代わりにする人はいない。
その機能がないことはもちろん目覚ましとして稼動し続けることが無駄だからだ。
ノートPCの消費電力は携帯の比ではない。
それでは、なぜ目覚し機能を望むかといえば、これは遠隔操作の決め手になるからだ。
ノートPCは、消費電力が少なく、ちょっとしたサーバに転用できる。あくまでも一時的な転用だ。あるいは移動できるサーバとして常用することもあるかもしれない。
そのようなときバッテリがあるノートPCはUPSいらずでありがたい。しかし、シャットダウンはできても起動ができない。そこで、目覚し機能が登場する。
目覚まし機能があれば、時間設定で起動できるので、非常に便利だ。
本来はノートPCだけでなく、あらゆるPCに必須の機能だと思う。
他にあてになるPCがいない中ではWoLだけでは不十分だ。

2007年10月3日水曜日

電源不要のLSI

電源不要のLSIといえばICチップを思い出す人も多いだろう。
しかし、ICチップは用途が限定される。
もっとすごいチップが登場したようだ。
@ITによると、グリーンピーク・テクノロジーは電力線やバッテリーなしで作動可能な超低消費電力無線センサを開発したとのことだ。
このLSIでは環境発電を採用しているらしい。移動先の環境下で可能な様々な発電方法を試し、動作電力を確保するらしい。
この技術には少々驚いた。いずれ可能になるかもしれないとは思ったが、まさかこんなに早く実現されるとは思わなかった。
地球温暖化に朗報だ。この技術が広まって欲しい。
CPUなどのエネルギー食いLSIには使えないだろうが、その電力の一部でも負担できればよいので、なるべく多くのLSIに取り入れて欲しいと思う。
他の会社は、どのような取り組みをしているのだろうか。

2007年10月2日火曜日

AdSenseは著者のためのCMか

このブログにもGoogle AdSenseを掲載している。
AdSenseはターゲット広告だ。
つまり、ホームページ(この場合、ブログ)の内容に合わせて広告を変えることで視聴者に適合した広告を表示する。
ここで、多くの人に読まれるブログならば問題ないが、このブログのようにほとんど読まれないブログでは、著者=視聴者だ。
著者は自分の興味あることを書き、その広告が表示されるのだから、その広告を最もよく見るのは著者自身である。すなわち、著者へのCMに他ならない。
これはうまくできた制度だ。
少なくとも一人の強い興味を持った視聴者がいるというわけだ。
例え一人の視聴者でも、それをたくさんのブログで繰り返せば、多くの視聴者が同じ広告を見ることになる。それでも十分成立する。

児童文学がおもしろい

最近、児童文学に興味を持っている。
児童文学といっても高尚なものではない。
例えば、デルトラクエストなどである。
今、幼児への読み聞かせや、小学校での読書が話題になっている。
いずれも国語力こそ学力の基本であるという認識のためだろう。それは正しいと思う。
とにかく読書するという習慣をつけることが重要なので、内容は二の次だ。
しかし、おもしろくなければ読書は続かない。
デルトラクエストは文句なくおもしろい。大人が読んでもおもしろい。特にアニメ世代には抵抗なく受け入れられる。
今、デルトラクエストはアニメにもなっている。そちらのほうは、あまり興味ない。こういうものはたいてい原作の方が面白いと相場が決まっている。アニメでは想像力が養えない。
デルトラクエストはエミリー・ロッダの作である。彼女は他にローワン・シリーズも手がけている。こちらも大変面白い。デルトラクエストよりむしろローワンのほうを子供に読んで欲しい。
書店には、この手の手軽に読める児童文学がたくさんある。

給与の代わりに福利厚生を

日本経済はどうやら上向きつつあるらしい。しかし、地方や労働者はそれを実感できない。
いずれも事実かどうかは定かでないが、まことしやかに言われている。
確かに、会社は競争力を維持するために人件費を抑えたい。よって、給与をあげたくない。
しかし、そのままでは消費が低迷する。
そこで、給与以外の部分で利益を還元することを考えるべきだ。
例えば、会社がマンションを建てて従業員に賃料を割り引いて貸す。
このようなことはバブル時代あるいはそれ以前から行われてきたことだ。しかし、バブルがはじけて資産を整理した結果、多くの会社は社員寮を手放した。
かつての失敗を繰り返してはいけない。
そこで、今度は従業員以外にも貸す。ただし、正規の値段で。
つまり、副業として不動産業を行うということだ。
そして、重要な点は、その部門でも決して赤字にしないことだ。そのためには社員への割引分を転嫁できるだけの規模が必要になる。かなりの投資になるが、これは資産なので資金を眠らせるよりよい。いざとなれば売ってもよい。

電子マネーの自動販売機

電子マネーで購入できる自動販売機のことではない。
電子マネーのカードを購入する自動販売機の話だ。
現在、そのような自動販売機があるのかどうかは知らない。
知らないのをいいことに、ここで好き勝手に自動販売機をデザインしてみよう。
私が考える(欲しい)自動販売機は以下のような機能を持つ。
・電子マネーのカードが購入できる。
 デボジット制ならカード購入時にカード分の代金がチャージから引かれる。
・電子マネーのカードを回収できる。
 デボジット制なら回収時にカード代金を返金する。チャージ分も合わせて返金する。
・現金でチャージできる。
 当然だ。さらに小銭のチャージも許す。
・クレジットカードでチャージできる。
 これさえできれば現金を持ち歩く必要はほとんどない。PASMOや後払い式のカードでなくてもよい。

電子マネーの両替

電子マネーが普及しつつある。
いずれクレジットカードと電子マネーだけでとりあえず生活できるようになるだろう。
そうなれば空港で両替するとき電子マネーにチャージすることも考えられる。
そのためにはいくつかの課題を克服する必要がある。
まず、電子マネーを、残額を含めて換金できるようにすることだ。カードは空き瓶またはSuicaのようにデポジットでよいだろう。あるいはレートの優遇と相殺してもよい。
これからは空港に電子マネーのチャージ機を設置する必要がある。それもJRの改札ではなく銀行の傍にだ。
さらに電子マネー用の保険を考えるとよい。そうすればトラベラーズチェックは不要になるだろう。
また、電子マネーに保存できる額も見直す必要がある。これはチャージ機の設置台数に依存する。主要な駅に設置しておけば、小額でも問題ないだろう。特にコンビニでチャージできる効果は大きい。
空港を制覇した方が外国人ビジネスマンを取り込むことができる。

PCは増えてもスキルは落ちる

かつてPCの台数が少ないときはユーザのほとんどがプログラマーだった。
それもそのはず、プログラミングができなければ何にも使えなかったからだ。PCを使うこと=プログラミングであった。
しかし、WIMPとExcelでプログラミングが不要になった。この結果、PCは普及した。しかし、利用者のスキルは特に向上していない。
かつて、PCが高価であったときには、一生懸命使い方を覚え、自らのスキルを向上させた。つまり、機械が人間を育てた。
しかし、PCが安価になると、使わなくても惜しいと思わなくなる。わざわざ苦労してスキルアップしなくても、そこそこ使える。苦労するときも精神的な苦労(学習)より肉体的な苦労(ひたすらコピー)を選ぶ。
その結果、生産性はまったく上がらない。今でも少数のできる人に頼ることが多い。
付け加えると、スキルは低くても人数が増えたことで処理能力自体は増えている。それは重要なことだ。
しかし、今のPCはユーザを甘やかすだけで、鍛えることをしない。よい道具が人を作るという面は確かにあるのだ。問題は人を鍛える道具は人を選ぶということだ。一部の人をさらに向上させるか、全員で負担を分け合うか、いずれも道を選ぶかということだ。
安価な労働力に頼るなら、全員で負担を分け合うことになる。しかし、その結果、労働者の給与は他に安い労働力がある限りは決して上がらない。

PCが普及した理由

PCは普及した。
これはPCの価格が下がったためとよくいわれるが、個人的には違うと思う。
確かにPCは安くなった。かつては車に匹敵するといわれた時代もあったが、車の製造に革命が起きない限り、PCと車の値段が比較されることはないだろう。
しかし、私の記憶では、かつての高価なPCといえども40~60万円程度だった。今は安いとはいえ10~20万円程度だ。単純計算では1/6であるから、いかにも安いように思える。しかし、売れ筋からいえば主流は20万円以上のノートPCであり、せいぜい1/2にしかなっていない。
1/2程度の差は大きくない。むしろ、デスクトップがノートに変わり、DOSがWindowsに変わったことが大きい。
つまり、だれでも使えるように進化したために、普及したと考えるべきだ。

10月のブログ

9月はずいぶん記事を書いた。
これまでのところ前月の記事の数を常に更新してきたが、10月は9月ほどたくさんの記事は書けないだろう。
本当にコンスタントに書き続けることができるかどうかは、これからわかる。

2007年9月28日金曜日

家電は一家に一台から、一部屋に一台、一人に一台へ

家電の普及率は高い。
特に、洗濯機、冷蔵庫はほぼ100%だ。
それに対して、テレビやエアコンは200%を超える。これらの家電は一部屋に1台ずつ必要だからだ。同じ家電ならば、このような家電に注力すべきだ。
そして、その先には一人に一台の携帯やパソコンがある。安いけれども台数が増えるので、結果的にたくさん消費する。

2007年9月27日木曜日

Many Coreが実現するもう一つのシンクライアント

シンクライアントの実現方式は以下のように5つ考えられる。
(1) サーバ方式
クライアントは表示のみ行う端末となり、アプリケーションはすべてサーバで実行される。1台のサーバでN台のクライアントのアプリケーションを実行する。現実的にはN=2ぐらいだろう。
(2) ブレード方式
サーバ方式とほぼ同じ。違いはサーバが複数のブレードで構成されていることである。ブレードごとにN台のクライアントをサポートできるので、サーバ全体はさらに多くのクライアントをサポートできる。
(3) 仮想マシン方式
基本的にはサーバ方式とほぼ同じ。違いはサーバが仮想マシンであることである。
(4) ネットブート方式
これに加えてCPUがMany CoreになるとCPU1台でN台分の働きをするようになる。よって、1台のCPUでN台のシンクライアントをまかなうことができる。
(5) コア方式
基本的にはサーバ方式と同じ。しかし、1つのコアが1つのサーバに対応する。実際には、仮想マシンによってコアの管理をすることになるため(3)と等しくなる。

高齢者の買い物用自転車

日本では世帯あたりの人数が年々減少している。
複数世代同居は少数派で、核家族化、あるいは個人化が進行している。
老人だけの世帯が多くなることは明らかだ。
老人が生活をするために買い物をする。買い物の宅配というサービスもあるが、年金生活では少し苦しいだろう。
車で買い物に行くことになるが、高齢者の運転は心配だ。足腰が弱ったら、車も運転が難しくなる。
そこで、自転車で買い物に行くことになるだろう。
しかし、今の自転車で買い物に行くのはかなり厳しい。足腰が弱っているのにバランスをとれというのは無理がある。やはり三輪車が必要だろう。
毎日買い物にいくのは大変だ。大きな荷物を乗せて、一度に済ませたい。また、起伏の激しい土地もある。パワーアシストが必要だ。
このように考えると、かなり大きな自転車になる。電気自動車という選択肢もあるが、既に述べたとおり、自動車は危険だ。あくまでも自転車の範疇で解決したほうがよい。
このような自転車は、あるにはあるがまだまだ開発が足りない。もっと、コストダウンすべきだし、もっと機能的にも工夫すべきだ。
そして、行政は自転車が安心して通行できる道を整備すべきだ。今の自転車はマナーも最悪だが、そもそも環境が整備されていない。マナーを云々する前にきちんとしたルールと環境を与えるべきだ。

Twitterはマイクロブログ

Twitterのような新しいサービスが出ると、それをどのように位置づけるのかが問題となる。
どうやらTwitterはマイクロブログということになったようだ。
マイクロブログとは200字程度の簡単な文章を公開できるブログのことだそうだ。
Twitterをマイクロブログと位置づけるのに抵抗のある人もいるだろう。
例えば、Twitterは「ある人が今何をしているのか」という情報を集約するサービスだという見方もできる。しかし、この見方ではコメントの書き方が限定される。また、特殊なチャットだという見方もできるかもしれない。チャットは双方向を原則としているが、Twitterはどうだろう。
他に候補がなければマイクロブログで決まるのだろう。

仮想マシンが流行する理由

仮想マシンは今や主要な技術の一つになっている。
しかも、いたるところで使われている。
一つはJavaの仮想マシンJVMである。これは特定言語の実行系をコンパイラを再開発せずに移植するために用いられる。この種の仮想マシンはUCSD Pascalのp-system、Smalltalk-80のVMなど枚挙に暇がない。
もう一つはVMware, Virtual PC, Xen, KVMなど汎用的な仮想マシンだ。この仮想マシンは特定言語に依存しない。
今回は後者の仮想マシンについて、なぜ今もてはやされるのか考えておく。
要は、CPUが必要以上?に速くなってしまったことによる。サーバ用CPUは複数の仕事を行うのが当然となった。その結果、複数のOSにまたがる仕事を実行したくなったということだ。
現在のCPUはマルチコアで、やがてMany Coreとなる。つまり、CPU内での並列処理だ。CPU自体が並列計算機になってしまった。
このようなCPUで1つのアプリケーションを動かしても無駄だ。1つ以外のコアが有効に使われない。そこで、多くの仕事をCPUに与えて、CPUの利用率を高めることが重要になる。
一方、クライアントではあまり多くのコアを必要としない。なぜなら一人の人間が同時に作業できる仕事の数には限界があるからだ。よって、クライアントは少数コアで省エネをねらう。
温暖化問題によりCO2を削減しなければならないことも拍車をかけている。
サーバCPUがMany Coreとなると、サーバに仕事を与えなければならない。クライアントで仕事をさせるよりサーバでしてもらったほうがよいということになる。厳密には仕事を適材適所でわけるということだ。クライアントはリッチなユーザインターフェースに特化し、サーバは大きな仕事に特化する。
そうなると、サーバのOSが制約となる。いろんな仕事をしたいのに、別のOSの仕事はできないし、別のマシンの仕事もできない。そこで、その境界を取り払う技術が必要になる。これが仮想マシン技術だ。
正確には、仮想マシンは境界を取り払うのではない。競技場を均す。壁を取り払い行き来できるようにするのは別の技術で、それはまだ十分に開発されていない。
仮想マシンを持ちいることで、マシンとOSの組み合わせを自由に変更できるようになる。しかも、(一部の仮想マシンでは)動的に行えるので信頼性を向上させることもできる。
ここまでOSが異なることを強調してきたが、実際には異なるOSを使うことはめったにない。同じOSでありながらマシンが違うことがある。それを改善するために仮想マシンが使われる。
例えば、最近ではブレード型のサーバが増えてきた。これはサーバの数を減らそうという試みだ。
1台のサーバ(あるいはブレード)であっても、マルチコアにより処理能力が上がったため、複数のサーバを兼ねることができる。例えば、複数のWebサーバを1台で実行できる。このようなとき、コンテンツを移動させるのが理想だが、サーバ自身の設定を変更していて、コンテンツだけの移動ではすまない場合がある。そのようなとき、かなりの無駄だが、仮想マシンを使えば、Webサーバを修正せずに移動できる。

ルーターも省電力

Juniper Networksのルーターが「3年間で水力発電所5.8カ所分節電できる」というキャッチフレーズで宣伝されている。
キャッチフレーズの勝利かもしれない。思わず見てしまった。
普通なら過大広告だったという結末で終わるところだが、そうでないところがりっぱだ。
消費電力を50%削減したらしい。
すべてのルーターがこれに代われば「3年間で水力発電所5.8カ所分節電できる」らしい。
この会社の製品が普及するかどうかは価格の問題もある。
いずれにせよ、今後は徐々に省電力型ルーターが普及するだろう。

iPhoneよりiPod touch、しかしPDAにはならない?

iPod touchはiPhoneから電話機能を除いたものだそうだ。
iPhoneの通信契約は特殊で、携帯電話でありながら定額である。iモードのようなものだが、iPhone自体がPCのようなものなので、もっとキャリアの負荷が高い。このような契約をしてくれるキャリアは多くないだろう。
そこで、iPhoneよりiPod touchの方が現実的だ。日本でいつ発売されるかわからないiPhoneを待つより、iPod touchを買ったほうがよい。
ただし、Windows日本語版での不具合が解消されたことを確認してからだ。まだ、手を出すのは早すぎる。できれば、次の新機種がでるころが理想だ。しかし、それまで我慢できるかが問題だ。
このようにiPod touchには期待している。しかし、残念なことにiPod touchをPDA代わりに使うことはできないかもしれない。メモ機能が省かれているという話があるからだ。
個人的にはiPod touchがどれほどよくても入力できない機械を買うつもりはない。音楽を聴くだけなら他の機種で十分だ。

公立学校がLinuxを使わざるを得ない理由

「公立学校がLinuxを使うべき理由」を述べたブログには多くの反対意見があった。つまり、公立学校はLinuxを使うべきではないという意見が大半だ。
私も、これに賛成だ。公立学校は、平均的なリテラシを育成するための学校であるから、最もメジャーなOSを教えるべきだ。今の時代では、Windowsだろう。
しかし、一方でWindowsを教えることが困難な事情もある。これが「公立学校がLinuxを使わざるを得ない理由」である。
簡単に言えば、最新のWindowsを実行するための高価なPCを購入する予算がないのだ。
一部の公立高校では10年以上前のPCが現役で使われ、しかも買い替えもできず、これからも使い続けるという。
このような学校ではKNOPPIXのLive CDを使うことも検討されている。Windows 95よりはKNOPPIXの方がましというわけだ。これはもっともだと思う。
一番よい解決策は、学校にきちんと予算をつけることだ。しかし、老人福祉予算が増加する一方で教育への予算を確保することが難しくなってきている。このままではジリ貧だ。それが一番の問題だ。
なお、工学系の学校が第2のOSとしてLinuxを使うのは大いに結構だ。

2007年9月26日水曜日

太陽電池ブラインドはいかが

ブラインドは窓に設置され、強い日光をさえぎるために使われる。
つまり、日光が強いときにしか使わない。
日光が強いなら、太陽電池を表面に設置すれば、電動ブラインドが簡単にできることになる。
太陽電池パネルを屋根に設置するだけでは、まだまだ太陽エネルギーを活用しているとはいえない。あらゆるところで使うことを考えるべきだ。
太陽電池ブラインドはかなり実用性が高いと思う。

液晶と太陽電池を合体させたら

液晶といえばシャープだが、実はシャープは太陽電池でも世界一のシェアを持っている。
しかし、年々シェアが落ちているので今も世界一かどうかはわからない。
そこで、両者を組み合わせたらどうかと考えた。
もちろん、大型液晶テレビが太陽電池だけで駆動できるはずもない。しかし、シャープは液晶にセンサ機能を組み込むなど多機能化を進めているので、駆動電源を太陽光で補充する液晶ができてもおかしくないと思う。
最近の時計に使われている太陽電池を見ると、どれが太陽電池かわからないくらいだ。もし透明度の高い太陽電池ができれば、液晶に重ねることで、特に大型液晶の場合は広い面積で発電できる。太陽電池を重ねることで発色が悪くなっても用途によっては許されるだろう。
また、枠に太陽電池を組み込むことも考えられる。発電量は少ないがデザインは自由だ。また、テレビ背面に組み込んでもよい。壁に掛けない場合は、かなり発電できるかもしれない。逆に、窓に背を向けて設置すれば、むしろ好都合かもしれない。簡単な試算をしてみる。発電効率15%、42型で0.7平方メートルとすると、100Wぐらい発電できることになる。42型の液晶テレビの消費電力は200Wを超えるので、半分をまかなえる可能性がある。
最後に、液晶パネルの裏に太陽電池を組み込む場合を検討したい。液晶の裏には普通バックライトがある。つまり光が直接供給される。ということは、もし太陽電池の起電力で液晶を制御できるなら配線が不要になるということではないだろうか?
専門家ではないのでうまくいくかどうかはわからない。もし可能ならおもしろい製品ができるだろう。

iWatchはいかが

携帯プレイヤーは携帯電話に進化した。
これは純粋な機能の向上である。
それに対いて携帯性を向上させる選択肢もあるだろう。
もっとも携帯性に優れた機械は腕時計だろう。
携帯プレイヤーを小型化して腕時計にすることを考えてもよいはずだ。
GShockなどのヘビー級腕時計に比べればiPod nanoすら軽く感じる。もっともiPodにはバンドがないわけだが。
もう少し小型化すれば十分実用になるだろう。
腕時計なら電波とソーラーが欲しいところだ。ソーラーだけで駆動するのは無理だろうが、充電できれば便利だ。

学校にサマータイムを

サマータイムは省エネ効果があるといわれている。
これを学校に取り入れてはどうかと思う。
理由の1つは省エネだが、もう1つは通学ラッシュの緩和だ。
サマータイムが省エネにつながる理由は暗くならないうちに帰れるからだ。つまり照明代が節約できる。
時間がずれるので通学ラッシュとぶつからない。しかし、それはサマータイムの間だけであり、サマータイムが終わってしまえばラッシュの時間帯に戻ってしまう。
そこで、夏は開始を1時間早めると同時に終了を1時間遅らせる。そして、冬は逆に1時間遅く始まり1時間早める。そうすれば通勤時間帯を避けることができる。
たとえば、夏は8:00-18:00、冬は10:00-16:00となる。
ただし、このままでは労働時間が問題になる。通常の労働時間は9:00-17:00の8時間(うち1時間は昼休み)である。そこで、夏は昼休みを2時間に伸ばし、冬は0時間に縮める。しかし、昼休みを0時間にするのは法的な問題もあるだろう。だから、冬の昼休みは1時間とし、労働時間を減らし、同時に給与も減らす。
授業時間も同様だ。しかし、大学なら90分という枠があるため以下のように実施可能なコマ数が変わってくる。
夏時間 8:00-9:30, 9:40-11:10, 11:20-12:50, 13:00-14:30, 14:40-16:10, 16:20-17:50
冬時間 10:00-11:30, 11:40-13:10, 13:20-14:50, 15:00-16:30
ようするに夏にたくさん勉強し、冬は遊ぶようになる。
言い換えれば、夏は簡単な科目をたくさんこなし、冬はじっくり取り組み科目を少なめにとる。
昼休みは、そもそも今でも学校によってないこともある。ようは昼に連続して科目を割り当てないことだ。
実際には、かなり強引なところもあるが、実施は可能だろう。問題は、そこまでしてどれだけのメリットがあるのかだ。
通勤・通学が楽になるのはだれにとってもうれしい。残る省エネ効果はよくわからない。

自分でデザインできるノートPC

携帯は自分でデザインできる時代になってきた。
ノートPCも色が選べるようになってきた。
しかし、携帯のようにもう一歩デザインできる自由度を増やせたらよい。
もっとも、自分ではそんなPCを買うつもりはない。
装飾が好きな人か、企業の宣伝用だろう。
自分ならデザインできる分の値段を下げてほしい。

2007年9月25日火曜日

ブログ中心主義

ブログを多くの人が行うようになると、ブログは発信と同時に受信のメディアにもなるのではないだろうか?今日は、そういう話をしたい。
発信については疑問の余地がない。しかし、もっと積極的にブログを活用する方法を考える。
例えば、間接民主主義から直接民主主義への移行に使えるかもしれない。間接民主主義では民衆は自らの意見を議員に代弁してもらう。しかし、議員は当選した後、民衆を裏切るかもしれない。直接民主主義では裏切りはないが、全員の意見を集めることは不可能に近い。
しかし、その不可能とは、従来の技術では不可能であるというのに過ぎない。もし、皆がブログで意見をいうなら、その意見を収集して、集計するのは造作もないことだ。現在の技術は直接民主主義を実現する。
これがブログの発信効果だ。
次に、受信効果を考えよう。
今、知りたいことがあると掲示板に書き込んで答えを待つという方法がある。しかし、どの掲示板がよいのか、また適切な掲示板が分からないこともある。そこで、すべてのブログをチェックするプログラムを用意し、質問があれば回答をコメントしてくれるサービスを考える。言語理解に問題があるかもしれないので、質問方法を定型化してもよい。後は寝て待つだけだ。こんな受信ならとても簡単だろう。
もしかしたら、すでにあるのだろうか?

憲法改正における9条以外の論点

憲法改正における9条以外の論点はなんだろう。
道州制への道のりは遠いが、道筋をつけたいのか。
参議院をなくすのか。そのような改正案が参議院を通るのか。そして議員数は減らせるのか。
大統領制を取り入れるのか。

2007年9月24日月曜日

Rubyの問題点

Rubyは作者が日本人なので日本での人気は高い。
しかし、Ruby人気はRails人気であり、Railsの凋落とともにRubyの凋落も始まる。
Railsは、なるほど開発は簡単かもしれないが、できた製品を実行させるのはかなり高いハードルがある。
作者自身がFastCGIを推奨しているが、これは過去の産物といってよい。
それでもきちんと使えればよいが、インストールがうまくいくかどうかは運のようなものだ。
よって、Railsで作っても実行できない。
これは笑えない冗談だ。しかし、多くの場合、本当の話だ。
では、これはRailsの問題点かといえば、Ruby側の問題点ではないかと考える。
そもそもRubyの実行速度が遅いためにCGIでは使えないのだ。また、ライブラリの読込みやApacheとの連携にも問題がある。
PythonにはZopeというすばらしいアプリケーションサーバがあるのにRubyにはない。そのため無理にFastCGIを使う。Ruby版ZopeができなければRubyはこのまま消えるかもしれない。

Ustream.tvは使えそう

Ustream.tvは、無料でライブ配信できるサイトだ。
YouTubeが無料でVoDを配信するサイトであるとすれば、その対極にある。
ライブ配信では、ストレージを使う必要がない。
しかし、Ustreamはライフ配信を記録もできるようだ。
組み合わせれば、いろんな使い方ができそうだ。
思いついたところで、講義や講演の配信、インターネットテレビなどが可能となる。
基本的にウェブカメラの画像を配信するが、ツールを用いるとPC画面を配信することもできるようだ。この場合、どの程度の解像度で配信できるのかはわからない。調べて見る必要がありそうだ。
いろんなサービスがどんどんでてくる。楽しい世界になった。

ちょっとつけたし。
昨日の仮想旅行にも使えそうだ。

2007年9月23日日曜日

仮想的な海外旅行

海外旅行ではトラブルに会う危険がある。
完全に安全な海外旅行というものはない。
しかし、仮想的に海外旅行を行うことができれば、安全な観光も実現できる。
仮想的といってもSecond Lifeの中で旅行するというわけではない。
現地にエージェントが必要になるが、その人にカメラやマイクをつけてもらい、その人の経験したことを自分の経験として視聴するというサービスを考える。仮に仮想旅行社と名づけておく。
利用者はエージェントに行き先や行動を指示することができる。
時差があるため、日本では深夜の利用となることもあるだろう。
利用は個人または団体で仮想旅行社の一室からエージェントと連絡する。個人のPCを直接接続するのは可能であるが、セキュリティや契約上のトラブルが発生する可能性もある。
問題は、臨場感を伝達する技術である。高精度の映像はもちろん全方位映像があればなおよい。同様に音声も全方位からサンプリングする。そして、風や温度、においも再現できれば楽しい。
次の問題は、任意の場所での中継を可能にする技術である。オープンスペースならWiFiが使える。WiFiでも帯域が足りないとなれば、現在の技術では難しいだろう。クローズスペースや、僻地では別の方法が必要になる。衛星電話も選択肢のひとつかもしれない。
大いに研究して実現して欲しいものだ。

Microsoftがなすべきこと

Vistaは成功していない。はっきりいえば失敗だった。
簡単に言えばVistaはXPをセキュリティとデスクトップの面で改善したものと考えられる。
しかし、いずれも不要な改善だった。
セキュリティはわずらわしく、未熟だ。デスクトップ(Aero)は面白いが不必要だ。
さらに、必要な資源が倍増している。
Microsoftが行うべきOSの改良は、そのようなところではない。それが敗因だと思う。
それでは、どのような点を改善するべきだったのか?
以下のような点だと思う。
・64ビット対応
 64ビットの命令に対応し、性能を向上させる。HDD容量などOSの資源的制約をなくす。
・マルチコア対応
 マルチコアを十分に活かす構成に変更する。具体的にはスレッド化を徹底する。地味だが性能は確実に向上する。
・省資源
 大きな資源を扱えると同時に、必要な資源を少なくする。組み込み用途にメインストリームのOSをダウンサイズできるようにする。
・仮想化
 仮想化レイヤを提供し、ユーザレベルOSを許す。
・多様なブートメディア
 USB、ネットワークなどからブートできるようにする。
・マルチユーザによる同時利用環境の整備
 複数のキーボード+マウス、複数のディスプレイで多人数が同時利用可能にする。
・ライセンス管理
 SoftGridのクライアント?部分を組み込む。
・デスクトップ検索
 OSに組み込むことで真のデスクトップ検索が実現できる。
・ソフトウェアレポジトリ
 Linuxのyumのようなもの。初心者でも安心してソフトウェアを組み合わせてインストールできる。
・SSD対応
 SSDの場合、速いが、容量が少なく、書き込み回数を減らす工夫をする。
・ネットワークレジストリ
 レジストリの一部をネットワークで共有する。
・まともなバッチ処理スクリプト言語
 command.comやWSHも不十分だ。しかし、VBのように敷居が高くてもいけない。
いずれも目立たないところだが、もともとOSは目立たないほうがよい。
理想のOSは0バイトを占有し、0%のオーバーヘッドで、すべてのデバイスを接続できるものだ。
そして基本的にできないことがないようにすることだ。
だから、今までできなかったことをきちんとできるようにすることがまっとうなOSの進むべき道だ。

豆腐を工夫しよう

豆腐は偉大な加工食品だ。
豆腐百珍という本があるらしい。そのくらい豆腐料理は種類が多い。いまでも豆腐料理専門店は多い。
ところがスーパーでみる豆腐はどれも個性がない。
正確には個性がなかった。
しかし、最近よくなってきた。
特に男前豆腐はおもしろいし、おいしい。
しかし、おいしいだけでは十分でない。
おいしい豆腐を作ることは難しい。
みんなが真似できることではない。
豆腐には様々な要素がある。たとえば、味、材料、パッケージ、賞味期限である。
たとえば、大豆以外のものを混ぜる。応用は無限だ。
パッケージは用途を反映する。最近は一食ずつの食べきりサイズが増えてきた。これは過剰包装ではない。りっぱなサービスだ。さらにサイの目に切ってあると料理に使いやすい。
豆腐の賞味期限は長くない。アメリカでは1カ月もつ豆腐があると聞く。このような商品が日本でも必要だ。日本でも1週間に1度しか買い物しない消費者は多い。少なくとも販売日から1週間はもたなければこのような消費者は購入をためらう。

2007年9月22日土曜日

軽が売れるのは税金が安いから

私は軽に乗っている。
軽に変えたのは引越しをきっかけに走行距離が短くなったからだ。
それまでは普通車だった。長い距離を快適に乗るためである。
軽とリッターカーを比較して、最終的に軽にしたが、その理由はランニングコスト、特に税金である。
おそらく燃費だけならリッターカーを選んでいたろう。しかし、小型車と軽の税金は違いすぎる。
最近、インドに触発されたのか、日本企業で大幅な低価格車を開発する動きが活発だ。
それで軽に対抗するらしい。
しかし、多少の価格差は税金で埋め合わされてしまう。税金を変えない限り、軽の有利は続くだろう。
問題は軽が本当の意味で環境にやさしいかどうかだ。すでにリッターカーの方が燃費がよいのだとしたら、軽を税制で優遇する意味はない。

インクジェットペン

これは実現可能かどうかわからないアイデアだが、インクジェットのプリンタを小型化してペンにする提案だ。
基本的な原理はインクジェットのヘッダ部分を直接ペン先に設けて、複数の色を描くペンを作ろうというわけだ。インクは小型の3色カートリッジとする。RGBの各階調をスライダで調整して、どんな色でも再現できるペンとする。なお、インクの色はRGBで直接指定できないので変換する。
電源を必要とするペンは使い物にならないかもしれない。それは消費電力の削減などを目指すという程度にお茶を濁しておく。
どうしてこんなものを考えたかというと、一本のペンで複数の色を使いたいことが多いからだ。しかし、4色ペンでは少し物足りない。別に1600万色欲しいわけではない。とりあえず8色は欲しい。
また、4色ペンは太い。もっとスマートになって欲しい。電池が入ると無理かもしれないが、その問題はあえて無視する。
そして、4色ペンはインクの交換ができないものが多い。どれか1色でもなくなると捨ててしまう。これはもったいない。インクジェットではインクを交換するのが当たりまえになっている。回収ネットワークも発達している。きっと環境にやさしいペンになるのではないかと思った。

ポイント交換サービス

買い物するとポイントが付く。
そういうことは多い。
このポイントは換金できる場合もあれば、できない場合もある。
このポイントを交換できる市場を作ればどうだろう。
外貨のような日々代わるレートで交換する。
法的に可能かどうかはわからない。
しかし、あれば喜び人は多いだろう。
ということは、誰かがそのうち作ってくれるだろう。