2008年10月29日水曜日

就職氷河期再び

来年から再び就職氷河期が始まる。
今の大学3年生は運が悪かった。今年はバブル期の再来といわれる就職天国だったが、一転して冬の時代となりそうだ。
世界経済の悪化の影響から企業は経費削減へ乗り出す。最大の経費削減は人件費の抑制だ。大量の退職者と最小限の新規雇用で人件費は大幅に抑制される。しかし、スキルの伝承など大きな課題も残る。もしかしたら、この雇用抑制が日本のモノづくりの力を弱める切り札となってしまうかもしれない。
就職氷河期はこれから3年続くと言われている。逆にいえば3年間は就職より自分のスキルを磨く時間と考えたほうがよいかもしれない。氷河期に就職した学生は、そうでない学生と比べてかなり損をしているように思える。長い人生から見れば氷河期に就職に固執することは賢明とはいえないかもしれない。雪解けを待って就職するのも1つの方法だろう。

2008年10月27日月曜日

視野をキャプチャ

以前、イヤホンをキャプチャする話をした。
今回は、目で見る映像をそのままキャプチャできないかという話だ。
残念ながらビデオを用いる限り、それほど広い視野をキャプチャすることは困難だ。魚眼レンズのようなものを使うことも考えられるが、リアルタイムに精度よく変換できるかどうかわからない。
方法としては2つ考えられる。
1つは、現実と仮想のギャップをそのまま残して、普段は現実を優先し、録画を平行して行う方法だ。
もう1つは、現実をあえて仮想のレベルまで退化させて、常に仮想レベルの動画を見る方法だ。
前者のほうが利用者に健康面で負担が少ない。実際に行うとなれば前者だろう。しかし、前者ではよほど技術が進歩しない限り、現実と仮想は一致しない。その微妙なずれが、システム上の問題となるかもしれない。例えば、視野の隅で目にしたことを記憶していても、ビデオには映っていないかもしれない。もっとも正確に認識するためには視野中央でとらえる必要があるので、それほど大きな問題ではないかもしれない。むしろ、ずれのために利用者とシステムが異なる対象を認識してしまう可能性の方が問題かもしれない。
そのような微妙な応用のときだけ後者の方法が意味を持つ。
前者はユビキタス分野で行われているアプローチであり、後者は仮想現実で行われているアプローチといえるだろう。後者が停滞するのはもっともだ。

電子辞書+メモ帳

ポメラに関心があると述べた。
しかし、よく考えると電子辞書にメモ帳機能を加えたほうが見込みがあるように思える。理由は以下の通りだ。
(1) ポメラのキーボードが大きすぎることだ。機内で入力するには場所を取る。電車で手軽に広げるわけにはいかない。特に立ちながら入力はできない。コンパクトなキーで親指うちができたほうが便利だ。
(2) 機内で執筆する場合、搭乗時間の長い海外出張が前提だ。海外出張には当然辞書を持っていくだろう。荷物はなるべく軽くしたい。
(3) 電子辞書には足りない単語がある。特に専門用語はそうだ。それらの語を追加できれば辞書としての機能も高まる。単語登録でもよいが、イディオムなどをまとめるには、単純なメモ帳の方がよい。もちろん、メモ帳には検索機能がなければならない。本当はWikiを組み込んだ方がよいかもしれない。
(4) メモ帳が簡易学習帳にもなる。ノートを忘れたとき、電子辞書にメモすればよい。ただし、このような機能が加わると、辞書のみ持ち込み可の試験には使えないかもしれない。
(5) 電子辞書には確かな市場がある。それに対してポメラの市場は未知数だ。電子辞書にわずかな機能を加えたほうが2台分購入するより安い。

2008年10月26日日曜日

Googleドキュメントの最大ページ数

Googleドキュメントは便利でよく使う。最近ではPDFを閲覧するのに重宝している。
例えば、PDFの場合、ダウンロードしなくても、オンラインでページを閲覧できる。このような機能は一般的なオンラインストレージにはない。
しかし、制限が大きいのに困っている。
PDFでは、例え10MB以下でも最大100ページ(縮小100ページ、拡大90ページ)までしか表示できないようだ。200ページを超える文書をアップしても後半は読めない。もっとも、すべての文書で100頁の限界があるのか、特定の文書だけの限界なのかははっきりしない。少なくとも試した文書はすべて100ページで打ち切られた。
途中までしか表示されない文書をダウンロードしても、表示されない後半部分のページは残っている。データが失われたわけではないので、表示が制限されたのだと考えた。
確かに、プレビューをしている関係上、むやみにページが多いのは困るかもしれない。
有料サービスでは、このような制約はないのだろうか?

YouTubeよりPicasa

YouTubeは人気だが、経営的には芳しくない。そして今後も苦戦するだろう。それは投資と収益の関係から容易に想像できる。
Googleは基本的に広告で収入を得ている。そって収益はほぼ一定だ。テキストを中心とするGmailなどではそれで十分だった。しかし、テキストより格段に資源を消費する動画を扱うYouTubeでは対投資効果が大幅に下がる。極端な話、1/1000になるかもしれない。テキストはせいぜいキロ単位だが、動画は少なくともメガ単位だからだ。よって、1000倍の広告料が取れなければペイしない。これほどの差があると、ウルトラCのアイデアでもない限り挽回できない。
人気番組を自作し、TV局同様のCMを入れるぐらいしか思いつかない。
しかし、1:1000では勝負できなくても、1:10なら勝負になるかもしれない。そのような世界は静止画だ。そこでPicasaが重要になる。
静止画自体には動画ほどの娯楽性はない。そこで、どうやって静止画を楽しく見せるかという工夫が必要になる。ニコニコ動画のようなコメントも1つの方法かもしれないが、静止画には合わないだろう。
また、静止画の検索もテキストほど容易ではない。ビデオほどは難しくないかもしれないが、必ずしも容易とはいえない。ビデオは差分を取ると物体認識(というより輪郭の抽出)が比較的容易にできるが、静止画にはそのようなヒントがない。しかし、精度はともかく処理時間は間違いなくビデオより短い。
静止画を盛り上げることができれば新たな収入源になるだろう。容易ではないが、間違いなく次の方向であるはずだ。
もっとも、この理論でいえば、まだまだ未開拓のテキスト・サービスを考えたほうがよいという結論も同時に導かれる。テキスト・サービスもTwitterが苦戦しているようなので、決して場当たり的な思い付きではだめだといえる。

円高と観光客あるいは留学生の関係

今、円高が進んでいる。個人的にはチャンスだと思う。しかし、日本全体からすれば問題も多い。特に、観光や教育に与える影響は少なくない。
日本政府は観光客や留学生を倍増させようとしている。しかし、円高がある限り、それは困難だろう。
もちろん、円高に負けない魅力を作ることができればよいという理屈も成り立つ。しかし、もともと国際競争力の弱かった観光と教育に、円高の圧力が加わった状態では、全体としては無理だと言える。一部で倍増しても全体では、減少に歯止めをかけられない。
おそらく精いっぱい努力して現状維持がやっとだろう。その意味では、しばらくの間、これらの分野に大きな期待はできない。円高の影響がなくなるまで耐え忍ぶしかないだろう。

ポメラ

ポメラに注目している。
単なる文字入力だけの端末にすぎないが、単4電池で20時間持つという。これだけで十分だ。
なぜなら、使いたいシーンはただ一つ、飛行機の中で原稿を書くことだからだ。
ただし、このようなシーンで使うには、バックライトがないことなどが障害になる可能性はある。もっとも飛行機の中でもライトはある。他の人の迷惑を顧みなければ、やむを得ない急場には役立つだろう。
まだ、実際に購入して使ったわけではないので、本当に使えるかどうかわからない。

開発環境を内蔵した万能Webアプリ

Webアプリを開発するとき、フレームワークを用いてコードを減らす。さらに、コード量を減らすには、Webアプリ自身に開発環境を統合してしまう方法も考えられる。つまり、自分自身で進歩するシステムだ。
この方法では、配布時のコードは肥大化するが、今のストレージの進歩を考えれば、大きな問題ではない。
初歩的なブログやWikiも、開発コードではないが、データを管理するプログラムを内蔵している。その内蔵プログラムによって様々な表現を実現している。今度はプログラム自身をデータとして処理すればよい。さらに突き詰めればLispのようになるかもしれない。
ポイントは、対話的に開発できることだ。WebアプリならGUIレベルで対話できるようにしたい。

ネット万歩計

既にインターネットに接続する万歩計は存在する。USBタイプでPCに蓄積するタイプや携帯に内蔵するタイプなど様々考えられ、製品化されている。ここでは、そのようなネット万歩計の比較的簡単な試作法と応用について述べる。
万歩計には加速度センサが必要だ。加速度センサを備えたセンサは比較的安価に販売されている。もっとも通常の市販品よりはるかに高い。だから試作以外には使えない。例えば、Sun SPOTという製品がある。これを用いる場合は、子機の加速度センサのデータを受信する親機が近くになければならない。これも試作にしか使えない理由の一つだ。
次に、応用だが、個人で蓄積するのもよいが、複数人で共有し、競争するのも面白い。また、利用者間で共有する以外に、個人のデータ間で関連付けることも可能だ。例えば、加速度データに時刻印があれば、それを頼りにGPSなどと関連付け、場所と加速度の関係を調べることもできる。

Googleグループによるドキュメント共有

「Googleドキュメントとグループの連携」で、GoogleドキュメントをGoogleグループで共有できることを述べたが、具体的な方法を書いていなかった。
これがかなり便利に使えるため、今では欠かせない利用法になってきた。
ここで、ドキュメントの共有方法をまとめておく。
まず、Googleドキュメントがサポートする形式であれば、どの形式のファイルでもかまわない。これを選択して、共有ボタンを押す。
「このファイルを共有」画面で、「閲覧者」を選択する(共同編集したい場合には「共同編集者」を選択する。
グループのメールアドレスを招待欄に入力する。
権限オプションで、「誰でも招待メールを扱えるようにする」をチェックする。これが重要だ。
「閲覧者を招待する」ボタンを押す。
続く招待メールの送信はスキップしてもよい。

2008年10月24日金曜日

SDHCカード vs USBメモリHC

16GB以上のストレージとして何がよいか探している。
2つの候補がある、SDHCカードとUSBメモリだ。
ただし、SDHCカードは直接読み書きできるスロットを備えたPCは多くないので、USBカードリーダーと組み合わせる必要がある。SD自身にUSB端子を備える異色のカードもあるが、コストの点で候補から外れる。
今回、SDHCカード+USBカードリーダーとしてTranscend TS16GSDHC6-S5Wを使う。また、USBメモリとしてTranscend TS32GJFV20を使う。容量は、前者が16GB、後者は32GBなので、異なる。少し結果に影響があるかもしれない。
FDBENCHの結果は以下の通りだ。
TS16GSDHC6 R/W 14346KB/s, Copy 3525KB/s
TS32GJFV20 R/W 18342KB/s, Copy 2699KB/s
なお、R/WはシーケンシャルR/W+ランダムR/Wの平均、CopyはRead/Write/Deleteの繰り返しである。
結果は微妙だ。R/WとCopyで逆転している。言い換えれば、SDHCもUSBメモリなみに使えるということかもしれない。性能に差がないとなれば、価格で決まる。価格はUSBメモリの方が若干安い。その意味ではUSBメモリの方がよいかもしれない。
しかし、1つのUSBメモリでは足りなくなってくると、コンパクトなSDHCの魅力が高まる。

米英中でもPCより携帯

日本では既にPCより携帯を使う人の方が多い。インターネットにしても携帯で十分にできる。もっとも、その「十分」という意味は人によってかなり違うかもしれない。
IBMの調査では、米英中でも日本同様にPCより携帯でインターネットにアクセスしたいという人が半数に上ったらしい。これは日本からみれば「いまさら」という感じもする。しかし、日本はガラパゴスと揶揄されるほどの携帯先進国だ。他の国は日本の後ろ姿を見ているともいえる。もっとも、ガラパゴスは大きなリスクと裏腹だ。進化の方向を間違えると袋小路に入り込む。
しかし、今回の調査で、米英中の市場が日本同様にインターネットを志向する携帯を求めているなら、日本の携帯が活躍する余地はある。
ただし、米英中の市場が求めているのは、日本の携帯ではなく、特定のブランド、例えばiPhone, Androidかも知れない。その場合は、日本の携帯はやはりガラパゴスといわれたまま終わってしまうかもしれない。
どちらに転んでも損がないのは、携帯サイトかもしれない。サービスは携帯に依存しない。ただし、これも日本のサービスはかなり携帯に依存しているように思えるので、国際展開は望めないかもしれない。

Netbookはグリッドに向かない?

いわゆるNetbookが人気だ。Netbookとは低価格ミニノートのことだ。
従来のノートが平均20万円とすれば、netbookは5万円で買える。つまり、性能が同じなら、コストパフォーマンスは4倍も高い。
ここで、性能が同じならという前提が問題だ。性能は決して高くない。用途としては十分ではあるが、決して高性能ではない。
1つの証拠がある。
最近、BOINCに余剰時間を当てている。BOINCとは代表的なグリッド・ソフトのことだ。
BOINCでNetbookがどの程度使われるのか調べてみた。結果は、ほとんど使われなかった。使用した機種は初代Eee PCだ。SSDが4GBしかない。一応、4GB SDメモリもつけてある。これでBOINCのみを動かしてみたが、ほとんどタスクが割り当てられない。つまり、使える資源が少なすぎてグリッドの対象にならないということだ。
この結果から、すぐにすべてのnetbookがグリッドに適さないと結論付けるのは早計だ。Netbookにも普通のHDDが搭載されているものもある。ただし、HDDだけでは選べない。遅すぎる安いCPUを使っているものもある。
どのレベルのNetbookから使い物になるのか、今後も調べていく予定だ。

10Gから100Gへ

ネットワークの将来像は仕事柄注目している。
ITproの記事によると10Gビットイーサの市場規模が2008年に95億ドルに達するらしい。しかし、金額だけみても、どこまで普及するのかわからない。2008年現在10Gイーサは基幹以外には使われていない。1Gイーサが既に普及品となっているのに比べるとまだまだだ。すなわち、95億ドル市場とはその程度のものだということだろう。
この記事には続きがある。100Gは2013年頃に手頃になり、それまでは40Gが必要だとある。しかし、40Gが普及するといわれる2011年頃でも現在の10G同様に基幹以外には使われないだろう。だとすれば、100Gが普及するのを待って切り替えるというのも悪い方法ではない。
あまり根拠のない予想だが、10Gが一般ユーザレベルの普及品になるのは、早くても世代交代の進行する2011年だろう。2013年まで遅れても驚きはしない。
それからしばらくは10G時代を続ける必要があるので、末端と基幹の比率が1G-10Gと同じ、10G-100Gとなるまでは大きな変化は起きないだろう。中途半端な投資はあまり意味がない。

PHS300

E-mobileのUSBアダプタと接続できるPHS300という製品が紹介されていた。
これはPHSと接続する小型無線LAN APのE-mobile版といったところだ。PHSより速いので、ずっと実用的だ。
しかし、b-mobileができればもっとうれしい。
わざわざこれだけのためにE-mobileにする気はないので、少々残念だ。
しかし、やがてb-mobile版が出てくると思う。

2008年10月18日土曜日

Googleドキュメントとグループの連携

GoogleドキュメントはOfficeライクに使えるので、便利だ。Officeとのものと考えると不満はつきないが、割り切ればよい。
Googleドキュメントの便利さはオンラインで共有できることだ。マシンに依存しないので、マシンを使い分けるときに重宝する。
共有もできるが、相手もGoogleアカウントを持っていなければならない。そうでなければ、一般公開と同じことになる。
しかし、共有するにしても一人ずつ招待するのはかなり手間がかかる。グループのメンバーが多いときはなおさらだ。
そこで、Googleグループと関連づけし、グループのメンバーと共有する機能が欲しいところだ。メンバーが変われば自動的に共有者も変わって欲しい。

と、ここまで書いて、ふと思った。メールドレスで招待するならGoogleグループのメールアドレスが使えるのでは?と。
そこで、ヘルプを調べてみると、どうやらグループのメールでもよいらしい。つまり、このような気のは既にあるということだ。さすが、Google。投稿前に自己完結してしまった。

2008年10月16日木曜日

W05Kよりb-mobile

半年ほどW05Kを使っていたが、今日解約した。
b-mobileで十分だと結論したからだ。
使用時間が長くなるとW05Kの方が有利だが、そのようなことはあまりない。
自分の利用法では、普段はWiFiまたは有線が中心なのでモバイルすることは例外といってよい。
そのような場合、b-mobileで時間を買い足した方が安くなる。
もちろん、スピードも重要だ。W05Kよりb-mobileの方がずっと速い。
別の選択肢はE-mobileだが、こちらも魅力的だったが、エリアが限られるのでやめた。

メディアの進歩と金融不安

金融不安にメディアの影響はあるのだろうか?
確かにメディアが進歩すれば不安の種である情報の伝播も速い。
情報が不安を大きく煽ることもあるだろう。
もちろん、主な原因は別だ。
しかし、メディアが不安を増幅する作用があるなら、その影響が度の程度なのか、またその影響を中和するにはどうすればよいのか考える必要があるだろう。

初代iPod touchにカメラが?

初代iPod touchにはカメラはない。
しかし、ソフトウェアのアップデートでカメラデバイスとして認識されるようになってしまった。
iTunesで同期するとき、USBで接続するが、なぜかカメラとして認識される。
新しいiPod touchやiPhoneにはカメラがあるのだろうが、なぜ古いiPod touchまで誤認識するのだろう。
これは明らかにバグだろう。
と思っていたら、やっとわかった。
どうやら画面のスナップショットをとると、その画像をカメラの写真と認識するらしい。
自分ではスナップショットをとった覚えがないのだが、いつの間にか撮っていたらしい。

法を犯す技術と法を超える技術

法と技術が対立することがある。
(本人の意思とは無関係に)技術を悪用するものがいる。例えば、Winnyによる情報漏えいはWinny自身の性というよりウイルスの性かもしれないが、被害が出る。もっとも、Winnyの場合は、それ自体が違法なコンテンツを流通させる土壌にもなっている。これは利用者自身の倫理観の問題だが、技術によって違反が容易になるという側面は否定できない。
Winnyほどではないが音楽データの共有サービスなどグレイゾーンに位置するサービスは多い。しかし、いずれも不便な現状を少しでも便利にしたいという素直な欲求の表れでもある。
このような技術は法を犯す技術といえるだろう。ある程度、現存する法に抵触することを予想していながら、行われた行為でもある。
一方、現行法に照らし合わせると違法の疑いがあるような技術でも、人々の生活を激的に向上させる可能性のある技術がある。
そのような場合には、法を超える技術といってもよいのではないだろうか。
たとえば、SegwayやGoogle SVなどが該当するだろう。
Segwayは一般道を走れない。だからそれほど普及していないように見えるが、これである程度のスピードを出せれば立ち乗りバイクということだ。バイクは環境にやさしいと見直されている。ましてや電動なら文句のつけようがない。このような環境にやさしい乗り物には法的な配慮をしてもよいのではないかと思わせる。
また、Google SVは、日本のあちこちで物議を醸している。撮影した映像をそのまま使っているような点では、まだ技術の未熟さを感じさせるが、本来は理想の地図になっているはずだ。地図には多くの情報が欠落している。例えば、道路標識、道幅などだ。それ以外にもあるだろう。いずれも一目見ればすぐ分かる。だからストレートビューが重要だ。しかし、純粋に道だけが映るわけではなく、道に面した民家も映る。特に日本は道と民家の距離が近い。プライバシーの問題が発生しやすい。それでも功罪いずれが上回るかといえば、功が大きいだろう。

2008年10月14日火曜日

UI sync

同期しなければならないことはたくさんある。
ファイルの同期、メディアの同期はよくあることだが、デザインでは色や大きさの同期なども必要だ。
Webレンダリングエンジンの違いも大きな問題の一つだ。
そこで、レンダリングエンジンの違いを超えてユーザインターフェースを同期するシステムが必要ではないかと思う。
UIを記述する方法にも様々ある。ここは考えどころだ。まだどれがよいか迷っている。
一般的な方法としては仮想的なバッファウインドウに描画して、イメージレベルで比較するのが確実だろう。しかし、かなり遅くなるではないかと心配だ。
それぞれのレンダリングエンジンの特徴を分析して予測することが可能であれば、それが一番良さそうだ。

FirefoxでmailtoリンクからGmailを起動する

これはアイデアではなく、事実のメモだ。
mailtoリンクをクリックするとOutlookなどのメーラーが起動する。
これはFirefoxの環境設定で設定されているためだ。
Firefoxでは、環境設定でGmailを指定すれば、Gmailを起動できる。
いままで知らずに無駄な操作をしていた。
強いていえば、同じウインドウに表示するのではなく、新しいタブで表示したいのだが、そこまでのカスタマイズはできないようだ。

2008年10月11日土曜日

どこでもWi-Fi

ポータブルな無線LAN APとして「どこでもWi-Fi」は注目に値する。
こんな商品が前から欲しかった。
しかし、難点をいえばPHSであることだ。
通信速度とカバー範囲の両方で問題がある。
b-mobileが使えれば即買いなのだが。
この種の商品のもう1つの携帯はコンセント(そしてeneloopも)なしに動くタイプだろう。
ここまでWi-Fi APが小型化できたということにも意味があると思う。

2008年10月6日月曜日

バスよりバイク

バイク、特にスーパーカブのCO2排出量はバスより少なく鉄道に匹敵するらしい。
バイクは車体も軽く、ほぼエンジンだけといってもよいくらいだ。車に1人で乗っているのに比べると重さが断然違う。それだけ無駄な仕事をしていないというわけだ。
バスも乗合で1人あたりのCO2は少なくできるが、昨今では乗車率も高くなさそうに見える。おまけに車体の大きさからいっても当然多くのCO2を排出する。
車からバイクへのシフトは重要だろう。特に高齢者を免許制度を活用してバイクに誘導するなどの政策が必要かもしれない。同時に高齢者用のバイクや、バイク以上にエコロジーな自転車を含めた2輪車が車と歩行者の間でうまく共存できるような環境づくりも必要だ。

PUE<1.0へ向けて

PUE(Power Usage Effectiveness)は、データセンター全体の消費電力に占めるIT機器の消費電力の割合を示す指標だ。日経コンピュータによるとGoogleのデータセンターは1.21という優れた数値を達成たようだ。これは他社の水準と比較してもかなりよい値らしい。
PUEは1.0となるのが理想だ。このとき、冷房など無駄な電力は一切使っていないことになる。自然冷却だけということだ。このようなことが可能なのか考えてみる。IT機器以外で一番大きな消費電力の原因は冷房だろうから、ここでは冷房だけについて考える。例えば、発生した熱をうまく拡散し、あるいは(あくまで自然に)移動させ、屋外の気温で十分冷却できるようにすれば、不可能ではないだろう。単純な方法は屋根を高くすることだ。高い気温は上昇する。そのまま上で1日対流すれば夜間に冷却される。このような循環が成り立てばよい。そのためには外気温が低い方がよい。以前、このブログではデータセンターを高緯度地方に建てることを提案したが、これは今でも生きている。しかし、外気で冷却するには、天井や敷地を広げる必要があるため、日本のような地価の高い国では適さない。もっともネットワークの帯域さえ確保できればデータセンターはどこにあってもよい。わざわざ日本に作る必要はない。日本なら地下か海上、海中なども考慮すべきだろう。いずれも地表よりコストはかかりそうだが。
ついでにPUEを1.0未満とすることができないか考える。
これは全体より一部の電力が大きいという奇妙な状態だ。普通ならあり得ない。しかし、もし内部での発電を全体の消費電力に加えなくてもよいなら不可能ではない。つまり、すべての電力を自前で自然エネルギーによってまかなうことができればPUEは限りなく0.0へ近づけることができる。
Googleは、さらに、Clean Enegy 2030という計画で、2030年までに(Googleだけでなく米国そのものが)化石燃料から脱却するという。夢のような話に聞こえるが、不可能ではないということだろう。2050年までに50%削減するというどこかの国の目標よりはるかに意欲的だ。このようなとき消極的に関わっていると手遅れになりかねない。
日本は何をすべきか?
コンテナ型データセンターの効率は1.2だという。これを積極的に導入すべきだと思われる。

2008年10月3日金曜日

PCより高いプリンタ

低価格ミニノートの登場で奇妙な逆転現象が起きている。
周辺機器の値段が本体より高くなってしまった。
本来は目的に応じて購入される周辺機器が主役なのかもしれない。
とはいえ長年培われた感性はPCが主役だと感じる。
わき役が主役より高いのはおかしい。
これからは周辺機器にも価格破壊が起きるだろう。
すでに起きているかもしれない。HPが1万のプリンタを出すと聞いた覚えがある。
しかし、周辺機器にはPCほどの市場がない。なぜなら常にPCの方が周辺機器より多いからだ。
そこで、PCなし、あるいはPC以外の機器と接続して動作する周辺機器が必要になる。
たとえば、携帯のメールや写真を印刷するプリンタなどだ。

ヘッドフォンの威力

iPodにとって、あるいは古くはWalkmanにとってヘッドフォンあるいはイヤホンは非常に大切だ。
iPodで聞いていると周囲の雑音が気になる。
聞きにくくなるので音量を調整するため中断するからだ。
そこで音量を変えるアイデアを出してみたが、そのときノイズキャンセリングについても触れた。
しかし、実際に試したことはなかったので、どれだけ有効かわからなかった。
その後、試す機会が訪れたので報告しよう。
結論からいえば、ノイズキャンセリングヘッドフォンの効果は絶大だ。雑音はほとんど気にならないレベルに下がった。
しかし、この話には落ちがある。ノイズキャンセリングしなくても効果があるということだ。すなわち、よいヘッドフォンならノイズキャンセリングであろうとなかろうと効果があるということだ。逆にいえばノイズキャンセリング自体は心持ち聞こえやすくなるかという程度の差しかない。

卵とバナナ

バナナ続きで話をしよう。
このバナナブームが終わった後、バナナの価格はかなり高くなるだろう。販売量は下がっても利益は下げないのが企業だ。すると単価を上げることになる。ブームの後にも買い続ける客は忠誠度が高いので高くても買うと思っているのかもしれない。
バナナは卵と同様、価格の優等生だった。いずれも昔は高価で病人食だとされていた時代もあった。しかし、生産効率が向上し値上げせずにずっと価格を維持していた。しかし、最近では両方とも価格が高くなった。生産業者が音を上げたというところかもしれない。
バナナの対比で卵の話をする。
卵はちょっと前まで1個10円だった。そう昔のことではない。高々10年ほど前のことだ。それ以来デフレが続いているので物価は上がっていない。よって、卵だけが突出して高くなったといえる。ちなみに現在の卵は1個30円くらいする。実に3倍だ。
卵が高くなったのはブランド戦略のためだ。もちろん利益率を改善するためなのはいうまでもない。しかし、卵にそう大きな違いはない。味や栄養に極端な差はないので、単に宣伝効果といってもよい。その結果、一部のブランド卵だけでなく一般的な卵の価格も上がった。特に宣伝しなくてもトップランナーに追随するだけで価格を上げることができる。このようなブランド戦略は欠陥がある。
バナナもしばらく優等生だったが、近年栽培法を工夫し、おいしさをアップさせた高級バナナが普及してきた。高級バナナは従来品より2倍くらい高くなった。しかし、おいしさの度合いは価格と比例はしていない。まずくはないし、少しおいしいのだろう。しかし、価格ほどおいしいとは思えない。しかし、今や高級バナナしか店頭にはない。
その上、今度のブームで価格が理由もなく上がれば、卵のように従来の3倍になるだろう。
現代では、収入を増やすことは容易ではない。それゆえ、食料品などの価格を下げることで相対的に暮らしを楽にするしかない。しかし、バイオ燃料や石油の値上げも相まって食料品は高騰を続けている。自由主義では価格を統制できない。また、する意味がない。やはり、困難だが収入を改善するより手がないかもしれない。

朝バナナダイエット

最近、バナナが買えない。なにごとかと思ったらTBSドリームキャスト社という番組で朝バナナを食べるだけで痩せられるという朝バナナダイエットが紹介されたらしい。その中で森久美子さんが7kgやせたということらしい。
それは事実なのだろう。さすがに「あるある大辞典」の二の舞いとなるほど愚かではないだろうから。しかし、事実であってもバナナのためにやせたかどうかはかなり疑問だ。もともとかなり体重のある人なのでそのうちの7kgは驚くほどではない。普通の人なら3kgぐらいの感覚だろうか?これはダイエットのペースとしては悪くない。普通の人が45日で7kgやせたら少し問題がある。朝バナナダイエットには、朝食にバナナを摂取するだけでよいという説明と、バナナと水だけにするという説明の2つがある。後者は明らかに不健康だ。森さんのダイエットは後者にあたるようだ。したがって、一般の人が真似してもうまくいかないか、長続きしない。
個人的には、こんなつまらない理由でバナナが買えなくなったことが腹立たしい。実は、朝バナナを食べるという習慣をずっと続けてきた。しかし、ダイエットにはなっていない。よって、朝バナナを食べるだけでダイエットできるなど一般的には成り立たないと断言できる。単にうまいから食べるというだけだ。はやくバナナの供給が正常化されないかと願う。

2008年10月1日水曜日

ワイヤレスの混線

昨日、重役用の会議室のような立派な部屋でパソコンを使った。
ボタン一つでディスプレイが現れ、キーボードやマウスも机の中に収納できる。
これらはいずれもワイヤレスだった。
しかし、見た目の立派さとは逆に全く使い物にならない代物だった。
なぜなら、ワイヤレスが混線するからだ。
動かしてもいないのでマウスが動き、キーを押してもなかなか入力できない。とても会議では使えたものではない。これがワイヤレスの実態なのだろうか?ちょっと信じがたい話だ。