2009年6月30日火曜日

バイオの片思い

ヒトゲノムはバイオと情報の融合した成功例といえるだろう。しかし、その後が続かない。
あまり事情は知らないので素人判断になるが、バイオに情報を応用することには成功したが、その逆の例はほとんどない。DNA計算などが数少ない例外だろう。これはこれで十分将来が期待できるが、私の経験ではおそらくうまくいかない。既存技術の進歩の方が早いので、既存技術が行き詰まるまで本腰が入らないからだ。その間、別のアプローチ、例えば光計算などが主役となれば、日の目を見ることなく埋もれてしまう。DNA計算は圧倒的な並列度の代わりに演算速度が遅く制御が難しい。
このように現状では情報からバイオへの医術移転はあってもその逆はない。これを片思いと称した。
しかし、現状はこれでもうまくいっている。増えすぎた情報技術者をバイオ産業が吸収してくれているからだ。しかし、将来はどうだろう。このような一方向的な関係は長く続かないだろう。もう少し相互に実りある発展ができないものか。

Montreal

今回はICDCS2009に参加するためにモントリオールに出張した。
6/21 AC2で成田からモントリオールへ向かった。トロント経由だ。ロシアで噴火があったそうで、便が1時間遅れた。そのため、乗継便も変更された。トロントで入国手続きを行う。面倒な入国書類を書いたり、所持金を質問されたり、私の経験では他国に比べて面倒な方に属する。荷物を受け取って、再度預けなおす(drop off)。出口間際の左側に乗継用drop offがあるので、係員に声をかけられなかったら、そのまま出口から出ていたかもしれない。
ホテルはHiltonだ。Place Bonaventureにあり、メトロと直結しているので、交通の便がよい。都心のホテルにしては不思議なデザインで、平面的に広がっている。都会のオアシスのような感じだ。ビル自体は高層なので、他の階はオフィスなのだろう。出入口からして完全に分離している。部屋には有料の有線LANもあるが、ロビーには無料の無線LANがある。ほとんどの人はロビーを使っていた。最初は歯ブラシがないので驚いたが、受付で申し出れば無料でくれる。おそらくエコの一環なのだろう。部屋ではコーヒーが無料で飲めるが、あまりうまくない。会議の合間に給仕されるコーヒーの方がずっとうまい。
モントリオールの主要なビルは地下通路で連結している。ホテルの地下からメトロへ行く途中で隣のビルに寄るとスケートリンクがあり、フードコートもある。ビルは外見からでは判断できない。中に入ると装飾も鮮やかだったりする。自分自身は期間中、食事は朝食も昼食も会議の軽食で済ませた。ほとんどお菓子の部類だが、カロリーが高いので、十分だ。地下道は、素直な一本道がほとんどないので、最後まで制覇できなかった。
初日はワークショップのみで、終了後にガイドツアーが企画されたので参加した。旧市街を徒歩で巡回する。これだけでめぼしいものはほとんど見ることができた。
モントリオールの中心はこじんまりとまとまっている。徒歩でも十分散策できる。昼休みに間に街中を見て回ることができた。チャイナタウン付近のComplexe DesjardinsにIGAというスーパーがある。食料品や日用品をそろえることができる。
ホテルでDragonball Evolutionを見た。短い時間に話を収めるために多少の無理は仕方ないにしても、ピッコロ弱すぎ。
ガイドブックで紹介されていた有名なスモークミートの店で食事をした。日本人が思うような口に入れてとろけるようなものではない。肉の柔らかさや味の濃さは豚の角煮の方が上だろう。スモークミートはむしろ淡白に感じられる。ガイドブックが絶賛するほど何度も食べたい味ではなかった。それでも大勢の人が行列していた。
エアーカナダ(AC)で行く場合には、PCのACアダプタを機内に持ち込むとよいようだ。座席にACコンセントが用意されている。ただし、2/3くらいにしかないので、当たり外れがある。例えば、AB,DE,GHだ。このうち通路はDGしかない。貴重な席だ。
また、VoDシステムのイヤホンはiPodなどの音楽プレイヤーのものが使える。iPodもイヤホンとともに機内持ち込みした方がよい。ついでにiPod用ACアダプタも用意しておけば、充電しながら使えそうだ。
なお、確認できたところでバンクーバーとモントリオールの空港の待合室にはコンセントがある。やはり、ACアダプタは持ち運んだ方がよいようだ。行きのトロントではACコンセントがあるかどうか調べなかった。

国際線の機内で両替

国際線の機内で両替できるとよい。相手国の通貨を1万円ないし100ドル単位で大雑把に両替できるだけで助かる。そんなに難しいサービスではないので、どこか始めてくれないものか。

機内で関税申告を

最近は各席にビデオ端末を備えた機種が増えて来た。それでもまだ税関申告を紙で書かせている。また、その用紙を機内で配布している。
そこで機内端末を利用して電子申告してはどうだろう。電子申告で最大の課題となる端末の配布は必要ない。
ただ、端末だけの問題なら携帯でもよいが、機内での携帯利用は原則禁止されているので、使えない。しかし、そのような状況もしばらくすれば解決されるだろう。機内で携帯やインターネットができる日は遠くない。
要は機内端末でも携帯でも両方でできるようにしておくことだ。

iPhoneとPCのファイル送受信

iPhoneにオフィスアプリが欲しいと述べたが、オフィスアプリを作成する前にファイル保存方法の標準化とそのPCとの送受信方法を確立しておく必要がある。それをAppleがしていなければMicrosoftに移植の意思があってもできない。
メモはiTunesで同期できるようになったが、オフィスのファイルは量が多いので同期は良い方法ではない。
そもそもiPhone/iPod touch以外はUSBメモリになるのだから、やはりそうすべきだろう。セキュリティを心配しているのだろうが、それこそシステム領域とユーザ領域をわけ、ユーザ領域しかアクセスできないようにすればよい。

ACアダプタのないPC

富士通が新しく開発した半導体でACアダプタが不要になるかもしれない。
一方で無線による電力伝送技術が開発されている。
いずれにせよ将来のPCにはACアダプタがないことになる。

世界中のコインを収納できるコインホルダー

外国のコインはこま目に使いたい。しかし、いざ使うときにはゆっくりコインを確かめている余裕などない。その場で素早くコインで支払うにはあらかじめ分類してあると助かる。それにはコインホルダーが便利だ。
しかし、一般的なコインホルダーは特定の国のコインしか収容できない。國によってコインの大きさがまちまちだからだ。そこでどんな大きさのコインでも収納できるコインホルダーがあるとよい。
世界中のコインといっても代表的な国のコインだけでもよい。しかし、そのようなコインは取っておいてもいつか使う機会があるので、それほど熱心に消費したいとは考えない。むしろ次に来た時のために両替してあると思えばよい。そうなると主要国の大きさに合わせながら、ある程度の余裕があるものが望ましい。
コインの種類は1、5、10、25、50セントと1、2ドルといったところだろう。2ドルは、ない国も多いし、数えやすいので不要かもしれない。その意味では1ドルもなくてもよいかもしれない。

トランクのスペーサー

旅行用カバンは手荒く扱われるので、壊れやすいものを入れられない。しかし、手荷物には不都合なものなどはカバンに入れたい。そこで緩衝材となるスペーサーが欲しい。しかも使わないときはコンパクトに収納できなければならない。使い捨てでないものがよい。

2009年6月29日月曜日

iPod+Swatch

iPod shuffleより小型のiPodを考えると、腕時計型のiPod watchが考えられる。
そこで、どうせ腕時計を作るならSwatchと組んで、デザインした方がよい。
時計のインターフェースは旧態依然として、まったく整理されていない。進歩が止まっている世界だと思う。
そこで、iPodの思想を入れれば、まったく新しい次世代の標準ともいえる腕時計ができるのではないかと期待している。

デジカメにスタンバイを

デジカメを使っていると、バッテリーがなくなり、いざというとき使えなくなることがある。自分でもっとバッテリーを節約して使いたいと思うが、デジカメがそうさせてはくれない。
というのも、こまめにof/offするとバッテリーは持つが、シャッターチャンスを逃してしまう。最近は起動が早いことを売りにしている機種もあるが、いったんoffするとズームなどの設定はクリアされる。ここでスタンバイを提案するのは設定を維持したままパワーを節約したいからだ。
デジカメの中には、しばらく放置するとスタンバイになるものもあるが、放置する時間だけでバッテリーは消費される。この消費分は決して少なくない。

2009年6月24日水曜日

10Gイーサの必要性

10Gイーサが離陸し、普及しつつある。価格も安くなってきている。もっとも、家庭で利用している人には10Gイーサはまったくと言ってよいほど必要ではない。そのため、ようやく一般の人はなかなか理解できないかもしれないが、それなりに10Gイーサは必要だ。
まず、家庭のすぐ後ろにある幹線やバックボーンでは非常に役立つ。
特にイントラネットの普及で、組織内でも太い帯域が必要になっている。インターネットへのアクセスより企業内のアプリケーションを円滑に利用するニーズの方が大きい。今までは待ったにより必ず幹線が太いことが当たり前と思われていたが、かならずしもそうではない。緊密に通信するもの同士が太い帯域で結びついていればよい。それは外部より内部の方である。
また、昨今のシンクライアントブームも理由の一つだ。シンクライアントは帯域を使う。極端な話、ビデオ画像をそのまま転送しているようなものなのだから。もっとも高解像度のストリームといってもよいだろう。

Linuxサーバ構築教科書

LPI-JapanからLinuxサーバ構築教科書が公開された。基本的にはよい内容なので、演習書として使いたいと思っている。
しかし、細かいところでは気になる点がいくつかある。
第1章事前準備では以下の点が気になる。
・詳細に説明したLVMやRAIDが後続の章で演習していない。何のための説明だったのだろう。
第2章Linuxのインストールでは、以下の点が気になる。
・ファイアウォールを無効にする
・SELinuxを無効にする
いつもでもこの2つを避けていたら実運用は身につかない。どこかで対応するべきだ。それには最初から対応していた方がよい。そうでなければ作業手段が異なってしまうからだ。
第3章ネットワーク
詳細に説明されていて演習しやすい。それでも以下のような点が気になった。
・演習の目的がわかりにくい。
 内容を確認するためだけの演習が多く、それが何につながるのかわかりにくい。一言説明があるとよい。
・インストールしていないWebサーバをテストしている
 順番が前後しているように思われる。Webサーバは最初からインストールされるようだが、特に指定してないものを使うのはトラブルを生みやすい。ここは無難にSSHの方がよかったのではないかと思う。
・IPアドレスが衝突していた場合の確認方法などが説明されているとさらによい。
 IPアドレスの直接入力では、アドレス衝突のトラブルが起きやすい。
第4章DNS
インターネットに接続されていない環境でDNSの演習を行っている点がよい。環境に依存しないで演習できる。
5章Webサーバーの構築
過不足ない内容
Digest認証や仮想ホストまでカバーしている点は感心した。
実際には、この後データベースやJavaまで加わると難しくなってくる。
6章メールサーバーの設定
個人的には、あまり必要性を感じないが、やはりメールサーバの需要は少なくなというところだろう。
ここまでくれば、WebサーバにデータをアップロードするためのFTPサーバなどの運用も欲しくなる。また、LAMPアプリケーションを念頭に置くならば、データベースサーバも欲しいし、Tomcatなども欲しくなる。少し欲を出しすぎかもしれないが、そのわずかな差が大きなスキルの差につながる。

iPhoneのOffice

iPhoneのビジネス利用を促進するにはOfficeを実現するしかない。
Office for MacのグループがOffice for iPhoneを開発してくれるのが一番だが、これはマイクロソフト次第だ。Windows Mobileと競合する競合製品には提供しないかもしれない。しかし、単純に部門別に考えるとOfficeの市場を広げることになるのだが。

LG SmartVine

LG SmartVineはNComputingのvSpaceを組み込んだディスプレイらしい。
これは低価格化するディスプレイの中で付加価値を高める有効な戦略と言える。
ディスプレイがそのままシンクライアントになるなら、導入したいと思う企業や教育機関は少なくない。
LGが一歩先んじたが、日本企業はソフトウェアと組み合わせてシステム化する発想が乏しいので、差は開く一方かもしれない。

メモの同期

iPhoneが使えるようになってきた。さきのキーボードもそうだが、むしろメモの同期がうれしい。メモをPDAにする習慣ができているので、そのメモを活用できないと不満も大きい。以前のiPhoneではメモをPCに渡す際にメールするしかなかった。それが今度は同期までしてくれる。メールの手間が省けるだけでなく、Windows Mobileのメモも読み取れる。もちろん、その逆もできる。Windows MobileとiPhoneで情報を共有しようとしたらメモが一番便利かもしれない。
そうなるとPCにもメモを編集できる機能が欲しい。WindowsのWord 2007ならできるが、他のOSやOfficeではどうだろう。また、メモを編集できるOSSはないものだろうか?

iPhoneの横型キーボード

iPhoneには縦方向の画面用のキーボードしかなかった。このキーボードはせまい幅に合わせたもので押し間違いが多かった。しかし、今回のアップデートで横型キーボードが導入され押し間違いが少なくなった。その結果、かなりスムーズに入力できる様になってきた。この文も実際に横型キーボードを使って入力したが、思ったより早く入力できた。iPhoneの場合は入力ミスさえなければ変換候補を推測してくれるので、普通のPCより賢いかもしれない。もっとも、モード切り替えが多いので、まだ普通のPCの方が作業は速い。

2009年6月21日日曜日

保育園と幼稚園の役割分担

都心では待機児童が増えているという。少子化の中で逆転現象が起きているといえる。その理由は不況により従来の専業主婦が働き出したためらしい。
働くために子供を預けなければならない場合、3歳未満の子供を優先する必要があるだろう。幼児の保育は、幼稚園より保育園の方がよい。保育園と幼稚園は役割分担して、需要を満たすようにしなければならない。
また、幼児と園児が別々に預けられるととても不便だ。この場合は同じ場所で預かる必要があるだろう。そうなると地域別に分担すた方がよいのかもしれない。しかし、その場合は幼稚園にも保育園と同様の機能が求められる。両者を区別する意味がなくなる。
いずれにせよ、保育のできる幼稚園は徐々に増えているので、保育園の需要を幼稚園に転嫁する必要があるだろう。

栄養のあるふりかけ

スパーにいけば、ふりかけの類がたくさん売られている。ふりかけはご飯の友と言えるので、日本固有の文化食ともいえるかもしれない。それだけに多くの種類がある。
しかし、ご飯以外にかけるインスタント食材とも考えれば、世界戦略を考えることもできるだろう。パスタにあうふりかけやパンにあうふりかけもありえない話ではない。
日本においてもインスタント食材としてみたとき、栄養面が気になる。単なる味だけではなく、より完全食に近い存在にすることで付加価値を高めることができるはずだ。宇宙食でもよい。
ご飯にふりかけだけで1/3日分の栄養が取れると、おにぎり+ふりかけだけで十分な食事になる。

2枚のマイクロSDをSDHCに

マイクロSDは小さいのでミニSDアダプタに刺し、さらにSDアダプタに刺す。アダプタはスペースを使うので、省略できれば2つ分挿入できるかもしれない。そうなればマイクロSDを2枚以上さしてSDHCにできるかもしれない。
もちろん今のアダプタの仕様では無理だろう。回路を組み込む必要があるだろう。

2009年6月18日木曜日

iPhone OS 3.0更新成功

9時近くに再度iPhoneの更新を行ったら、今度はエラーが出なかった。
舞台裏で動きがあったのか、それとも自然と負荷分散されたのか、いずれにせよひとまず安心した。
まだ、肝心のルーター機能がわからない。

またまた、自己フォローです。ソフトバンクはルーティングしないそうだ。iPhoneの魅力半減だ。ソフトバンクもAT&Tと同類か?

iPhone OS 3.0更新失敗

iPhone OS 3.0に更新しようとしたところ失敗した。
ダウンロードし、ソフトを抽出し、iPhoneのバックアップまでしたところでアクティベーションサーバに接続できないというエラーで終わる。何度やっても同じなので一時的ではない。エラーメッセージが表示される際の「もっと詳しく」ボタンを押しても、そのようなページはないという。
どうなっているのだろう。決して一人だけの問題ではないと思う。

自己フォローをしておく。アメリカでの発売でも同じような状況が起きたらしい。アクティベーションサーバはiPhoneやPCにあるものではなく、アップルのサイトにあるらしい。いずれにせよアップルはアクティベーションサーバを増強しようとしていないようだ。普通少しは改善しようと思うだろうに。

2009年6月17日水曜日

iPhone OS 3.0が楽しみ

いよいよ明日iPhone OS 3.0がダウンロードできる。今から楽しみだ。
というのも待ち望んでいた機能がようやく実現されるからだ。
最大の期待は、ルーター機能だ。PCにiPhoneを挿せば3Gの無線通信ができる。どこでもPCが使えるわけだ。
実を言えば、これは本当に望んだ機能ではない。矛盾した言い方だが、次善の策として欲しいと思っていた機能だ。
それでは本当に欲しい機能とは何かと言えば、iPhoneがWiFiの基地局になる機能だ。そうすればiPhoneだけでADSLなどの契約もいらなくなる。無線ルーターもいらなくなる。iPhoneだけで独り占めできるのだから、キャリアとしても悪くない話だろう。しかし、ソフトバンクはADSLも多いので、共食いになりかねない。
もっともiPhoneの3Gはそれほど通信スピードも早くないし、安定もしていないので、そもそもADSLを置換することは無理だろう。ましてや時代はFTTHに達しているので、ますます無意味かもしれない。しかし、イベントには活用できるはずだ。

プロジェクタの色ずれ

古いプロジェクタを使っていると、色ずれすることがある。そのようなときは、あきらめてそのまま使うしかない。なぜならプロジェクタの使い方は各社まちまちでとても覚えられないからだ。使えないからあきらめるしかない。使い方を統一するのも一案だが、ここでは別の提案をしたい。それはPC側で補正することだ。
つまり、PC側でRPGに分解し、各レーンをずらして表示させる。メイン画面と共有していると見にくくなるが、第2画面として使っていれば問題ない。このような便利な機能をPC側が持つと周辺機器の寿命も延びるだろう。

PCのモデルチェンジ戦略

車のモデルチェンジは4〜5年かけるが、PCのモデルチェンジは4ヶ月ほどしかない。いわゆる商機に便乗するタイミングで、4月、9月、12月ごろが時期となる。しかし、これほど頻繁にモデルチェンジしていては、開発費だけで高騰してしまう。部品を組み立てるだけの特徴のない製品が増えていく。かといってモデルチェンジしないと飽きられ、忘れられる。話題にならなければ売れない。よって、モデルチェンジは話題を提供するためにあり、かならずしも経費をかけて行う必要はない。
そこで、高品質のPCを開発するためには少なくとも1年かけて開発するべきだと思う。それでも話題になるモデルチェンジ戦略を考える。
1年かけて開発するのはハードウェアだ。それに先だってコンセプトは4年周期で考案する。ハードウェアの刷新は12月の年末商戦をターゲットとする。ここがボーナスや休暇とも重なり一番売れやすいと思われる。その他の4月、9月はソフトウェアのバージョンアップで対応する。しかし、ハードウェアであってもカラーバリエーションの変更などは手堅いところかもしれない。
本来は毎年新しいOSが登場すれば話題になる。しかし、マイクロソフトにそのような考えがない以上、あきらめるしかない。1つは別のOS、すなわちLinux版を用いる方法だ。これは市場が小さいが、専用機のようなイメージで使う人には十分だ。少なくとも携帯のOSを入れ替える人はいないので、ネットブックでも同様と考えられる。ネットブックは価格が決め手なのでOS代は大きい。Linuxのバージョンアップは6ヶ月単位で行われることもあるので、毎回バージョンアップすることも不可能ではない。もう1つはアプリケーション、サービスの変更だ。先に買った人に対しても低価格でバージョンアップを保証すべきだろう。それで顧客を囲い込める。
このような戦略をとる場合、PCを単なる機械と考えるのではなく、HWとSWが一体化したシステムと考える必要がある。

2009年6月16日火曜日

MacのWordで文字化け

GmailにWord文書が添付して届くことがよくある。
Windowsで作成したWord文書だろうが、これをMacでダウンロードしてOffice for Macで開くと、とこどき文字化けしていることがある。
同じファイルをWindowsで開けば読めるので、Gmailの問題と言うよりOffice for Macの問題だろうと思った。WindowsとMacで内部文字コードが違うのだろうか?それで移植できるというのも信じがたいので、文字コードが同じだとすると、文字化けする理由がわからない。やはり、Gmailのせいなのか?

ホテルのPCレンタル

最近のビジネスホテルは無料でインターネットが使えることが多くなった。率直にありがたいと思う。インターネットの有無でホテルを選ぶので、そのような声に応えたものと理解している。
ネットは無料ですばらしいが、PCがいただけない。ロビーにPCを設置し、インターネットができるだけだ。ビジネスユーザは自分でPCを持ってくるだろうが、PCがレンタルできるならUSBメモリだけで済ませることができる。出張に重い荷物は持ちたくないので、値段が手ごろならPCレンタルの需要も小さくない。
その値段については最近の安価なネットブックを活用すれば大幅に値下げできるだろう。ビジネス用途なら1日1000円でも十分だろう。ならば、2か月で十分元が取れることになる。利益率はかなり高い。
しかし、ただネットブックを買ってくれば、それで済むわけではない。安全にレンタルするにはそれなりの仕組みが必要だ。具体的には160GBのHDDを2つのパーティションに分け、1つをバックアップ領域とし、返却時にオリジナルの内容へ復元する。あるいは外付けHDDから復旧する。復旧中はレンタルできないが、一晩で終わるので、それほどロスはない。このような復元ソフトを以下に安価に組み込むかが課題だ。

レジストリサービス

ポータブルアプリケーションのアイデアをもう1つ。
ポータブルアプリケーションを作成するにはレジストリを使えない。レジストリはアプリケーションの設定を保存するOSの領域だが、HDDに保存されるため、USBにとどめておけない。そこで、ポータブルアプリケーションは独自にUSBにレジストリを作成する。つまり、レジストリを隠蔽するライブラリがあればポータブルアプリケーションの開発は容易になる。そして、そのライブラリの仕組みによって様々な系列のポータブルアプリケーションが登場する。
記憶領域に基づくレジストリでは、アプリケーションが能動的に検索しなければならない。そのためストレージに強く依存してしまう。そこで、レジストリサービスがあればよい。レジストリサービスは、レジストリを管理するサーバプロセスとプロセス間通信するAPIを指す。
ポータブルアプリケーションでもautorunでサービスを常駐させれば、それだけで資源の場所を検索できるようになる。また、OS側でも同様のサービスを基本としていれば、ポータブル用のレジストリサービスを追加(attach)するだけで、レジストリが拡張されていく。

ポータブルなプログラミング言語

UBSに環境をまるごと入れて移動する人も多い。そのようなときPortableAppsのようなポータブルアプリケーションが役立つ。
しかし、すべてのアプリがポータブルとは限らない。やがて、そうなるとしても、それまで待てない。
自分でプログラムを作ることも考えられるが、C言語で一から作るのは無理がある。そこで、手軽なLL系スクリプト言語がポータブルになればよいと思う。
言語は、簡単にポータブルになるように思えるが、実際には必ずしもそうではない。特に、ライブラリを動的に検索する場合には問題となる。また、アプリケーションからインタプリタを検索する場合にも問題がある。PATHに含めることはできないし、ドライブ名を付けて示すこともできない。インタプリタへのフックを統一的に扱う枠組みが必要なのかもしれない。言語を新たに作る必要はないが、ポータブルなランタイム環境はぜひ整えてもらいたいものだ。
ところで、昔はポータブルというと異なるOSやアーキテクチャに移植することを意味したが、今は持ち運ぶことを意味するようになった。両者は質的にかなり異なる。もう少し適切な用語はないものだろうか。

乗り物にWiFi

スマートフォンの普及のカギは4GやWiMaxだけに限らない。もっと身近なWiFiがさらに身近になる必要がある。WiFiフリースポットが普及すれば帯域を有効に活用できる。
スマートフォンで作業する気になるのは、ある程度暇ができたときだ。1時間以上の時間が確保できれば、暇を持て余すのでスマートフォンでも仕事をしたくなる。
だとすれば、1時間以上待ち時間を使う場所には、たとえそれが乗り物の中でもWiFiを設置する価値がある。バス、電車など長時間乗ることもある。そのような場合は特にWiFiが欲しくなる。
これを事業化しようとしたらWiFi版MVNOのようなものが必要かもしれない。個人的には無料に越したことはないが。

オンラインストレージの価格

Googleのサービスは無料だが、少々物足りないこともある。
Picasaは1GBしか使えない。
有料で容量を増やすことができるが、10GBでも年$20する。日本円で約2000円だ。しかし、これだけ払えば、2GBのSDカードが買えるし、SDカードなら何年でも使える。そう考えると妥当な価格とは思えない。
データを保証したり、アクセス可能にする付加価値はあるものの、価格差が大きすぎると思う。もう少し妥当な価格にならないものかと思う。例えば、公開データは無料でもよいのではないだろうか。

2009年6月15日月曜日

WindowsのPDF環境

スキャナに付属していたAdobeのAcrobatを使っていたが、Readerの方がどんどん更新されるのに製品自体がアップデートされないため、取り残される一方だった。製品版に見切りをつけ、FOSSでPDF環境を整えようと思い立った。
PDF閲覧にはAdobe Readerがあるし、PortableAppsならSumatraPDFもある。PDFビューアは読めないPDFがあると困るので、重たくてもReaderがよいと思う。
PDF作成には、doPDFが小さくてよい。印刷でPDFを作れる点もAdobe製品版と同じだ。フォントも埋め込める。作成に高機能を求めるか、別途個別の編集ソフトをそろえるかが問題だ。後者の方が合理的だと思う。
個人的にPDFで必要とする編集は、ページの取り出しと連結だ。この2つさえあれば十分だと感じている。
ページの取り出しはPDF Knifeが定番のようだ。
PDFファイルの連結は、ConcatPDFというソフトがあるが、これは古い.NETを要求するので好まない。そこで、pdfpdfpdfという連結専用のソフトを使うことにした。
この他にアドウェアもあるようだが、ネット接続が要求される上に、わずらわしいので使わずにすむなら使いたくない。

2009年6月12日金曜日

第4の時間

ファイルシステムでは、ファイルに3種類の時刻印が押されている。それぞれ、作成時間、修正時間、アクセス時間だ。しかし、用途によっては、これだけでは不足することがある。
特でディレクトリが問題だ。ディレクトリは単独でもファイルと見なせるが、その部分要素を含めた全体とも見なせる。後者の立場では、トップディレクトリだけが変更される修正時間では意味が合わない。
そこで、第4の時間、部分修正時間を導入してはどうだろう。ディレクトリだけの属性でもよい。部分が変更されれば全体も変更されたことにする時刻印だ。
このような時刻印を導入するとアプリケーションは簡単になるが、OSないしファイルシステムは大変だ。なぜなら、一カ所でも修正すれば、必ずrootにまで遡って修正されるからだ。
しかし、アプリケーションを助けるのが、OSの仕事であるなら、このような機能の有無は結構大きい。

JVMで動作するScheme

プログラミング言語階層の中でJVMは実行エンジンの主役となっている。Jython, JRuby, ScalaなどいずれもJVMを実行エンジンとする。JVMで動作させるにはJavaのバイトコードにコンパイルする必要があるため、言語ギャップが大きい。
柔軟なプログラミング言語階層を構成するには高級言語をいきなりバイトコードにコンパイルするのではなく、いったん中間言語に変換する方がよいだろう。中間言語はコード自身をデータとして扱えるLispが望ましい。やはりSchemeだろう。実行エンジンとしては小型で高性能な方がよい。
そうなるとJVMで動作するSchemeは重要だ。KAWAやSISCなどがあるらしい。
これらの処理系は十分意味があるが、それだけでは足りない。各高級言語とSchemeをつなぐトランスレータが必要だ。
トランスレータはコンパイラより手軽だが、意味の欠損がかなり大きい。変換がいい加減な性もある。

2009年6月11日木曜日

VMとライセンス

仮想マシン(VM)は非常に便利な技術だ。今後もなくならないだろう。それどころかますます重要性が高まることは確実だ。
しかし、仮想マシンの普及はライセンス料金の増加を意味する。1台の仮想マシンに対して1ライセンスが必要だとすれば、仮想化するほどコストがかさむことになる。コストを抑えるにはOSSを用いて無料にするほかない。しかし、それではパッケージを販売している普通のソフトハウスは経営が成り立たなくなる。
そこで、仮想マシンでは、コア数までは1台と同じ料金にするなど実質的な値引きをするしかないだろう。また、ユーザごとにライセンス料金を払い仕組みではコア数と無関係に徴収しなければならない。しかし、仮想マシンを使うユーザが一概に同一人物とは言えないならば、このライセンスは価格競争力を失う可能性がある。
仮想マシンは、必要とされるアプリケーションにとっては手軽な収益増となるが、そうでないアプリケーションにとっては一気に排斥へとつながる両刃の剣かもしれない。

URL変換、WAT?

プライベートLANの内部から外部へアクセスするときNAPTと使う。逆に、外部から内部へのアクセスは一般的にはできない。
しかし、ときどき外部から内部にアクセスしたいことがある。この場合の内部にはDMZも含まれる。とにかく内部に複数のサーバーを立ち上げ、それぞれに外部からアクセスできるようにしたい。
このようなことを想定したルーターは意外と少ない。当たり前と言えば当たり前で、それは本来ルーターの役割ではないからだ。レイヤーが違う。しかし、ユーザーはルーターにより一般的なゲートウェイの機能も求めている。
ルーターで上記のことを行うときport forwardを使うことがある。しかし、この方法では明示的に標準以外のポートを使う必要がある。それよりもルーターで簡易Webサーバを立ち上げ、そこで別のURLに転送すれば明示的なアドレスを避けることができる。
さらにDNSを内蔵し、内部のサーバに仮想DNS名を付与できるともっとよい。

BloggerとGoogle Siteの統合

Googleはサービスの統合により経営の効率化を図っていると思われる。その一環としてPage Creatorが終了し、Siteに統合されるらしい。
その流れからいうとBloggerもSiteに統合される可能性はある。
SiteでBloggerと同じ記事を公開するにはお知らせテンプレートを使えばよい。このテンプレートは掲示板としても使える。
BloggerをSiteに統合するには、若干の問題がある。Bloggerの特徴の1つである見栄えのカスタマイズができないことだ。Bloggerを閉鎖して、Siteに吸収するには、SiteにCSSのカスタマイズ機能を追加したり、テーマを豊富にする必要がある。
もっともPage Creatorにもテーマはあったが、なくなったので、Google自体はサービスの互換性に無頓着なのかもしれない。無料だから仕方ないか?

2009年6月8日月曜日

マイクロSXDCがあれば

SXDCの登場が今から待ち遠しい。SDHCの限界32GBを遙かに超える2TBを実現する仕様だ。もっとも2TB製品が登場するのは相当先の話だろう。それでも5年はかからないような気がする。
ここではSDに対するマイクロSDのような、SXDCに対するマイクロSXDCがあればどうなるかを考えたい。仮にマイクロSDと同じ大きさだと仮定する。つまり、1mm x 10mm x 15mmだ。今のSSDにもSD/SHDCメモリで構成できる製品もあるので、マイクロSXDCでSSDを構成したらどうなるか考えてみる。
仮に10cm x 10cmの大きさに高密度で実装できたとすると、1mm x 10mmのマイクロSXDCなら1000個挿入できることになる。もし、2TBのSXDCを1000個使えば2PBになる。こうなれば、2PBのストレージをデスクトップに置くことができる。もっとも5年くらいでは2TB SXDCはあまり安くないだろう。しかし、7〜10年待てば確実にデスクトップのペタバイト時代が始まるだろう。

梅雨とインフルエンザ

少し前まで新型インフルエンザが毎日のように報道されていた。後になってみれば、一種の過剰報道だったとも言えるかもしれない。しかし、その最中には近視眼的になってしまう。
しかし、このブログで前にも議論したが、アメリカに出張しないで経済活動は不可能だし、その意味では大阪に行かずに済ますわけにも行かない。それでも不必要な会議は電子会議で代用されるようになったのなら、ある意味では怪我の功名かもしれない。
その後、インフルエンザの報道は少なくなったので、パンデミックを抑えることに成功性結果なのか、それとも日常化してしまうほど蔓延してしまったのかよくわからない。おそらく今はまだ防衛が機能している段階だろう。その防衛を援護してくれるのが、梅雨だと思う。
インフルエンザなどのウイルスは湿気に弱い。正しくは感染力が弱まると言うべきかもしれない。これから雨期に入るというのは、ちょうどよい季節が始まると言うことだ。不快指数が高まるほどにインフルエンザの驚異から解放されるのだろう。今年の雨期は、除湿を少し抑えめにしておいた方がよいかもしれない。

2009年6月5日金曜日

XAMPPにFileZilla/Mercuryの管理ページを

XAMPPは便利だが、複数の部品を組み合わせているため、ちぐはぐ感もある。
Apacheの管理は先行して秀逸だし、MySQLの管理もphpAdminと組み合わせてよくできている。
しかし、FileZillaやMercuryの管理は個別に行うようになっており、統一感がない。
Control Panelはあるが、セキュリティ設定なども同じ方法でできるとよい。
MySQLのphpAdminに相当するphpFileZillaやphpMercuryがあるとよいのだが。
そこまでいかなくてもセキュリティ設定だけでも一度にしたいものだ。

2009年6月4日木曜日

兵役より留学歴

閉じた世界で発展できるのは通商しかないだろう。
世界的な通商のためには、語学が重要だ。しかも単なる語学だけでなく、各地の文化を理解する世界市民としての感覚も重要だ。これらを身につけるには富が必要で、富める者の特権でもある。少なくとも今はまだ富める日本が、次世代のために供せる資源は人そのものであるから、その人に十分な教育をすることが非常に重要だ。
人を育てる際に、しばしば議論される歴史的にも効果的な方法は兵役と留学だろう。いずれも非日常的な状況の中で人間性を試される。しかし、選択権があるなら、誰でも前者より後者を選ぶだろう。これは妥当な判断だ。
633制のいずれか1年、例えば66制にして後半の6年から1年を捻出すれば、十分留学の機会は得られる。日本人同士で固まらないように配慮する必要があるが、英語圏である必要はない。これからの語学も多様性が要求される。もちろん英語圏の希望者が多いのは自然な流れだろう。

2009年6月1日月曜日

テープで小銭をまとめておく

テープで小銭をまとめるのは、皆がしていることだろう。あまり長くしているとべたつくので困るが、少しの間まとめておくには役立つ生活術だ。
しかし、この術は海外旅行の時にも役立つように思える。海外旅行で外貨の小銭は必要だが、あまり多くても困る。適度に消費するにはまとめて支払うことが望ましい。しかし、外貨の小銭は慣れていないせいで、数えるのも大変だ。店ですぐに出そうとしても難しい。そのようなときこそテープでまとめておくと便利だろう。
他にも海外旅行でテープは役立つこともあるので、1つぐらい持っていってもよいだろう。

海外出張で健康回復

新型ウイルス騒動で海外出張が不安だった。
直前に風邪を引いたこともあり、抵抗力の衰えからウイルス感染の確率も高いように思えた。
しかし、実際に行ってみると、到着当初こそ長旅の疲れもあり最悪で、体調不良だったが、無理な仕事から逃げられるので、じっくり休養できるせいか、出国前より格段に体調が回復した。
実は最近数年間連続して似たような海外出張での健康回復を経験している。
もはやこの時期に出張しなければかえって疲労こんぱいしてしまいそうだ。

電子ブックリーダーの影響

米国ではAmazon Kindleがブレイクしつつある。いったん動き出した流れは変えられない。やがて米国の書籍はほとんど電子化されるだろう。そして、米国の流行は日本にも普及する。
そうなってからうろたえても遅い。その前に予測して対処することが必要だ。
電子ブックは印刷が不要で、配信が容易だ。この2つの特徴が産業構造を変える。
通常の意味での大量印刷はなくなる。印刷会社の収入は大幅に下がる。何もしなければ生き残れない。
しかし、日本の大きな印刷会社は印刷技術を様々に応用しているので、減収こそすれ倒産にはならないだろう。しかし、そのような応用技術のない中小印刷会社は先がない。
また、販売方法がネットからのダウンロードになるので書籍を店頭展示する本屋がなくなる。印刷の本より電子ブックの方が安いので消費者が選択しなくなるからだ。本屋から万引きもなくなるが、購入もなくなるので書店は姿を消す。しかし、状況によっては残る可能性がある。それは古本を活用する場合だ。
古本もなくなるように思えるが、必ずしもそうではない。消費者が本を読むとき、そのコストは新書の購入費から古本の売上を引いたものになる。つまり、この差額が電子ブックより小さければ紙の本にも競争力がある。つまり、いままで本屋と古本屋は犬猿の仲だったが、生き残るには一体化するしかない。機能の敵は今日の友だ。
電子ブックでは違法コピーの影響を看過できないので古本はありえない。この点が紙本の利点だ。
しかし、それでも苦戦を強いられるだろう。CDとMP3の争いを見れば明らかだ。電子ブックが価格競争を仕掛ければ太刀打ちできるビジネスモデルはほとんどない。結論からいえば両者とも友倒れだろう。
また、このゲームの勝者は誰だろう。電子ブックリーダーのメーカーは勝者に属するが日本企業ではないだろう。次に出版社は利益率が向上するので勝者だろう。その他新聞や週刊誌も流通コストが削減され復活するかもしれない。しかし、週刊誌はともかく、ニュースをたれ流すだけの新聞は受け入れられないだろう。ニュースの裏側をきちんと解説する能力が問われるだろう。まとめるとコンテンツ開発者は勝者といえる。
学生は将来の産業構造も予測して就職した方がよい。

加速度センサーと乗り物

iPhoneのように加速度センサーをインターフェースに活用するモバイルデバイスが増えている。
しかし、これらはモバイルであるにもかかわらず乗り物に弱い。
バスの振動で勝手に動いてしまう。こうなるとほとんど使いものにならない。
加速度センサーを使ったアプリケーションは利用者の状況、特に移動方法に気づく必要があるかもしれない。motion awarenessが必要なのだろう。