2009年8月31日月曜日

モスフラワーの森

ねずみのイメージが好転してきたと聞く。昔からミッキーマウスは人気者だが、それ以外にも人気者のねずみが登場してきたためらしい。
Sony Picturesのスチュアート・リトルやディズニーのレミーのおいしいレストランなどネズミを主人公とした映画がヒットしている。もちろん主人公がネズミというだけでヒットするわけではなく、内容が伴わなくてはならない。
2匹目のドジョウをねらうならば、モスフラワーの森シリーズがよいと思う。これはネズミを主人公とした動物たちによるファンタジーだ。児童文学の範疇に入るだろう。ファンタジーの名作が映画化されていく風潮にも合っていると思う。

バッテリネットワーク

スマートグリッドを別の言葉で言い換えればバッテリネットワークであろう。
送電経路の各所にバッテリノードを設けて、超小型ダムの役を担わせる。使用量に応じてバッテリ間で電力を融通する。
このようなバッテリネットワークは情報だけ転送する情報ネットワークと異なり、情報とエネルギーを転送する。エネルギーだけを転送する送電網とも異なる。
このようなバッテリネットワークにおけるノードとしてのバッテリの機能を議論することは意義深いだろう。
まず、ここでは容量の大小によらず機能的には均一であると仮定する。その方が標準化も容易であり、スケールメリットも大きい。しかし、発電所近辺では大掛かりなものになることは否定できない。
バッテリは、常に充電と放電を同時に行える必要がある。
交流か直流かに依存しないこととする。議論する上では直流の方がイメージしやすい。ネットワークにおける単方向通信と双方向通信の例えを使えば、直流は単方向、交流は双方向となる。互いに互いを模倣可能であるから、同様の方式によりいずれかを状況に応じて選択すればよい。
充電の電圧および電流には寛容でなければならない。弱い電力にも対応することで、吸収可能なエネルギーの範囲が広がる。曇りのときの太陽発電や車の回生ブレーキにも対応できなければならない。
バッテリは自身の容量と接続先の要求容量を把握する必要がある。
バッテリは、接続先の要求に応じて自身の電力を自由に配分して供給できなければならない。
また、同時に自身を充電するために、適切な経路を選択して、接続先に電力を要求する必要がある。

センサネットとしての時計

時計は日本が強い。この市場では、日本が主導権を持って、独自技術を推進できる。
ある意味ではガラパゴスだが、世界を制覇したガラパゴスであり、それ故世界標準でもある。
時計は完全にソーラー駆動する。時計はCO2を製造以外で排出しない。この計算資源を活用しない手はない。
しかし、非力な時計でグリッドは不可能に近い。
それよりも廃品となった時計を再利用した方がよい。
簡単な制御ならば、時計でも十分に行うことができる。その意味ではセンサネットなどには向いているかもしれない。
しかし、既存ネットは比較的エネルギー消費が大きく、時計が利用することはできない。
むしろ、電気信号ではなく、光ファイバを直結して、その光信号そのものも自然光を利用し、そのスイッチに撤するのがよいかもしれない。
光で駆動エネルギーを供給することもできるかもしれない。

太陽電池機能付き液晶パネル

液晶に様々な機能を付加して差別化することができる。液晶にスキャナ機能を持たせることもできる。これでマルチタッチを実現した機種もある。
そのような液晶の付加機能に太陽電池が考えられる。考えてみれば、液晶は最大面積を占める部品である。それが太陽電池になれば外付けする必要がなくなるかもしれない。

Javaストレージのミッシングリンク

JavaのSambaがある。Javaの仮想ディスクもある。しかし、Javaのファイルシステムがない。
仮想ファイルシステムならすでに存在するが、実際のファイルシステムがないのは痛い。
そのため仮想マシンを経緯しなければならず、仕掛けが大掛かりになる。
せめてexFATでよいからファイルシステムが欲しい。

ペン型スパイカメラ

スパイカメラはライフログのツールとしてはもっとも自然なものかもしれない。
しかし、既存の製品は十分な機能がない。
そこで、必要な機能を列挙したい。
まず、録画時間が短い。常に録画する必要はないものの、長い会議の間は動作しなければならない。
そのためには、バッテリでは不可能なので、電池にした方がよい。そして細目に取り替えるしかない。
また、ビデオにする必要もない。場合によっては音声だけでもよい。そこで、多色ボールペンのように記録内容を切り替えることはできるようにしたほうがよい。
USBで充電しないなら、メディアも交換できるようにする必要がある。

2009年8月30日日曜日

無線基地局で地震速報を

地震速報の受信機が廉価となり、普及しつつあるというニュースを見た。
このような単機能製品は、廉価となったといっても、かなり高い。普及に一層の弾みをつけるには、さらなるコストダウンが求められる。
そのような場合、既存の製品に組み込んでしまうという方法がある。多くの部品を共用できるため全体のコストアップはわずかなもので済み、付加価値を高めて差別化できる。そこで、地震速報の受信機能を無線基地局につけてはどうかと思う。
家庭内LANを構成していれば、無線基地局は必ず存在する。普及率および地域カバー率も決して低くない。無線基地局から直接音声出力する必要はなく、登録したメールアドレスに送信するだけでもよい。
もっともメール着信までのタイムラグが地震速報の意味をなくしてしまう可能性はある。その場合は、音声出力の方がよい。

iPhoneにラジオを

iPhoneのような機種は、全世界的に多量に販売することでコストを削減できる。そのため、思い切った機能を搭載することができる。iPhone 3GSではコンパスが搭載された。そこで、比較的手軽に搭載可能な意味のあるセンサーについて、それを搭載したらどのようなことが起きるか検討してみたい。
ここでは、AM/FMラジオが実現できないか検討する。
小型のAM/FMラジオは既に存在するので、iPhoneでその機能を実現するのは難しくないだろう。しかし、問題はiPhoneのサイズを大きくせずに可能かどうかという問題だ。iPhone外部に大きなアンテナを設けるのは論外だ。携帯としてのメリットがなくなってしまう。
仮にAM/FMラジオが実現できたら、どのようなアプリケーションが考えられるかと言えば、再放送などの問題に触れずにそれらのコンテンツを視聴できることぐらいだ。後は地震速報など特別な電波の使い方にも対応できることだろう。
結論としては、サイズが大きくなる可能性と、それに対する小型化の努力の割には、得られるメリットが少ないため、AM/FMラジオ機能が搭載されることはないだろう。しかし、短期的には可能性が低いが、長期的には十分な小型化が進行し、その時までAM/FMが生き残っていれば取り込まれる可能性がゼロとはいえない。ただし、デジタル化された場合、各種のコーディングが乱立する可能性があり、日本ローカルな方式がサポートされる保証はない。

総選挙の日雇い派遣

NHKで報道されていたが、総選挙で多数の日雇い派遣をしているようだ。
一見、少しでも雇用が広がるようで悪い話ではないように聞こえるが、あまりよい話ではない。
なぜなら、中間搾取があるからだ。派遣者一人について1500円支払っても、派遣者の手取りは780円にすぎない。一方、アルバイトなら1000円支払って、1000円の手取りとなる。つまり、かなりの部分が派遣会社の取り分であり、労働者に還元されるわけではない。
にもかかわらずアルバイトとせず、日雇い派遣をするのは、受け入れ側の事務手続きが簡素化されるためだ。逆の言い方をすれば、手間を惜しまず事務手続きすれば、きちんとした雇用を行うことができるわけだ。すなわち、自治体の怠慢のために日雇い派遣を選択しているという言い方ができる。

ミートソーススパゲッティのカップめん

カップめんは手軽な食品だ。いまやラーメンを家で食べるときはカップめんで済ます人が少なくない。カップめんのスパゲッティも一般的になり、スパゲッティをカップめんで済ます人も多いだろう。
しかし、最近スパゲッティのカップめんが姿を消しつつあるように思えて、残念だ。というのは、ミートソースのスパゲッティを探そうとしたら、コンビニやスーパーを含めてどの店にも置いてなかったからだ。新製品らしいカルボナーラやたらこスパゲッティばかりになり、ミートソースが一つもない。
ミートソースに需要がないとは思えないので、一過性の行き過ぎた宣伝なのかもしれない。それにしても、定番商品を残さず撤去して、入れ替えるというのはどうしたことだろう。ビジネスチャンスを失っているのではないかと思う。

携帯における大聖堂と市場

大聖堂と市場とはソフトウェア開発の2つのモデルを指す。大聖堂モデルは従来通りのちきんとした図面に基づく方法で大企業での開発で使われている。一方、市場モデルでは各人が勝手に活動する。市場から大聖堂のような秩序が生み出せるかどうかは疑問だが、OSSの活動を市場に例えることがある。あえて既存の言葉でいいかえるなら、大聖堂はトップダウン、市場はボトムアップといえるだろう。
両者の方式は様々な分野で対比される。携帯でも同様だ。そして同様に大聖堂モデル化は苦戦している。
携帯における大聖堂モデルはキャリア主導の設計といえる。今では開発が間に合わなくなっており、破綻しつつある。一方、市場モデルはメーカー主導といえる。メーカー主導の方がユニークな携帯を開発できている。その際たるものはiPhoneだろう。iPhoneは市場モデルの中でもまさにOSSに近い開発法で登場したといえる。Androidも同様だ。世界的スマートフォンがどれだけ浸透するかが、今後の携帯開発を左右する。

OSSに適するソフト

OSSが普及しているが、OSSのない分野もある。
ビジネスソフトは次々OSSになっているが、ゲームソフトはあまりOSSになっていない。これはひとえに開発法の違いからくると思う。
ビジネスソフトは誰もが使うものなので、操作法や機能はおのずと決まる。しかし、ゲームソフトは機能もまちまちであり、企画と設計が重要となる。
ほとんどのOSSは少数の設計者で設計するが、そのような設計はビジネスソフトには通用してもゲームソフトには通用しない。ゲームソフトでは多くの設計者、これにはゲームデザイナーが含まれる、が関与する。特にゲームデザイナーはソフト開発者とは異なる才能を持つ。OSS開発者が優秀なゲームデザイナーであるとは限らない。優秀なゲームデザイナーは十分な市場があるので、OSSを手がける必要がない。よって、その種の才能がOSSに流れる可能生はない。
すべてのソフトをOSSにするのは、かなり無理がある。むしろ、ゲームのようにOSSが侵食しない分野の方が、ある意味では健全なのかもしれない。

2009年8月29日土曜日

Jelly Belly

アメリカみやげにジェリービーンズを買った。40種類もの味が楽しめる。なかなかよいみやげだった。
ジェリービーンズなど子供の食べものだとばかにしていたが、なかなかどうして侮れない。もっとも我が家でも一番喜んでいるのは子供だ。それを見て親が喜ぶ。しかし、これだけ種類があると大人でも楽しめる。というより、中には大人でなければとても食べられそうにない危険な味がある。大人にとってもちょっとした罰ゲームになる。そのような危険な味をいくつか紹介しよう。
Dr Pepperは好みが分かれる。それ自体が罰ゲームになるほど嫌いな人もいる。しかし、個人的には嫌いでない。たまに飲みたくなる。
Root BeerはDr Pepperの癖をさらに強めたような味だ。Dr Pepperが嫌いな人には辛いだろう。しかし、私はこのレベルまでなら耐えられる。
Licoriceは甘草のジュースだ。漢方そのもの、それもかなり強い。日本人は漢方になれているし、私自身も風邪薬に飲む。それでもこの味には耐えられない。
次は、sizzling Cinnamon。ただのシナモンなら嫌いではないが、シナモンが強くなるとこうも辛くなるとは知らなかった。かなり苦手な味だ。
最後はJalapeno、トウガラシだ。これはピーマン味の上に相当辛い。なぜこんな味が売れるのかわからない。罰ゲームのために作られたとしか思えない。
ジェリービーンズは複数をまとめて口に入れると、カクテルのように複雑な味を楽しめる。トウガラシを使うとサルサの味を演出できるらしい。ジェリービーンズがこんなに奥深いとは思わなかった。

2009年8月26日水曜日

OSSの課題

OSSは様々なところで使われている。一般的にはOSSを使うことで導入コストを削減できる。
しかし、削減できるのは導入コストだけなので、運用コストがかえって増えることがある。
そこで、次に目指すべきは、運用コストを削減できるOSSの開発だろう。これは不可能ではないが、困難ではある。これが可能となればOSS 2.0(次世代のOSS)といってよいだろう。
この問題に対する最大の問題点は、OSSのビジネスモデルだろう。OSS関係の企業はソフトを0円で売り、運営・管理費で収入を得ている。もし、OSS 2.0が、このビジネスモデルを破壊するようならば、既存のOSS企業はこぞって反対することになるかもしれない。OSSだからといって、すべてのOSS企業が賛成するわけではない。
しかし、このような流れは経済的プレッシャーから時間の問題であろう。いつまでも管理費だけで収入を得ることはできない。OSS企業は単なる管理者からITコンサルタントを目指す必要がある。そのためには自身でイノベーションを継続する必要がある。

PCの買い換え時期

人によってPCを買い換える理由は異なる。性能が見劣りするようになったとき買い換える人は多いだろう。MicrosoftはOSを高機能化することで、買い換えを促進してきた。しかし、クラウド時代ではネットブックにさして性能は求められない。今後は他の要因が増えてくるだろう。
私自身は性能が不満になる前に買い換えることが多い。そして、買い替えの理由でもっとも大きな要因はキーボードだ。キーボードが買い換え時期を決めるといっても過言ではない。これはあまり一般的とはいえないが、ヘビーユーザほど同様の理由で買い換える人が多いのではないかと想像している。
前の機種はキーボードの刻印が磨り減り見えなくなったために買い換えた。その機種ではキーボードだ刻印は薄いシールのようなもので何度もこすると次第に磨り減っていった。タッチタイピングできれば問題ないが、完全にマスターしているわけではないので、見えないのは致命的だった。キーボタンだけ交換すれば、まだまだ使えたが、買い換えた。
今の機種は刻印は鮮明だが、いくつかのキーが入力しづらくなってきている。機械的に壊れかけているのだ。このストレスはかなり大きい。正しく入力できないので、何度も繰り返すことになる。ちっとも仕事が進まない。
キーボードは修理できるので、それだけで買い換える必要はない。しかし、背中を押すきっかけにはなる。

Inniskillin Icewine

カナダのみやげにイニスキリンのアイスワインを買った。アイスワインは貴腐ワイングラスともいい、とても甘い。赤なら渋いのも悪くないが、白なら甘い方が好きだ。アイスワインはお気に入りのひとつだ。
しかし、残念なのは高価なことだ。もっと安ければ気軽に楽しめるのに。そこで、安く入手する方法を探していた。
街中の酒屋でなら安く入手できるかと思い買ったが6000円もした。しかし、後日機内販売で5000円で購入できることがわかった。機内販売は高いというイメージがあったが、それでも税金の方が高かったようだ。

うまいアメリカ

今回の出張は食事に関する限りはあたりが多かった。
アメリカといえはまずいというイメージを持っている人は少なくないと思うが、考えてみれば世界一の経済大国にうまいものがないわけがない。しかし、せっかくのうまさも不適切な量とアメリカ人好みの味付けでだいなしにしている部分も多分にある。それでも、だからすべてまずいと考えるのは完全な偏見だとわかった。
アメリカは自由競争の国であり、まずいレストランが生き残れるわけがない。だから当然、人気のレストランはうまい。しかし、それでも必要以上に多い量は満腹を通り越して苦痛になる。それを自己制御で抑制しなければならない。移民の国だがすべての人種に合わせているわけではない。量が多いと舌も麻痺する。そのためせっかくのうまい料理も台無しになってしまう。
同様にデザートの甘さも強すぎる。これも料理の余韻を壊しかねない。

インディアナポリス

仕事でインディアナポリスに出資した。後日訪れたときのためにブログにメモを残す。
大抵の都市は書きたいことが多いが、書けないことも多くて困るが、インディアナポリスは目だった特徴がなく、あまり書くこともない。断片的なメモになる。
今回はHolidayinnに泊まった。値段はリーズナブルだが、市内の中心からは少し離れている。どこへ行くにも1km余計に歩かなければならない。それさえ我慢できれば、部屋も広く、朝食も悪くない。
ホテル近くの美術官と博物館があまり面白くはない。しかし、博物館にはiMaxがあり、内容と時間が合えば楽しめる。その方向の郊外には動物園もある。
街中を運河が横切るが、あまり観光開発されていない。景色はきれいだが、居住区で店もないため通り過ぎるしかない。単なるジョギングコースだ。
街の中心にあるレストランはどれも十分にうまくあまりはずれはなさそうだ。
今のシーズンは頻繁に野球の試合をやっていた。ホテルからは野球場もフットボールスタジアムも近い。
ガイドブックの美術官やサーキットはかなり遠く、徒歩ではかんこうできない。

機内食はなぜまずいか

機内食がまずくて食べる気がしない。航空会社の中には機内食に力を入れていてうまいところもある。しかし、それでもまずく感じてしまう。その理由を考えると、単にうまい料理をつくるだけでは不十分であるように思われる。うまく食べさせる工夫が必要なのだ。
飛行機に長時間乗っていると軽い車酔いに近くなる。要はエレベーター酔いなのだ。長時間エレベーターに乗って上り下りしていれば、たいてい胃がおかしくなる。そのような状態で食事をうまいと感じるの無理がある。凝った味付けをするほど逆に胃がむかつく。しかし腹は減っているので、何か口にしたい。そのような時は、さっぱりしたものか、単純な味の方がよい。個人的な経験では、サンドイッチやスナック、ケーキ、くだもの、サラダなどは受け入れやすいが、メインの肉類はだめなことが多い。カレー味はまだしも照り焼きはきつい。日本人にはさっぱり味がよいのだろう。しかし国際線ともなれば日本人だけにむいた味にするわけにもいかない。要は、単に地上で試食してメニューを決めるのでは不十分ということだ。
国内線ではもともと食事がでないことから弁当持ち込みが当たり前になっている。これからは国際線でも個人の好みで持ち込むようになるだろう。

カナダのスパゲッティ

カナダのスパゲッティはまずい。好意的に解釈すれば、うまさの定義が違うのだろう。多くの場合はアルデンテをうまいと感じるだろう。日本では、うどんも讃岐うどんのような歯ごたえが好まれる。しかし、カナダのスパゲッティはアルデンテとは程遠い。茹で過ぎて柔らかくなったものが多い。観光地の有名店はもちろん、イタリア料理店でも変わらない。多少は専門店の方がましかもしれない。
なぜカナダがそのような食文化になったのかよくわからない。カナダに大きな影響を及ぼした三国、イギリス、フランス、アメリカではきちんとしたアルデンテだからだ。一般にイギリス圏よりフランス圏の方が料理はうまいと考えられる。しかし、カナダのフランス圏でもアルデンテはない。
どうやらこれは有名な事実らしく、小説などでも揶揄されている。
しかし、例外がないということは、カナダの人はその方が好みだということだろう。食の基準は一律ではないということだ。

2009年8月17日月曜日

情報学部の英語教育

情報学部で文学部と同じ英語教育をしてもしかたない。例えば、文学作品を読んだり、ネイティブのように会話できる必要はない。そのようなスキルを身につけたければ文学部に行くべきだ。
情報学部で必要な英語のスキルは、例えば、オフショア開発の仕様書を書いたり、オープンソースのマニュアルを読んだりする技能だ。
TOEICはリスニングに左右される。当たり前だが、会話することが目的だからだ。
しかし、情報系では、リアルタイムな音声会話よりメールやチャットの方がよく使われる。
逆に文学部でそのようなスキルは教わらないだろう。
音声会話はマンツーマンで行う必要があるので生徒と同じだけ教師を確保しなければならない。これは困難であるから、日本語を学びたい学生と英語を学びたい学生同士が巡り会う機会を提供した方がよい。一般的に英語を学びたい学生より日本語を学びたい学生の方が少ないので、報酬に差をつけた方がよいだろう。時差がなく、日本語を学びたい動機を持つ人が多い国の筆頭はフィリピンだろう。今後フィリピンの新たな産業となるかもしれない。そうなれば日本語を学びたい動機もなくなってしまう。そのときは新たな地域を探す必要がある。もっとも国内でまかなえればそれが一番よい。

メタボリック診断の無駄

メタボリックの診断が義務付けられるようになったが、かえって不便になり、無駄を感じる。
中にはメタボリックと通常の健康診断を2回受診しなければならないこともある。これはいかにも無駄だ。
しかも、メタボリック診断ができる場所は非常に限られている。おそらく医療機関が望んでいないのだろう。メタボリック診断の方が簡単で安上がりのため利益にならないからだろう。本当にメタボリック診断だけでよいなら受診者の理解が得られ、病院側も態度を変えなければならないだろうが、実際には患者にとっての二度手間になっているため、全く理解が得られないでいる。
趣旨はわからないでもないが、方法がよくないということだろう。おそらく、既存の検診にプラスするほうが現実的と思える。

iPhoneリモコン

iPhoneをリモコンとして使うHackはiPod Hacksにも掲載されており、誰もが考えるところだ。しかし、いまだに実現されていない。これは、ぜひ次のiPhoneに実現してほしい機能だ。
実現方法はiPhoneに内蔵するタイプと、旧機種のために外付けするタイプを用意してほしい。外付けの場合はiPod Hacksと同じ方法になるかもしれない。内蔵方式は、もう少しスマートな方法でできるだろう。
肝心なのはリモコン用プロトコルの学習機能だ。これも個別にアプリケーションとして販売することも考えられるが、できれば1つのアプリケーションにまとめてもらいたい。ビデオとTVを操作するアプリが異なっていたり、メーカーごとに異なるのは使い勝手が悪い。

Managed CGI

Java BeansにはManaged Beansがある。
同じような技術をCGIで実現するManaged CGIが欲しい。
特にWebサーバ自体にモジュールとして機能が組み込まれるとよい。また、APIを通じてWebアプリから参照できるとよい。その際、APIの許認可を制御できるとなおよい。
OSにはプロセス管理の機能がある。Managed CGIはWebサーバにおけるプロセス管理機能だ。

2009年8月14日金曜日

帰省ラッシュにロードプライシング

高速道路料金が土日1000円になった効果はかなり大きいことがわかった。実際、帰省ラッシュは例年にない込みようだ。もっとも地震のせいで東名高速が使えなくなっているのも大きな要因だろう。
渋滞を解消するという目的だけに限れば、経済効果を逆手に取るのがもっとも容易な方法だと言える。つまり、帰省などのラッシュに合わせて交通料金を一時的に値上げする。それによって、その時期を避けるようにしむけさせる。
どうしても時期をずらせなければ、多少高い値段でも帰省するだろうし、その時には道がすいているだろう。逆に、時期をずらせば大幅に安くなるようにする。

自然渋滞にクルーズコントロール

渋滞の原因には自然渋滞が多い。車は上り坂にさしかかると速度が落ちてくるため、自然と渋滞する。これが自然渋滞だ。
だとすれば、上り坂で速度が落ちないようにすればよい。これはクルーズコントロールで可能だ。クルーズコントロールはたいていの車にオプションで装備できる。要は設定した速度を維持するように自動的にアクセルコントロールを代行してくれるシステムだ。
もしもすべての車がクルーズコントロールを装備して、すべての車が同じ速度を設定していれば、原理的には自然渋滞は起きない。しかし、もちろんこれは机上の空論にすぎない。
単純に一定速度で走るクルーズコントロールには、あまり将来性はないだろう。単純であるがゆえに実現も普及も容易だが、それで渋滞解消にはならない。
しかし、自動的に車間距離を調整するようなクルーズコントロールなら渋滞解消に役立つ可能性がある。上り坂でブレーキをかけるほど車間がつまることが問題なので、そもそも前の車のペースに合わせて走ればよい。常に相当な車間を確保しておくことが渋滞対策になる。
しかし、車間を開きすぎると割り込まれて、さらに車間を広げなくてはならなくなる。その乱れも吸収するにはさらにマージンが必要となり、結局、高速道路の限界容量に行きつく。

ETC機能付きクレジットカード

車にETCを取り付けた。
高速道路料金が土日1000円になったため決断した。高速道路を使うのは基本的に帰省のためなので、年2回ほどしかない。民主党が無料化する前に元がとれるかどうか怪しい。しかし、値段の他に止まらなくてもよいのは、それなりのメリットだ。
ETCには別途ETCカードが必要だ。このETCカードには素朴な疑問がある。
ETCカードを作成するには決済のためにクレジット機能が必要で、クレジットカードを作るのと同じ手続きをする。実際、ETCカードに加えてクレジットカードも申し込めることが多い。ETCカードにクレジット機能が内蔵されていると思われるのに、別途クレジットカードが必要になるのはなぜだろう。
車に乗っていないときにはETCカードで買い物できるようにクレジット機能をつけることはできないのだろうか?2枚も余分なカードが増えて、少し財布が重くなる。なるべくカードを減らしてきたのに、これは思わぬ後退だ。

スマートグリッドにおける電力配信

スマートグリッドは、グリーンニューディールのかなめと言える。
どうせ新しい送電線を作るなら、インターネットの特性を可能な限り模倣したらどうだろう。
例えば、インターネットではIPアドレスだけで目的地に到達できる。これを送電線に例えるなら、契約者だけに電気を届けることになる。もし、電力の伝送を、送電線自身が制御可能ならまったく新しいサービスを考えられる。
このようなシステムでは電力+情報を送信することになるだろう。PLCに近い考え方になるかもしれない。しかし、すぐにPLCが光ファイバを駆逐できるわけもなく、PLCならではの使い方を考えていくことになるだろう。
各家庭にスマートグリッドのアドレスを割り当て、送電線を共有しながら、どのような経路でも送電できるようにする。しかも、送信側で電力使用量を測定でき、必要に応じて購入できるようになれば、無駄な電力消費も発生しないし、電気代も節約できる。
このようにネットワークのような送電線ができると、よりよい時代になりそうだ。

2009年8月3日月曜日

自民と民主以外の政党の存在意義

次の衆議院選挙のテーマは政権交代だろう。自民と政権が続くか、民主党政権に移行するかが問題だ。それ以降の予定は、すべてその選挙に結果にかかってくる。したがって、しばらくは選挙後を予測した行動が難しくなる。もちろん予想することは容易だ。今の支持率をそのまま選挙結果に当てはめるなら民主党の勝利かもしれない。しかし、未だ浮動層が決定権を握っている。よって、民主党の勝利を前提に行動するのはリスクを伴う。
このようなテーマでの選挙において、自民、民主以外に投票する意味がどれだけあるのだろう。それらの党へ投票する有権者の意識が問われるだろう。これらの第3勢力は、自民も民主も単独過半数に満たないときに最大の権力を持つ。自民が単独過半数を得る可能性はきわめて低いので、民主党の単独過半数を懸念する立場にある。民主党には勝手欲しいが勝ちすぎないで欲しいというところだろう。
公明党は自民党とともに連立政権を担っているので、わかりやすい。むしろ、自民が減少しても自分たちだけは生き残りたいと画策しているだろう。
共産党も今回のテーマとは無関係だ。自民も民主も共産党と連立することはないだろう。
それ以外の党は、民主党とほぼ同じ意見か、あるいは民主党に協力する党が多そうだ。地方によっては民主党より強いところもあり、そのような地域では実質的に民主党に投票しているのに等しい。民主党も対抗馬を出したりはしないだろう。
もし競合する選挙区があるとすれば、非常に紛らわしい。

冷夏とエアコン

異常気象と言うべきか、季節が1月ずれているように思える。
梅雨のはずの6月にそれほど雨が降った気がしない。暑いはずの7月に雨ばかり降る。
おそらく今年は冷夏と言うことになるのだろう。実際、野菜の値段が高騰しそうだ。
そうなれば、エコ需要で後押ししてもエアコンの売れ行きはよくないだろう。
しかし、1ヶ月遅れていると考えれば、残暑の時期に売れ始める可能性がある。もしかすると今年の残暑はかなり厳しくなるかもしれないと考えられるからだ。この予想は気象データに基づいているわけではないので、全くいい加減だ。要は、まだあきらめるのは早いと言うことだ。

ETCの買い換え需要

ETCは、高速代値下げにより急速に普及した。しかし、逆の言い方をすれば、高速代を値下げするまでは、ほとんど普及しなかった。つまり、本質的な魅力の乏しい商品である。
特に問題なのは、買い換え需要が期待できないことだろう。
例えば、同じカー用品のカーナビと比較すると、カーナビには次々新しい機能が導入され、魅力的な新製品が販売されている。消費者は、車を買い換える前に、新しいカーナビに買い換えたいと思うだろう。
しかし、ETCは機能的に進歩しない。少なくても今のところは進歩の方向性が見えないし、実際に進歩していない。このような製品は1度購入すると壊れるまで、あるいは車を買い換えるまでそのまま使い続ける。
このようにETCには買い換え需要がない。そのような製品は単純にコスト競争に陥る。レッドオーシャンだ。中国かあるいはもっと人件費の安いところで製造した方が勝つ。このままの状態で何の戦略も持たずにETCに参入しようとすると企業は痛い目に遭う。
それでは、どうすればよいかというと他の製品に組み込んでしまえばよい。例えば、カーナビ、カーオーディオにETCを組み込んでしまえば、ずっとすっきりするし、付加価値も高まる。

SkypeとGoogle Voiceの連携

Skypeはすでに広く広まっているP2P方式のVoIPだ。
Google Voiceはこれから期待されるCloud方式のVoIPだ。
両者は相補的な関係を構築できると思う。例えば、P2P方式ではある程度のピアがいなければならないが、その変動分をクラウドで安定化させることができるだろう。
AppleがGoogle VoiceのiPhoneアプリを拒否したという、しかしSkypeアプリは承認されている。これは公平ではない。しかし、SkypeとGoogle Voiceが内部的に連携してしまえば、iPhoneからはSkypeを通じてGoogle Voiceと通話できるだろう。