2009年4月28日火曜日

ホログラフィックディスク

GEがホログラフィックディスクを開発したらしい。なんでも1枚500GBの容量だそうだ。
おそらく商品化もそう遠くないと思う。ならば、完全にBlu-rayはスキップした方が良さそうだ。Blu-rayの買い控えが起きそうだ。

ドラえもんの四次元ポケットはclaytronicsか?

ドラえもんの四次元ポケットからは何でも出てくる。もし四次元ポケットが実際にできるとしたら、それに一番近い技術はclaytrocnisかもしれない。
claytronicsは砂より細かい粒度のマイクロマシンが組織化してあらゆる形状に変化するものだ。
四次元ポケットからは、全体より大きいものまで出てくるので、出てくるものの材質はやわらかいのだろう。そして、出てくるとやがて硬くなるのかもしれない。この性質は、それが粘土(clay)に近いことを示すものだ。
無尽蔵に粘土が出てくるとなると、自然から必要な元素を吸収し、体内で組み立てるのかもしれない。原子レベルで組み立てるのはナノテクノロジーでも難しい。DNAのように自己複製する機械がcatomの部品を供給するのかもしれない。ドラえもん自身がcatomの生産工場でもあるわけだ。
現在のclaytronicsは形状や色を変化させる程度だが、それに新たな物性の変化まで可能にするとcatomだけであらゆる製品を製造可能になる。catomが工業製品の細胞としての役割を果たす。

燃料電池プリウスは出るか?

車はガソリンから電気へシフトしている。この動きは変わらない。遠い将来ガソリンエンジンは姿を消すだろう。それはエンジンそのものよりガソリンが消えるからでもある。
電気はエネルギーの通貨と呼ばれる。すべてのエネルギーを電気で交換することが燃料事情が混迷する現代では必要だろう。エンジンは燃料を電気に変換する装置と解釈した方がよい。
その意味では、もっとも燃費のよいエンジンは燃料電池だろう。その効率はガソリンエンジンを凌駕している。また、燃料の補給もガスを利用できれば、都市ガスのインフラがそのまま使えるかもしれない。
そうなれば、ガソリンエンジンの他に燃料電池を乗せたプリウスが出る日も近いかもしれない。まだ、燃料電池そのものは補助的にしか使えないだろう。しかし、それを使うことでガソリンの消費を抑えることができればスペック的に注目に値する。40-50km/lも夢ではないかもしれない。
問題は、2つのエンジンを搭載するスペースがあるのかと言うことだが、これは日本の技術ならできると思う。何とかしてくれるはずだと楽観的に言い切れる。

見えないダム

自然への影響が問題視される今日では大規模なダム建設は困難になった。しかし、水力発電はもっとも効率のよい自然エネルギーの一つだ。
そこで、小水力発電で通常の河川に見えないダムを造ることを考える。水も、魚もせき止めないので、見えないダムと呼んだ。
これと揚水発電を組み合わせて、既存のダムを多段階に利用する方法を考えていく必要があるだろう。ダムから放出された水を再びダムに上げてエネルギーを蓄積すれば、むやみに揚水発電所を建設するより安いかもしれない。特に、自然な湖は天然の揚水発電所ともいえる。
自然エネルギーの不安定な発電量を揚水発電を経由させることで安定化できるかもしれない。その意味では、自然の電池とも言える。

発電装置のエネルギー的減価償却

自然エネルギーを用いた発電装置がいくつも考えられている。太陽光、太陽熱、風力、小水力などである。
これらが生み出す電力エネルギーは決して無視できないが、大きくはない。下手をすれば、その発電装置を製造するために要するエネルギーの方が大きいかもしれない。そうなると、その世な装置を作らない方が省エネだと言うことになる。
よって、自然エネルギーに基づく発電装置は特に、エネルギー的な減価償却とでもいうべき、製造エネルギーに対する発生エネルギーの比率を十分に小さくする必要がある。
減価償却では経済コストだけで評価するが、それだけでは不十分だろう。もちろん、長期間使えばやがては償却できる。しかし、使う間にはメンテナンスのためにエネルギーを消費することもある。そのエネルギーも自分でまかなうものとして計算する必要がある。
また、結局減価償却できないことがわかったとしても無意味ではない。エネルギーを平均化することには有効であるからだ。つまり、一種の電池のように作用するわけだ。

宇宙は資源のフロンティア

資源問題の解答を閉鎖系の中に求めると熱的な死か、完全なリサイクルのいずれかになる。しかし、我々にはまだフロンティアがある。それは海洋であり、宇宙だ。特に宇宙は長く人類を養ってくれるだろう。
しかし、宇宙はフロンティアとしても相当に手強い相手だ。
資源が減るといっても実際には資源が無になるわけではなく、再利用のために大きなエネルギーとコストがかかるということだ。その点では、宇宙開発も同じだ。
しかし、地球上の大気をすべて集める不可能さより、宇宙に出て行く方がまだ容易だ。やがては、太陽系のあちこちからロボットが地球に資源を送るような時代が来るのかもしれない。宇宙の大航海時代とでもいえるだろうか。

資源の熱的死

資源は、再利用されないと徐々に拡散し、再び集めるために膨大なコストを要する。例えば、金は高価だが、気体となって拡散してしまうと集めることはできなくなる(別に金が気体だと言っているのではない)。金鉱のように一カ所を集中して、掘れば手に入ると言うことは資源を確保する上でとても重要なことだ。
一度、広範囲に拡散してしまえば、もはや再利用は不可能になる。資源は永久に失われることになる。世界中の空気に金が含まれているとわかっていても、世界中の空気を集めることはできない。
一度失われた資源は半永久的に戻ってこない。地質学的か、あるいは天文学的時間が経過すれば再び集積されることもあるかもしれない。しかし、人間の生きている間に再利用することはできないだろう。
そのように考えると無造作に利用しているすべての物質を有効に採用しなければ、人間は文明を維持できないとわかる。ゴミを完全にリサイクルしくみが必要な理由でもある。

MMORPGを用いた持続可能社会の実験

資源が開発し尽くされた地球上では、すべての資源を取引しなければならなくなる。利益を上げるには、資源の原価に価値を付加する必要がある。価値はアイデアで高めることができるが、資源が高くなりすぎると相対的な割合が低くなる。このような非現実的な経済の実験をMMORPGでできないか考えてみる。
MMORPGといえばゲームだが、SecondLifeのようなメタバースを含めてもよいだろう。エージェントプログラムのみが参加するシミュレーションではなく、ある程度の人間が参加し、知恵を使わなければ生きた経済にはならない。
今のMMORPGの運営では、運営会社の都合でイベントを起こし、経済を誘導している。これは無から有を生み出すようなものだ。現実貨幣を仮想貨幣に変換する仕組みと言ってもよい。これは利益を追求する会社の目的には沿っているが、この記事で提案するような目的には合わない。そのような作為的な仕組みができないものとし、資源を有限に限ったとき、果たしてゲームが成り立つのか考える必要がある。
資源がなくなっても娯楽がなくなるわけではない。生活が続く限り、娯楽は必要だ。しかし、資源の枯渇した世界ではあまり楽しい娯楽はないかもしれない。そうなるとゲームとしては成立しなくなってしまうかもしれない。
また、ある意味では、平等な世界が実現されるのかもしれない。誰も資源を独占できないので、労働と資源がバランスする。これは苦労した労働の対価としてレベルアップを受け取るのと似ているようにも思える。
このような世界の中で大規模な事業をすることはかなり難しい。資源をたくさん集めることは、コストが指数的に増えることになると予想されるからだ。そうなるとインフラが衰える。低コストのインフラを効果的に整備することが必要になる。人の手で直接生み出せない大きなものは非常に高価になるだろう。
ゲームの中では貴重なアイテムに修練していくことが多い。アイテムの合成などが行われるゲームでは特に、価値の低いありふれたアイテムから貴重で高価なアイテムを作り出す作業が好まれる。これは生産に他ならない。しかし、ある程度貴重なアイテムが普及したら、急速に価値が下がる。今で言えば車が普及したために、欲しい人が減った。もの以外のサービスに価値が移っている。
ゲームの中でサービスへの代価は表現が難しい。クエストはサービスそのものと言えるかもしれない。しかし、普通の人がクエストを依頼することはまずない。

重要な無意味な話題

会話にはきっかけ作りのためにしばしば無意味な話題を取り上げることがある。しかし、円滑なコミュニケーションにはとても重要だ。そのような話題を列挙してみる。
天気、景気、健康、趣味、食べ物、飲み物、TV、事件、政治など。
そのほか、知っておくと楽しい話題は、文学、歴史、科学などの教養がある。

洗剤の計量スプーンを紙で

洗濯洗剤の容器に計量スプーンが入ってくる。しかし、最近はコストダウンとエコのために計量スプーンを入れない洗剤が出てきた。
しかし、これは結構不便だ。計量スプーンは汚れやすい。それで使えなくなるわけではないが、洗うか交換したくなる。なくす前にもう少し安い計量スプーンを考えた方がよいと思う。
そこで、紙製の計量スプーンを思いついた。紙製なので使い捨てだが、1箱分ぐらいなら耐えられる。折り紙の要領で折り曲げてスプーンのように使う。
折り曲げる前は1枚の厚紙なのでスペースの無駄にもならない。箱の裏に貼り付けておけばよい。

2009年4月25日土曜日

エスプレッソマシンでお茶を

エスプレッソマシンはなかなかよい。なによりコーヒーがうまい。
しかし、それだけではもったいない、飲みたいものはコーヒーだけではないからだ。
そこで、もっと他の飲み物も楽しめる方法はないか、考える。
カプセル方式のエスプレッソマシンで、緑茶や紅茶のカプセルを作ることはできないものか。おそらくできると思われる。ただし、温度や水量に問題はあるかもしれない。お茶はいずれも多量の水で滞留させる方がよいといわれている。そのような淹れ方はできない。そこに工夫が必要だ。しかし、少ない水で濃い味がでるのではないかと思う。

2009年4月24日金曜日

電気ケトル

電気ケトルは電気でお湯を沸かすものだ。電気ポットに比べて少量のお湯でも手軽に沸かせ、しかも消費電力が少ないことから人気が高まっている。
電気ポットの欠点は2つある。ケトルに比べて水の量が多いので沸騰に要する消費電力が大きくなる。また、保温のために電気を消費するので余計に消費電力が大きくなる。
電気ケトルを使えば、飲みたいときに飲みたいだけ、水をケトルで沸かせる。そのため、消費電力は少なくなる。エコ製品としても時代に合っている。
しかし、電気ケトルも実際に使ってみれば沸かし直しが何度もある。1L給水できても一度に1Lもお茶やコーヒーを飲む人はいない。多人数で楽しむときには便利だが、個人で楽しむにはまだまだ大きすぎる。
近くに給水場がなければ、電気ケトルに水をくみっぱなしにすることになる。そんなときには、必要な分だけ電子レンジでお湯を沸かすことがある。
電気ケトルも一杯ずつ沸かして飲めるようになるとよい。大型の給水タンクから小型の沸騰用タンクに水を移動し、急速に沸騰させて直ちに注ぐ。待ち時間0で注ぐことができれば、とても便利に使える。注いでいる間に沸騰させるという考えもあるだろう。
これなら無意味に加熱することが全くないので省エネ効果も高い。

2009年4月21日火曜日

光センサー液晶に期待

SHARPのMebiusに光センサー液晶のパッドが搭載された。これは全くの独自技術であり、受け入れられれば差別化につながる。
また、光センサー液晶はマルチタップにも対応するので、もっと大型化できればキーボード自体も仮想的に表現できる。
タブレット方式を超えてサーフェイス方式でも通用するだろう。
今後が楽しみなデバイスだ。

MySQLの行方

SunがOracleに買収された。SunはMySQLを買収していたので、MySQLがOracleに買収されたことにもなる。
MySQLといえばOSSでは標準データベースとして知られ、Oracleのシェアを潜在的に切り崩していた。
この結果、無料版MySQLがなくなるか、あるいはコミュニティで開発を続けるか、今後の方向性によってOSS界に大きな変動が生じるだろう。
代わってPostgreSQLの台頭が予想される。MySQLの急激な成長の前はPostgreSQLが主流を占めていた時期もある。特に日本では。これから日本のPostgreSQLのノウハウが活用されるようになるのかもしれない。
しかし、小規模のOSSではMySQLやPostgreSQLでも大きすぎると考えられ、SQLiteを標準とすることもある。個人的には、この動きは正しいと思う。
いずれにせよOSS界では、多くのアプリがDBMSのバリエーションを広げるようになるだろう。また、OSS DBMSの開発が活性化されるだろう。
MySQLのシェアが下がるのは時間の問題だ。ただし、OSS分野に限ってはである。商用分野では逆にMySQLの採用が増えるかもしれない。MySQLにとっては別に悲観することではないだろう。

GoogleドキュメントのPDF

GoogleドキュメントではPDF文書を扱うことができる。しかし、かなり気むずかしいようで、よくアップロードの際にエラーが出る。まだまだ、PDFの完全な仕様を満たしていないのかもしれない。
PDFの文書管理はGoogleドキュメントにとって今後きわめて重要な分野だと思っている。というのは、企業が情報を発信する際、PDFで発信することが多いからだ。最初から公開が目的のPDFならば検索できた方がよい。よって、Googleに預けるのは理にかなっている。きわめて限定的なクラウドの活用と言ってもよい。

Googleカレンダーのタイトルに時間が残る

Googleカレンダーで予定を管理している。
いままでは何の問題もなかったのだが、最近カレンダーの挙動がおかしいように思える。
例えば、「13:00打ち合わせ」と予定を入力すると、時間13:00-14:00に「打ち合わせ」の予定が設定される。しかし、最近は同じように入力しても、「13:00打ち合わせ」と時刻がタイトルに残ったままになる。おかげで時刻が二重に表示されてしまう。
たぶんバグなのだと思う。それとも時刻をタイトルに含めたいという要望があって仕様が変更されたのかもしれない。あまりうれしい仕様変更ではないと思うのだが、どのようなニーズなのだろう。

2009年4月20日月曜日

巨大ロボットのテーマパーク

TDLを除いて遊園地は経営が苦しいと聞く。
日本に特有の文化を題材としたテーマパークはどうだろう。それが巨大ロボットだ。
日本がロボットの国だというのは、多くの人の共通認識だろう。しかも人型ロボットに特化した国だ。不必要なほどに。
これは、もちろんアニメの影響だ。大人には懐かしさで、子供には今の楽しさで受け入れられるのではないかと思う。しかも、巨大ロボットは動かなくてもよいという点がポイントだ。今の技術では動くはずがない。ガンダムくらいなら動くかもしれないが、昔のアニメではもっと大きなロボットが平気で空を飛んでいた。しかし、それが空想であることはわかっている。だから、動かなくてもよいのだ。
動かなくてもよいが、ロボットの中には入りたい。つまり、一種の建物としてロボットを作ればよい。このようなテーマパークなら建設費ぐらいしかかからないだろう。
仮想的なロボットシミュレータ(運転シミュレータのようなもの)があればなおのことよい。

ITと資格

ITの資格ではない。ITによって資格の意味が変化するかもしれないという話である。
当然、ITの資格はITの変化によって変化する。しかし、IT以外の資格もITの進歩によって変化せざるを得ないこともある。
例えば、今話題の漢字検定だ。難しい漢字を空で書けたり、読み仮名を知っていたり、当て字の地名や人名を読めたりする知識を検定する。一見、人間的な技能に見えるが、ほとんどは記憶にすぎない。ようするに暗記だ。
このような種類の資格は脳を拡張するコンピュータの前にほとんど実用性がない。
もちろん漢字検定に全く意味がないわけではない。コンピュータがなければ漢字が書けなくなっている昨今、人間の記憶力を鍛えなおす意味がある。それが前向きの進歩かどうかは議論の余地があるが、頭を使うことから老化対策にも有効だろう。しかし、それがイノベーションにつながるような資格ではない。
多くの資格は人間がする作業をマニュアル化したものだ。そのマニュアルを覚えた人に資格を与える。運転免許しかり。しかし、多くの資格は必ずしも機械化できるとは限らない。今でこそ車をロボットが運転できるようになっているが、まだまだ実用化には程遠い。少なくともそれまでは車の免許は人間が苦労してまで取得する意味がある。しかし、ロボットでも安全に運転ができるようになれば免許の意味はなくなる。
資格の有用性は、おかしな話だが、マニュアル化されていればいるほど有効であり、かつ短命だ。つまり、優れた資格ほどすぐに役立たずになる。機械化しやすいからだ。

文字を認識するカメラ

OCRと連携し、写っている文字を認識し、よみがなを教えてくれるカメラがあるとよい。
誰でも、文字の読み方がわからずに困った経験を持っているだろう。そのようなときよみがなを教えてくれる機械があればよいと思うはずだ。
辞書は引き方がわかりにくいし、そのそも重いので持ち運ばない。iPhoneなら携帯も兼ねているので電子辞書のアプリをインストールすれば、辞書として使える。しかし、iPhoneアプリの辞書で字を探そうとすると、そう簡単ではない。なによりiPhoneは文字入力が極めて遅い。どんなに頑張ってもWindows Mobileに遠く及ばない。おまけに、よみがながわからないのに漢字を入力するのはほとんど無理だ。
実際に、このようなカメラを作るとしたら、デジカメで字を接写し、それをパターン認識することになるだろう。文字の領域をある程度絞り込めば認識も容易になる。画面をタッチパネルにしたり、自動的に境界を認識したり、いろいろな方法で領域を絞り込むことはできる。文字も言語や種類がわかっていれば認識しやすい。このように認識前に可能な限り絞り込み、最後は複数の選択肢から人が選ぶ。
それなりに難しいだろうが、まったくできないわけではなさそうだ。

ネット母子手帳

ユビキタス社会とは、いつでも通信できる情報基盤を備えた社会である。
いつでも持ち歩かなければならないものは意外と多い。
それらをWebアプリにして携帯でアクセスできるようにすれば便利だろう。
そこで、母子手帳をWebアプリ化してはどうかと思う。
子供を病院に連れて行く時などいちいち母子手帳を持ったかどうか気にしなければならないのは面倒だろう。

2009年4月19日日曜日

Nバージョン

N種類の方法で計算した結果を多数決などして集約し、高信頼性を実現する方式をNバージョンという。
Nバージョンを信頼性のためではなく、進化システムのために使うことができる。
その場合、バージョンを変えても結果が変わらないアルゴリズムを比較するより、ヒューリスティックを対象とする。
N種類のヒューリスティックを共通のデータ構造に適用して、その結果を共通の基準で評価する。その評価値の最も高い結果を採用する。
アルゴリズムとしてのヒューリスティックとデータ構造を分離することでNバージョンの構成が容易になる。
ヒューリスティックを、それが使用するデータ構造で分類することで複数のデータ構造を統合できる。前処理でデータ構造の変換を行う。また、共通データとオプショナルデータを分割し、オプショナルデータの生成も行う。
Nバージョン自体はよく知られているが、フレームワークやデザインパターンにまで発展したものがないようだ。

デジタルネイティブの活動

生まれたときからインターネットがあった世代をデジタルネイティブというそうだ。
英語のネイティブとは異なり、デジタルネイティブだからといって必ずしもデジタル製品を使いこなせるわけではない。しかし、アナログ世代よりは確実にスキルを持った人の数は多いと思われる。
ポイントは、デジタルネイティブの考えには、アナログ世代が暗黙のうちに課していた制約がないということだ。これは利点でもあるし欠点でもある。
今回は、人生における節目でデジタル世代がどのように活動するかを考察する。
最近では流行語なのか「~活動」という言葉が増えてきた。就職活動しかり、結婚活動まで登場してきた。このような活動が、長い人生のすべての分野にわたって展開されることが、今後予想される。
受験活動、学習活動、就職活動、仕事活動、結婚活動、子育て活動、お受験活動のように活動を続けながら次の世代へ受け継いでいく。このすべてでITが活用され、最適なマッチングが行われるようになるだろう。

2009年4月15日水曜日

Fink

MacにフリーソフトをインストールするのにMacPortsを使っていたが、Finkというツールあると知った。
MacPortsがFreeBSDのportsと同様のものであるのに対して、FinkはDebianと同様のものだそうだ。バイナリ配布なのでコンパイルの手間がない。もう少し早く知っていたら、Finkで統一できたかもしれない。
ports, debianときたら、やはりrpmだろう。Macでrpmが使えるツールはあるのだろうか?

2009年4月14日火曜日

Mac OS X LeopardをWebサーバにする

いろいろなサイトでMac OS XをWebサーバにする記事が紹介されている。しかし、Leopard(10.5)に対応していなかったり、意外と手間取る。いろいろなOSでWebサーバを立ち上げたが、Mac OS Xはまだ使いこなしていなかった。今回、Mac OS XをWebサーバにするための基本的な操作をまとめておく。
Mac OS Xには最初からApacheがインストールされている。Leopardなら最初からApache2が入っている。Webサーバを起動するのは以下の通りだ。「システム環境設定」を起動し、「インターネットとネットワーク」の「共有」を選ぶ。「Web共有」のサービスをチェックする。これだけでWebサーバになる。
しかし、標準のWebサーバでは何もできない。最初から入っているコンテンツは/Library/WebServer/Documentsにあるものだけだ。
Mac OS Xでは基本的に管理者(root)で作業をするべきではない。そこで、ホームページもユーザごとに容易されている。ホームのSitesだ。Web共有を始めれば、最初からSitesも使えるようになっている。
しかし、ここにCGIなどをインストールするにはhttpd.confを編集する必要がある。ところがLeopard以前のOS Xでは、httpd.confが/etc/httpdにあったらしいが、Leopardからは/etc/apache2に移った。これがわからずにずいぶん探してしまった。
ユーザディレクトリの設定は/etc/apache2/users/ユーザ名.confで行う。ここに、例えばユーザディレクトリでCGIを使えるように設定しておけば、いろんなCGIをインストールできるようになる。

2009年4月13日月曜日

就職戦線はSMBへ

不況により大企業は雇用を控えている。
中小企業も苦しいかもしれないが、中には元気な中小企業もある。そのようなところが今年の就職戦線の目玉となるだろう。
今まで中小企業には見向きもしなかったような学生が、中小企業を真剣に考えるようになる。特に、地方の中小企業は知名度が低いので、地方の優良企業を知っているかどうかで就職を有利にできるかどうかが決まる。
以前にもまして情報収集が重要となる。

電気自動車よりハイブリッド車

このブログでは、以前、2009年度は電気自動車元年になるかもしれないといった。この予想は外れそうだ。
確かに、電気自動車は販売される。しかし、あまり消費者の関心を引かないだろう。なぜならば、ハイブリッド車の進歩が圧倒的だからだ。むしろ、2009年はハイブリッド車の大衆化元年と言える。
インサイト、プリウスなどのハイブリッド車が200万前後の価格帯で販売される。電気自動車も同じ価格帯だが、走行距離などのスペックで見劣りする上に、充電などのメンテナンスも手軽とは言えない。こうなると200万円台で電気自動車を出す意味がほとんどない。
おそらく電気自動車を出すなら150万円まで下げる必要があるだろう。しかし、ハイブリッド車の方が先に150万円に達するだろう。電気自動車にしろハイブリッド車にしろコストを決定するのはバッテリーだ。電気自動車の方がバッテリーが多いのだから、低価格になるはずがない。もはやエンジンがついていることはコスト要因ではない。
これからは電気自動車を基本としてエンジンで充電するようになるだろう。これはインサイトよりプリウスの方式だ。その場合、エンジンはパワーよりエネルギー効率が重要だ。サイズも大きくする必要がない。こうなるとしばらく電気自動車の出番はない。

仮想動物園

ディズニーランドにはロボットの動物がいるが、これを仮想動物園と呼びたいとは思わない。
ここでは、本物の動物園を遠隔で疑似体験することを考える。
旭川動物園は日本で一番入場者の多い動物園だという。行動展示という独特の方式が人気の秘密らしい。
しかし、旭川は遠い。この不況時に動物園のために旭川まで行こうという人は多くないだろう。すると入場者が減り、経営が困難になると予想される。
しかし、コンテンツとしては優秀なのだから、これをインターネットで配信することを考えた方がよいだろう。
無料で配信すると入場者の減少に拍車がかかる。そこで、有料で配信する。有料で配信する以上、単なるワンパターンでは飽きられる。むしろ、リアルタイム中継の方がよい。
仮想動物園では、夜の動物園もコンテンツになる。シンガポールのナイトサファリは、それだけのために行く価値がある。おそらくシンガポール観光の中でもトップクラスのオプションと言える。日本の動物園では人の管理が難しいため、夜中の入園を禁止しているが、それはもったいない。本当は夜行性の動物の方が多いくらいだ。
仮想的な入園料を格安(100円くらいならどうだろう)にすれば、気軽に楽しめる。

2009年4月10日金曜日

グルメによる観光

観光の楽しみの一つは食だろう。
東京は世界一グルメな都市だそうだ。
日本人の目で見ても確かにそうだと思う。他の国に行った経験からいっても、よほどの例外を除いて、平均的なレストランの水準は日本が突出しているように思える。
いくら風景や歴史を強調しても日本の観光客はそう簡単には増えないだろう。特に日本の世界遺産は日本人が見てもがっかりする。しかし、グルメのために日本を訪れるようになれば努力次第でいくらでも観光客を増やせると言うことだ。
そのためには成田のレストランから改善した方がよいだろう。客寄せのために格安でレストランを誘致し、入国しなくても楽しめるようにする。そうなれば、わざわざ成田経由でアジアー欧米間を行き来するようになるかもしれない。

2009年4月9日木曜日

Dolce Gusto

ドルチェグスト(Dolce Gusto)はコンビニ7-11で売っているエスプレッソメーカーだ。カプセルタイプなので扱いやすい。
おそらく同じNescafe系なのでNespressoと同じものだろう。ただ、メーカーが安いのと、コンビニで買える利点が大きいと思う。メーカー自体の機能やカプセルの種類の豊富さは本家Nespressoには及ばない。
使ってみて、これはよいと思う。
価格の問題はあるにせよ、インスタントや缶コーヒーとは別次元の味が楽しめる。スターバックスなどの専門店にきわめて近い。そう考えれば安いとも言える。
量の加減を自分で行うので、失敗すれば薄くない。その程度の問題はあるものの、今のところかなり満足している。
できれば、Nespressoのカプセルが使えるなどの融通がきくとうれしい。
ドルチェに飽きたらNespressoに変えてみようかな。

2009年4月8日水曜日

プログラミング言語の階層

Javaの上でRubyやPythonが動く。JRubyやJythonだ。本家RubyやPythonも実行前にコンパイルするようになったので、基本的には同じ仕組みだ。ならば仮想マシンが統一されていた方が便利だ。Javaの仮想マシンに、はたして他の言語も移植できるような汎用性があるのかどうかは、少々疑問だが、今のところ汎用性を実証している。
Javaの上で他の言語が実現できることがわかったので、今度はJavaの下の言語を考えてみてはどうだろう。
JVMはスタックマシンだ。スタックならForthだ。というわけで、バイトコードを拡張可能なForthに変えてみるというのはどうだろう。性能重視より汎用性重視と興味本位が主だ。

羽田の国際線

羽田の滑走路を延長して、国際線を夜間だけでも離発着できるようにしようとしている。
これは是非進めるべきだ。成田の不便さには困っている日本人は多い。特をしているのは千葉県だけだろう。その割には成田を拡張することすらできないでいる。知事が替わっても成田は変わらないだろう。
よって、羽田を国際線にするしかない。
夜間の国際線だが、おそらく国内と同距離に限定され、アジアにしかいけないのだろう。しかし、アジアは近いだけに夜間に行き来しても空港からホテルにも行きにくい。時差の大きな欧米ならば、到着時間によっては夜間に行き来することが逆に利点になるかもしれない。
夜間の国際線を認めるところから始め、近距離から遠距離を認めるようにし、最終的にすべての規制をなくすようにすべきだ。歴史的な経緯があるので、容易でないことは理解できるが、いいかげんに合理的な判断をすべきだろう。不況で無駄遣いするような余裕はないのだから。

2009年4月7日火曜日

Googleの地下鉄検索

Googleマップに地下鉄が加わった。
実は、これにはちょっとしたトラブルがあった(はずだ)。
というのも、武道館に行くことになり、九段下を検索したところ、そのような経路はないと言われてしまった。隣の駅は検索できたのに、九段下は表示されなかった。
Googleが永遠のベータ版であるのも、このような問題からだろう。
ちなみに、今は九段下も検索できる。なお、このトラブルの原因がすべてGoogleのソフトにあるという保証はない。
このままでは、新しいアイデアを出していないことになるので、1つ追加しておく。
情報を収集するならば、今現在の情報を使って欲しい。そこで、電車の遅延などを考慮して検索できるようになると、もっと便利だと思う。ただし、このような検索は十分なスループットを得られないかもしれない。アルゴリズムの改善が必要になるだろう。

2009年4月2日木曜日

HDDを超えたSSD

RAIDDriveは、容量2TB、書き込み速度1.3GB/sのSSDだ。
とうとう、このような製品まで出てしまった。
HDDで容量を増やすのには、円盤を増やすか、円盤の記録密度を上げるしかない。いずれも容易ではない。しかし、SSDは簡単に容量を増やせる。なぜなら、部品が小さいので、サイズの制約を受けることがないからだ。
HDDが4TBになる前に、容量4TBのSSDが登場することは間違いない。
HDDは大容量というメリットを失った。しかし、容量単価というメリットはまだある。しかし、これを失うのも時間の問題だ。なにせ半導体は安くできるようになっている。フラッシュメモリはありあまっているのだ。

仮想水

仮想水(virtual water)は、国内で直接消費される物理的な水ではなく、食料などの輸入品の生産に用いられる水資源を指す。日本は物理的な水は、ときどき渇水になるものの、潤沢だ。しかし、食物の多くを輸入に頼る仮想水は不足している。
しかし、素人なので、どうもこの仮想水の議論には疑問を感じる。
仮想水まで含めると日本は水不足だという。これは食物を100%自給すればという非現実的な仮定にたっている。もっとも自給率は100%でなくても仮想水を含む水不足は解消できる。そのぎりぎりの自給率がいくつなのかわからない。
次に、自給率が低いのは経済的な合理性の故だ。水不足のためではない。極端なことを言えば、いくら金をかけてもよければ、自給率を100%にすることも決して不可能とは言えない。少なくとも江戸時代は自給できていたのだ。そして、人口は増えたが、農業技術も進歩している。生産性は人口ほどには増えていないかもしれないが、相当に金をかけて無理をすれば何とかなると思う。
また、仮想水では淡水を対象とするので、海産物の水資源がどのように扱われるのかわからない。海水から抽出される水も同じだ。これらは無から有が生じるようにモデル化される。
貿易をする以上は、必ず資源の出入りがある。これを強制的にバランスさせることは難しい。もしあえてするなら、それは同じもの同士の物々交換になり、交換する意味がない。日本は、仮想水を輸入しているかもしれないが、それ以上のものを輸出しているはずだ。例えば、水を使って生産された半導体も、仮想水の成果物に違いない。

Teach For Japan

アメリカではTeach For Americaという政策を推進している。これは失業者を短期間の研修で教員にしようというものだ。教育対策と雇用対策の一石二鳥を狙っている。
もちろん、本当の教師は短期間で育成できるものではないが、その補助員なら十分だ。現場も歓迎してくれる。なぜなら、教育の質は教員の質もさることながら量によって決まることが大きいからだ。すなわち、なるべく少人数できめ細かく行い以上の優れた教育はない。
このプログラムは直ちにTeach For Japanとして日本でも行うべきだ。しかし、日本では教職免状などやたらと資格がうるさい。例えば、情報の免状だけで教員になれるところは少ない。メインは数学で、おまけとして情報をもっていれば価値があるという程度だ。ましてや何の免状ももっていない人を受け入れることはまずない。しかし、一方で社会人としてのキャリアを学校の場に生かそうという動向は確かにある。これには期待できる。
しかし、このプログラムを実現するにはいくつもの問題がある。まず、予算だ。本来、人間への投資ほど効果的なものはないはずだが、短期的には効果が現れにくいため、これを不況脱出の対策として考えると失敗する。むしろ、セーフティネットの1つとして考えた方がよい。とすれば、失業対策の一環で予算化した方がよい。雇用はあくまでも一時的なものとすべきだ。その効果が現れて、世論が許すようなら、恒常化してもよいかもしれないが、冷静に判断するべきだ。
公務員の募集があると倍率が数百倍に達するというニュースをよく聞く。安定した職業を目指してのことだと思うが、いくら雇用対策とはいえパーマネントにすると不況回復後の財政を圧迫するので注意する必要がある。また、不況回復後は、民間が優秀な人材を必要とする時期でもある。人材を囲い込むのは賢明でない。
次に、教員資格だ。有資格者を優先してもよいが、短期の研修により資格を得られるようにすべきだ。そして、機会は均等にすべきだ。教職課程を持つ大学は、教職用の受講生を認め、短期のサマースクールを企画すればよい。

不人気職業の復活

不況で就職が冷え込んでいる。
その影響で不人気な職業に復権の兆しが現れている。
例えば、アメリカの大学ではコンピュータサイエンスの志望者が10%も増加したという。日本では、SEは3Kとも7Kともいわれ敬遠されていたが、他の職業に比べて収入がよいので、今後は志望が増えるだろう。情報離れに一応の歯止めがかかったことになるかもしれない。
しかし、アメリカの動向がイコール日本の動向とは限らない。
SEになるにはそれなりの勉強が必要だ。そのために大学に行こうという気持ちがアメリカ人にはある。しかし、日本では勉強せずに手っ取り早くもうけたい人やもうけなくてもよいので勉強したくない人も少なくない。金持ちになりたいという気持ちがない人に金を目当ての職業を斡旋することはできない。
逆に、もうからないが人気がある分野は介護だ。介護が儲かるはずはない。
若年層が老年層を介護する。そのため一見すると、希少な若年層介護者の需要は高く、それゆえ高い報酬が期待できるように思える。しかし、それは成立したとしても一時的なものだ。
老年層は退職者かつ年金受給者であり、無条件に対価を値上げすることはできない。また、介護の質を維持するには、介護者と被介護者の間に一定の数的関係がなければならない。一人の介護者が介護できる人数には限りがあり、むやみに増やすことはできない。ここが決定的に他のサービスと異なる。逆に言えば、その前提を取り去ることができれば、例えばロボットなどを導入できれば、もうけることも可能になる。
しかも、人口が減少するゆえ、消費者である老年層も少なくなる。つまり、将来性がほとんどない。さらに、介護分野には外国人労働者が参入する。となれば、希少価値も失われる。
若い人が介護に興味を持つのはよいことだ。それは純粋に優しさである。そのような人たちは介護が儲からないことを承知で仕事を選ぶのだろう。
しかし、優しいだけでは生活できない。自分自身の生活を成り立たせることができなければ、他人の面倒も見ることはできない。必要以上の収入を得ることはないが、必要な分だけの収入が得られればよい。そのような人たちは金以外の価値を仕事に見いだしていると言うことだろう。ただ少し心配なのは、本当にもうからないことを承知で仕事を選んでいるのかと言うことと、その気持ちを長く維持できるのかと言うことだ。

ベネチアングラスの金模様

新婚旅行で買ったベネチアングラスを食器棚にしまい込んでいた。
久しぶりに取り出してみると金模様が指でなぞっただけでとれてしまった。
せっかくきれいなグラスなのに、10数年しか保たないとは、残念だ。
それにしても耐久性が悪い。ガラス自体はまだまだ使えるが、模様が落ちるようでは価値が半減、どころかほとんど無価値といってよいだろう。
おそらく紫外線に当たっていた影響だと思うが、別に日向に置いておいたわけでもない。どちらかといえば暗い場所にあった。
ベネチアングラスは、よい観光土産だと思うが、それがこの程度の品質では顧客を維持できないだろう。これも現代のイタリアを象徴しているのかもしれない。

新刊通知機能

Amazonなどオンライン書店を使っていると、町中の書店とは使い方がずいぶん違うとわかる。
町中の書店では思わぬ発見を期待する。しかし、オンライン書店では偶然に期待するより、目的の書籍を探すことが中心になる。探すべき書籍がわかっているのに探すというのは変な話だが、実際のところ探さなければ注文できない。
話をオンライン書店だけに限る。オンライン書店では、発行前の書籍でも予約できるが、それも発行が確実になってからだ。いつ発行されるかわからない新刊は何度もチェックしなければならない。これはとても面倒だ。予約でなくてもよいので、新刊が出たらすぐに知らせて欲しい。具体的には、ある条件で一致した本が見つかったら通知してくれるというサービスだ。しかも、見つかるまでずっと繰り返してくれる。
ところが、2巻までもっているシリーズの3巻目が出ることを期待しても、本当に出るかどうかはわからないので、書籍名でマッチングするのは難しいだろう。また、シリーズは同じでもタイトルは違うこともざらにある。そこで、著者名と日付で検索する通知サービスを提案したい。
シリーズの著者が変わることはほとんどない。即座に思いつくのは、かのローダンシリーズくらいだ。その著者が複数のシリーズを執筆していることも少なくないが、その場合でも同じ作家の作品なら興味があるだろう。よって、期待と異なる通知であってもそれほど落胆しないはずだ。

2009年4月1日水曜日

J-SaaS

経済産業省が国内SaaSベンダーのサービスを認証統合してポータルを作成したらしい。その名もJ-SaaSという。
SaaS推進派の私としてはがんばって欲しい。しかし、多分盛り上がらないだろう。理由は、価格にある。驚くほどのコストダウンにはならないだろうからだ。SaaSの価格の決め方には常々疑問を感じる。既存サービスとの相対的な差で決定しているように思えるからだ。そこには消費者に利益を還元しようという発想がない。本来ならば開発費を償却し、維持費をまかなえる分に利益を上乗せして決めればよい。必要以上の利益を得るのも企業としては当然かもしれないが、それでは普及しない。
J-SaaSには有料のサービスの他に、無料のサービスも多く含めるべきだ。また、体験版のようなものも提供するべきだ。今のままだと単なるショーケースにしかならないだろう。これは提供者のためのサービスであり、利用者のためのサービスではないように思える。

エイプリルフールのニュース

今年も4/1になった。朝から疑わしいニュースが氾濫している。今日がエイプリルフールだと言うことに注意しよう。
困るのは、もっともらしい嘘のニュースだ。どこかに嘘だと言うことがわかるマークを入れておいて欲しいものだ。