2012年7月9日月曜日

不完全なクラウド

ビジネスがクラウド化していく流れは必然だと思うが、クラウド(データセンター)運用技術はまだまだ成熟していないようだ。
どの部品が壊れても正常に動作する耐故障性が実現できていない。
富士通の館林センターの障害や、特にファーストサーバの障害とそれに伴うデータ損失は大きい。
一方で、運用を自律化するシステムも登場している。ますます人手では信頼できなくなるだろう。

2012年6月28日木曜日

長期保存なら新潮文庫

昔の文庫本を電子化している。
そのほとんどが茶色く変色しているが、同じ年代に購入した新潮文庫だけ新品のように白い。
カバーさえくっついてしまうくらいの劣悪な環境にも耐えた。
紙で長期保存するなら新潮文庫がよい。
古典の名作が新潮文庫に多いのもうなずける。

2012年6月21日木曜日

Literal Engineering

文学作品を工業製品のように生産する技術をリテラルエンジニアリングと名付けてみた。
文学も広義のメディアであるが、文学にしかない特徴がある。それは詳細な心理描写が可能なことだ。音声メディアの落語では心の声を話す。映像にも回想や想像のシーンがある。しかし、心の声ばかりの落語や映画はテンポも悪く、わかりにくい。心理描写は最も本質的な表現であり、あらゆるメディアに対して文学が有利な点だ。
文学にもさまざまな種類があるが、工学的な意義からは小説や物語を対象にするとよいだろう。物語の作成方法には様々な方式がある。代表的な方法は神話の構造だ。物語が時間的な構造だとすれば空間的な構造は世界観だ。
文を表現対象で分類すれば、心理描写、風景描写、セリフなどに分類できる。
風景描写はあまり独創的である必要はない。ほどほどに文学的な表現が織り交ぜてあれば十分で、過剰な表現はかえってわかりにくい。むしろ表現対象を余すところなく表現することが重要だ。例えば、その風景に存在する必要要素を数え上げておくとよい。風景描写はかなりの部分まで工学的に生成できるだろう。
セリフは、説明なしに発言者が推測できるものがよい。これにはキャラクタの個性を把握し、反映する必要がある。Siriなどの自動応答サービスの応用でセリフの生成も工学的な目途が立っていると思う。
心理描写だけはまだまだ難しい。これは小説家の腕の見せどころだ。
そもそも小説の面白さは普通でないことにある。普通の心理から(誤解などで)普通でない状況にあったり、普通の状況の中に普通でない心理が隠されていたりするところを、作家の表現によりうまく説明してしまう。こうして何らかの非日常が生まれる。身も蓋もない言い方をすればへ理屈だ。へ理屈を自然な理屈に感じさせる腕前を表現力という(?)。

2012年6月2日土曜日

マルチPad

Appleの次の戦略を予想する。
私はマルチPadだと思う。
一人一台までiPhone/iPadが普及しても、それが最終段階ではない。一人に複数台買わせることができる。それがマルチPadだ。
マルチPadは、簡単にいえば、通信可能なヒンジにより連結可能なiPadだ。
例えば、2台のiPadを連結すれば、Mac Book Airのようになる。キーボードは仮想型だが、これは既に大きなハンデにはならないだろう。また、見開きで使えば、理想的な電子ブックリーダーになる。
さらに、多く接続するとタイルディスプレイになる。屋外に設置できればデジタルサイネージュのデバイスとなる。
しかし、Appleなら教育分野に注力するだろう。すなわち、電子黒板だ。
大きなマルチPadは落ち運びができない。だから据え置き用途が主となる。そこで、通信機能やバッテリーを省くことができる。その結果、コストダウンが進み、1台1万円くらいにできるだろう。50インチの画面を10インチの画面で構成するには25個のデバイスが必要になる。デバイス単価が1万円なら50インチを25万円で実現できる。現在の50インチTVは1日のレンタル代でも25万円する。また、55インチタッチパネル電子黒板の購入価格は100万円だ。Appleが提供するはずの利便性を考慮すれば太刀打ちできないだろう。
唯一の欠点は、つなぎ目の不自然さだ。最高のユーザ経験を提供することを使命とするAppleなら、妥協しないだろう。そのような商品が提供されれば、まさに魔法のデバイスになる。
もしこの予想が正しければ、その中間形態として、ふちなしiPadが登場するはずだ。iPadをふちなしにするにはかなりの技術革新とインターフェースの改変が必要になる。カメラやホームボタンの位置は変わる。カメラは液晶と一体化するかもしれない。また、ホームボタンはタッチパネルに吸収されるかもしれない。今後はふちの幅がミリ単位で競われるだろう。

2012年5月27日日曜日

Ubuntu 12.04 serverをVMware Playerにインストールする

VMware Playerは4.0.3(当時最新版)を用いた。
他のOSをインストールするときと同様に、サイトからCDイメージ(ubuntu-12.04-server-amd64.iso)をダウンロードし、それを仮想マシンの設定でCDドライブに設定してから、仮想マシンを起動すればよい。
しかし、VMware Playerは少しおせっかいだ。他のVMソフトならこれだけでよいが、VMware Playerの場合、VMware Playerが知っているOSを簡単インストールしようとする。これによってインストールは確かに簡単になるのだが、後で設定を変更しなければならなくなることがある。
例えば、キーボードの設定だ。簡単インストールでは英語キーボードに決め打ちされてしまう。これを修正するには、
$ sudo aptitude install console-data
を実行する。キーボードの設定は、[Select keymap from arch list]-[qwery]-[Japanese]の順に選ぶ。キーボードの種類が違ったときは、
$ sudo dpkg-reconfigure console-data
として選択しなおす。

参考サイト
http://www.compnet.jp/index.php/archives/1282

追記
キー配置がなおったと思ったが、再起動したら元に戻ってしまった。
また、他のサイトではconsole-dataではなく、console-setupとなっていたが、console-setupにはキー配置に関する設定はない。
結局ベストの方法は簡単インストールを使わないことだ。仮想マシンを作成するとき、「後でOSをインストール」を選択すればよい。

2012年5月23日水曜日

カルボナーラうどん

川越マインの3F、讃岐うどんの店、讃岐路にカルボナーラうどんがある。
スパゲッティがうどんになっただけだが、うどんを国際化するためには実験的な作品だ。
しかし、残念ながら、大きな問題点がある。アルデンテでないことだ。讃岐うどんもコシが命だろう。しかし、洋風の調理法ではコシがなくなってしまう。もう少し手早く調理しないといけない。あるいは手打ちのもっと強いうどんが必要だ。
ちなみにこの店には他にも創作うどんがある。またの機会に試したい。

2012年5月21日月曜日

モンテッソーリ教育とクラウド

クラウドのスタープレイヤーにモンテッソーリ教育の影響が大きい。
グーグルのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、そしてアマゾンのジェフ・ベゾスらだ。
それぞれの企業の発展に彼らの個性の一部として教育の影響が垣間見える。
これはクラウドに限った話ではないだろう。蒔いた種からようやく実がなったというところだろう。他の分野でも教育の成果が出ているのかもしれない。

彼らはモンテッソーリ教育の生きた広告塔ともいえる。

青空文庫

電子ブック時代になり、コンテンツの少なさが問題となっている。
しかし、青空文庫を読破するだけでも一苦労だ。コンテンツの総数は決して少なくない。
青空文庫のコンテンツは時代に耐えたものばかりで、真面目に読めば、非常に読みごたえがある。しかし、どんどん軽量化していく時代にあって、これらのコンテンツはとても重い。これからも生き残るが、文化財のようなもので、日常的に使いたい(読みたい)ものではないだろう。
多量のコンテンツを読破するのにつまみ食いではわからなくなる。そこで作者ごとに読破することにしている。
井上円了
内村鑑三
海野十三
坂口安吾
坂本竜馬
福沢諭吉
夢野久作
エドガー・アラン ポー
などと読んできたが、年が変わるとどんどん追加されるので、結局まだ誰も読破できていない。個の読み方はあまりよくない。
iPhoneアプリで、読んだ本をマークできるようになっていると、いいのだが。

2012年5月10日木曜日

コンビニのくず餅

ローソンで売っているくず餅が食べにくい。容器いっぱいに詰まっていて、蜜や黄な粉をかける余地がない。
家で皿に移せばよいのだろうが、出先で食べようとして買った場合にはどうするのだろう。
コンビニの商品は基本的にどこでも食べられるようにパッケージ化してほしい。それがコンビニのサービスの一環だろう。
コンビニでは、箸やスプーンも付けてくれるし、お湯を入れてくれるし、あたためてもくれる。すべて、すぐに食べられるようにするサービスだ。
しかし、パッケージ商品の中には、そのコンセプトに合わないものもある。
もとより、すべての商品に期待するのは無理がある。しかし、予め考えられているかどうかの差は大きい。くず餅にしてもフォークがついているので、考えてはいるはずだが、抜けているように思える。

2012年5月7日月曜日

書き順マスターアプリ

こどもちゃれんじの教材は良くできている。
これと同じくらいのアプリがあれば、iPodでもっと楽しく遊びながら勉強できるだろう。
もう少しゲーム性が強くてもよいように思えるが、アプリができてから工夫すればよい。
漢字の書き順を勉強するアプリはあるようだが、ひらがななどもっと基本的なものは逆にないようだ。

子どもとiPod

新しいiPhoneを購入したので古いiPhoneが余った。携帯としては使えないのでiPodになる。
このiPodをかねてから興味を持っていた子供に与えたところ喜々として使っている。
そもそも、iPodは子供でも簡単に使える。逆にPCの画面を押そうとして困るくらいだ。まだ、英語は知らないのでキーボードも打てない。それでも画面を触るだけで適当に操作できてしまうところがよいところだ。
今のお気に入りはカメラだ。カメラで連続写真をとってアニメーションにする。クレイアニメとはいかないが、おもちゃが動くアニメなどを作っている。子供でもここまでできるのかと感心してしまう。

2012年5月3日木曜日

Browser based Grid

従来のグリッドは何らかのミドルウェアを必要としていた。
しかし、ブラウザ自身をプラットフォームとするグリッドを実現すれば、グリッドの可能性が大幅に広がる。
ここでは、グリッドをPCグリッドとWebサービスに分類する。Webサービスのグリッドは、Browser as a Serverの記事で基本的な仕組みを述べた。ここではPCグリッドについて述べる。
ブラウザでグリッドを行うには、JavaScriptでPCの負荷を把握する必要がある。これには実行時間を調べて負荷を判定する方法もある。この方法なら正確な負荷でなくても、PCが重いことは判断できる。
ブラウザの拡張機能を利用する方法も考えられるが、グリッドのサイトをホームページに指定することでも同様の効果を得ることができる。


Browser as a Server

ブラウザをサーバにできるのではないだろうか?
ブラウザではJavaScriptのアプリケーションが動作し、HTML5にはストレージもデータベースもある。これはプラットフォームといってよい。
まず、サーバとなるブラウザがサイトに接続し、プールされる。
サイトはロードバランサのような役割となる。
クライアントからの要求に応じて、サイトはサーバブラウザにアプリケーションを配信する。サーバブラウザは処理した結果をsubmitする。サイトはその返信をクライアントに転送する。同一セッションであれば、同一ブラウザにフォワードされる。
実を言えば、こればブラウザベースのグリッドでもある。ただし、特別なミドルウェアを不要とするグリッドである点が従来のグリッドと大きく異なる。

スマートテレビについて考える

日本がスマートテレビの国際標準を考えると聞くと不安になる。
スマートテレビは決して中途半端なものであってはならない。中途半端な標準は百害あって一利なしだ。Feature Phone(と言い換えても「ガラ携」)が負の遺産に苦しむように、下手なFeature TVは決してSmart TVにはなれない。後世で別の名称に改められるだけだろう。
何が中途半端かといえば地域性や著作権の問題だ。
誰が考えてもエコのためには、すべての放送は誰かが一度録画すればよく、それを共有できない方がおかしい。録画というより発信時にVoDであるべきだ。共有と課金は別の問題だ。また、通信と放送の垣根がなくなる時、放送の規定で通信を縛ることも望ましくない。正しくは放送がなくなり通信が残る。その時、国境もなり、地域性もなくなる。言い換えれば地域放送が即グローバルになる。言語の問題はコンテンツの問題であり、通信自体の問題ではない。
理想のスマートテレビはおおよそ明らかになっている。それが実現できないのは既得権益の問題だ。
放送は通信としても有効だ。しかし、ブロードキャスト通信の一種として考えるべきだ。そのコンテンツを勝手に再利用することは犯罪であり、問題外だ。しかし、ユーザが個別に録画する意味は全くない。録画は利用者の意思を示すだけでよく、センターで録画すればよい。ユーザは後で自由に録画したコンテンツにアクセスすればよい。おそらくすべての人がすべてのチャンネルを録画することを選択するだろう。記録容量は重複排除すれば問題ない。逆に重複排除できないアナログ的なノイズや時間差を可能な限りなくすべきだ。録画コンテンツの保存のためにオンラインストレージを用いて、使用料をとることは許される。アクセスすなわち再生にも利用した帯域分の使用料を徴収してもおかしくない。Amazon S3でも似たような課金モデルが採用されている。
一方、リアルタイムの放送はなるべくそのまま表示できるようにするべきだ。BCASは国際標準に向かない。クラウド式のオープン認証にするべきだ。
テレビはクラウド家電になるべきだ。メーカーはテレビを開発する前に、テレビクラウドを開発するべきだ。メーカーの壁を越えてオープンにできればよいが、サービスの競争を奨励するために、メーカーごとに個別に開発し、オープンなプロトコルで連携できるようにすればよい。テレビとクラウドのメーカーが違っていてもよいことにする。そのための国際標準だろう。
同じメーカーのアカウントであれば、機種が変わっても同じサイトにアクセスすればよい。録画や基本操作はすべてサイトで行えるようにする。また、そのAPIを公開し、iPhone/Androidアプリでリモコン操作を行う。そろそろリモコンもいらないだろう。スマートフォンに統合した方がよい。

2012年4月30日月曜日

クラウド家電=ミニクライアント+デバイス

従来の情報家電はミニサーバ+デバイスであった。
クラウド家電はミニクライアント+デバイスと考えた方がよい。
ここで、デバイスは何でもよい。ビデオレコーダーでもプリンターでもよい。問題はそれらを制御するマシンの方だ。
従来の情報家電では、サーバ機能が不可欠だった。そのためルーター並みの設定を要求したり、許したりしていた。それは高機能だが不便だ。
サーバの機能はクラウドへ移行すればよい。
そこでクラウド家電に残るのはデバイスをクラウドに接続するためのクライアントだけだ。
今はまだクラウド化されていないデバイスが多い。そこでそれらのデバイスをクラウド化するための汎用クライアントに需要がある。PCなら十分だが、もっと安いクライアントが欲しい。ARM Linuxに期待している。

2012年4月24日火曜日

クラウド時代の家電のあり方

かねてから主張していることなので、繰り返しになるかもしれないが、クラウド時代の家電のあり方をもう一度まとめておきたい。
まず、家電には無線であれ、有線であれ、インターネットに接続する機能が必要だ。通常は、DHCPでLANに接続するようにする。次に、特定のFQDNあるいはIPアドレスに対して自身のIDをHTTPで送信する。このサイトが家電のインターフェースとなる。
後は、PCでもスマートフォンでもよいから、そのサイトにアクセスしてユーザ登録したのち、家電のIDを入力する。これで家電とユーザが関連付けられる。
そうなればインターフェースはすべてWebで行う。アプリ経由でWebサービスを利用してもよい。どちらもWebとして扱う。
FW超えのためにプライベートLAN内部の家電からサイトへ定期的にポーリングする。最後にアクセスした情報をサイト側でキャッシュしておけば使用感に問題はないだろう。ポーリング間隔は動的に変更できるし、少し古いかもしれないがComet等の方法もある。

Pogoplug vs Buffalo

Pogoplugの調子が悪い。原因はわからない。今まで順調に使えてきていたのに、つながらなくなった。そのつながり方も奇妙で、PCでは問題なくつながるが、AndroidやiPhoneからはつながらなくなってしまった。スマートフォンへの転送に使っていた経緯もあり、代替手段を探した。
Buffalo LS-VLがよさそうとの話を聞き、比較してみた。
まず、LS-VLは設定が面倒で、初心者が使えるものではない。また、やはりPCではつながるが、iPhoneではつながらない。それどころか、iPhoneにはマニュアルに掲載されているアプリがなくなっている。残っているのは高機能版のようだが、入力する値が多すぎて、よくわからない。おそらく対応していないのだろう。余りにも違いすぎる。そうなると、結局使えないという結論が出た。
無理に使おうとすればローカルでのネットワークドライブにはなる。まるきりの無駄ではないが、ほとんど無駄と言ってよい。しかし、それだけならまだよい。
むしろ、ダメなのはWebインターフェースだ。LS-VLのインターフェースはまるでルーターだ。ルーターも素人が使う時代だが、ハードディスクの増設にルーターレベルの知識を要求するとは常軌を逸している。とても一般客を相手にしているとは思えない。きっとマニアしか対象としていないのだろう。Pogolugの簡単かつ使いやすい(不満は大いにあるが、比べ物にならない)インターフェースとは段違いだ。日本のメーカーは、この程度の製品しか作れないのかと暗澹たる気持ちになる。
大手メーカーのハードディスクレコーダーもほぼすべてそうだが、まるで試作品のようだ。完成度が非常に低い。このような製品は国際競争力をうんぬんする以前のものだ。もう一度、徹底的に細かなところまで作り込む「モノづくり」の精神を取り戻す必要がある。
このようにいうと、かつてはそのような「モノづくり」が行われていたような言い方だが、もしかしたらそれこそ勘違いなのかもしれない。もともと、この程度の製品しか作ってこなかったのに売っていたのかもしれない。日本のモノづくりについて考えさせられた。

2012年4月18日水曜日

目覚ましアプリ

Fitbitのときに目覚ましが必要だと書いた。
後から考えたら、これはアプリで十分だと考え直した。
そして必ずしもFitbitアプリである必要もない。
しかし、Fitbitアプリなら睡眠時間情報も自動的に転送してくれるので便利だろう。
APIさえあればサードパーティの方がよいアプリを作成するかもしれない。

2012年4月17日火曜日

Fitbit

Fitbitを始めた。毎年健康診断の前になると不節制の付けを払うように健康に気を付けるようになる。
今回は、研究の意味も兼ねて、おそらく今一番進んでいるだろうFitbitを使ってみることにした。
USBメモリ大のデバイスでいろいろな記録を付けることができるようだ。しかし、実際に使ってみるまでは本当の使い勝手はわからない。
1日しか使っていないが、決して魔法のデバイスではないことが分かった。かなりの部分を人間が入力しなければならない。
まず、当たり前だが、食事と摂取カロリーは入力する必要がある。しかし、よく食べるメニューなどをあらかじめ設定しておけば入力の手間が減るように工夫されている。この辺はさすがだ。
体重も入力する必要がある。ただし、こちらは体重計が近日中に発売されるようだ。この体重計は買いたいと思っている。
睡眠モニターも兼ねるように宣伝されているが、就寝時間と起床時間は人間が入力する必要がある。せめて、寝たときと起きたときにデバイスに記録できればよいのだが、夜帰ってから一日分の記録を入力するのは面倒だし、忘れてしまう。入力も時間も両方忘れる。ちょっと無理がある。どうせなら目覚まし時計も発売すればよい。寝る前にセットし、起きたらリセットする。それだけで就寝時間が測定できる。

2012年4月14日土曜日

ブラウザはクラウドの支店

データセンターを本店とすれば、ブラウザはクラウドの支店だ。
確かにブラウザとクラウド本店の間はネットワークの大海で隔たっている。しかし、ブラウザは既に一歩クラウドの中に踏み込んでいると考えた方がよい。いうなれば空港のようなもので、出国ゲートの向こうは外国なのだ。
GoogleはChromeを用いてGoogle Printを実現している。クライアント側にブラウザのような支援者がいなければユビキタスなプリントサービスは実現できなかった。
ブラウザがクライアントにあることで、クラウドはクライアントの機能をほぼすべて利用することができる。Chromeがカバーできていない範囲は、(Internetではない)Explorerだ。Chromeがローカルファイルのナビゲーションをうまく扱えるようになると、Explorerが使われなくなる可能性がある。そうなれば、Pogoplug cloudのような特別なソフトを使わなくても、すべてのストレージがクラウドに統合される。

Google Docsのフォームでファイルを添付したい

Google Docsのフォームは手軽なアンケートの定番になっている。
しかし、ファイルを添付できないので、その利用範囲が限定されている。
Google Ddocsのファイルとして共有したアドレスを記入するという方法も考えられるが、アンケート回答者に大きな負担を強いることになる。回答しなければならないような強い理由がない限りうまくいかないだろうし、操作できない人も多いだろう。
そこで、Google Docsのフォームでファイルが添付できるとよい。
しかし、フォームの仕組みからして簡単には実現できない。
フォームの回答はスプレッドシートに保存される。1つの回答が1行のデータになる。つまり、添付したファイルがスプレッドシートのセルに入らないことに問題がある。しかし、添付したファイルへの参照がセルに入ればよいので、やる気さえあればできないことはないだろう。
このような改善がなされるとありがたい。
世の中のほとんどすべてのフォームをDocsで実現できてしまう。

2012年4月5日木曜日

インスタントシロップ

かき氷のシロップは、様々な味を試したくなり、買いすぎると長く冷蔵庫に残ってしまう。捨てればよいが、それももったいない。逆に、コンパクトにして長く置いておけるようにできるとよい。そこで、インスタントコーヒーならぬインスタントシロップはどうだろう。実現するのに、それほど困難はないように思える。利用するときは、水で溶いて使えばよい。どうせ、氷にかけるのなら、同じようなものだろう。

2012年3月30日金曜日

Gamification as AR

ARは拡張現実、VRは仮想現実だ。
ARは現実を拡張すること、拡張されたのは現実自身だ。
VRは現実的な仮想空間であり、あくまでも仮想内にとどまる。
GameはVRだ。どんなに3Dが進化しようとも仮想内にとどまる。
しかし、GamificationはARだ。ゲームの場はあくまでも現実だ。

2012年3月27日火曜日

複合現実の家

仮想現実(VR)、拡張現実(AR)そして複合現実(MR)などがある。
ARとMRの差は微妙なところがある。現実と仮想の割合によって分類するのがよいのかもしれない。
ここで議論したいのは、細かな定義の違いではない。
このような技術が光学迷彩に使われている。
これを家などの建築物に応用し、何にでも変化する家を作ってはどうかという提案だ。
建築家は様々な意匠を凝らす。しかし、それが仮想化されれば、1つの家があらゆる意匠を表現することになる。毎日、異なる外見の家に住むこともできる。夏に冬の家に住める。その逆もある。地上でも海底や宇宙に棲める。毎日が刺激的な生活になる。
このような家は、高精度のタイルディスプレイによって外壁を覆うことで実現される。ディスプレイは室外に適さないので、実際には強化ガラスの外壁に接するようにディスプレイを配置することになるだろう。あくまで現実感を追求するなら不自然でない形状が要求される。立方体ないし正方形を底面とする四角柱が理想だ。全方位を考えるなら円柱という選択肢もあるが、生活に不便かもしれない。
屋根だけは、上から見られることがないので太陽パネルを設置したい。しかし、角度を付けると太陽パネルが露出するので、この際意匠を優先して、フラットにする。
もちろん、どこかに出入り口と窓がなければならない。出入り口は鍵をかざすと現れる魔法の扉にするのも面白い。窓は室内の壁面もディスプレイとすれば、それこそ壁自体を透明にすることもできるので、防災上の理由がなければ不要だ。外壁に近い窓になるので、車の扉のように開け閉めは重くなるだろう。そのような窓の設計も建築の範疇となる。
話の続きで、外壁だけでなく内部も徹底的に仮想化してみよう。どこまで仮想化できるかの思考実験だ。窓は既に述べた。TVもどこにでもある。寝室の天井も大画面ディスプレイに使えるので寝ながらビデオを見ることができる。照明の代わりに使うこともできる。壁面家具の中身を透視することもできるかもしれない。中身を管理する情報家電型冷蔵庫と同じだ。今日の所持品の位置をナビゲートしてくれれば忘れ物が減る。タンスの奥にしまい込んだまま忘れるということもなくなる。検索すれば、どこにしまったかすぐに答えてくれる。

2012年3月23日金曜日

PicoCELA PCWL-0100

この製品は確か九州大で研究していたもののはず。
実用化されたようだ。
金額がはっきりしないが、約8万円らしい。これが5万をきったらすぐにでも購入したい。そしてキャンパス中に設置したい。


Arduino版DOS

MSがARM版Windowsを出す。これは脱PC(タブレット、Internet Of Thing)を目指す新しい動きだ。
しかし、ARMより多くに組み込まれそうなArduinoに対して動きが見えないのが残念だ。
ぜひArduino版DOSを出してほしい。
かつてのMS-DOSが再び登場すると懐かしい。

いずれ壊れるもの(2) ガソリン自動車

続編といこう。
いずれハイブリッドからプラグインを経て電気自動車へ移行する道筋が見えている。
よって車産業も大きく変わる。
特にガソリンスタンドは変わらざるを得ない。
電気自動車になれば、ガソリンスタンドはなくなる。
何らかの燃料を使うのなら存続の可能性がある。
バッテリが一線を越えれば完全な電気自動車へ移行するだろう。そうでなければ燃料電池や水素を使うにしてもエネルギーを物体に封じ込め、その物体自体を流通させることになる。

いずれ壊れるもの

イノベーションによって破壊されるものがある。
それは自ら安住の地にとどまり、イノベーションが起きることに目をつむっていた結果だ。
イノベーションによる破壊から逃れることはできないが、逆に破壊の波に乗ることはできる。
他人によって破壊される前に自分で破壊し、自分で先に進めばよい。
したがって、いずれ壊れるものを温存する必要はない。時間を稼ぐ意味は多少あるが、それも最小限にとどめなければならない。むやみに延命するとかえって致命的になりかねない。
そこで、ここではいずれ壊れる可能性のあるものを考察してみたい。それらに賭けてはいけない。
(1) 放送
特に民放地上波だ。すでに広告は下降しており、いずれインターネットに追い越される。電波帯を返上して、モバイルに転用し、コンテンツ自体の有料化や、コンテンツ内広告で収益をあげるべきだ。
ケーブルTVはインターネットの一部とみなした方がよい。
(2) 書店・印刷所
幼児用など特殊な例を除いて紙の書籍は減少する。Amazon(など?他の選択肢はないかもしれない)から電子版をダウンロードするのが普通になれば、書店の位置づけが変わる。印刷所も電子版では利益が出ないだろう。本以外の印刷、例えば印刷技術を用いた電子部品の制作などに転換する必要があるだろう。出版社は生き残る。コンテンツを作れるものは強い。
(3) CD/DVD
メディアとしてのCD/DVDは不要となる。インターネットやUSB/SDメモリに置き換わる。
(4) サーバホスティングサービス
サービス自体はなくならないが、クラウドに移行する。その基盤は海外に移転し、日本自体の産業としては空洞化する。
(5) ガラ携
すべてスマートフォンへ移行する。アプリを限定したスマートフォンとして存続する。

以上、特別なものはない。これ以外のものは今後とも考えていく。
その一方で、淘汰されていてもおかしくないのに存続している産業があることにも注目する必要がある。例えば、ファッションはコストは最小化されているので、デザインがすべてだ。しかし、ユニクロのような手法も通用する。地域に根差した産業、例えば飲食業は国際化する必要もなく、規模は小さくても継続する。

教育アプリ

スマートフォンのアプリにも教育用アプリが少なくない。
十分なアプリがそろえば、すべての学校教材をアプリで実現することができるようになるだろう。
問題は、どのアプリを組み合わせるのが最も効果的か、そしていつからアプリを用いた教育を始めればよいかということだ。
iPadは子供でも使える。幼時からでも十分に使える。しかし、字を書く練習を怠ると字が書けないまま成長してしまう危険がある。紙に字を書く運動とiPadで字を書く運動は本質的に異なる。よって、個人的には少なくとも字を書けるようになるまではアプリによる教育は早いと思う。
しかし、算数などの計算は幼児でもアプリで行ってよいと思う。
このように運動系の学習はアプリ以外で行い、概念的な学習はアプリで行うことでよいのではないかと思う。もちろん発達心理学の知見も必要だろう。
日本の国力は人材育成にかかっている。
それだけに先進国の利点を生かせる今の時点で思いきった教育方法を編み出す必要があると思う。

iPen

iPadをノートにするなら、指で字を書くのは不自然だ。紙は手で使うものだが、時は鉛筆で書くものだ。
そこで、次はパネルにマルチタッチの他に高精度読み取り機能を鉛筆形デバイスと組み合わせて利用するようになると思う。
ジョブズはPenを否定したが、それはiPadまでの利用法を前提とした場合だ。人の指以上の精度が必要になれば、適切な入力デバイスを選択した方がよい。

タブレットの次の進化

iPadが高精細化された。これは意味がないようでも、重要な進化だ。
電子書籍やTVのためにはあまり意味がない。
しかし、電子ノートのためには重要な布石だ。
同じ電子版でも書籍とノートでは仕様が異なる。
書籍は、元々整形されたデータであるから、解像度が低くてもそれなりに読める。
しかし、ノートは手書きで非構造なデータであるから、解像度が高くなければ入力時に重要な細部が失われてしまう。
もちろん、ノートを実現するには液晶の解像度だけでは不十分だ。タッチパネルの分解能も高精細化する必要がある。
書籍が電子化されてもそれだけでは教育は電子化できない。肝心なのはノートだ。ノートが電子化されるまではデバイスの進化は止まらない。

クラウド家電

これからの家電はクラウド方式になるかもしれない。
すべての家電にWiFiが内蔵され、クラウドに自動的に接続される。
そして、スマートフォンからクラウド経由で家電を操作する。
スマートフォンのアプリは無料で配布する。
企業はユーザの嗜好を収集でき、次の製品へ活かせる。また、高度な機能はクラウド側で実現できる。
問題の1つは、WiFiなどの余分な装置を加えてもなおかつ安くなるようなする製造技術だ。
もう1つの問題は、使い始めるまでの準備操作だ。スマートフォンやインターネット接続という壁を超える工夫が必要だ。しかし、年々その敷居は低くなっている。

ACアダプタ

まだまだノートPCを使う機会は少なくない。あと数年はなくならないだろう。
ノートPCを外で使うとき電源の確保が問題となる。
バッテリーだけで24時間くらい使えるようになるのが理想だが、まだ当分かかるだろう。
コンセントを確保できても他人と共有することもある。そのときノートPCのACアダプタにプラグが用意されているとよい。ELECOMなどがこのような製品を出しているが、純正品にはそのような配慮がほとんどない。
また、ACアダプタの一方が2ピンであったり、3ピンであったりしてつながらなかったりする。ACアダプタの両方を3ピンにして、3ピン2ピン変換コネクタを同封するなど、世界的な共通化をするべきだと思う。
また、Appleのようにマグネットで接続する方式もWindows PCに取り入れられるとうれしい。

2012年2月23日木曜日

クラウドネットワークシンポジウム2012

今日、クラウドネットワークシンポジウム2012に参加してきた。VMwareのイベントが面白かったので、それと同じものを期待したのだが、昔ながら?の研究報告会だった。
もともと「最先端のグリーンクラウド基盤構築に向けた研究開発」というプロジェクトの成果報告会を兼ねているので、不思議ではない。逆にいえば、その割に良かったと言った方が正当な評価かもしれない。
冒頭のWinston Bumpus(DMTF)氏の講演が一番聴きごたえがあった。日本人の発表は詰め込み授業のようで理解しにくい。自分のこととして反省する必要がある。
あまり関係ないが、東証のシステムについて知る機会ができた。オンメモリDBを使っているとは知らなかった。現在の応答時間が2msで、将来は1msにしたいそうだ。ここが少し引っかかった。応答時間自体を短くすることにはあまり意味がない。むしろスループットの方が重要だろう。スループットなら1秒間に500トランザクションという言い方をするだろう。なぜ、応答時間に固執するのかよくわからない。
ポストクラウドのパネルは結論がよくわからないまま終わった。重要なICTは何かという議論だったが、結局重要なのは技術ではないという方向へ流れて行った。パネルで結論が出るということはほとんどない。だから、期待はしていなかったが、話自体は面白く聞けた。エンターテイメントとしては十分だった。しかし、こんなパネルばかりでよいのだろうか?
自分のクラウドに対する意見は、すでにこのブログで紹介している。
そうそうたるメンバーが集まった国家的プロジェクトなのに、その成果が日本経済に影響を与えることはないだろう。確かに省エネ技術は重要だ。しかし、独占してクラウド自体の競争力を付けても利益率が低すぎる。また、開発した技術を競合他社に提供すれば差別にすらならない。
クラウドを連携するインタークラウドの考えも、先行するGoogleやAmazonに対する負け組の試みに思える。そもそも規模の経済が支配するクラウドで、中小クラウドが集まってもコストメリットは高くならない。また、性能も1つのデータセンター内で閉じたクラウドの方がずっと良い。技術的にはインタークラウドは重要だ。しかし、それはBCPなど特別な場合であり、ビジネスの競争力に結びつくとは限らない。

2012年2月21日火曜日

Boogie Boardにイメージ表示機能が欲しい

Boogie Boardは電子ペーパーのヒット商品だ。安価に購入できる。
実はデジタルサイネージのために安価な 大型電子ペーパー 装置を探していた。
しかし、大型電子ペーパーを探すより、コストパフォーマンスに優れた製品を組み合わせた方が安上がりだ。
KING JIMのBB-2は画面がA5サイズぴったりだ。BB-2を8個使うとA2になる。
本当はA1が欲しいのだが、フレームの幅も考えるとBB-2では8個しかA1の大きさに収まらないだろう。
しかし、Boogie Boardには手書き機能しかないという問題点がある。USBで接続するなど、外部から表示するイメージを入力できるようになるとよい。
姉妹製品のRipがPDF保存が可能で、USBで接続したPCにイメージを転送できる。しかし、その逆ができるようになると製品の利用シーンが大幅に広がる。

2012年2月15日水曜日

Cassandraデータモデル

CassandraはいわゆるKVS(Key-Value Store)の一つだ。KVSはNoSQLとも言われ、SQLすなわちRDBとは異なる独自のデータモデルを持つ。Cassandraを使うには特有のデータモデルを理解する必要がある。
Cassandraのデータモデルは実用上十分な表現力がある。しかし、モデリングを理解していないと十分に使いこなすことができない。ここでは、CassandraのデータモデルをRDBと比較しながら説明する。
RDBのデータモデルは、データベース(Excelでいえばブック)、テーブル(Excelでいえばシート)、行、フィールド(Excelでいえばセル)のように細分化される。
Cassandraのデータモデルは、Keyspace、ColumnFamily、SuperColumn, Columnのように細分化される。
両者は概念的に対応していて、Keyspace=データベース、ColumnFamily=テーブル、行=SuperColumnと考えてよい。Columnを省いたのには理由がある。
ここで、ORM(Object-Relational Mapping)についても触れておく。ORMを使うことで面倒なSQLを記述する必要がなくなる。最近のほとんどのフレームワークにはORMが含まれる。
ORMを使う場合、ある制約を受け入れなければならないことがある。代表的な制約は、行の構造がIDとオブジェクトに限定されることだ。IDはデータベースの主キーだが、1つのフィールドで表現される。オブジェクトは名前と値の複数の対応で一般的に表現できる。すなわち、Column=オブジェクトである。
つまり、SuperColumnはKeyをIDとしてColumnと対応付けたものである。これはORMにおける行と等しい。このようにCassandraのデータモデルはORMを想定したRDBのデータモデルと等しい。

2012年2月12日日曜日

ガス交換可能なチャッカマン

チャッカマンはストーブやロウソク、ガスコンロなどに着火するときに役立つ。
チャッカマン自体は登録商標なので一般的には多目的ライターというらしい。
要は、柄の長いライターだ。
ところが多くの多目的ライターは使い捨てだ。ライターが使い捨てなのはよくあることだが、多くの種類のライターをことごとく使い捨てていたら、さすがにもったいない。
そこで、使い捨てるのは、いわゆる「使い捨てライター」だけとして、後は「使い捨てライター」自体をカートリッジのように使えるようにしてはどうだろう。

2012年2月9日木曜日

通学班作成システム

子供の小学校入学のために入学説明会に参加した。
その際、通学班を編成するのだが、これに大変時間がかかっていた。
スマートフォンのアプリで、通学班を簡単に編成できるようにならないものだろうか?
検討事項はいろいろある。
入力は、氏名、電話番号、家の場所などが考えられる。家の場所はGoogle Mapで指定できるとよい。
その他、仲良し同士のグルーピングまで考慮できるとよい。
家から学校までの通学路をGoogle Mapで検索し、重なる者同士を集める。さらに、どこから枝分かれするかを考え、グループを分割する。
最終的には、手動での微調整もできなければならない。
こんなアプリがもう少し早くに欲しかった。

2012年2月1日水曜日

ITパスポートの合格率低下

ITパスポートの合格率が6割弱から4割に低下したようだ。
ITパスポートはCBT方式が導入されるなど、受験の敷居が低くなった。その結果、勉強不足の人が多く受験し、合格率が下がったのだろう。
おそらく就職対策として駆け込みで受験した人も多かっただろう。何事もそう簡単にはいかないということだ。


2012年1月28日土曜日

データの長期保管

クラウド時代にはデータはクラウドに集まる。いわゆるライフログではセンサーのデータもクラウドに収集される
ビッグデータではどのようなデータも無視できない。将来思わぬ活用法が見つかるかもしれない。捨てられたデータは復活できないので、捨てずに保管することが重要になる。
データを長期に渡って保管するには大容量のストレージが必要になる。しかし、大容量のストレージは既に存在する。コストに問題はあるが、利用は可能だ。
データの長期保管では、ただ単に保管すれば良い訳ではない。データはアプリケーションと対になる。データだけ保管してもアプリケーションがなければ読み書きできない。そこで、少なくともアプリケーションを含めて保管する必要がある。
アプリケーションはOSに依存する。OSも保管する必要がある。さらにOSはハードに依存するので、ハードの仮想マシンも保管しなければならない。
ソフトウェアは著作物なのでいつかはパブリックドメインになる。それまでライセンスを厳守する必要がある。
過去のデータを情用するには耐えずアプリケーションのバージョンアップに応じてデータを変換する必要がある。これには一つ一つ確認しながら変換する方法も考えられるが、手間を考えると現実的でない。クラウドなら徐々に一括して変換することもできる。ただし、ユーザーが確認していないので、変換結果が期待通りかどうかわからない。そこで、バージョン管理と併用することが望ましい。その結果、容量はさらに増える。過去のデータほど容量が必要になるので、対投資効果として問題が残る。
現在は、まだコストを気にする必要がある。過去のデータは比較的容量が小さいが、複数のバージョンを管理したりすれば、ちりも積もって無視できなくなる。やがて、それでも十分に無視できるほどストレージの技術が進歩するだろう。それからが本当のデータの永久保管が可能となる。

2012年1月25日水曜日

Bitcasa

すごいオンラインストレージが登場した。
無限のストレージを標榜するBitcasaだ。
Macで容量を確認すると600TBと表示される。Windowsはα版なので容量を確認できなかったが、事実上無限といってもよいのだろう。
不思議なのはビジネスモデルだ。ベンチャーキャピタルの投資を使い果たした後、果たしてどのように採算をとるのだろう。ビジネスモデルにも注目していきたい。

Googleによるブラウザの囲い込み

上のタイトルは「囲い込み」と書いたのだが、「囲」の字が文字化けしている。

GoogleドキュメントはOfficeの代替候補にも上げられるSaaSだ。しかし、対応ブラウザが少なくなっている。
Chromeはもちろん使える。しかし、Firefoxは使えない。最近、Googleのブラウザ対応がおろそかになってきているように思える。
互換性の確保が難しいという事情もあるだろうが、Chromeのシェアが増えるにつれ、他のブラウザを無視し始めたのではないかと危惧する。
Googleの戦略はあくまでオープンであり、そこがAppleとの大きな違いだと思っていたのに残念な傾向だ。

2012年1月19日木曜日

経験と学習

先生の条件は質問に答えることができるということだろう。教え方のうまいことも条件かもしれないが、思うにそれは二次的だ。なぜなら、学生は自習することもできるし、そうすべきだからだ。しかし、自分でわからないことがあったとき、そしてインターネットで探してもわからないとき、答えることのできる人が必要になる。
答えには表面的なものと深いものがある。前者は教科書でわかるようなことだが、後者は理由まで含めて説明できるかどうかだ。
若い人は最新の知識を持っている。しかし、その知識の成り立ちを知らずにいる。古い人はその成り立ちまで知っているが、最新の知識が不足する。知識は学習で身に着くが、その成り立ちは深く学習しない限りわからない。一方、その時代を生きた人は成り立ち自体を経験している。これが経験の有利さだ。
一方、時が移るにつれ、成り立ちはぼやけていく。それを記録して後世に伝えることが正しい知識の伝達だろう。

2012年1月18日水曜日

秋入学

タイトルは「秋入学」なのだが、「秋」が□で表示される。なぜだ?

東大で秋入学が実施されるかもしれない。
確かに国際化を考えれば、春入学だけでは不十分だ。
昔は日本語の研修に半年を費やすのでちょうどよいという考えもあったが、今では英語で授業をするのだから関係ない。
ちなみにうちの大学ではかなり前に秋入学を行い、失敗と判断して止めた経緯がある。時期尚早だったのだろう。先行者が常に有利なわけではない。単なる秋入学はデメリットも多い。そもそも満足な就職活動ができない。留学生以外にはメリットが少ない。
しかし、秋入学なら東大に入りやすいとなれば、新たな問題が出現しそうだ。

子どもと漢字のゲームをした。
田という漢字にどんな字が隠れているか考えようというものだ。
以下が考えた答えだ。多少の無理がある。
一ニ三十上士土工王円山出丁

2012年1月11日水曜日

Android PC

今はPCにおけるWindowsのシェアは圧倒的だ。Ubuntuが多少頑張っているが、誤差の範囲だろう。
しかし、タブレット時代ではAndroidがWindowsのシェアを抜く可能性がある。
しかし、今のままのAndroidではPCとして使えない。PCとしてAndroidを使うためには、もっとビジネスアプリが必要だ。OfficeはDocumentで対応するのでもよいが、その他諸々が重要だ。これは一つ一つつぶしていくしかない。
戦略として、一般家庭へは初心者向けに入ればよいが、ビジネス・教育向けにはシステムとしてソリューションを示す必要がある。クラウドによるAndroidデバイスの管理を実現する必要がある。これはGoogle Appsとの組合せで十分可能だろう。
ビジネス・教育分野では無線LANを前提にしてよい。そこが一般用途と大きく異なる。しかし、無線LANで必要な台数をすべてカバーできるか疑問はある。有線LANのAndroidも選択できるといだろう。
また、授業のメモもタブレットで行うとすると入力が重要なポイントになる。しかし、Androidの入力は貧弱でGoogle日本語入力がようやく使い物になる程度だ。携帯でもキー入力はかなり研究された分野だが、スマートフォンでもう一度追求する必要があるかもしれない。
また、入力のために画面の半分をとられると、アプリ自体の表示にも工夫が必要になる。PCなら横画面が普通だが、タブレットの場合縦画面を標準に考えた方がよいかもしれない。少なくともキー配列の形状を変えずに、横画面にするとただ平たくなるというのは無駄でしかない。おそらくビジネス用途にはBluetooth/USBの外部キーボードと組み合わせるべきだろう。
また、様々なデバイスを接続できるところがPCの魅力の一つだ。そして危険でもある。クラウドベースのUPnPが必要だろう。Android Marketを利用すればよい。

Javaのエディション

Javaには3つのエディションがある。
最近思うことは、これらのエディションの分類が不適切なのではないかということだ。
J2MEは組み込み用として除外されるが、本来は最小セットと位置付けられるべきだ。Android SDKとの統合を考えてはどうかと思う。
また、J2SEはデスクトップとサーバの両方にまたがっている。本来はJ2EEがサーバを受け持つはずだが、肝心のEJBが鳴かず飛ばずなのでJ2EEは無視してもよいと思われている。その結果、J2SEに集約され過ぎている。本来、J2SEはデスクトップアプリ開発用としてGUIに力を入れるべきだった。Java 3Dなども当然J2SEに入っているべきだ。しかし、逆にサーバ系が中途半端に入っている。
J2SEでWebアプリを開発するにはServlet APIが必要になる。デスクトップを開発するにはGUIが不足している。この辺をOracleが改めるべきだろう。
他の言語ではライブラリ管理が充実している。例えば、RubyのGemなどだ。Javaにも同様の仕組みが必要だ。エディションで分ける時代ではない。

Android PDF Reader

電子ブックリーダとしてAndroidを購入したのに、肝心のリーダアプリによいものがない。電子ブックとしてはPDFしか考えていないので、PDFリーダあるいはビューワでよい。PDFリーダといえばAcrobat Readerが定番だが、これも十分ではない。
ここで、電子ブックリーダが持つべき機能をまとめておく。
1. 単ページで画面サイズに合わせて表示する機能
Acrobat Readerは単ページ表示可能だ。Document To Goは単ページ表示ができないので使いにくい。
2. 見開き2ページで表示する機能
連続ページを表示する機能でもよいが、縦と横のいずれにもスクロールできないといけない。それなら見開き2ページを表示できたほうがよい。
3. ページ送り方向の設定
Acrobat readerのページ送り方向は一方向に決まっているので、日本の文庫本では送り方向が逆になり不自然になる。
4. 読み終わった電子ブックファイルの削除
リーダだから読むだけというのは不十分だ。本棚を整理したい。Acrobat Readerでは削除できないので、このためだけにDocument To Goを使っている。アプリケーションの停止のようにOSがデータの削除を提供してもよいのではないかと思う。もっとも削除できる場所は限定したうえでのことだ。
一方、iPhoneのPDFリーダは充実している。個人的にはGoodReaderが気に入っている。無料版で十分な機能がある。Android MarketにGoodReaderが出ることを望みたい。

Android Pogoplug

オンラインストレージとしてPogoplugを使っている。またAndroidを電子ブックリーダとして使っている。必然的に電子ブックをPogoplugに格納している。そこで、Android版Pogoplugの使い勝手に不便があり、困っている。
データ量が少なければ問題ないが、多いとデータの並び順が重要になる。ファイル名で並べるのか、日時で並べるのか、できれば選択したい。しかし、Pogoplugの表示は不思議なことにどちらともいえない。あるドライブは名前順だが、別のドライブは時間順であったりする。これが何によって決まっているのかよくわからない。
これはAndroid版の問題かと思っていたが、Web上のMy Pogoplug、iPhone版も同様だ。PCで最後にアクセスした並びで決まるのだろうか?だとしたら常に時間順のはずなのだが。
とにかく、これが使いにくい。

Androidにおけるアプリケーションの終了法

iPhoneもそうだが、Androidも一度動かしたアプリケーションはずっとメモリに常駐して動き続ける。通信やAV再生は止まることもあるが、基本的にメモリは使用し続ける。そのため電力を消費してしまう。
スマートフォンは少なくとも丸一日使用できなければ実用にはならない。タブレットならもう少し短くてもよいだろう。個人的には両方とも少なくとも24時間は持ってほしいと思っている。それ以上は就寝中に充電すればよい話だ。
そこで、アプリケーションを停止したいのだが、その方法が最初分からなかった。
iPhoneの場合は、ホームボタンをダブルクリックしてタスクを表示し、アイコンを長押しすれば停止可能になる。タスクアイコンの削除=タスクの停止だ。
Androidの場合は、ホームボタンがないので別の操作になる。ホームボタンの代わりに常に画面下にメニューバーが表示される。これで設定を選択し、アプリケーション-実行中のサービスの順に選択して、停止したいアプリケーションを選択する。
これらの操作を知らない間、アプリケーションを停止するためのアプリケーションを使っていた。例えば、Advanced Task Killerだ。しかし、余計なアプリは少ない方がよいので、いまでは使っていない。

Android Tablet

Androidの製品群は画面サイズによって分類できる。
4 スマートフォン(iPhoneも3.5でほぼ4)
7 電子ブックリーダなど(Garapagosなど)
10 タブレットの主流(iPadも10インチ)
個人的には7インチのものの使い勝手がよいので気に入っている。
携帯するなら迷わず4インチだ。最初に買うのは4インチで迷う必要がない。ただし、iPhoneを持っていればAndroid Phoneはいらないだろうから、4インチのAndroidを持っている人は必ずしも多くないかもしれない。しかし、iPhoneと合わせてスマートフォンと考えれば、圧倒的多数の人が所持している。
iPadは10インチだが、このサイズはそれほど使い勝手がよくない。というのは、PCとかぶるからだ。特に薄型のPCは重さも変わらない。見た目はキーボードの有無だけだ。そして本格的に使うには入力が重要で、10インチタブレットがPCにとって代わるとは限らない。ただし、初心者にとってはタブレットの方が便利だ。我が家ではiPadがPCの代わりになっている。ただし、インターネット限定の使い方に限られる。日常的な生活では、それで十分だ。また、10より大きくなるとPCの方が適している。
7インチはニッチと思っていたが、実はこの市場は大変有望であるように思える。iPadの登場で電子ブック市場が活気づいたが、電子ブックに10インチは大きすぎる。7インチだと文庫本を実物大で表示できるのでとても見やすい。4インチだと縮小表示になるので見えにくい。10インチなら見開きで見えるが、重すぎる。片手で持てないようでは電車の中で読書できない。7インチのアドバンテージは十分な画面サイズと軽さになる。4インチの倍の画面と10インチの半分の重さはとても魅力的だ。
最近、GARAPAGOSを買って、電子ブックライフを楽しんでいる。

2012年1月4日水曜日

CISIS2012観光情報

国際会議CISIS2012がイタリア・パレルモで7/4-6に開催される。ここでは知られざる観光スポットを紹介しよう。
バチカン奇跡調査官(サタンの裁き)の中で腐らない死体の例としてロザリア・ロンバルドの死蝋が紹介されている。その遺体のあるカプチン・フランシスコ修道会の地下納骨堂がイタリア・パレルモにある。
あまり気味の良いものではないので、行くかどうかは好みの問題だ。バチカン奇跡調査官がホットな今なら訪れる日本人も多いのではないかと思う。

魔法科高校の劣等生

ライトノベルは余暇の楽しみ、ちょうどビデオを見るようなものと考えている。なので、一度読んだらすぐ忘れてしまう。しかし、この作品はツボにハマったため、印象に残った。
ライトノベル的設定に加えて、SFとも言える精密さがあるからだ。特に魔法をソフトで処理するというアイデアに、ソフト屋として共感できる。(もしも魔法が本当にあるなら、)きっとこうなるだろう。前提が偽なら命題は常に真であるから、この推測は必ず正しい。(^_^)
冗談はさておき、このアイデアに関心を持つ理由は、自分も一時期同じようなことを考えたことがあるからだ。しかし、それは架空の魔法ではなく、現実の手品・奇術を対象としたものだった。当時は、ものにならず、結局放置してしまったが、今こそ実現可能かもしれない。というのは、iPadがあるからだ。つまり、手品アプリをインストールすれば、iPadで手品ができるようになる。これはすぐにも実現可能だ。
もっとも、小説と異なり奇術科高校が実現することはないだろう。

箱根駅伝完全優勝

箱根駅伝は東洋大の完全優勝といってよいだろう。
完全優勝などという言葉はないかもしれないが、往路・復路共に優勝かつ新記録での総合優勝となれば、このくらいの言葉でないと表現できない。
今までは柏原の貯金で優勝するというのが必勝パターンだった。しかし、柏原が卒業する来年以降も勝ち続けるには、彼に頼らない必勝パターンを作る必要がある。今回の優勝では、おぼろげながらそのパターンが見えてきたことがめでたい。
各区間をみると、なんと10区間中6区間で区間賞あるいは区間新記録という結果だった。過半数でトップだったのだから強いわけだ。
まず、往路は柏原がいなくても優勝できたタイムである。これは決して柏原に頼っていないことを示しているが、そう単純ではない。競い合いになったとき同じような走りができるが疑問だからだ。今回の各区間での走りを見ていると独走の有利さを感じる。競争なき不利さもあるかもしれないが、自分の走りができる利点は大きい。これがなくなると競い負けする可能性もある。よって、来年の往路は要注意だ。しかも、往路には4年生が多い。少なくとも往路に関しては必勝パターンは存在しない。
逆に、復路は往路よりさらにタイムを伸ばしての優勝である。しかも4年生はほとんどいない。つまり、他大学と同程度の成長を期待できるなら、復路優勝の可能性は高い。
これらのことから総合優勝の必勝パターンは往路で優勝に絡みつつ、復路で逆転することだ。

2011年の投稿数

毎年、その年の投稿数を見てきた。
2011年は102件だった。2010年の122件とあまり変わらないが、やや少ない。昨年から、毎日書こうという気持ちが失せてきたからだろう。
前向きに努力すればよいかもしれないが、はたして努力するようなことなのか疑問でもある。それでも3日に一度のペースで投稿できているというのは、むしろ多い方ではないかとも思える。
もっと簡単な、そして気軽なコメントだけならマイクロブログの方がよいだろう。といっても、このブログも決して大きなものではなく、マイクロに近いものではあるが。
しかし、テーマのないおしゃべりのようなマイクロブログは全くやる気がない。TwitterやFacebookもほったらかしだ。どうも古いタイプの人間なのかもしれない。決まったテーマについて書いたり、何らかの主張をしたりしないと文書を書いた気がしない。