2011年3月29日火曜日

Pogoplugへのコピー

Pogoplugを普通のネットワークドライブのように使っていると戸惑うことがある。
それはファイルの日時だ。
普通のネットワークドライブは元のファイルの日時を維持するが、Pogoplugはコピーした日時になる。
せっかく時間順に並べたデータがばらばらになり、困っていた。
しかし、簡単な方法が見つかった。コピーではなく移動すればよい。移動のときにはファイルの日時が保存される。

2011年3月24日木曜日

Amazonでいこう

日本メーカーの製品がガラパゴスといわれて久しい。しかし、最近はさすがに反省してグローバル戦略を打ち出してきている。Samsungの成功を見習ったものだ。
Samsungの成功は徹底した宣伝にもある。そこで日本メーカーも宣伝を行う必要がある。しかし、Samsungと広告で張り合うことは不可能に近い。よって効果的に広告する必要がある。そこでAmazonを活用することが重要だ。
Samsungと同じような製品があるにもかかわらず、その存在を知られないことが機会を損失する原因だ。そこで、独自の自社サイトで販売するだけでなく、Amazonでも販売する必要がある。要はSamsung製品と常に比較してもらうことだ。逆にいえば比較しても負けないだけの製品を作らなければならない。
広告費を増やせいない以上は無料で広告してくれるオンラインショッピングサイトのSEOを考える必要がある。

Singapore(1) - マーライオン

マーライオンは世界の3大ガッカリ名物?といわれている。(^^:)
しかし、それすら過去のことだ。今ではガッカリ度がさらに上昇し、名物ですらなくなってしまっている。というのは、マーライオンの頭部がホテルに覆われてしまい。外から見えなくなってしまっているからだ。しかも、これを設計したのは日本人だという。一応許可されたのだからシンガポール人も納得しているのかもしれないが、大半の観光客には不評だろう。
ちょっと調べてみるとマーライオンは落雷で破損し、それを修復したらしい。もしかしたら破損する恐れがないように囲ってしまったのかもしれない。いずれにせよガッカリ度は高い。
セントーサ島にもっとりっぱな巨大マーライオンがあるので、これからはそちらを本ものと考えればよいのかもしれない。

2011年3月23日水曜日

集中型住民基本台帳

災害によって住民基本台帳を失った自治体が多い。住民基本台帳はネットワークされたが、その大元は紙で残されていた。しかし、今回の震災で紙とデータの両方を失ってしまった可能性がある。データは遠隔地にバックアップされていれば安全なはずだが、これほど広域の災害ではバックアップ先も被災した可能性がある。想像だが、おそらく遠隔地にバックアップされていなかったのだと思う。
住民基本台帳ネットワーク、いわゆる住基ネットは分散型のシステムである。末端は自治体が管理する。これは住民基本台帳の管理自体が自治体の業務であるため、それを取り上げることがないように配慮したためだ。しかし、これは余計な配慮である。
このブログでも以前に取り上げたが、分散システムは十分先端的だが、適用には適不適を考慮する必要がある。住基ネットは集中型の方がコストも安く使い勝手がよい。古い法律に縛られて新しいアイデアを生かせなかった失敗例だ。
最初から集中型であれば、今行っている台帳の修復など全く不要であった。ネットさえ回復すれば即座に役所業務が継続できた。それだけもどれだけ楽になることか。災害の状況を即座に把握でき、必要な対処も行えたはずだ。もちろんそのためには住民基本台帳だけでなくそれ以外の役所業務も集中的にホスティングされていなければならない。この話の前提にはシステムは集中でも、データが分散してバックアップされており、かつ待機システムも分散していることがある。集中型システムだからといってすべて集中しているわけではない。Googleがよい例だ。つまりはクラウドだと考えればよい。住基ネット開発時にクラウドの考えはなかったが、集中と分散、バックアップの考え方は普通にあったので設計ミスを言い繕うことはできないだろう。
災害によってデータを失った自治体はその失敗の余波にさらされているといえる。二度と重要なデータを失うことのないようになるべく早く住基ネットの再設計を行うべきだ。

単4を単3にするアダプタ

単3電池を単1、単2にするアダプタは定着した。100円ショップでも売っている。もう単1、単2を買う必要はない。
しかし、単3、単4は別々なのでどちらもそろえる必要がある。そこで、単4を単3にするアダプタが欲しい。
もちろん単4より単3の方が用途が広いのでアダプタの方が多くなってしまうという問題点がある。なのであまり需要はないかもしれない。しかし、eneloopのように長期間使用するものでは何かにつけ間に合わせる必要が出てくる。単3と単4を混ぜるのは好ましくないだろう。どちらかに統一して使いたいのです2~3個あるとよい。
すでに、そのような商品は販売されている。これが身近に手に入るとよいのだが。

DropboxPortableAHX

これを待っていた。
いまやDropboxはなくてはならないツールだ。しかし、管理者権限がないPCにはインストールできない。せっかくのDropboxもどこでも使えるわけではない。そこでPortable版が必要になる。
DropboxPortableAHXならUSBメモリに入れておき、好きなPCで起動すれば同期してくれる。これでいつでもDropboxが使えるようになる。
しかし、Portable版Dropboxというアイデアには矛盾も見える。本来のDropboxは、予めすべてのマシンにインストールしておくことで、手ぶらで使えるとことが利点だった。しかし、Portable版ではUSBメモリを持ち歩く必要がある。それなら最初からUSBメモリを持っていればよいことになる。よって、Dropboxを使いこなす人以外にはあまり嬉しさが伝わらない。
Dropboxにはまった人はなんでもDropboxに入れておく。USBメモリを持ち歩くことも基本的にはしない。しかし、どうしてもDropboxのない場所でDropboxを使う必要がある時(もちろんネットワークが前提だが)、Protable版があれば便利に使える。不便な使い方ならWebだけでもできる。よって、絶対に必要なものではない。しかし、普段と同じように使えるならその方がよい。そのような場合に役立つツールだ。

原発作業用ロボット

ずいぶん前からさまざまな極地作業用ロボットが開発されてきたはずだ。中には原発内での作業用ロボットもあったように記憶している。そのようなロボットは今回の修復に何の役にも立たなかったのだろうか。平時のメンテナンス用としてだけ企画されていたのだとすれば無駄な投資だった。増額してもよいから緊急時の対応ができる原発作業ロボットが欲しいところだ。

安全な原発

Singaporeの新聞で興味深い記事を見た。
ウラン(uranium)よりトリウム(thorium)の方が安全な原発ができるらしい。今回の原発事故でトリウムに注目が集まるかもしれない。特に中国は、これから原発を導入するので一気にトリウムへ移行する可能性がある。その結果、原発の先進国に躍り出る可能性がある。
トリウムが安全だというのは実は昔から知られていたことらしい([1]参照)。この記事によると先進国は原爆への転用が可能なためにウランを採用したとある。原発事故にせよ、北朝鮮にせよ、その付けをかなりの部分で日本が払っていることになるのかもしれない。また、トリウムの埋蔵量はオーストラリア、インドに多いらしい。日本との関係も良好な両国なので資源の確保も安心だろう。
トリウム原発の開発は日本も(いや日本だからこそ)国策として考えるべきではないだろうか。

[1] ウランより利点の多いトリウム原発、移行への障害は? http://wiredvision.jp/archives/200507/2005071201.html

最後に脱線話を紹介する。
ガンダムに架空の元素ソリウムというのが登場する。これは戦争の勝敗を左右するくらい重要な資源らしい。なぜ、各うかといえばそのような名前の元素が存在しないからだ。しかし、スペルから見るとトリウム(thorium)をそのまま読むとソリウムと読める。どちらが正しい読み方か疑問だが、日本語読みを確認せずに英語読みしてしまったというのが実情なのではないだろうか。つまり、ガンダムには先見性があったということだ。(^_^;)

2011年3月20日日曜日

マスコミの終焉?

最近、震災報道を見るためにTVを見るようになった。逆にいえばそれまでほとんどTVは見ていなかった。見ていたのは子供番組くらいで、それも録画されているものだ。しかも、子供が見ているところを見ていただけだ。よってCMもほとんど知らなかった。CMになると子供は勝手にチャンネルを変えてしまう。我が家では子供にチャンネル権がある。親が放棄しているからだ。
災害報道や計画停電などインターネットよりTVの方が集約されている。簡単に情報が得られる。やはりTVにも価値があると見直した。
しかし、一方でTVを見る機会が多くなると広告が目立つ。しかもAC、いわゆる公共広告機構の広告ばかりではないか。不況だとは知っていたが、本当にマスコミの広告は企業からそっぽを向かれているらしい。
ACの広告は決して質が悪いわけではないが、つまりは国がTVのスポンサーになったということだ。これではマスコミで政府批判ができないだろう。それではマスコミのジャーナリズムはどうなるのだろう。もはや終息しつつあるということだろうか。
このような時代にあってもメディアを学びたいという学生は少なくない。そのような学生は世の中の流れを自分が見ている人気番組だけで判断しているのだろうか。だとすればあまりに幼稚であろう。子供番組にはまり込む子供と大差がない。

自己フォローしておく。
あまりTVをみないので知らなかったが、最近のACの増加はCMの自粛のせいらしい。それならば理解できる。まだTVビジネスは続くのだなと安心した。しかし、長期的には凋落傾向は続くだろう。話の本筋は変わらないかもしれない。

2011年3月18日金曜日

10年後の生活のシミュレーション

被災地ほどではないものの、その他の東日本も計画停電のために不便な生活をしている。電気は周波数の関係で西日本から送電するというわけにはいかないらしい。どうせならこの機会に周波数の統一を行い危機管理体制を整備してはどうかとも思う。どうせたいていの家電製品は両方の周波数に対応しているのだから。そして、変更するなら東側だろう。
本題に入る。
計画停電で不便はしているものの生活できている。これは今の生活が過剰に贅沢であることの証明にもなるだろう。これから景気低迷が予想され、人口が減少していく中で停電時の生活が将来の身の丈に合った生活なのかもしれない。この水準であればかつて鳩山総理が公約したCO2排出量25%減に近いのではないだろうか?
実際には1/5しか停電していないので20%減でしかない。おそらく1990年の水準でいえば2/5ぐらいは停電しないと無理かもしれない。いかに25%減が難しいことかわかる。しかし、これくらいの覚悟がいるということだ。
もちろん停電は困るので、平均使用量を減らす必要がある。
例えば、電車の本数はラッシュ時を除いて30%でよいだろう。それでも対して困らない。都内でも昼間はさほど本数を多くしなくてもよいと思う。むしろラッシュ時の必要本数と、長距離用に朝昼晩の3本くらいは運航を確保してほしい。
また、ガソリン不足は自動者数の削減にてきめんの効果を発揮する。自動車の台数が少なくなっていることが実感できる。そのため信号機が停電しても何とか事故数を増やさないでいられる。むしろ今の方がマナーが良いかもしれない。
信号を使わない交差点を考えることも有効だろう。例えば、優先道路が明らかな場合、優先道路だけ信号機を設置すればよい。その方が交通もないのに待たされることがない。十分な敷地があればヨーロッパのようなサークルも有効だ。また、格子状の都市計画がなされていれば右折禁止で交互に一方通行とすることもできる。もっともいずれも日本のように狭い道路には適さない。やはり信号機の電力を太陽電池で賄うのが正解かもしれない。
自動車の代わりに自転車が普及するだろう。今回のガソリン不足で自転車に切り替えた人も多いだろう。雨の日でも使える屋根つき三輪車に乗る人が出てくれば本格的だ。
運転免許があれば、電動自転車の法定速度を上げることができるようにしてもよいのではないか。ヨーロッパの電動自転車は高速運航が目的だとも聞く。自動車の代わりに使うのであれば、そのような用途を広げることが望ましい。
ガソリン不足の時こそEVが欲しくなる。少し高くても買いたくなった。しかし、EVではリーフでも200kmしか走らないので帰省には使えない。車を2台持つ必要がありそうだ。やはりプラグインハイブリッドがよい。
3/18以降から工場が稼働し始めるという(実際は延期された)。その時、一層停電時間が長くなるかもしれない。しかし、工場が稼働しないと加工食品やその他の製品も手に入らない。停電よりも物不足が深刻だ。こちらの方は10年後でも豊富であってほしい。

なぜか円高

日本が災害に見舞われ、特に良いニュースがある訳でもないのに円高が進んでいる。これは決して日本に対する復興支援というわけではないようだ。
どうやら日本の保険会社が海外資産を売り払うだろうとの予測から投機されているらしい。実際にはそのような動きはないらしいのだが。
しかし、我々としても損な話ではない。物資が不足しつつあることを実感する身としては円高のうちに食料やガソリンを輸入してはどうかと思う。もっとも長期的な先物取引をしているだろうからあまり意味はないかもしれないが、震災の復旧分として必要な量を緊急輸入するにはよいのではないか。

2011年3月15日火曜日

パンはないがケーキならある

震災の翌日には近くのスーパーに米がたくさんあった。そこで安心して買いそびれたが、翌日になるともう食料品が不足し始めている。パン、米、カップめんなどの買い占めが起きているようだ。他にもガソリン、電池なども購入が難しくなっている。
嘘か本当かわからないが、マリーアントワネットは「パンがなければケーキを食べればいい」といったとか。不思議なことに菓子類はまだまだたくさん売られている。土産物的なケーキ類も結構ある。おそらく日持ちがよいためだろう。備蓄するならパンより菓子がよいかもしれない。

2011年3月13日日曜日

M9.0

東北地方太平洋沖地震のマグニチュードが改定された。当初から順にM8.4, M8.8, M9.0と次々更新され、最後はインドネシアの地震と同規模になった。TVによるとM9.0以上の地震はこの100年間に4回しかなく、最高はチリのM9.5だそうだ。その時の死者は1600人らしい。
最初この数字を聞いた時には、過去最大の地震の割には妙に少ないと感じた。しかし、同一に比較できないかもしれないが、現時点での今回の死者は44名だという(その後580名に増加)。これが正しければ0.5の差は大きな差だといえるだろう。
しかし、実際にはまだ集計が不十分で多数の行方不明者が含まれていないのだと思われる。沿岸の人口密集地が被害にあったことからしても決して少数ではありえないだろう。これからどこまで被害が拡大するかわからない。
今回の地震の被害については2つ指摘しておきたいことがある。
1つは被害の確認が容易でないことだ。1日たってもなかなか被害の全容が分からない。特にTVを見ていたのではさっぱりわからない。TVはもっと報道の仕方を考えるべきだ。同じような映像ばかり流して時間を無駄にするよりもう少し有意義な情報を流すことに努力するべきだ。例えば、一番被害の大きなところだけを報道するのではなく、むしろ被害の範囲を網羅的に伝えるべきだ。また、個人の消息を確認する手段としてTVは適切とはいえない。TVは電話でも伝言版でもないので、より公共性の高い情報を優先するべきだ。話が報道にずれてしまったが、被害を正確に伝えるのは必ずしもマスコミの役割ではない。むしろ公的機関の役割だ。その点では公的機関のホームページなどが重要だ。
もう1つは今回の地震のタイミングは不幸中の幸いであったということだ。これが夜間や明け方であれば避難が間に合わなかったろう。そうなればもっと死者が増えていたはずだ。もちろん都心では帰宅できない人が多かったが、それは人命に影響するほどのものではない。また、いち早くTVで報道されたため、事態の深刻さに気づいて避難できたという人もいただろう。昼時でもなかったため火災の発生も比較的少なかったのではないかと思われる。これらは些細な好運だろう。しかし、それでもなお被害は大きいというべきかもしれない。最後に、曜日も幸運だった。土曜日ならもっとよかっただろうが、金曜だったため翌日は休日という人が多かった。被災してなお仕事に行かねばならないということはないだろうが、連絡さえできない状況で職場は大いに混乱しただろう。しかし、被害の軽い地域ではこの週末の間にある程度の復旧が済んだのではないかと思う。これは効率的な復旧だったろう。軽被災地の対処が済んでいれば、重被災地への支援に専念できるだろう。

電子図書の朗読

これからの図書は電子図書になると確信している。というより、紙の図書が販売され続けるだろうが、保管のためにすべて電子化するつもりだ。
しかし、電子化した図書の量は膨大になり読む時間も少なくなる。そうなると朗読ツールが欲しくなる。
青空文庫やPDFなどを朗読するツールがこれから必要性を増すだろう。特にスマートフォンのアプリに欲しい。

2011年3月12日土曜日

地震保険による津波の補償

津波は地震保険でないと補償されない。逆にいえば地震保険で津波の被害は補償してくれる。これは保険会社が補償するというより政府が補償するものらしい。今回の震災で大規模な財政出動がなされるだろう。また日本の財政が大幅に赤字になるだろう。このような事態が不定期に起きるため、それに備えるには健全な財政が必要だった。しかし、もう当分財政は健全化しないだろう。再び失われる10年が始まろうとしている。
また、公共事業は一種の特需になるだろう。しかし、10年後に再び公共事業依存体質から脱却する努力が求められる。これは政治的な負債ともいえる。

避難用駐車場

今回の津波は海岸から10kmくらい侵入したと聞く。これは徒歩で避難できる距離ではない。したがって避難するには車を使うしかない。
しかし、車でも10km移動するにはかなり時間がかかる。そこで3F以上の頑丈な避難所(の代わりに使える設備)を海岸近くに建設していく必要があるように思う。単なる避難所で普段使わないものでは税金の無駄だ。例として、海水浴場用駐車場、港湾用駐車場、道の駅などが考えられる。

災害用飛行船

災害時の情報収集は非常に重要だ。情報がなければ対策の立てようがない。特に今回のような災害では情報が重要である。
しかし、報道ヘリは騒音のため人命救助の妨げとなるため、自由に使えない。もっと静かな乗り物が必要だ。そこで飛行船がよいのではないだろうか。
また、飛行船には報道以外の用途もある。移動式の携帯用の中継基地局となることができるだろう。これによって安否の確認もスムーズになる。

TSUNAMI

3/11 15時ごろ宮城県沖で国内観測史上最大M8.8の地震が発生した。
我が家でもかなり揺れたが、積み方の悪い本が数冊落ちたくらいで特に被害はなかった。
しかし、今回の地震は自身自体の大きさもさることながら、津波の被害が非常に大きかった。火災も発生したし、ついでに原発事故も起きたが、津波のインパクトには及ばない。火災にしろ原発にしろ町そのものを根こそぎ破壊するものではない。しかし、津波によって本当に町が壊滅してしまった。地図が変わるほどの被害だ。
インドネシアの地震でも津波は深刻な災害だと認識されたが、今度の津波は規模が違う。まさに日本全国の海岸線はすべて津波に襲われたといっても過言ではない。日本海にも注意報が発せられたほどだ。
津波は英語TSUNAMIになっている。そのくらい日本が最大の被害国となってきた自然災害だ。しばらく経験することがなかったのでその脅威を過小評価していたと思う。今回の津波の映像は世界を震撼させるものだったろう。
仕事柄災害普及における情報システムの活用例をいくつか知ってるが、そのいずれもこれほどの津波を想定したものはない。まだまだ甘かったと反省せざるを得ない。

2011年3月7日月曜日

Pogoplug

Pogoplugを購入した。細かく言えばProだ。早くBizが欲しい。
話題の商品なので関心を持っている人も多いだろう。PogoplugがPersonal Cloudを普及するキラーアプリになるのではないかと期待している。
Personal Cloudは、PublicやPrivateのいずれでもない。Publicでないことは明らかだ。しかし、Privateでもない。Privateは組織の複数のユーザで共有するものだ。資源共有の効率化が目的だ。しかし、Personal Cloudは個人所有の資源を活用することが目的であるから、必ずしも効率を重視しない。むしろpervasiveなアクセスに力点がある。Personal Cloudは今のところストレージ分野にしか適用できない。なぜならストレージ分野は普及品と専用品の価格差が非常に大きいからだ。信頼性を切り捨てて普及品を使えば簡単にコストダウンができる。そして個人で十分な容量を確保できる。容量は十分だが、管理は自己責任だ。この点でPublic Cloudなどには及ばない。しかし、管理コストより容量を重視する場合にはベストなソリューションと言える。Personal CloudをCPUなどに適用しようとすると多数のプロセッサを集積しなければならないため、個人では難しい。そのうちPICを集めた組み込みクラウドができるかもしれない。そうでもなければ当分Personal CloudでIaaSを行うのは難しい。しかし、不可能ではない。これはチャレンジとなるだろう。
Pogoplugを試してみた。ドライブはUSBハブを経由すればいくらでもつながりそうだ。USBポートは4つまでしかないが、USBハブで6台の2TB HDDを接続してみた。簡単に12TBストレージができてしまった。
Pogoplug ProはWiFiを持っている。家庭では便利だろう。オフィスでは不要だ。オフィスならPogoplug Bizが欲しい。Bizにはマルチユーザ機能があるそうだ。これでファイルの所有者をきちんと整理できる。
PogoplugへのアクセスはWebでも可能だが、やはりOSごとの専用クライアントを使った方が便利だ。Explorerで操作することができる。
Pogoplug自体はファイルを持たない。細かい仕組みは調査中だが、おそらくHybrid P2Pのようにファイルを持つPogoplugへの参照を与え、クライアントに直接Pogoplugへアクセスさせるのだろう。そのため、LAN内ではNASとして十分な性能を発揮する。
ルーターのようないわゆる情報家電でもWeb経由で初期設定をすることが多いが、Pogoplugではそのような設定は一切不要だ。サイトにアカウントを作成し、そこに製品IDを登録し、アクティベーションというボタンを押す。後はPogoplugが勝手にサイトと通信し、おそらくIPアドレスなどを登録するのだろう。もちろんDHCPやNATにも対応している。この使い勝手も画期的だろう。今後の情報家電のあり方を示すものだと思う。
このような便利さをルーターなどでも実現すれば、それは画期的な製品となるだろう。それにはメーカー側がクラウドサービスを提供しなければならない。クラウド自体はAWSでよいので、その上でのシステム開発力がメーカーの生命線となる。
例えば低価格ルーターにVPN機能を追加することが考えられる。OpenVPNなどをベースに、その面倒な設定をサービス側で吸収すればよい。

2011年3月2日水曜日

再生エネルギーを捨てるためのグリッド

自然に基づく再生エネルギーは変動が大きい。利用予測より大きなエネルギーを生成することもある。それを他のエネルギー形態で保存できなければ捨てるしかない。しかし、捨てる際には無駄に捨てるのはもったいない。有意義な情報を生成して熱に変わってもらうのがよい。そこで、再生エネルギーを捨てるためにグリッドを使う方法を提案する。