2007年8月30日木曜日

黒い画面で省エネを

画面が黒いと省エネできる。
ただし、CRTでの話だそうだ。
LCDでは省エネにはならない。
先進国ではLCDが普及している。
しかし、まだCRTに依存する国もある。
しかし、先進国の中でもCRT並に省エネできるものもある。
それはプロジェクタだ。
プロジェクタを使うとき、黒を背景にすれば省エネになる。
ただし、長い間見続けると、視力は落ちるかもしれない。
幸か不幸か、プロジェクタを見続ける学生は少ない。
たいていは配布資料を眺める。

土産物の値段

デパートで土産物をみていると値段が細かいことに気づく。
つまり、もともと1000で割り切れる値段に対して消費税が付くわけだ。つまり外税である。
しかし、買う方としては端数のないほうがありがたい。
特に自腹でない場合は予算を消化する手前も役立つ。
そこで内税にできないものかと考える。
消費税のねあげはしばらくなさそうなので買いやすい価格にしてはどうだろう。

サイトライセンスによってオープンソースの導入が進む

職場ではOfficeを一種のサイトライセンスで使用している。
ところが、このライセンスではメディアをコピーすることができないらしい。
そのため、インストールするためにメディアを借り出さないといけない。
そんな面倒はしたくないので、OpenOfficeを入れてしまう。
このようなに、よかれと思ってすることが、かえって逆効果だったりすることよくある。

2007年8月27日月曜日

ボットネットに要注意

ボットとは、侵入者に占領され、支配下に置かれたマシンのことだ。
ボットネットは、ボットからなるネットワークである。
ボットネットを使うとDDOS攻撃などが可能となる。
今、ボットネットが犯罪の温床となっている。
これを防ぐには、まず自分のPCをボットにしないように自衛することだ。
また、共用マシンが問題だ。
正常に動作していても、ボットになっている可能性がある。
特に、複数のアカウントのどれか1つでも漏洩していれば、そのマシンはボットになる。
もはやパスワードだけでは十分とはいえない。
また、サーバのブレード化、仮想マシンの普及などにより、見かけのサーバが増えている。
管理者は増えないのであるから、多くが自動的に管理されている。
これらはボットネットの温床となりかねない。
厳重なセキュリティ対策が必要だ。

2007年8月25日土曜日

常時アクセス可能なバックアップ

通常、バックアップはCD/DVD/テープなどに書き出し、オフラインで保管する。
しかし、ごくまれにバックアップにアクセスしなければならない事態が発生する。
そうしたとき、バックアップから情報を発掘するのは極めて面倒な仕事だ。
何が面倒かといえば、メディアの交換が面倒だ。
しかも、決まってアクセスが遅い。
そこで、HDDが安価になったので、HDD自体をバックアップに使うことは誰でも考えるだろう。
しかし、HDDを稼動させ続けると故障する可能性がある。
故障したらバックアップの役割を果たせない。
最近のHDDはアクセスがないとヘッダを退避し、故障を回避する。
これに加えて待機電力もカットすればどうだろう。
十分、バックアップに使えて、なおかつアクセスも容易になるのではないだろうか?

ストレージサービスの可能性

近年、ストレージサービスの重要性が高まってきた。Web 2.0時代では、マッシュアップで新たなサービスを創造する。そのとき、ストレージサービスはその他のサービスの基盤となる。ストレージサービスは大容量ストレージを必要としている。
世界には65億の人がいる。すべての人に平等に1GBを提供するには6.5EBを必要とする。世界の平均寿命は67歳である。また、平均睡眠時間を7時間と仮定する。200MB/hで録画するビデオ装置を用いて一人の人間が目覚めている間を一生記録するには83TBを必要とする。現在のストレージ技術は、このような夢を実現することができる。

2007年8月23日木曜日

シンクライアントが流行る理由

最近、シンクライアントが流行っている。
シンクライアントとは、PCからHDDを除いたものと考えてよい。
かつてシンクライアントは失敗したのだ。
それが復活した理由は、内部統制にある。
かつてのシンクライアントブームは、コストダウンが目的だった。
しかし、HDD分だけ安くしても高が知れている。逆に、市販品と異なるため量産効果が作用しなかった。
さらに、シンクライアントの中には端末相当のものがあり、サーバ側でアプリケーションを実行する必要があった。これらの製品では、まともに使おうとするとクライアント1台に対してサーバが1台必要になるという、笑えない話が現実に起きた。
このような問題点があったにもかかわらず最近になってシンクライアントが流行る理由は内部統制のためである。
つまり、コストより危機管理の方が重要になってきたということだ。
また、最近のシンクライアントはネットワークブート型が多く、起動してしまえば通常クライアントと変わらない。
つまり、致命的な効率の問題が解決されたわけだ。
しかし、まだ問題点はいくつか残っている。
端末方式でなくなった分、情報が漏洩する可能性は逆に増えたであろう。これはブートしたOSで余計なデバイスを禁止しておけばよい。わずかな手間でできる。
また、端末方式でなくなると、クライアントの故障はデータの紛失を意味する。ただし、現在作業中のアプリケーションのデータのみが紛失する程度なので損害は軽微である。
また、クライアントのHDDをサーバ側に用意するには大容量ストレージが必要になる。HDDのコストを考えると、コスト的には見合わない。しかし、今回のシンクライアントはコストが目的ではないので気にしない。
データをサーバに保存するため、常にサーバとの通信が必要になる。モバイルには適さない。モバイルは内部統制になじまないため、モバイルを排除することは歓迎される。また、データの読み書きで通信が発生するためネットワークがボトルネックとなる。クライアントの性能を十分活用できない。これもある意味、コストの問題なので、気にしない。ネットワークは十分な帯域が必要だが、ここにもコストをかければよい。
このように、主な問題点はすべてコストに目をつぶることで解消している。
しかし、そもそも利益を追求する会社がコストに目をつぶってもよいのかという問題は最後に残る。
保険の範囲を超えないことと、仕事の能率(社員のやる気)を落とさないことが重要だ。

LL用ネットワーク対応モジュールローダー

LLとはLightweight Languageのことで、Perl, Rubyなどのスクリプト言語を指す。
これらの言語ではモジュールを動的にロードすることができる。
原理は簡単で読み込んだファイルをプログラムとして評価(eval)するだけだ。
例えば、Perl, Rubyにはrequireという命令がある。
しかし、これらはローカルなパスにしか対応していない。
これを一般的なURLにすれば特定のサーバ側にモジュールを用意するだけで済む。
つまり、モジュールのインストールが不要となる。
もちろん、サーバ側の負荷が高くなるので、キャッシュを用いる必要がある。
キャッシュさえあればオンデマンドにインストールされることと等しい。
便利そうに感じるが、まだない理由は、機種依存のコードにあると考えられる。
LLもJavaのように機種に依存しない中間コードがあれば、このような問題は解消される。
例えば、RubyにはJRuby(Javaで実装したRuby)がある。
Perlもバージョン6には中間コードに翻訳されると聞く。
インフラは徐々に整備されつつある。

VIP用ヘリタクシー

都心ではヘリポートを備えたビルが増えてきた。
また、交通渋滞も慢性化している。
そこで、ヘリコプターをタクシー代わりに使えないかと考えた。
もちろん、料金は高くなるだろうから、最初はVIP専用だろう。
ヘリタクシーは、既に存在していてもおかしくない。
そこで、もう一歩、どうすれば庶民も利用できるようになるか考える。
やはり、乗り合いにするしかないだろう。
つまり、ヘリバスだ。
主なビルからビルへ定時に運行する。
さらに、コストダウンを考える。
ヘリコプターではなく飛行船は使えないだろうか?
人数もずっと増えるだろう。
スピードは遅いかもしれないが、渋滞しなければよいのだ。
渋滞しない大量輸送の方法は、地下(地下鉄)だけとは限らない。

大画面テレビの省エネ

多くの電化製品が省エネに努める中でテレビは大画面化により逆に消費電力が増え「消エネ」になった。
液晶自身の省エネは進めなければならないが、簡単ではない。
手っ取り早い省エネ法は待機電力のカットだろう。
節電タップも売っているが、それを使うのは面倒だ。
やはり家電製品自体が待機電力をカットするべきだ。
なぜ使っていない家電製品が待機電力を必要とするかといえば、例えばリモコンに備えるため、時刻を保持するためなどである。
そこで、節電タップ相当の機能だけリモコンで操作できるようにしておけばよい。
また、時刻はリモコン側で設定できるようにし、毎回起動時に時刻を設定すればよい。
この結果、リモコンの消費電力は増えるだろうが、大型家電の消費電力に比べれば無視できる。
最後に、リモコンを太陽電池で駆動できるようにできればなおよい。

温水洗浄便座が普及しない理由(国際版)

はじめに、日本では温水洗浄便座は十分普及していることを明言しておく。
しかし、国際的にはまだまだ普及しているとはいえない。
これは一説には水質によるらしい。
水道水の質が飲み水に適さないどころか、体を洗うのに適さない地域もあるようだ。
そのようなところでは、かえって温水で洗浄することが不潔に感じるらしい。
そこで、浄水器と組み合わせてはどうだろうか?
宣伝文句としては「飲めるくらいきれいな水で洗いましょう」というわけだ。
また、温水機能を強化して煮沸消毒する方法も考えられる。
当然、メーカーはこのような(あるいはこれ以外の)対策を既に考えているだろう。
どんなアイデアが出てくるのか楽しみだ。

マクロな宇宙もいいが、ミクロの探索はいかが?

Google Earthはよく知られているが、これに宇宙(星空)を眺める機能が追加された。
Googleには、MarsやMoonもあり、ちょっとした宇宙旅行を体験できる。
おそらく、今後惑星探査が進めば、その他の惑星も旅行できるようになるだろう。
このようにGoogleはEarthの延長で宇宙を捉えている。
しかし、まだミクロの世界には手を出していないようだ。
例えば、昆虫の視点で見た世界、分子や原子の世界、量子の世界などを探検するのも面白いだろう。
誰か作らないかな?
ちなみに、電子顕微鏡を遠隔操作することは可能だそうだ。これを発展させることはできないだろうか?

遺産を捨てる勇気を持とう

歴史から学ぶことは多い。
しかし、過去の遺産に縛られ、自由を失ってはならない。
捨てるべき過去と持ち続けるべき過去がある。
捨てるべき過去とは、ここでは情報システムのレガシーのことである。
レガシーとは古い世代の技術で構築されたシステムのことである。レガシーは最新技術の恩恵を受けることができないため、機能や性能が低い。また、それを理解する技術者が少ないことから管理も困難である。つまり非効率なシステムである。
年金問題の原因はいつのまにかレガシーシステムの性にされている。その是非はともかくレガシーは一般的に悪だと考えられている。
しかし、それほど悪いものがなぜ使われているのか、その原因を理解しなければ本質的な対処は不可能である。
一般的に、あるシステムを構築するとき、自分でゼロからプログラムを作るより、今あるプログラムを修正した方が簡単に構築できる。このとき、今あるシステムが容易に理解できることがポイントである。レガシーではこの前提が成り立たない。
では、ゼロから作ればよいのだが、それには経費がかかる。特に人件費だ。クライアントは追加分の機能に対する対価しか支払わない。それだけでは複雑なシステムを再構築することはできない。自社製品であれば、レガシーからの脱却は自社の責任だ。しかし、日本の多くの情報システムは特注である。つまり、クライアントが本来自分で継続的に改良しなければならない。しかし、機能追加など明確な業務改善効果がなければ、システムをリファクタリングすることは無駄な投資になる。せめて性能だけでも改善されなければならない。
このような状況では、いたるところにレガシーが残ることになる。
レガシーを残さないようにするには、競争が必要だ。
複数の会社がしのぎをけずる市場ではレガシーは生き残れない。つまり、提供者が複数存在するパッケージ製品ならばよい。また、パッケージでなくともサービスでもよい。サービスでは、内部を改良すれば少ない資源で多くのクライアントにサービスを提供できる。
ここで、競争がなければ進化がないことに注意する必要がある。
社会保険庁の年金システムは、他に類がないユニークなシステムである。年金システムを開発しても他に転売することができない。つまり、市場が狭い。ここで、あえてオープンシステムとすることで複数のメーカーに参入を許し、競争を緩和したが、これはよほど将来設計がしっかりしていないと難しい。内部のI/FあるいはAPIは何年かかけて利用実績に合わせて洗練化する必要がある。導入時の開発だけでは難しい。
では、どうすれば年金システムなどユニークなシステムをレガシー化しないで済ますことができるのだろうか。一番確実な方法は毎回作り直すことだ。
もう1つの方法はビジネスモデルを変えることだ。たとえば、年金を保険と同じように扱えば、保険のパッケージをカスタマイズして使うことができる。世の中には多くの保険会社が存在する。パッケージもあるだろう。
レガシーからの脱却は方法であり目的ではないという反論も考えられる。しかし、中途半端な対策ではなかなかレガシーを退治できない。ときには大なたを振るう必要がある。

消える本屋さん

普通の書店が生き延びる道はあるのだろうか?
Amazonは大繁盛している。
ネット書店以外では、ブックオフなどの大型古書店も好景気だ。
しかし、一般書店、つまり街の本屋さんの経営は苦しい。
万引きが横行し、書店の経営に直接打撃を与えている。
このままでは普通の書店に明るい未来は期待できない。
やがて身近な書店はコンビニだけにになってしまうかもしれない。
コンビニには雑誌ぐらいしかない。
近くに本屋がないと、本を読もうという気持ちがそもそも起きなくなる。
これにより日本の競争力も低下してしまうのではないかと危惧する。
優秀な労働者が日本の産業を支えてきたといわれる。
優秀な労働者とは、単によく働くというだけでなく、自分で工夫する賢い労働者である。
本を読まない労働者はとても賢いとはいえなくなるだろう。

2007年8月22日水曜日

モバイルノートにBluetoothを

モバイルノートでは消費電力が重要だ。
BluetoothはWiFiに比べて消費電力がはるかに少ない。
Bluetoothをネットワークインフラとして活用することが望ましい。
ZigBeeなどの対抗技術も無視できないが、現時点ではBluetoothに一日の長がある。
これには無線AP側の対応も必要になる。
たとえば家庭用では通信距離が10m以下でかまわない。このような場合、PLCとBluetoothで組み合わせて各部屋に1台APを設置すればよい。
メーカーとしては、このほうが販売台数を増やせるため、利益もでる。
消費者のメリットは、ひも(電源コード)なしで利用できる利便性だ。しかし、これだけでは弱いかもしれない。これは温暖化対策への貢献の1つと考えた方がよい。
問題は通信速度が大幅に下がることだ。この対策にはハイブリッド方式も検討する必要がある。
WiFiのOn/Offがもう少しスムーズにできればよいのだが。

日本製CPUの目指すべき道

ハイブリッド車に見られるように日本の環境対策技術は高い。
また、日本が得意とする家電では省エネが重要だ。
よって、日本製CPUは無理に高性能デスクトップを目指すより、エネルギー性能比の高いプロセッサを目指すべきだ。
これには組み込みCPUをベースとしたマルチコアが妥当だろう。
比較的低い周波数で十分な性能を発揮するコアを複数用意し、必要に応じてコアを稼動する方式が適切だと思う。
組み込み用途ではx86である必要はない。
素性のよいコアを使うほうがよいだろう。
エネルギー性能比の高いプロセッサ(コア)ができたら、組み込み用だけでなく、それを大量に使用してスーパーコンピュータを作ればよい。
ただし、チップを増やすのではなく、チップ内のコアを増やすのが原則だ。
もちろん、チップへのデータ供給が十分行えるI/Oもかかせない。

日本のスパコンが進むべき道

以前、日本のスパーコンピュータ(以下、スパコン)がベクトルプロセッサに固執するあまり、袋小路に入ってしまっていることを指摘した。
国家プロジェクトであるスパコン開発では、その成果を多くの国民に還元する義務がある。
そこで、1億人のためのストレージサービスを提唱した。
これはこれで有効だと思うが、スパコンそのものではない。
では、スパコンはどうあるべきだろうか?
1つの道は東工大のTSUBAMEに見られる開かれたスパコンである。
しかし、スパコンはスパコンであるがゆえに、一般人が利用するのは難しい。
そこで、1億人のための仮想マシンを考えてはどうだろう?
全日本人(いささか乱暴だが赤ん坊まで含めて)に仮想的に1台のパソコンを供与する。
使わない人は他の人に使用権を譲与してもよい。
企業が研究開発したければ多くの人から利用権を集めればよい。
税金の結果が国民の副収入になるなら、いくらでも税金を払おうかという気になる。

ブログのテーマ

このブログでは、自由気ままに思いついたことを書き連ねている。
そのため、AdSenseで適合ジャンルを絞れないようだ。
当然かもしれない。
ブログごとにテーマを絞ったほうがよいかもしれない。
もう少し、ブログに慣れたら、別のサイトに分岐させようかと考えている。

セキュリティとフレーム

あるシステムのセキュリティを検証するとき、原則としてすべての場合について安全性を検証する必要がある。
ここで、すべての場合を網羅することが難しい。
組み合わせに限りがあれは、簡単だ。しかし、一般的に限りがあるとは限らない。
このような問題を人工知能ではフレーム問題と言う。
これを解くことは難しい。

2007年8月21日火曜日

Public, Personal, Social

WebはPublic, Personal, Socialと進化してきた。
Publicでは、ユーザという概念がなく、誰もが一様なサービスを享受する。
これは例えるならTVに似ている。TVは誰でも見えるが、一番見たいものとは限らない。
要求は個人によって異なる。そこで、個人のニーズに特化するサービスが求められた。
Publicは完全な共有である。
Personalでは、ユーザという概念で情報を集約し、その個人が一番欲しい情報を享受できるサービスが実現された。
しかし、実際には個人のニーズを完全に汲み取ることは極めて難しい。
しかも、効率が悪い。
個人化とは、非共有であり、各個人ごとに資源を使用する必要がある。
そこで、完全共有と非共有の中間として部分共有が模索された。
それがSocialである。
仲間、グループによる共有である。
グループには一定の傾向があり、共通性がある。
個人のニーズを汲み取ることは難しいが、集団のニーズを汲み取ることは比較的容易だ。なぜなら母集団が大きい分、データ量も多くなるからだ。多くのデータから信頼性の高い結論が求められる。
何事にも波がある。技術のトレンドにも波がある。
完全共有、非共有、部分共有と進んだトレンドは今後、部分共有を中心に0と1の間をゆれるだろう。
非共有に近い部分共有や完全共有に近い部分共有が出てくる。
例えば、ソーシャルブックマークは完全共有に近い部分共有だろう。なぜなら、誰がブックマークしたかという個人情報が隠蔽されれば、何をブックマークしたかを共有することは必ずしも忌避しない人が多いと思われるからだ。
一方、ソーシャルマップ(地図共有)なるサービスがあれば非共有に近い部分共有であろう。なぜなら、地図を公開するということはその人の行動パターンも公開することになり、多くの人が忌避すると考えられるからだ。

2007年8月20日月曜日

1億人のストレージ

無料のストレージサービスが増えている。
ストレージは他のサービスの基盤となる重要なサービスだ。
簡単な試算をしてみよう。
すべての日本人(1.2億人)に1GBのストレージを用意するには、約120PBのデータセンターがあればよい。
これはデータセンターの規模として中規模のものだ。
もしこれが無料で使えるなら様々なサービスが開発できるだろう。
このようなサービスこそ公共サービスではないだろうか?
また、すべての日本人に1TB用意するには、120EBのデータセンターが必要になる。
この規模のデータセンターを構築するのは1つのチャレンジになる。

カードのカード

銀行カード、クレジットカード、電子マネーなどカードの用途は広い。
しかし、あまりに多くのカードがあるので財布に入りきれない。
異なる機能を組み合わせた多機能カード(例えば、VISA+Eddy+銀行カード)などがあれば、その組み合わせで住む人は満足するかもしれない。
しかし、希望する組み合わせは個人によって異なり、結局使えないという人もいるだろう。
そこで、カードのカードというサービスを考えた。
クレジットカードが一番実現しやすいだろうから、クレジットカードで仕組みを説明する。
要は代金の立替をする会社を仲介し、どのクレジットカードでも使えるようにしようということだ。
Aのカードを持った人はBのカードしか使えない店では買い物できない。
これは双方にとってメリットがない。
そこで、Aにαを付加し、A+αとする。Bにもαを付加し、B+αとする。
Aからαに支払い、αからBに支払う。
この支払い処理をαは一括して請け負う。
こうすれば、どのカードにもαを付加することで、どこでも買い物できる。
カードは寡占が進行している。負け組みは、いつまでもシェアを伸ばそうと無理な戦いを続けるべきではない。むしろ、新しいサービスを目指すべきだ。

2007年8月17日金曜日

クライアントサイドRuby

RubyはRuby on Railsによりサーバサイドで有名になった。
しかし、クライアント側ではぱっとしない。
(私が知らないだけかもしれない)
クライアント側ではJavaScriptの独壇場だ。
しかし、JavaScriptは大変癖の強い言語だ。
特に、オブジェクト指向ではなくオブジェクトベースである点が問題だ。
JavaScriptをオブジェクト指向という人もいるかもしれないが、それはオブジェクト指向風の書き方もできるという意味で、原理的にはオブジェクトベースに他ならない。
その点Rubyは由緒正しい?オブジェクト指向だ。
Smalltalkの生まれ変わりだと思っている。
RubyはJavaを凌駕するかもしれないが、JavaScriptに代わる方法は今のところない。
JavaScriptに対抗するにはブラウザ内でRubyを実行できなければならない。
この場合、性能も重要なので、JavaScriptでRubyインタプリタを書くというのは反則だ。
サーバサイドではRubyをJavaで実行するJRubyは反則どころか本命ではないかと思う。
元々サーバサイドでは機種に依存しない性質が求められていたが、Ruby自体は機種に依存する。
その点ではJRubyはRubyより優れている。
しかし、JRubyもJavaScriptの代わりにはならない。
アプレットは実行できるかもしれないが、それ以外は無理だろう。
今後、ブラウザに任意の言語をインストールするプラグインが開発されることを期待したい。

2007年8月16日木曜日

震災復旧と熱中症

今日、埼玉県熊谷市では40.9度という過去最高の猛暑を記録した。
これから温暖化のため最高気温は毎年更新されるだろう。
体温より気温が高いと体内から熱が放出されず熱中症になる。
熱中症で毎年多くの人が亡くなっている。
特に寝たきり老人など体力の弱い人が危ない。
また、今日は中越沖地震から1カ月目でもある。
1カ月すぎてもライフライン、特にガスは復旧していない。
以前、このブログでは災害に備えてオール電化を推奨した。
電気の復旧はガスより早いからだ。
しかし、災害と猛暑が組み合わされると電気の復旧の遅れが命取りとなる。
気温が40度にもなると冷房がなければ、どこにいても死ぬしかない。
地下や洞窟にでも逃げられれば別だが、それは現実的ではない。
しかがって、猛暑を記録した地方では電気の復旧計画を日ごろから立てておかなければならない。

洗わない食洗機

以前、食洗機を使わなくなったという記事を書いた。
それは今でも変わらないが、今度はどうすれば食洗機を使うようになるか考える。
一番手間のかからない方法は食器棚の代わりに使うことではないかと考える。
つまり、食事をしたら食洗機に入れ、洗浄後も入れっぱなしにし、次の食事の準備は食洗機から取り出して使う。
食洗機を食器棚の代わりに使うには、それなりの容量が必要になる。また、すべての食器を使うわけではないことを考慮する必要がある。
そのため、食洗機に洗浄しない乾燥用スペースが必要になる。ここで、そのスペースでしか乾燥できないわけではないことに注意する。また、主として自然乾燥とする。
そのとき使わない食器を食事を準備するときに入れ替える。入れ替えが必要なければ、入れっぱなしでもよい。

Google Mapは地図1.0

Google MapはAjaxを使ったWebサービスであるため、Web 2.0の代表例として紹介される。
しかし、その地図サービス自体はまだ1.0だ。
確かに、Google MapはWeb
2.0の条件のいくつかを満たしている。マイマップもあり、多数のユーザの参加もある。しかし、そのコンテンツはいまだ1.0の域を出ていない。
マイマップがあるだけでは、たとえそれを共有していても、情報を活用しているとはいいがたい。参加者の玉石混合の情報から有益な情報を抽出しなければ十分ではない。
また、地図からして十分な情報が掲載されているわけではない。たとえば、バスの路線や工事、渋滞情報はない。
一方、紙の地図は技術的に古いものと考えられているが、様々な工夫がなされている。たとえば、抜け道マップや災害時避難経路などだ。
もちろん紙ではリアルタイムの情報を掲載できないが、通常以外の用途に対しても幅広くニーズに応えている。つまり、ロングテールだ。その意味では、ずっと2.0らしい。
Google Mapも早く2.0に移行してもらいたい。

2007年8月15日水曜日

シンモバイル

HDDのないクライアントPCをシンクライアントという。
ここでは、機能のない携帯をシンモバイルと名づける。
現在の携帯は多機能化が過度に進行した結果、高コスト化も進行してしまった。
その結果、開発期間の短縮が困難な状況となり、国際競争力を失っている。
携帯から本質的に必要でない機能はネットワークの「あちら」側に移動すべきだ。
つまり、携帯2.0である。
本来、ドコモは、このようなことをドコモ2.0と称するべきだった。
携帯の機能がサービスとなると何が変わるのか?
まず、不要な機能が削除され、資源が節約され、コストが下がる。逆に言えば、利益率が高まる。また、サーバは携帯と独立するためサービスが安定化し、常にサービスを進化させることができる。
では、省略可能な機能とは何だろうか?
メールはWebでよい。写真管理もWebでよい。その他データ管理もすべてWebでよい。QRコードの読み取りはWebサービスにできるだろう。世界時計、目覚まし、電卓などもWebでよい。Webでできることを携帯にさせる必要はない。
思い切って携帯をIP電話にすることも考えるべきだろう。
では、本質的な機能とは何だろうか?
Web自身は必要だ。しかも可能な限りPCに準拠したほうがよい。
Javaはプラグインの一種と考えたほうがよい。
ブラウザでJavaScriptが動けばJavaは不要となるかもしれない。
むしろJavaScriptコンパイラが必要だろう。

2007年8月14日火曜日

教育格差の是正は教育ローンから

現在の日本社会では格差が広がっているという。
自由主義経済では当然の結果だ。
経済以外の何らかの分配メカニズムが必要だ。
(それは、さておき)
格差問題の中でも教育の格差はその子供の一生を左右するため深刻な問題だ。
お金をかけて丁寧に教えられれば、勉強を理解できない子はいない。
究極の勉強法は家庭教師だ。元々、家庭教師は王侯貴族の勉強法だ。
(またしても、それは、さておき)
要はお金さえかければ勉強はできる。勉強ができればお金をもうけることができる。この連鎖はとまらない。しかし、教育にお金をかけることができなくなると、この連鎖から抜けてしまう。これが経済格差に由来する教育格差だ。
このような教育格差を是正するには、家庭の収入に依存しない教育資金が必要だ。これには大きく4つの方法が考えられる。
1つめは、学校が優秀な学生を奨学生として無料または割安な学費で入学させる方法だ。高校野球では特待生が問題になったが、こちらは逆に学校が金を払う制度だ。これは一般的ではない。
2つめは、公的機関による奨学金制度だ。例えば、JASSOなどである。しかし、基金が限られていることもあり基準が厳しい。
3つめは、私的機関、つまり企業が行う奨学制度だ。企業は優秀な人材が欲しいはずだ。究極の青田刈りが奨学制度だ。奨学金を支払う見返りに企業活動に沿った論文を義務付ける。学生がその企業の活動を研究するほどその企業を理解し、親しみがわく。特に、将来の入社を義務付けなくてもよい。
最後、4つめは、銀行による教育ローンだ。今回の記事は、これが主題だ。潤沢な民間資金を活用できるので、基金に限界はない。文字通り出世払いなので、家庭の経済状況も関係ない。すべては本人の資質による。一般的な教育費の総額は2000万円となる。これは家1件に相当する金額だ。つまり、銀行にとって住宅ローンなみの市場が期待できる。リスクを減らす方法として、全国規模の共通試験の点数を参考にする。この目的のために銀行協会が中心に共通資格試験を企画して受験を義務付けてもよい。検定費を徴収すれば2度おいしい商売になる。銀行にとって有利なことばかり書いたが、最終的には学生が高い生涯賃金を得ることで一番得をする。共通試験は年齢に応じてレベルわけし、多段階に実施する。例えば、学校が変わる度に実施する。それにより基準以下の成績だった場合は利率をあげる。

東京大学通信教育課程

教育再生会議はメリハリある予算配分と同時に1法人が複数の大学を経営することを許可する提言を行った。
となれば、強いところはますます強くなる。
日本で一番強い大学は東京大学だ。
もし東京大学が全国にキャンパスを作れば地方大学はひとたまりもない。
しかし、安直な拡大はブランド低下をもたらす。
そこで一般課程と異なる通信教育課程で差別化を図る。
通信教育ならキャンパスもいらない。
長期休暇に対面講義を行えばよい。
東京大学はPodcastでOCWを実施している。
また、独自のe-learrningシステムも開発している。
これらを充実させれば通信教育課程は実現できる。

地方都市の交通網

交通網の最適化は温暖化にとっても実生活にとっても重要だ。
ここでは地方都市の交通網について考える。地方の都市と都会の都市では構造が異なるためわけて考える必要がある。
ここでは鉄道の駅を中核とした地方都市を考える。
このような都市では駅が最大のハブになる。
交通はいかに短い時間と労力(乗り換え回数)で目的地へ到達できるかという問題に換言できる。
駅とバスセンターを隣接させる。また、タクシー乗り場も設ける。
バスを公共交通機関の中心に考える。バスは車高が高いが、車高の低いバスもある。距離によっては電気自動車を使うこともできる。また、専用または優先レーンを設ければ渋滞に依存しない。
駅か東西南北に2kmほど離れた場所にバスのハブターミナルを設ける。
ハブターミナルにはパーク&ライドのための駐車場があるとよいが、なくてもかまわない。車を一切使わずに済む都市計画が重要だ。個別の要求にはタクシーまたは乗り合い、レンタルで応える。同時に、低価格タクシーの開発を同時に検討する。
ハブターミナルの候補地は役所、学校、病院などの公共施設だ。
2kmという距離は歩いても20~30分でつける。よってバスのシャトル運航はそれより短い間隔でなければならない。個人的には5~10分が適切と考える。
シャトルバスの運賃は一定である。100円ぐらいが適当と考える。これは欧米の基準を参考にしている。
ハブターミナルを巡回するバスがあってもよいが、必要ない。
ハブターミナルからマイクロバスや乗り合いタクシーに乗り換える。
バスかマイクロバスかは利用者数に依存する。
路線外は乗り合いタクシーでサポートする。
バスの運賃はバスターミナルでの乗り換えの有無にかかわらず変わらないことが望ましい。

日本のLRT

地方都市にLRTを導入する動きがある。
確かにヨーロッパではLRTが成功している。
しかし、これはLRTだけの成果ではない。
交通システムがLRTに適していたということだ。
日本にLRTを導入するのは無理がある。
富山の成功は元からある路面電車を活用したからである。
いまもかつても路面電車のない場所にLRTを導入することは難しい。

交通の暗黒大陸バス

暗黒大陸は大航海時代に地図のないアフリカを意味する言葉だ。
今日、世界で地図に載っていない土地はない。
カーナビやGoogle Mapで地図は身近になった。
地図のデジタル化は交通のデジタル化に不可欠だ。
交通のデジタル化はかならずしも地図のデジタル化とは一致しない。
たとえば、Yahoo路線などに地図は必要ない。
いま、路線情報にバスの交通情報がかけている。
この記事のタイトルはバスの交通情報が十分にデジタル化されていないという意味だ。
ある場所へいきたいとき地図検索と路線検索を行う。地図検索で最寄駅を調べ、路線検索を行う。
このどちらにもバスの情報はない。
つまり、バスは交通の暗黒大陸なのだ。
では、なぜバス情報はデジタル化が困難なのか。3つの理由が考えられる。
1つは大きな少数の鉄道会社が運営する鉄道に比べて、バスは小さな多数の会社が運営している。
そのため情報の提供のしかたに一貫性がなく機械化が困難である。
ただし、バス協会が中心に呼び掛ければ決して不可能ではない。
2つめの理由は、バス路線の複雑さにある。
バスの経路は一般道路である。一般道路をデジタル化するには地図のデジタル化が不可欠である。
バス路線を地図に対応させる作業に手間がかかる。
また、鉄道の駅に相当するバスの停留所を配置する必要がある。
道路は鉄道より頻繁に更新される。それも問題を複雑にいている。
3つめの理由は、渋滞による遅延である。
これをある程度見込んでおかなければ正確な時間はわからない。
しかし、渋滞を予測することは困難である。
よって、バスはあてにならない交通手段ということで排除されている。
しかし、バスはもっとも身近な公共交通機関であり、温暖化のためにも利用すべきである。
おそらく最終進化形としての路線検索は現実の渋滞情報を取り込むことになるだろう。
鉄道の天候や事故による延期を現在の路線検索に反映する改良も必要だ。

クールビズはUNIQLOよりAOKI

クールビズは涼しさが身上だ。
一般的にUNIQLOはカジュアル、AOKIはフォーマルである。
フォーマルよりカジュアルの方が涼しいように思える。
しかし、UNIQLOよりAOKIのクールビズの方が涼しい。
おそらくクールビズは材質など品質に依存するのだろう。
安かろう悪かろうでは、よいクールビズは作れないのだろう。
少しくらい高くても、涼しくて快適な服を着たい。
スーツを普段着にすることも考えられる。

PCでお湯を沸かす

いくらCPUが熱くてもお湯が沸かせるわけではない。
(もしかしたら本当に沸かせるかもしれないが)
ここでは、給湯のためPCのように廃熱に困っている家電からの熱を利用できないかということだ。

2007年8月9日木曜日

インターネットのデフレは終わったか?

デフレは価格が下がることを意味する。
インターネットのデフレといったが、ここでインターネットの価格とは接続料を指す。
日本はかつてインフラ整備が遅れていた。
しかし、今や世界で最もインターネットのインフラが整備された国になった。
ADSLはあたりまえで、FTTHも珍しくない。
その接続料は世界で最も安いといわれる。
しかし、その安さがこのところ鈍化してきたように思える。
これは進歩が止まったことを意味しないだろうか?
インターネットの接続料は定額制だ。だから、通信速度がサービスの品質となり、価格に反映される。つまり、ひとつのISPの中では接続料は通信速度に比例する。
なお、厳密にはISPと回線事業者は異なる。通信速度に比例する価格設定は回線事業者のものだ。
純粋なISPは、ただ単にインターネットへの仲介を行う。余計なサービスを提供しなければ、ISP自体はごく少数で運用できる。ただのようなものだ。
つまり、現在の接続料はほとんど回線使用料ということになる。
今後、FTTH以上のものはなかなか現れない。
また、回線事業者は寡占状態であり、価格をコントロールできる立場にある。他者のシェアを崩そうという積極的な動きは影を潜めている。
つまり、接続料はこれ以上安くならない。
ただし、サービスの質を落とせば、あるいは異なる価値を重視すれば接続料が安くなる可能性はある。
有線ではなく、無線だ。
無線は配線が必要ないので、新規事業者も容易に参入できる。
有線ほどの通信速度は期待できないが、ADSLくらいは凌駕する。
ADSL利用者が無線に流れるときに接続料が一段階下がる可能性がある。
ただし、無線にはどこでも使えるという付加価値もあるので、むしろ接続料はあがる可能性もある。

IP over SATA

最近、ネットワークの進歩が止まって見える。
10Gがなかなか普及しない。
一旦、普及し始めれば早いかもしれないが、まだまだ先が見えてこない。
現状に不満なので、打開策を提案する。
といっても、10Gを普及する策ではなく、既に普及している規格を利用する方法だ。
10Gを除けば、ある程度の距離で通信に利用可能なI/O規格のうち最速はSATA 3Gだ。
その名の通り転送速度は公称3Gb/sである。
3本束ねると12Gbpsに達する。10Gbpsを超えることも可能だ。
もっとも、10Gbpsを3本使えば30Gになるが。
SATAはディスクI/Oのプロトコルだが、これをL2に使う。
また、実装は直接LANのドライバを実現するより、OSにディスクI/OをLANにリダイレクトする汎用ドライバを用意するほうがよい。
この方法では将来SATA以上の高速I/Oが登場したときにも、そのまま利用できる。
そもそも、通信速度が最大になる規格は原理的に常にCPUの周辺に存在する。

2007年8月7日火曜日

参議院(民主党)は郵政民営化を妨害すべきではない

先の参議院選挙において民主党が大勝し、参議院は民主党のものとなった。
そこで、郵政民営化を妨害する策をとるのではないかと予想する人もいる。
しかし、これはすべきではないと思う。
これをしてしまうと、虎の尾を踏むことになるからだ。
民主党にとって安倍政権は戦いやすい相手だ。
しかも、安倍氏に代わる総理大臣候補はいない。
ただ一人を除いては。
その一人は小泉元総理である。
民主党は、安倍政権には大勝したが、小泉政権には大敗した。
民主党が最も警戒すべきことは、小泉氏が再び総理になることだろう。
小泉氏の第一の政策は郵政民営化であった。
これがつぶれれば小泉氏の再登板は大いにありえると思う。
今回の選挙で、民主党は自民党の支持基盤を取り込むことに成功した。
その結果、郵政民営化に対する反対勢力まで取り込んでしまった。
その勢力に対するポーズとして一応反対はしようということだろうが、うまくいけば(へたをすれば)本当に郵政民営化をつぶせるかもしれない(つぶしてしまうかもしれない)。
そうなったとき、せっかく政権交代の目前まで迫りながら、小泉総理という切り札を誘導してしまったら、絶対に政権交代はできない。
郵政民営化に何かしら反対するにしても政権交代の後でしたほうがよい。

動画像ブログ

動画はYouTube、画像はFlickrなどデータの種類に応じてアップロード先が異なる。
しかし、いずれもデジカメで作成可能なデータだ。
現在のデジカメは写真(画像)だけを撮影する機器ではない。
画像はもちろん動画、(映像をのぞいた)音声も記録できる。
これらを複合的にアップロードできるサイトこそ真のコンテンツサイトだろう。
その意味では、既存のサイトは物足りない。
もちろん、画像と動画では扱いがだいぶ異なるのは確かだ。
しかし、それこそ技術が解決すべき問題だ。
また、動画像をまとめて扱うことに加えて、ブログと名づけた。
これは動画像を時系列にまとめてアルバムとして管理することが一般的だと考えたからだ。

2007年8月6日月曜日

分散システムの私的歴史観

温古知新という言葉がある。未来を予測するために歴史を学ぶのも1つの方法だ。ここでは自分の解釈を踏まえた歴史を述べる。
ネットワークが考案され、コンピュータを接続したとき、分散システムが誕生した。
分散システムの意義は情報の共有にある。そこで、FTPや電子メールが誕生した。
ネットワークが登場した時代、PCの性能は極めて低かった。そこで、すべての作業をサーバ上で行うために遠隔操作のプロトコルTELNETが考えられた。(この解釈は少し強引だ。必要最小限の機能として実現されたと解釈してもよい。)
やがて、PCの性能が向上するとPCでもある程度の仕事をこなせるようになってきた。しかし、PC用OS(DOS)は機能が貧弱だったので、UNIXが移植された。また、DOSはWindowsへ進化した。このころサーバとクライアントで仕事を分担するクライアント・サーバ型アプリケーション(C/S)が登場した。この時代のC/Sでは、アプリケーションのロジックはクライアント側にあり、サーバはデータベースであった。この方式はクライアント側にある程度の性能がないと成立しない。しかし、複数のクライアントを処理するサーバはもっと性能がよくなくてはならない。
やがて、ネットワークは徐々に速くなってきた。また、クライアントとサーバの性能差は厳然と存在していた。さらに、WWWが普及した。すると、多少通信が増えても、サーバ側で仕事のほとんどを処理した方が便利になった。そこで、ブラウザ、アプリケーションサーバ、データベースからなる3階層モデルが登場した。このモデルではアプリケーションのロジックはアプリケーションサーバにある。クライアントにインストールする必要がない。
いま、ネットワークの性能は飽和し、クライアントとサーバの性能差も小さくなった。そのため、リッチクライアントが必要とされている。リッチクライアントは通信量を減らし、サーバの仕事量を減らす。これはC/Sに極めて似ている。歴史は繰り返された。しかし、同じものではない。クライアントにインストールは不要だ。データベースもサービスに一般化されている。
今後、ネットワークの性能向上は容易ではない。ADSLからFTTHへの完全移行が必要になるからだ。一方、サーバ用CPUはマルチコアでどんどん速くなる。周波数競争がマルチコア競争になる。この結果、クライアントとサーバの性能差が顕著になる。すると、クライアントの消費電力を抑える方が重要になる。この結果、通信量は増やさずクライアントの負荷を減らしたくなる。
一度確立した技術はなくならない。つまり、リッチクライアントもなくならない。ただし、より複雑なロジックが主にサーバ側の負担で実行される。つまり、高機能サービスのマッシュアップが主流になる。

災害用給水タンクの整備

災害時ライフラインが切断されると生活に支障をきたす。
主要なライフラインには電気、ガス、水道がある。
このうち電気は地上の電柱で中継されるため比較的復旧が早いと思われる。
ガス、水道は地下に埋設されているため、早期の復旧は困難だ。
実際、中越沖地震ではガスの復旧が遅れ、オール電化住宅の利便性が際立った。
オール電化住宅の例をみても、ガスは電気で代替できる。問題は水道だ。
自衛隊が給水車を用意してくれるが、ポリタンクで自宅まで運ぶのが大変だ。
水は重い。
なるべく水の移動距離を少なくしたい。
そこで、地域に災害用給水タンクを設置すべきと考える。マンションの給水タンクのように常時使うものを転用できれば無駄がない。そうでなくても災害時のインフラ整備は平常時に進めなければ意味がない。
なるべくメンテナンス費用のかからない方式を考える必要がある。

ベーグルの魅力

最近、どこでもベーグルが売られている。
しかし、ベーグルの何がそんなにうけているのだろう。
正直理解できない。
まずくはないし、むしろおいしい。
だからといって、大騒ぎするほどのおいしさとは思えない。
ベーグルに知らない魅力があるなら、調べてみる価値があるかもしれない。
わかったらブログで報告する。

シュークリーム、メロンパンはどこへいった

かつてシュークリームやメロンパン単品の専門店チェーンがあった。いまでもあるかもしれないが、大分減った。
かつて「チーズはどこへいった」という大人の寓話が話題になった。環境の変化に対応するためには動き続けることが重要だと諭していた。
冒頭のチェーン店のその後は知らない。新しいチーズを見つけたのならよいが、チーズはそんなにたくさんはないだろう。事実、見つけたなら店舗をたたむ必要もないはずだ。単品に頼る戦略はコスト優先でも極めてリスクが高い。

データセンターはロシアに行かない

以前、このブログでデータセンターがロシアにいくという予想をした。
この予想ははずれそうだ。
なぜなら、データセンターを常温で稼動可能な技術が開発される見込みが高いからだ。
といっても革新的な技術というより、こまめに消費電力を削ることで実現するようだ。
特に、冷やす必要がなければ高緯度地域へ設置する必要はない。
データセンターが常温で稼動可能なら、データセンタービジネスは新たな局面を迎える。
常温稼動の次の目標は、以下に過酷な環境に耐えるかだ。
そうすれば砂漠や南極、月に設置することも可能になるだろう。

始まる前に終わったSecondLifeブーム

ブログにSecondLifeに否定的な意見が増えてきた。
少し前までSecondLifeは魅力的な仮想世界になると期待されていた。
しかし、残念ながらまたしても3D仮想世界は失敗に終わったようだ。SecondLifeのユーザのほとんどは1回しかログインしていない。つまり、1度試して実態がわかればもう2度とアクセスしなかったということだ。
SecondLife以前にも様々な3D仮想世界が存在した。
しかし、いずれも失敗した。
唯一の例外がオンラインゲームだといってよい。
SecondLifeは2つの点で従来の3D仮想世界と異なり、それがゆえに今度こそ成功するのではないかと期待されていた。
SecondLifeが従来の3D仮想世界と異なる点とは、(1)ユーザが自由にオブジェクトを定義でき、その著作権を管理できること、(2)現実の通貨と交換可能な仮想通貨の経済を持つこと、である。
しかし、これらの点はいずれもユーザに何度も仮想世界を訪問させたいという動機を与えるものとしては不十分である。
まず、(1)には相当のスキルが必要だ。
次に、(2)で収入を得るには(1)を用いてオブジェクトを販売しなければならない。
つまり、初心者が気軽に参入できる場所ではないということだ。
筆者は、以前SecondLifeにパチンコ業界が参入すべきだという意見を述べた。これが早期に実現されれば、まだ挽回のチャンスはあるかもしれない。パチンコは(1)のスキルを持たない初心者にも利益を得るチャンスをもたらすからだ。

2007年8月5日日曜日

カキ氷、フラッペ、スムージー

カキ氷は、細かく砕いた氷にシロップをかけた食べ物で、夏の風物詩だ。
カキ氷の製造コストは低い。利益率はかなり高い。
カキ氷を工夫するとき真っ先にシロップを考えるが、氷そのものにも工夫する余地があると思う。例えば、氷を細かくすればシャーベットのようなカキ氷もできるのではなだろうか?
フラッペは、カキ氷にアイスなどをトッピングしたものだ。
カキ氷をフラッペにしただけで付加価値が高まり、利益率も高い。
フラッペの工夫はトッピングの工夫に他ならない。どれだけ奇想天外な素材を組み合わせることができるのかを競うのも面白い。
スムージー(smoothie)は凍らせた果物などで作るシャーベット(カキ氷)だ。
本物の果物を使うスムージーは基本的に水を使うカキ氷に比べて利益率はそれほど高くはない。
それゆえ、いかに果物以外でそれらしい味を実現するかがポイントになる。
スターバックスのフラペチーノの語源はフラッペらしいが、実体はスムージーのようだ。フラペチーノでは、トッピングも工夫されている。
ここでは、カキ氷の仲間を紹介しながら、その可能性を検討してみた。
まとめると、カキ氷の工夫には、氷の材料(水、果物など)、氷の粒度、シロップ、トッピングなどがある。これだけバリエーションがあれば、高級カキ氷の専門店ができても不思議ではない。
唯一の欠点は冷たいことだが、冬場にもハーゲンダッツのアイスは売れているのだから、おいしいカキ氷ならば冬場に売れてもおかしくない。セブンイレブンあたりが商品開発しないものだろうか?

海外旅行の若年層減/中高年層増

海外旅行に行く若い人が減っている。
逆に、中高年が増えている。
これは資金に余裕がある中高年が海外旅行に行く一方で、余裕のない若い人が多いということだ。
日本は国際化が必要だといわれる。
団体旅行では意味がないが、実際に海外を経験すること以上に国際感覚を学べる場はない。
教育の国際化をインターネットなど仮想環境で行うことを考えがちだが、それでは本当の感覚は養えない。
多少の価格差をつけても若い人の海外旅行を援助したほうがよいと思う。

2007年8月4日土曜日

原子力か、CO2か

原子力発電には次々と問題が起きている。
しかし、それらの問題を解決し、先に進まない限りCO2を減らすことはできない。
地球温暖化を防ぐには2050年までにCO2を世界全体で50%減らさなければならない。日本のような先進国は50%ではなく80%ぐらい減らす必要がある。これは「石油を使うな」ということと等しい。
問題の一つは発電だ。火力発電を原子力や自然エネルギーなどに切り替える必要がある。
しかし、自然エネルギーだけでは火力発電の需要を十分賄うことができない。(この仮説には疑問もあるが、詳細は後述)
そこで、原子力に頼る必要がどうしてもある。
いつまでも原子力を拒否してはいられない。
原子力を受け入れなければ、地球が滅ぶかもしれない。
となれば、原子力を受け入れるしかない。
ここまでの議論でおそらく多くの人が抵抗を感じるだろう。自然エネルギーは当初想像していたより多くのエネルギーを生産できそうだ。しかし、それでも十分でない。どういう点で十分でないかというと、発電量ではない。いくつかの試算によれば自然エネルギーでもかなりの発電量をカバーできる。しかし、おそらく普及のスピードが十分でない。基本的に自然エネルギーは分散型の発電であり、一気に投資して実現できるわけではない。他のいかなるエネルギーも原子力ほど完成しているわけではない。事実、原子力開発を凍結していた多くの先進国は再び原子力開発に着手した。長期的にはウランも枯渇するが、効率よく活用すれば数世紀は安心できる。その期間を自然エネルギーの普及期間とすればよい。
次に、総論として賛成しても、各論で反対する人がいるだろう。例えば、原子炉付近に居住する人たちだ。これらの人々は既に原子力を受け入れているが、今後よりいっそう大きなリスクを受け入れなければならないだろうからだ。
原子力が現在のレベルであれば、火力発電の需要を賄うことは難しい。原子炉を増設するか、プルサーマル、高速増殖炉などが必要となる。これらはどこかの地域が受け入れなければならない。災害を考慮すると候補地は限られるだろう。

日本のスーパーコンピュータ

日本の地球シミュレータはかつて世界一のスーパーコンピュータ(以下、スパコン)であった。
その栄光が忘れられないのか、また世界一への挑戦が始まろうとしている。
しかし、今と昔では状況が違う。
地球シミュレータは大きすぎる箱物だ。確かに地球環境のシミュレーションなどに役立ってはいるが、それ自体は決して地球環境にやさしいものではない。
今度のスパコンもベクトル計算を重視した王道を行くアーキテクチャである。心配なのは、またもや地球シミュレータ規模の箱物ができるのではないかということだ。
箱物は既にあるので、それを再利用すればよい。
また、環境問題の解決に使うスパコンが環境に悪影響を及ぼすというのはよいことではない。そこで、性能で世界一を目指すより、性能/エネルギーで世界一を目指して欲しい。性能はTOP10にいれば十分だ。環境性能こそ日本が誇るべき目標だ。
また、一時的に世界一になるだけでなく、それが維持できるような仕組みであって欲しい。そのためには新技術の導入が容易である柔軟性が必要だ。例えば、全体を均一にせず、ある程度の不均一さを許容する。より環境性能が高いCPUが登場すれば適宜採用する。
日本のスパコン開発はF1レースの感覚で行っているのではないかと疑っている。F1のレースは基本的にチューニングだ。スパコンの開発費はチューニングにしては大きすぎる。本来は、ガソリン車を電気自動車に変えるような技術革新を期待したいのだ。

増税の条件

消費税に対する抵抗は強い。
誰もが払わなければならない税なので、弱者と強者が同じ(率)だけ払うことに抵抗がある。
しかし、高齢化社会となり何らかの増税が必要なことを国民は理解していると思う。
私自身は正しい目的に使われるなら増税にも賛成する。
それなら目的税がよさそうだが、目的税は後で目的外に利用できない非効率的な制度なので反対だ。目的税にすると道路が際限なく作られるのと同じ状況が繰り返される。つまり、目的税は下手をすると省庁や政治家の小遣いとして使われる恐れがある。
もっとも、その点は消費税も同じだ。目的は固定していないが、無駄遣いされては困る。
つまり、無駄遣いされないという保証が得られれば、消費税に賛成できる。
消費税を導入しなければならない理由の一つは年金である。
年金が奇妙な点のひとつは、それが投資であるにもかかわらず、元本を保証しなければならない点にある。決して元本保証だといってはいないが、最低限の生活を保障する程度には元本を減らせない。しかも、リスク回避のために余分に支払うこともできない。
もう一つの起毛名点は、人口の多い高齢者の年金を人口の少ない若年者が支払うという考え方だ。自分の年金を他人任せにしようというのは身勝手だ。なぜなら、それが決定された時代に生まれていなかった人に強制的に支払わせようというのだから。年金は本来自己責任であるべきだ。
年金自体を本来あるべき姿へ修正するには何度か舵を切りなおさなければならない。それまでに財政破綻しては困る。
消費税は年金受給者も支払うので若年者だけの負担にはならない。その意味では年金に適した制度だ。
しかし、年金の無駄遣いが繰り返されるなら、いくら消費税率を上げても無駄だ。
まずは、無駄をなくす必要がある。
しかし、無駄をなくせといってなくなるなら苦労はない。
まず、特別会計を一般会計化することが重要だ。これによって議会の監視の目が行き届く。無駄遣いが難しくなる。(しかし、なくなりはしないだろう。)
まずは、この条件がクリアされれば、努力を認めて7%ぐらいまでなら消費税を上げてもよいと思う。

2007年8月2日木曜日

男性用日傘のすすめ

エアコンに頼らない夏の過ごし方を考えている。
直射日光がきつい。
これを防ぐには日傘がよい。
しかし、男性で日傘をさす人はほとんどいない。
しかし、これからは日射病も多くなる。男性だって皮膚がんは怖い。だから、日傘をさす動機はある。
今の日傘は紫外線対策であり、暑さ対策になっていない。
暑いときは体力が消耗しているので腕一本持ち上げるのも疲れる。ましてや重い傘など持ちたくない。
さすがに雨にぬれるのはいやだから、雨傘はさす。しかも雨の日は涼しい。
このような問題に対処するには、男性用日傘の開発が重要だ。
男性用だからといって重い日傘は売れない。雨のことを考えなくてもよいので思い切り軽く作る。ただし、風で折れてはいけない。もっとも風の日は使う必要がないので壊れない程度でよい。
折りたたんでかばんに入るようにする。外出時しか使わないので携帯する気になるようにする必要がある。
風通しをよくする。風の清涼効果が一番だ。
要は帽子の代わりに帽子より軽くて涼しい日傘なら使えるだろうということだ。

炭で炭素を備蓄する

温暖化ではCO2を吸収することも重要だ。
成長の止まった森はCO2を吸収しない。
古木は木材にし、CO2を吸収する若木を育てることが重要だ。
しかし、木材が燃やされれば、再びCO2へ戻る。
そこで木材を長期間使い続けるために、家具を作るアイデアを以前提唱した。
しかし、家具には需要があり、すべて木材が適するわけではない。
そこで、今回はCを封じ込めることでCO2の削減をねらう。Cすなわち炭である。
炭は古来より燃料として使われてきた。炭を使えば結局CO2は増える。しかし、備蓄期間が長ければ温暖化対策には十分だ。
炭は災害時に有用な燃料となる。災害時のライフサイクル修復までに燃料を確保することは重要だ。災害用の備蓄ならおいそれと手をつけるわけにはいかない。長期間の保存が期待できる。
工業的にも容易に生産できる。空気中からCO2を吸収する研究も進んでいるが、それは自然の森林に任せる方が効率がよい。なにせ、ただで働いてくれるのだ。
保有期間はものの価値に比例すると思う。炭よりさらに価値あるものに変換すれば半永久的に保管できる。それはダイヤモンドだ。
炭は飲料水の浄化に役立ち、墨汁としてインクにもなる。ただし、燃えるので保管に注意が必要だ。備蓄の炭が災害を大きくするようでは意味がない。

参議院を国際区大使にしよう

決定権がない参議院は必要ない。
なにしろ本人たちがいうのだから間違いない。
その一方、外交官、特に大使は一種の特権階級となっている。国内では普通の人なのだが、外国では貴族のように暮らす。そして外交秘密を理由に予算の内訳は公開されない。
問題は大使が国民に選ばれた者ではないということだ。国会議員なら無駄遣いが許されるというわけではないが、国民に審判を仰ぐことができる。
むろん、外交官は能力が重要だ。語学に長けたものでなければ外交官は務まらない。しかし、語学だけできればよいものでもない。よい意味で国益を考える政治家でなければならない。どちらの資質が重要かといえば、上に立つものほど政治的センスが重視される。
そこで、外交官も裁判官のように国民の審判を仰ぐようにすればよい。いっそ、国会議員に任せる方法も考えられる。
国会議員が増えると無駄遣いも増えるので不要な参議院をつぶして国際区を作ったらよい。

環境問題より財政再建

日本の最大の課題は財政再建だと思う。
年金も税金で補てんするのだから財政問題なのだ。
政治家の無駄遣いも税金なので財政問題だ。
結局、すべて財政問題だ。
なかでも次世代に借金を残さないよう借金を返済していく必要がある。
これは難しいようだが、特別会計を一般会計化できれば解決できる。
要は覚悟の問題だ。
いま、環境問題に関心のある人は増えていると思う。しかし、財政問題に関心のある人はどうだろう。無関心とはいえないえまでも積極的にかかわろうとする人は少ないのでhないだろうか?
環境にやさしい生活をLOHASという。LOHASな生活をこころがけている人も多い。では財政にやさしい生活をこころがけている人はいるだろうか?
環境問題、特に温暖化問題は我々に生活スタイルの変更をせまっている。しかし、他力本願はいけないが、温暖化問題は他の国が解決してくれるかもしれない。どっちにしろ、日本だけでは解決できない問題だ。決してあきらめろという意味ではなく、すべての国をまきこんで解決しなければならない国際問題だということだ。
しかし、財政問題は日本しか解決できない国内問題だ。他国に頼ることはできない。
これからは財政にやさしい生活が求められる。
まず国に頼ることをやめよう。
同じく行政に頼ることをやめよう。
行政も民間の邪魔をしないようにしよう。

温度より湿度

冷房や暖房は温度を制御する。
いかし、夏不快なのは温度の性ではない。湿度の性だ。
温度を制御するにはかなりエネルギーを必要とする。しかし、湿度を制御するだけならそれほどエネルギーは必要としない。温度制御と異なる方法で湿度を制御することもできる。
これからのエアコンは湿度を省エネで制御できなければならない。