2008年3月31日月曜日

分割ファイルに連続撮影可能なデジカメ

デジカメとYouTubeの連携が進んでいるが、YouTubeのファイルサイズとデジカメの撮影サイズが一致していない。
YouTubeに限らず動画投稿サイトはアップロード可能なファイルサイズに上限がある。
YouTubeにHDはまだないだろうが、HDなら非常に短い時間しか撮影できない。
しかし、デジカメ自体はHDに移行しつつあり、さらにSDHCの大容量化も進んでいるため、撮影時間は伸びつつある。また、SDHC自体も保存できるファイル1つあたりの上限はFATの制約で4GBに制限される。つまり、32GB SDHCを使っても連続撮影はできない。4GBファイル8個に分割するしかない。
ファイルを分割するとき、撮影が途切れるとせっかくのシーンを見逃してしまう。ファイルを分割しても内容は失われない撮影モードが欲しい。
これが可能になれば、ビデオの容量制限は事実上なくなる。もし、SDHCを2枚使えるデジカメが登場すれば交互にメディアを入れ替えていつまでも記録し続けることができる。

HPCの限界はHWよりSW

日本のスパコン行政には問題がある。
この際、行政は無視するしかない。
どんなときでもできることをすることが原則だ。
今のHPCは何が問題かと言えば、ベクトル機に固執すること(による価格性能比の高騰)であり、その原因はソフトウェア(SW)の移植である。
ハードウェア(HW)はSWを動かす機械である。動かすSWが進歩しなければHWは多大の苦労を強いられる。一方、HWの性能を引き出すようにチューニングされたSWは、安価なHWでも十分な性能を実現する。
分散メモリに適したSWに転換し、しかも十分なチューニングを施す必要がある。
もし、日本が世界に貢献するならHWを開発することだけでなく、スカラー機に適したSWを開発したり、移植したりすることでもよいだろう。
CO2を消費するHWと何の資源も消費しないSWのどちらが優れたビジネスモデルなのか考えてみるとよい。

未成年者のGoogle利用

GIGAZINEの記事によるとGoogleの利用規約では未成年者が利用できないことになっているらしい。
しかし、大学にGoogle Appsの導入をすすめているのはGoogle自身だし、大学には当然ながら未成年がいる。
この問題は、しばらくすれば解決するだろうが、できるだけ早く解決してほしいものだ。
Googleを推奨しにくくなる。

2008年3月29日土曜日

種の絶滅と創造

絶滅危惧種が増えている。
それだけ聞くと今にも地球上から種が全滅するように聞こえる。
しかし、絶滅する種もあれば、人の手によって創造される種もある。
つまり、種の数はマイナスばかりではなくプラスにも変化している。
マイナスを強調するのは重要だが、それだけでなくプラスの面も考慮する必要がある。
ただし、プラスであっても自然の進化でなく、人工的な進化であることの是非も考慮する必要がある。

2008年3月28日金曜日

jSCSI

iSCSIのミススペルではない。
jSCSIはJavaによるiSCSIクライアント(initiator)実装である。
研究でJavaを用いてストレージデバイスを開発している。
Javaを使うと確かに遅いが、移植性が高い。OSに依存しないので面倒がない。性能はしょせん相対的なものだと割り切っている。
そのような場合、jSCSIのようなツールはありがたい。

ホテルのトイレ

最近のビジネスホテルはよくできている。
必要なものはそろっているし、インターネットも無料で使えることが当たり前になっている。
すべてがよいのに、1つ悪いところがあると、それが気になる。
それがホテルのトイレだ。
最近ではホテルのトイレもシャワーがあたりまえだ。
しかし、水を流す時の音がうるさい。
夜中には気になる。
次のステップとして静かなトイレの開発が必要だろう。

2008年3月27日木曜日

レンタカーのためのカーナビ

久々にレンタカーを運転した。
カーナビが付いていたので使ってみた。実に使えない。
カーナビは実用初期のものを使ったことがある。昔のカーナビは地図と現在位置を表示するだけで、しかも地図が古かったり、道以外の場所を指したりしていた。それに比べれば音声でガイドしてくれたり、電話番号で目的地を検索してくれたり、うれしい機能が増えている。
それでも使えない。
レンタカーを借りる人は地元の人でないことが多い。そのため道がわからないのでカーナビに道案内してもらう。しかし、カーナビが示す道は地元の人でも通らないような道であることが多い。
おそらく道の接続関係だけを見ているのだろう。道幅や車線数など運転しやすさを十分考慮していないようだ。
カーナビの進化にもWeb 2.0が利用できる。ちなみにGoogle Mapの話ではない。
カーナビはの道案内では目的地を指定し、現在位置から目的地へのルートを検索する。代表的な目的地は少数だろう。しかし、現在位置が多いため接続関係での探索になってしまう。
まず、主要なランドマークを設けて、そこからのルートを示すようにすればよい。この場合のランドマークは大きな交差点などでよい。ただし、メッシュのように多数設ける。
また、実際の運転経路を収集して、共有できるようにする。そして、分析する。人による貢献こそWeb 2.0の本質だ。
カーナビには、地元の人が混雑を避けるために裏道を探す用途と、観光客が安全な道を探す用途がある。これらが同じ結果を返すことはまれだ。レンタカーのカーナビには2つのルート検索が必要だ。

プログラマーファンド

日本のIT業界、そしてひいてはサービス業を活性化するには、ヒーローが必要だ。
そのヒーローはスーパープログラマーだ。ここで、スーパープログラマーは、卓越したアイデアを独力で実現できる能力を持ったプログラマーを指す。
日本でもスーパープログラマーが生まれつつある。以前にもいたが、最近注目されるようになっている。人手不足の影響かもしれない。
これらのスーパープログラマーは新しいサービスを創造し、イノベーションの原動力になる。いまは、互いに連携して有益なシステムとなるにはまだアプリケーションが小さいが、やがてビジネスで利用できるレベルに成長していくと期待している。
これらのスーパープログラマーはベンチャーを作ることが多い。それもよいが、ベンチャーを作らなくても活躍できる場があれば、スーパープログラマー予備軍の活力を引き出すことができるだろう。
そのためにはスーパープログラマーを応援するファンドを作るとよいだろう。
日本人に他人の活躍を羨む傾向があるように思える。ヒーローを嫌い、貶める動きをする。そのためヒーローが登場しにくい。スーパープログラマーががんばっても足を引っ張る人が出てくる。そのとき応援してくれる人がいれば心強い。それが金銭的な利益のためであってもだ。
ファンドは応援したい人に投資するということだ。そして利益が還元される。応援する気持ちがリスクを受容する。
このしくみで比較的容易にベンチャーを起こせるようになれば、スーパープログラマーの活躍できる場が増えるだろう。また、最初からリスクを織り込んだファンドなら再チャレンジも容易だろう。

ペットボトルのリユース

前にペットボトルはリユースに適さないと述べたが、最近ではリユースを推進する動きがあるようだ。
これはもちろん好ましいことだ。
NHKでは一部地域の生協での活動が紹介されていた。採算ライン85%に近い83%まで回収されたということだ。これを洗浄して再利用しているらしいが、再利用が容易なようにキャップも改良したそうだ。
一方でリサイクル団体はリユースに懐疑的なようだ。安全性が担保できないためらしい。
しかし、リサイクルでは石油消費を減らせないことが分かっているので、リユースが必要なことは自明だ。
リサイクルからリユースへのシフトを加速するには、処理に要する石油に税金をかけるなどの方法がある。リサイクルよりリユースが安くなればよい。もちろんリユース側でも方式の改善が求められる。

2008年3月25日火曜日

VertrigoServ vs XAMPP

AMP統合環境のリリースが多い。
古くはXAMPP、新しくはVertrigoServが加わった。
PHP開発環境としてはVertrigoServの方が便利そうだ。
しかし、サーバ運用としてはXAMPPの方がよさそうだ。
その差はXAMPPに含まれるFTPサーバとメールサーバになる。いずれもPHP開発には不要かもしれないが、PHPアプリケーションをサーバ上で動かす時、ほしくなる機能だ。
ファイルをサーバにアップロードするにはFTPサーバが必要だ。
ユーザ認証をメールで行うときメールサーバが必要だ。
一方で、XAMPPはPHPの設定をVertrigoServほど細かく制御できない。単にパッケージを集めただけの簡易的な統合になっている。

2008年3月24日月曜日

韓国に学ぼう

エレクトロニクスでは日本より韓国が進んでいる(こともある/ことが多い)。
世界市場で見れば明らかだ。すべての分野で日本がだめということはないが、そもそもだめなものと比べても意味がない。韓国の成功から日本は学ぶ必要がある。韓国の成功の理由を分析し、それに習うのは重要だ。
簡単にいえば、それは「集中と選択」、そして「世界基準」である。
国内のトップメーカーだけを選択し、他をつぶす。これはGEがNo.1部門だけを残したのと同じだ。つまり韓国は国レベルでGE経営をしているということだ。
ふつう、このようなことを行うと国内市場は寡占となり市場原理が働かずインフレが起きる。そこで世界基準が重要になる。
韓国市場は小さく、そこでの競争はあまり意味がない。そのため韓国企業は最初から世界市場を相手にした。その結果、むしろ競争は激しく、安くてよい製品を作れるようになった。
日本が同じことをできるかどうかは多分に疑問だが、すでにこのような方法論を経営陣は考慮している。しかし、多くの日本企業はソフトランディングを好む。実際にゆるやかに変化しつつある。これが成功するかどうかは今後次第だが、成功すれば日本流も捨てたものではないということになるだろう。それは単純にまねするより良い戦略だ。なぜならまねしただけでは本物を超えることができないからだ。

分割・圧縮アーカイブ

アーカイブにはzip, lzhなどの形式がある。中でもzipはWindowsでも標準採用され普及している。
zipにまとめてバックアップすることは多い。しかし、サイズが大きくなるとオンラインストレージにバックアップすることができなくなることがある。そのようなとき圧縮したアーカイブを分割しなければならなくなる。
しかし分割したファイルは結合しないと中身を確認できない。中身を確認するには分割された全部をダウンロードしなければならない。そのためには大きな一時作業容量を必要とする。
そこで、圧縮してから分割するのではなく、分割しながら圧縮するアーカイブソフトが必要だ。ファイルを1つずつアーカイブに追加し、一定容量を超えない範囲で詰め込む。
ただし、ファイル単体で制限容量より大きくなる場合は分割してから保存する必要がある。その差を外部から見えないようにする工夫が必要だ。

ブリッジクライム

橋登りの意味だ。
オーストラリア、シドニーのハーバーブリッジでは、命綱を付けてアーチの上を歩くことができるらしい。
それがりっぱに観光ビジネスになっている。
東京の橋でも同じようなことができるとよい。
アーチでなくてもよい。要は危険を安全に体験することだ。

2008年3月23日日曜日

VMware ToolsをOSSに

VMware ToolsをLinuxにインストールするのが面倒だ。
なるべく手間をかけずにインストールしたい。
そのためにはyumでアップデートできることが望ましい。
そして、そのためにはVMware ToolsがOSSとして提供されなければならない。

TeXでWiki

Wikiは特別な知識(HTML)なしにホームページを作成できるシステムとして知られ(誤解され)ている。
しかし、実際には特定の規則で記述されたテキストをHTMLに変換しているだけなので、変換規則を知らなければならない。その文法を知らなければ、思ったように書けない。
MarkdownやTextileなど様々な文法がある。
この文法の1つにLaTeXを使ったらどうだろう。
tex2htmlでHTMLに変換してブラウザで閲覧し、印刷時にはpdfに変換する。
Texの文法はWikiとしては少し難しいかもしれないが、数式まで表現できる点で特定用途には適している。
Scientific WikiならTeXでよいだろう。

921SH=iPhone+Wii ?

SHARPの921SHはタッチセンサ+モーションセンサを持ち、まるでiPhone+Wiiのようだ。
電車の広告を見て、久々にほしいと思った。
しかし、なぜ画面が黒いままなのだろう?と不思議に思っていた。
実物を見て納得した。
黒いままならiPhoneそっくりだが、実物の画面はiPhoneとは似ても似つかないものだった。つまり、せっかく似ているというイメージを損なう恐れがあったというわけだ。
購入はもう少し考えたい。
期待感と現実のギャップがこんなに大きくて売れるのだろうか?

MSはだめでもAppleなら許されるのか

Apple UpdateでSafariがインストールされた。特に望んでインストールしたわけではない。iTunesの更新かと思ったらSafariがインストールされていた。
もし、このような更新の仕方をMSが行ったら、非難の嵐だったろう。Appleだから誰もクレームをつけないのだろうか。
MSは悪い会社ではない。Windowsは多くの人に使われ、ビジネスに役立っている。Windowsは本物だ。
それに対してAppleは人気が高く注目されているが、大したことはしていない。Mac OSは過去の資産を切り捨てている。Windowsが継承しているのと逆だ。だからビジネスでは使いにくい。私がMacをかったら仮想マシンでWindowsを動かすだろう。
iPodはデジタルデバイド商品だ。PCが使えないユーザには使えない。iPod touchとてWi-Fiがなければ使えない。iPhoneがでても状況は変わらない。基本的にiPodのI/Fは不十分なのだ。ファイルの削除などが単体で行えない。iPodでできることがiPod touch/iPhoneでできないこともある。もしMSがiPodを出したら非難されるだろう。
また、iPodはバッテリーを交換できない。いうなれば使い捨てプレイヤーだ。環境保護団体がクレームをつけないのが不思議なほどだ。これもMSがしたら非難されるだろう。
今のところ世論はAppleに味方しているようだ。しかし、Appleがしていることは必ずしもよいことではない。

ニンテンドウDSのブラウザ

DSをMIDに使おうとすると障害になるのがブラウザだ。
DSのブラウザOperaではAjaxが動作しない。つまりほとんどのサービスは使えない。
そこでDSに別のブラウザが登場することを期待する。
しかし、以外と選択肢は少ない。
IEはMicrooftの製品であり、X Boxを擁するMicrosoftが対抗のDSに味方するとは思えない。ただし、MicrosoftもWindows Mobileをもちながら、携帯ゲーム機は販売していないし、MacにOfficeも提供しているので可能性は0ではない。しかし、低いと思う。
AppleのSafariはよさそうだが、iPhoneの商品カテゴリがDSと重複するので提供しないだろう。ただし、可能性はある。AndroidのブラウザはSafariだそうだ。ならばDSへの移植もありえるだろう。しかし、Apple自身が開発する余力はないだろう。任天堂が移植するしかないだろう。
OSSのFirefoxが移植されればすばらしいが、資源の制約に対して開発力が足りないだろう。最終的にハードの製品を作らなければならないので資金的にも無理だろう。
1つの可能性は新興勢力だ。例えばSleipnirはどうだろう。Portable版もあるようだ。ただし、IEのエンジンを使っているようなので、Sleipnirが動くならとっくにIEが動いているということだ。それでは可能性は低い。
他にも携帯市場をねらえるブラウザにはチャンスがある。

古本のレンタル

本を買って読んだ後、本棚の肥やしになっていることがある。古本屋に売ればよいのだろうが、なかなか手放せない。そのような本を貸し出すサービスはないものか。貸家があるなら貸本があってもよいだろう。
図書館に寄贈すれば同じことかもしれないが、投資を回収することはできない。
また、本を貸せば汚れるだろう。そこまで気にしたら本は貸せない。その場合、有料なら動機づけにもなる。

省電力無線LAN

無線LANが標準搭載された機器が増えている。
無線LANは電力消費が大きく、エネルギーの無駄が大きい。無線LANの消費電力を下げることは重要だ。
いくつかの方法が考えられる。
APが近くになければ、つまり電波を傍受しなければ、自身も発信しないようにする。
また、バッテリ駆動時には通信速度をあえて抑えても電波の出力を抑える。APと接続可能なぎりぎりの出力まで落とす。

Social IME

何かを共有すればアイデアになる。
IMEを共有すれば、なにかしらうれしいこともある。
日本語の単語登録を共有し、みんなで辞書を賢くすることができる。
しかし、これは新しいアイデアではない。
初期のIMEであるWnn, Cannaはともにかな漢字変換をサーバで行う。
つまり、サーバでデータを共有できる。
もっとも他人の登録データを他の人に使わせるほど非常識ではなかった。
Social IMEではあえて非常識な使い方へ進もうというわけだ。利点と欠点を承知の上で使わなければならないサービスになるだろう。

2008年3月22日土曜日

Amazonのほしい物リストを非公開にする方法

Amazonのほしい物リストが標準で公開に設定されていることが問題となっている。
ほしい物リストはプライバシーにかかわる情報であろう。それが公開されていることを知らない人も多かった。私も知らなかった。
ほしい物リストを非公開にするには、自分で以下のような手続きをする必要がある。
Amazonにログインし、画面右上の「ほしい物リスト」をクリックし、「Myほしい物リスト > ウィッシュリスト」に進む。
そこで右端の「設定内容を変更する」をクリックする。
「ほしい物リストの公開/非公開」で「公開しない」を選択する。
ついでに「お届け先の設定」でも「お届け先を指定しない」を選択しておこう。
最後に、「変更を保存」ボタンを押す。

2008年3月20日木曜日

Gmailでメール天国は作れるか?

メール天国とは、セキュリティが万全で、不正な迷惑メールのない環境を意味している。ここだけで通用する造語だ。
誰もが理想のメールを欲していながら、旧態依然たるメールを使い続けている。従来のメールでは絶対にメール天国が実現できないことを知りつつ、現実に妥協している。
しかし、Gmailにメールアカウントが集中すれば、Gmailのクローズ環境で容易にメール天国が実現できるかもしれない。
この話は本当だろうか?
確かにクローズ環境に限定すれば成立するかもしれないが、クローズ環境となるかどうかは疑問だ。
Gmailのアカウントを取得するには外部のアカウントが必要になる。よって、世界中の人がGmailに参加していても、それと同数の外部アカウントが存在する。外部アカウントは天国ではないことになるので、世界の半数は天国ではない。天国でなければ地獄だというわけではないが、天国が実現できないのは明らかだろう。
この論旨を延長すれば、外部メール以外の手段で個人認証を行うことができればGmailだけでメール天国を作れることになる。
その手段とは、クレジットカードなど実際の社会で通用する認証だ。GoogleはAdSenseを持っているので、Googleを高度に使えばやがてクレジットカードは必要になる。ならば、最初からクレジットカードで認証し、AdSenseも使えるようにすればよいだろう。

2008年3月18日火曜日

Podcastのためのサービス

Podcastを視聴するにはiTunesなどが便利だ。
しかし、iPodユーザならともかく、PCでPodcastを楽しむ人にiTunesは必ずしも必要ない。
iTunesで管理するとダウンロードしたデータでディスクがいっぱいになる。
それよりもオンラインで管理し、必要ならデータをオンラインストレージで管理したほうがよい。この場合、オンラインストレージは配信データのキャッシュないしバックアップの役割を持つ。配信終了後も視聴したければバックアップとして使う。
実際の視聴は、さらにオンラインストレージからダウンロードしなければならないが、自分なりのプレイリストを永続的に管理できるできる利点は大きい。

よく考えたら、これはiTunes Serverか?

モバイルWi-Fi AP

HSPDAでどこでも高速通信できるのはよいが、いくら定額とはいえ何台分も契約するのは高すぎる。
PCならインターネット接続を共有し、アドホックモードで接続すればよい。しかし、PC以外の機器はインフラモードでないと使えない。かといってPCをAPにするのは面倒だし、持ち運びに不便だ。
そこでHSPDAを共有し、APにするガジェットの登場を期待したい。HSPDAはUSBでよいだろう。バッテリで動作し、PCからUSB経由で充電する。設定もUSB経由で行う。設定ソフトはPCにインストールする。Web設定よりセキュリティは高い。もちろんWeb設定があってもよい。Web設定ではサーバを内蔵するより、サービスから設定をダウンロードしたほうがよい。
このような機能が携帯に組み込まれたら一番便利だ。

発表プログラムの作り方

複数の投稿をいくつかのグループにまとめて、発表会のプログラムを作成することがある。このような発表プログラムにはいくつかの制約がある。1件の発表時間が定まっているので1つのグループに入る件数は限られる。多すぎてはいけないが、少なすぎるのもよくない。少なすぎたら足りないもの同士を1つにまとめる。
このようなプログラムを短い時間で作成するには、きちんとした方法論が必要だ。キーワードで大まかに分類する。しかし、最初の分類では数があわない。次に数合わせをする。そのためには1つのキーワードでは足りない。別のキーワードも考慮し、発表枠に収める。多少のミスマッチはやむをえないが、なるべく少なくする。
このような分類はフセンを使うと便利だ。特にPCで行うときはExcelのように広いシートを使う。Excel直書きでもよいが、並べ替えがわずらわしい。
また、フセンの代わりにファイル、Excelの代わりにフォルダを使ってもよいだろう。最初からサブフォルダにすると数が一覧できない。将来のWindowsではフォルダの中でフォルダを開けるとうれしい。
また、複数人で作業するときはデータの受け渡しや結合に時間がかかる。並行して作業できる時間を最大化するように仕事を割り当てる。
最後にもれがないか検証する。リストを作り、割り当てられていない項目がないか調べる。
これらの作業をするとき紙は意外に不便だ。PCの方がよい。

なんでもブックマーク

ブックマークの概念が拡張している。
普通の人にとってブックマークとはしおりのことだろう。
しかし、インターネットユーザにとってはブラウザに記録したお気に入りのアドレスだ。普通はWebページをさす。
しかし、Webページ以外のものも表すようになってきた。例えば、アプリケーションブックマークはアプリケーションの特定の状態を記録する。つまりブックマークをスナップショットのように用いる。
デスクトップブックマークは複数のアプリケーションの状態を記録する。
これらの概念を拡張すればマシン全体やネットワークまでブックマークになるかもしれない。特にクラウドでは、一人で複数のマシンを操作することも珍しくない。

USBを工夫しよう

USBは便利だが、いくつかの理由から避けられている。
1つは他のインターフェースに比べてあまりに口径が大きいことだ。MacBook Airでは薄型のコネクタを採用したと聞く。そのような工夫をしなければ、薄い製品を作れない。そのくらいスペースの無駄がある。
もう1つの理由は取り付け場所だ。機器自体の大きさも問題だが、小型化できないものもあるだろう。ノートの場合、USBは本体の左右にあることが多い。ノートを携帯するとき左右を手で持つので、邪魔になる。下手をするとぶつけて壊してしまうかもしれない。
このような問題を解決するにはどうすればよいか考えてみる。
1つはインターフェースを小型化することだ。変換コネクタが必要になる。これはいずれ必ず必要になるだろう。
もう1つは取り付け場所を変えることだ。脇にインターフェースをつける必要があるなら、もっとも邪魔にならない場所はディスプレイの上だ。ディスプレイは開けて使うのでぶつかることはないだろう。ただし、ディスプレイはかなり薄いのでコネクタを変更する必要があるかもしれない。
また、回転型のコネクタを用いて、本体下部にUSB機器を収納してしまう方法も考えられる。あるいは、コネクタと本体を柔軟なケーブルで結び、USB機器を邪魔にならない場所に設置する方法も考えられる。USB HDDなどは、これに近い。しかし、この方式はあまり人気がない。移動が面倒になるからだ。テープで接着するのもきれいではない。
わりとよさそうに思えるのは、タイピングのために本体を斜めにするとき、本体の下にできるスペースにUSBを取り付けることだ。ただし、USB機器の大きさによっては取り付けられない。

UPSよりバッテリー

UPSもバッテリなのだが、ここでいうバッテリはノートPCのようなバッテリを指す。
サーバの運用でUPSは欠かせない。しかし、小さなサーバを運用するにはUPSは手間がかかりすぎる。ノートPCのバッテリなら何の手間もかからない。問題はノートPCのバッテリではPCを終了する特別なプログラムがないことだ。しかし、Windowsだけでもかなりなことができる上に、専用ソフトの開発も難しくない。
そこで、サーバにバッテリを搭載してはどうだろう。もっといえば、ノートPCの基盤を使ってタワーで運用する。空調の心配はほとんどない。近頃はノートといえどもデュアルコアはあたりまえだが、それでも性能は控えめになるだろうから用途は限られるかもしれない。性能を重視するなら台数を増やす。ノートの基盤にはサーバには不要の機能が多いかもしれないが、わざわざ作り直すより使わないでいる方がよい。

2008年3月17日月曜日

マルチユーザPC

PCのマルチユーザはあたりまえと思うかもしれない。しかし、同時に複数人がログオンできるPCはなかなかない。
昔コンピュータが高価だったころ複数人で使うのは当たり前だった。
それがPCが安価になると占有して使うようになった。こういうと進歩したかのように聞こえるが、OSとしては退化したのだ。昔は当たり前にできていたことができなくなったのだから。
昔のOS UNIXに代わり新しいOS Windowsが普及したが、新しいOSにはUNIXのすべての機能があるわけではなかった。この問題は古くから指摘され、MetaFrameなどが登場した。今でもWindowsには遠隔操作のRemoteDesktopはあってもマルチユーザでの利用は考えられていない。ただし、シンクライアントの製品の中にはマルチユーザを実現するものもある。
しかし、地球がフラット化し、コスト削減が極限まで進む中で、ありあまるCPUパワーをコスト削減に向けないのはおかしい。もっともメーカーにとって1台のPCを2人が使えば売上は半分になるのでうれしくない。Windowsの低機能は意図的なものだったのだろう。しかし、地球温暖化が問題にされる昨今、企業の売上ばかりを考えてはいられない。メーカーは2倍の値段で売ればよい。
このようなニーズは家庭用のPCにはほとんどない。しかし、企業や学校では大きなニーズがある。
マルチユーザWindowsがでるとUSB端末が登場するだろう。MacBook AirではUSBしかI/Fがない。このような傾向は今後拡大するだろう。端末も薄くなるだろう。MacBook Airのような端末を本体とUSBで接続することになる。ベストエフォートのLANよりUSBの方が端末には適している。シンクライアントならLANの方がよい。

IPv6マルチプレフィックス

NGNとIPv6が両立できない問題があるそうだ。
IPマルチプレフィックスという。
今後、この問題が拡大するだろうと予測している人もいる。個人的にはNGNには懐疑的なのだが、IPマルチプレフィックスは家庭用に限ってはそれほど問題とならないように思える。
家庭用ならIPv4の(場合によってはプライベートな)アドレスが割り当てられるだろう。それならIPv6アドレスは重複しない。
IPv6アドレスを割り当てるプロバイダで問題になるが、IPv6プライベートアドレスを割り当ててもらうように契約しなおしてもよいだろう。
後発のNGNが対応すべきというのが正論だが、ISPの方が容易に対応できるので、あえて正論に縛られない方がよい。
しかし、最後に、この問題は本来NGNが解決すべき問題だということも念を押しておきたい。

2008年3月16日日曜日

分割ビデオの連続再生

YouTubeなどビデオ投稿サイトでは投稿できるビデオのサイズに上限がある。それは比較的短い。そのため授業のような長いビデオは投稿できない。それに対してビデオポッドキャストなら可能だ。しかし、実際には利便性を考慮して分割している。
問題は分割されたビデオを再生するには、続きを探さないといけないことだ。分割の手間もかかる。
そこで分割と連続再生を同時に行うサービスがあると便利だ。

自動車販売店のクレジットカード

メーカー系列の自動車販売店は独自のクレジットカードを持つことが多い。それ自体は必ずしも悪いことではない。しかし、自社以外のカードを受け付けないことがある。これは大いに問題だ。
販売店にとっては営業努力のつもりでも顧客にとってはサービスの低下に他ならない。それでは顧客に見捨てられる。

プログラムのパターン認識

パターン認識のプログラムではなく、プログラムのパターン認識だ。
プログラム開発ではデザインパターンが使われる。これらは人間が知っているパターンを当てはめるだけだ。それが仕事であるアーキテクトもいる。しかし、既知のパターンは少なく、また適用も容易ではない。
そこでプログラムからパターンを抽出ないし発掘することが望ましいと考えられる。
方法は比較的容易だ。プログラムをUMLに変換し、そのグラフのマッチングを行う。共通パターンが存在すれば、そのパターンを記録し、利用頻度を集計する。次に人間がパターンの有効性をレビューする。プログラムの例が多ければレビューを省略できるかもしれない。

卵料理

気のせいか最近オムレツの店が増えたような気がする。それとも注目した店がたまたまオムレツの店だったのかもしれない。しかし、それらの店が注目をあびるだけのメニューを持っていたことは確かだ。
なぜオムレツが熱いのかと考えたら、卵という食材に行き着いた。卵は生産効率の高い食品だ。宗教的禁忌もほとんどない。肉を加工するには必ず動物を殺す必要がある。卵は唯一ともいえる例外だ。無性卵なので生命と意識されることもほとんどない。値段も安い。飼料を考慮しなければ自給率も高い。ようするに極めて優れた食材だ。
この食材を活用しない手はない。そこで冒頭のような優れた卵料理が考案されたのだろう。
日本料理は世界に進出し、それなりに評価されているが、卵の活用という面では少々寂しいように思える。すぐに思いつくのは厚焼卵くらいだ。少し考えればいろいろあるとわかるが、いずれもメインディッシュとしては物足りない。厚焼卵の寿司もあるが、極めて単純だ。
グローバル化の中で変わらないものは淘汰される。日本料理を広めるために卵の活用を考えてはどうだろう。

2008年3月13日木曜日

任天堂が携帯を作ったら

どうなるだろう。
もちろんゲーム機だ。
Wi-Fiでなく携帯になる利点はなんだろう。
場所と時間を選ばなくてよいということだろう。
ゲームの内容も少ないデータを常にやりとりするものになるだろう。基本的にオンラインゲームだということだ。
それだけではなく電話であることの利点を生かすはずだ。つまり音声による制御だ。
カラオケかもしれない。それにとどまらないだろう。ボイスチェンジもあるだろう。声で遊ぶようになるだろう。
このような考えが新しい商品分野を開拓するのかもしれない。

集中と分散

OpenDNS, Gmail, Googleなどでサービスが集中化している。
一方でコンテンツ配信ではP2Pやftpミラーで分散化している。
これらの差はボトルネックがネットワークかどうかにある。
ネットワークがボトルネックなら分散する必要がある。逆のいい方をすればボトルネックがネットワーク以外なら分散しなくてよいということだ。
例えば負荷が高いと分散しがちだが、広域で分散する必要はない。局所的・内部的な分散でよい。すなわちクラスタだ。
クラスタは外部からは集中に見える。

迷惑郵便のフィルタリング

メールはフィルタリングされることが当たり前になった。
迷惑メールが増えたためだ。
しかし、迷惑なものは他にもある。郵便にも迷惑なものがある。これを事前にチェックし受取を拒否できるようにすれば静穏な生活と省エネが実現できる。
もっとも迷惑なのは郵便以外のちらしであることが多い。これらは直接配達されるのでフィルタリングは難しい。郵便受けとゴミ箱を一体化するしかないかもしれない。

きれいなシャットダウン

WindowsにせよLinuxにせよシャットダウンは無造作だ。
アプリケーションはばらばらに停止し、画面が乱れる。
初心者にとって画面の乱れは不安の元だ。
せめて画面をきれいなまま終了して欲しい。

ネットマイク

マイクの音声をオンラインストレージに録音できたら便利だろう。
時間無制限で記録し、ときどきまき戻して再生し、決議を確認する。
追加サービスは音声認識だ。正確さには問題があるだろうが、可能な範囲でできれば十分役立つ。
さらに認識した音声を清書し、テキストにする。そのテキストを要約すれば、会議の議事録が完成する。

2008年3月12日水曜日

OpenDNSによるDNSのWebサービス化

以前、DNSをWebサービスで再構築するという話をした(ような気がする)。
OpenDNSを使えばすぐにでもできそうだ。
OpenDNSがAPIを公開してくれるとよい。
WebサービスによるDNSには、現在のDNSより高度なサービスを盛り込むことが可能となる。

Linuxはコストダウンの夢を見るか

Linuxを採用するとシステムのコストを下げることができる?
これは論理的には間違っている。
Linuxを採用するとシステムのコストを下げることができる場合がある。
これは論理的に正しい。
しかし、どの程度の割合でコストを下げることができるかと言えば、おそらく50%くらいだろう。
Linuxは無料であるからOSのコストは下がる。サーバが多ければその分の経費も大きいかもしれない。しかし、普通はシステム内でOSの経費など微々たるものだ。
Windows市場に比べてLinux市場は小さい。よって、Linuxアプリケーションは薄利多売が難しく、高価になる。つまり、OSが無料でもその分アプリケーションが高ければ逆効果だ。
OSが何であれ、よいシステムを作ることはできる。
それはOS以外の要因で決まる。ずばり、ベンダーの実力だ。ベンダーの大小によらずエース級のSEを投入すれば、ほぼ成功する。あまりにも規模が大きくなると人手が足りないので大手でなければできないということはあるだろう。しかし、一般的には中小ベンダーは過小評価されている気がする。

Office2007 vs OpenOffice

Office2007にすべきか、OpenOfficeにすべきか、悩む人もいるだろう。
今のところ一歩Office2007がリードしているように思える。
単にビジネスの現場で受け入れられているというだけでなく、Office2007はOpenOffice文書を開けるが、OpenOfficeはOffice2007文書を開けないからだ。
ただし、Office2007でOpenOffice文書を開くにはOpenXML/ODF Translator Add-in for Officeをインストールする必要がある。このアドインはOffice2007専用ではなくOffice2003でも使える。MS-OfficeならOpenOfficeの文書を読めるということだ。
もちろん、無料だからOpenOfficeを使うという人には縁がない。

2008年3月9日日曜日

Googleアプリケーションのリサイズ

Google Readerやカレンダーなどをリサイズすると表示が乱れる。
どうもリサイズを考慮していない部分が多いようだ。
これは改善点だろう。

2008年3月8日土曜日

CD+MP3

CDの売上が減っている。しかし、音楽需要が低下しているわけではない。メディアとしてのCDに問題点が目立つようになってきたのだ。
CDは長期保存に優れたメディアだ。テープよりずっとよい。それは疑いない。しかし、今CDで音楽を聞くことが少なくなった。すでにCDの聞ける携帯音楽プレイヤーはほとんどなくなった。つまり、ユーザはCDからデータを取り出し、携帯音楽プレイヤーにコピーする手間をかけてもその方がよいと思っている。
そのような時代にCDはバックアップの意味しかない。ならばユーザの利便を図り、最初からMP3を販売すればよい。iTunesがそれだ。
しかしiTunesにも問題がある。売り切りなので保証がないのだ。HDDの故障でデータが消えると投資した財産が消えてしまう。いまやデータが本当の財産なのだ。その不安を払しょくするサービスを提供すればiTunesを超えることができる。
具体的にはCDと抱き合わせで販売するか、保証期間中何度でもダウンロードを許す。短期的には前者が、長期的には後者がよい。

電子辞書とワープロ

かつてワープロという商品があった。ワープロソフトではなくワープロ専用機だ。
昔のPCは日本語を入力できず、ワープロ専用機が必要だった。今では考えられないことだ。
ワープロ専用機はPCでワープロソフトが普及すると消滅した。ここからソフトでできることのために専用機を作らないという教訓が得られた。
しかし、いま電子辞書が急速に普及している。電子辞書がワープロと同じ道をたどるのは時間の問題であるように思える。
電子辞書が普及しているのは紙の辞書より便利だからだ。価格も安いかもしれないが、高いものもあるだろう。高いものはあまり使わない辞書までつけてバランスをとっている。ゆえに、どの場合もお得と考えてよい。
電子辞書が便利な理由は、その重さと消費電力にある。これだけ軽くて長く動作する機器はなかなかない。携帯電話に匹敵する。しかし、携帯では文字入力が面倒で辞書のように便利でない。このように重さと利用時間、利便性のバランスでなりたっている。
しかし、このバランスは危うい。例えばDSに辞書ソフトがあればもっと安くて便利かもしれない。また、スマートフォンやMIDでも可能だ。
今は製造コストの削減や営業努力でしのげるかもしれないが将来性はないだろう。

楽しいクロワッサン

最近楽しいクロワッサンが増えてきた。
チョコクロはクロワッサンにチョコレ-トが入っている。中のチョコが溶けているところがよい。
あんこの入ったクロワッサンもある。
クロワッサンだけでもおいしいが、おもしろい組み合わせが生まれている。
日本発でヨーロッパに逆輸入されるほどになればおもしろい。

アイデアのアルゴリズム

新しいアイデアを生むことは難しくない。
以下の項目について考えるだけでもかなりのアイデアを生産できる。
・コンピュータを組み込んでいない製品にコンピュータを組み込む
・オンライン化されていないサービスをオンライン化する
・共有していない情報を共有する

PDFのフォント置換

切実に欲しいサービスがある。PDFのフォント置換だ。
Wordで文書を作成し、PDFに変換すると覚えのない(意識せずに使っている)フォントがある。通常は埋め込めばよいが、相手によっては指定のフォントと違うといってクレームがくる。そのようなときに多少デザインが狂ってもフォントを入れ替えてしまいたい。

Microsoftのストレージ戦略

Microsoftはオンラインストレージを拡充すべきだ。
今のSkyDriveはまだ不十分だ。
まずSkyDriveをWebDAV, FTP同様にネットワークドライブとして使えるようにする。次にCIFSドライブと同様に使えるようにする。
例えばWindowsを購入しライセンス登録すると5GBのストレージが使えるようにする。OS+ストレージサービスを売り込む。
Microsoftは成長が止まり新たな市場を探している。ゲームや広告などに手を出している。しかし、Microsoftの牙城はあくまでPCだ。その牙城が崩れつつある。
PCをセグメントに分けると、PDA, MID, UMPC, PC, サーバなどにわかれる。このいずれにもWindowsが動作している。しかし、この中でMIDに当てはまる商品がない。
今はMID用に普通のWindowsか、Windows Mobileを使っている。その差はあまりに大きい。
Windowsをスリム化し、それでも不足する資源をオンラインで補充して、はじめてMIDを攻略できる。
ゆえにオンラインストレージサービスの拡充が必要だ。
また、MIDだけでなく、新たなサービスも考えられる。MacのTime Machineに相当するバックアップや買い替え時の移行サポート、複数PCの使い分けなどのサービスが考えられる。

2008年3月6日木曜日

予定の管理

仕事をする上で予定の管理は重要だが、面倒な作業だ。
私の場合はiPAQで予定を入力し、それをGoogleカレンダーに同期して保存している。
Googleカレンダーでは予定を共有することができる。
iPAQとGoogleカレンダーは直接同期できないので、Outlookを経由する。
iPAQとOutlookはActiveSyncで同期する。
さらにOutlookとGoogleカレンダーはGoogle Calendar Syncで同期する。
この方法ではOutlookが必要になる。Mozillaなどオープンソースでは代用できない。もしそれを可能にするならActiveSyncに代わる何かが必要になる。それが何かはまだわからない。
また、2段階で同期するので操作が煩わしい。最初の同期で予定が2重になることも多い。
また、Google Calendar SyncではOutlookの予定をデフォルトのカレンダーと同期する。複数のカレンダーで予定を管理していると予定が混乱する可能性がある。複数のカレンダーを使う場合にはデフォルトをマージ用にした方がよいかもしれない。
本当は携帯を使いこなして直接Googleカレンダーを使う方がよいのだろう。しかし、携帯の契約によってはパケット代が無視できない。iPAQなら通信料はかからない。

もう一つのネットスケープOpenOffice

はじめに断っておくがOpenOfficeはネットスケープ社の製品ではない。しかし、Microsoftに類似の態度が感じられる。
まず、ネットスケープとMicrosoftの顛末を語っておこう。若い人は知らないかもしれない。
昔、ネットスケープのブラウザNavigatorは圧倒的なシェアを誇っていた。無料かつ高機能なので多くの人に支持されていた。しかし、MicrosoftがOSと一体化したInternet Explorer(IE)を配布するとあっという間にシェアを奪われた。別にNavigatorがWindowsに適さなかったわけではない。単にMicrosoftがインターネットを独占したかったからだ。
問題はIEが無料で配布されたことではない。OSと深く関連していたことだ。つまりExplorerとIEは実質的に等しかった。これは新しいアイデアなので一概に否定できない。しかし、その結果必然的にIEのシェアは高まった。これが独占禁止法に抵触し、長い裁判が始まった。今ではIEが圧倒的なシェアを持つ。
話をOpenOfficeに戻す。
Officeは元々Microsoftが築いた市場だ。しかし、そこにオープンソースの波が押し寄せた。OSSのOpenOfficeである。Microsoftはドル箱の市場を侵食されるのでうれしいはずがない。しかし、OSSは営利目的でないので開発企業を攻めることはできない。
そこで、MicrosoftはOpenOfficeと自社のOfficeが競合する設定を導入し、暗にOpenOfficeの導入を抑制しようとしているように思える。
1つは拡張子の競合だ。たとえばWord2003の文書はdocであるが、Word2007の文書はdocxだ。docxはOpenOfficeの文書でもある。つまり両方インストールすると関連付けがうまくいかずにトラブルがおきる。それを避けるにはOpenOfficeをアンインストールするしかない。Office2007を使わないという選択肢は難しいだろうから、OpenOfficeが排除されることになる。
OpenOfficeは拡張子を変更して共存可能な製品に改良するべきだ。
MicrosoftはEUでの判決を受けてOfficeのバイナリファイル形式を公開した。これによりOpenOfficeとOfficeの互換性は高まるだろう。どちらも公平に競争すればよい。それが消費者の利益になる。

DVDの未来

日本企業は戦後の好景気に乗りメディアで儲けてきた。その栄光がなかなか忘れられない。
しかし、DVDというメディアでコンテンツが流通する時代はそう長くないかもしれない。なぜならiTune Storeのようにコンテンツがネット配信される時代になってきたからだ。
DVDとネットの配信方法と利益構造を考える必要がある。
DVDはいったん購入しさえすれば何度でも見ることができる。何度も見るコンテンツはDVDが有利だ。しかし、この議論にはネット配信は1回の視聴に課金されるという前提がある。その前提がなくなり、金さえ払っておけばいつでも(そしていつまでも)視聴することができるとしたら、DVDの利点は失われる。
また、DVDに何度も見たいコンテンツがそんなにあるのかといえば疑問だ。我が家で一番人気のDVDは子供番組だ。子供は飽きずに何度も繰り返してみている。そのうち全部のセリフを覚えてしまうだろう。余談だが、子どもにとって日本語も外国語のようなものなのだろう。まずはセリフの丸覚えからはいるようだ。話を戻すと、それ以外の有名映画タイトルは年1回見るかどうかだ。単なる所有の満足感で終わっている。つまりDVDで買う必要は元々ないのだ。
また、DVDを持っていれば一生ものかといえばそうではない。再生機器が故障し、新たなメディアが登場すれば、機器が収束する。間もなくVHSも見ることができなくなるだろう。VHSを所有している人の被害はHD DVDどころではない。メーカーは10年間しか見ることのできないものを売っているのだ。しかし、消費者はそう思わずに購入している。そろそろVHSタイマーが鳴り出すのではないだろうか?そのときメーカーはどのように対応するのだろう。
一方、ネット配信は視聴する権利だけを安い値段で購入し、いつまでも楽しむことができる。機器が進歩すれば追加料金を支払って高画質の映像に転換することも可能だ。
また、小さなコンテンツは安く、個別に購入することもできる。
また、常に配信し続けてくれるなら、視聴権を購入するのではなく、その都度リーズナブルな視聴料を支払ってもよい。映画館に映画を見に行くつもり、あるいはDVDをレンタルするつもりで支払えばよい。しかし、映画館ほどの臨場感はないものの、DVDレンタルほど手間がかからない。ネット配信は大変便利だ。
ネット配信のメディアにはPCだけでなく携帯も含まれる。すべての人がいつでもコンテンツを視聴できる環境はすでに整っている。
BDのように高画質のコンテンツをネット配信することはまだ無理がある。しかし、P2Pを使いダウンロードに時間をかければ不可能ではない。むしろ容易に実現できる。その場合BDレンタルより便利かどうかはわからない。今のBitTorrentのようなP2PではDVD1枚のダウンロードに3日くらいかかることもある。P2Pはクライアントすなわちコンテンツの人気次第だ。
最初にたくさん払うDVD方式と少しずつ払うネット方式のどちらが最終的に消費者のためになるかは結局使い方に依存するが、自分の場合ではネット方式の方が安くなると思う。しかし、ネットでも抱き合わせ販売というか、パック販売だと不要なものまで買わなければならない。1度目の視聴ではパックの方が安いが2度目に特定して視聴したい時には個別販売でないと損をする。
BD対HD DVD戦争の勝者は、もしかしたらいち早く新たなビジネスモデルに転換できる東芝なのかもしれない。
現在のネット配信はストリーミングが主流だが、高画質コンテンツにストリーミングは適さない。今の日本でも苦しい。となれば10年たっても世界では普及しない。
ストリーミングではなくビデオポッドキャスト、しかもP2Pへ行くべきだろう。もちろんDRMはいらない。海賊版はGoogleで見つけ次第排除する。その仕組みを自動化すればよい。
このシナリオではDVDとネット配信を比較したが、DVDに比肩できるメディアがもう1つある。それはフラッシュメモリだ。今はまだBDの方がフラッシュメモリより安い。しかし、その差は徐々に縮まっていくだろう。さすがにフラッシュメモリの方が安くなることはないかもしれない。しかし、フラッシュメモリは書き換え可能なので無駄がない。情報端末でダウンロードし、書き込んでもよい。
東芝はフラッシュメモリに強いことで有名だ。その路線を選択するかもしれない。しかし、その路線はしょせんメディアの延長線上なので本質的でないと思う。問題はどのメディアを選ぶかではなく、メディアを使い続けるかどうかだ。

Microsoft Portable Officeはいかが

OpenOfficeは検討しているが、依然としてビジネス現場ではMicrosoft Officeが強い。
しかし、MS-OfficeはPCへのインストールを前提としているためMIDに適していない。
そのため、MID市場から無視され、OpenOfficeの浸透を招く可能性がある。
それを避けるにはPortable Officeが欲しいところだ。
Officeの設定をレジストリによらないで実現しなければならない。
かなり困難な道だと思うが、進めば新たな市場が開拓される。

日本語版ポータブルアプリケーション

Eee PCのようなストレージ容量の少ないわりに機能の多い機器を使うには、USBメモリにポータブルアプリケーションをインストールして使うしかない。
これは学校のPC教室のような環境を使いこなす上でも重要なことだ。
しかし、ポータブルアプリケーションは十分に日本語化されていない。個別に日本語化されていてもスイートのようにまとめて配布される場合、日本語化されていないままに配布される。
オープンソース運動の在り方として、このようなポータブルアプリケーションの日本語化、あるいは日本語版のディストリビューションに力を入れる必要があるだろう。

Eee PC その2

Eee PCにOffice 2007をインストールしようとしたら容量が足りなかった。
通常のWindows Updateを行った後の空き容量は650MBで、CD1枚分にしかならない。
ファイルをダウンロードするために使う分を除けば、何もインストールできない。
やはりD:をメインドライブに使うしかない。
32GBのSDHCが安くなれば、空き容量に困ることはなくなるだろう。その時には本体のSSDも8GB位に増えているかもしれない。それなら、そのままOfficeをインストールできる。
Eee PCの正しい使い方としては、なるべくGoogleドキュメントを使う方がよさそうだ。
MID自体もクラウド化の流れの中で位置づけられるものだろう。

Google Documentにレポート機能を

Googleドキュメントは便利だ。ストレージ付きのOfficeとして、そこそこ使える。
個人的に便利に思っているのはスプレッドシートを使ったアンケート集計だ。
フォームを編集して、メールでアンケートを行い、結果をシートに蓄積できる。
しかし、データを蓄積するだけでは面白くない。
そこで、ぜひGoogleスプレッドシートのデータを用いてファームを再現するレポート機能がほしい。
そのためには文書にクエリマクロを組み込む機能が必要になるだろう。単純な方法はXPathを表すタグを挿入する方法だ。しかし、これでは初心者に使いにくい。クエリの表現を含めてGoogleにがんばってほしい。
これができるとスプレッドシートを簡易DBとして利用できるようになる。
また、Accessに相当する本格的なDBもドキュメントシリーズに加えてほしい。もっともAccessでなくても単純なSQLサービスでもよい。あるか、ないかがもっとも重要だ。

RFIDをお金に

紙幣の偽造が増えている。
そこでRFIDを紙幣に織り込んで偽造防止できないものか考える。基本的に貨幣価値より製造コストを大きくすれば偽造はなくなる。RFIDは年々安くなっているので、コスト的には偽造を防止できない。しかし、その情報で偽造を防止できるかもしれない。その情報自体がコピーされたときにも偽造を判定できるかどうか確信がない。
たとえ、それが可能であっても2つのハードルがあるだろう。
1つはRFIDを紙幣に織り込み、曲げても壊れず、こすっても落ちないようにすることだ。
もう1つはインフラの整備だ。当分は従来の紙幣認識とRFIDの併用になるだろうが、RFIDの読み取り機を普及させる必要がある。1つの方法は電子マネーの読み取り機を流用することだ。ただし、残額が減らず、読み取りのみしかできないRFIDにする。これで簡単に真贋を確認することもできる。
偽造防止以外にもRFIDをお金にする動機はある。勘定を一瞬で行うことができることだ。自販機やATMなどお金を扱う装置が大幅に簡略化できる。しかし、この場合も偽造防止は重要だ。

2008年3月5日水曜日

Cloud on PC

EISにクラウドが浸透する未来図が描かれているが、もしかしたらPCにもクラウドが浸透するかもしれない。
今のPCはアクセス権を細かく制御する必要がある。そのためユーザ権限の切り替えを頻繁に行う。これは誰にとってもわずらわしいことだ。
昔のPCであれば管理者権限で好きなことができた。もう一度その自由を取り戻し、かつ安全に使用するにはどうすればよいか?
1つの方法がPC上でクラウドを実現することかもしれない。PCクラウドはPC上の複数の仮想マシンで構成される。そして、それは見かけ上PCというよりネットワークそのものになる。
それぞれの仮想マシンがネットワークのサイトの役割を果たす。例えば、DNS、Web、ファイルサーバなど独立したマシンで実行される。
その結果、ユーザごとに安全な隔離環境もしくは専用マシンが提供され、どんな危険な使い方をしてもその影響からシステムのほかの部分を守る。もっとも危険の度合いによっては完全に分離できないこともある。
言い換えれば、現在のPCのサービスをそれぞれ独立したマシン上に分散したものがここでいうPCクラウドだ。
この方法の利点はすでに述べたセキュリティと信頼性である。欠点はオーバーヘッドだ。CPUやHDDの資源をかなり無駄に費やす。

2008年3月4日火曜日

Eee PCの使い方

Eee PCを購入した。
これから少しずつ使っていくつもりだ。
少し使ったところで感想を述べる。
個人的にはPCMCIAカードスロットがないのは残念だ。なぜならWO5Kが使えないからだ。街中でインターネットができない。携帯でUSB接続するしかないだろう。その場合パケット定額が必須だ。
内蔵SSDは4GBしかないので、可能な限りSDHCにインストールする。
winPenPackを4GB SDHCにインストールして使っている。付属の4GB SDHCは新品なのにいきなり故障していた。途中でアクセスできなくなりExplorerが固まってしまった。不良品を添付するくらいなら(たとえ正常品でも)省いて、少しでも安く売ってほしいものだ。
1kgちょっとの本体をバッテリ込みで持つと結構重い。もっとも、そもそもポケットに入る大きさでないから、カバンに入れておくだけなので、小さいことがありがたい。重さや大きさだけならLet's noteの方がまともだろう。
Eee PCの魅力は何といっても価格だ。
Eee PCを複数人で使い分けるには、個人データをSDHCに保存し、本体に記録しないようにする必要がある。本体のIEよりポータブルなFirefoxを使っている。
Eee PCで環境を持ち運ぶならUSBメモリよりSDHCの方がよいだろう。余分な突起がないのでスマートに作業できる。USBポートは3つあるので、十分余裕がある。
また、VGA端子がついているのもうれしい。プレゼンテーションツールとして使える。
盗難防止キーロックが付いているので、チェーンを購入すれば、据え付けることもできる。共用機機として使うこともできるわけだ。
画面はSVGAより小さいので不便なこともある。特にタグブラウザをつかうとタグの分だけ表示範囲が狭くなる。できれば次のFirefoxではタグメニューを収納できるとうれしい。
winPenPackの1GB版には必要以上のツールが入っているので、不自由はない。SDHCは事実上メインドライブになり、取り外さないことが多いだろう。
いまOffice 2007をインストールするべきかどうか考えている。ないと困るだろうからインストールするかもしれない。その場合、本体のSSDにどの程度余裕が残るか心配だ。
性能的な問題は全く感じない。さすがに3Dゲームにはきついかもしれないが、MID用途には十分だ。
難点を言えば、キーボードが操作しにくい。両手でタイプするには小さすぎる。両手で持って、親指タイプすべきなのかもしれない。これはがまんできるだろう。
実はキーボードよりタッチパッドが操作しにくい。特にタッチパッドのボタンがクリックしにくい。ボタンが1つしかないように見えるが、中心を軸としてシーソーのように両端を押すことができる。つまり間違って中心近くを押しても動作しない。これが意外と疲れる。
とりあえず、最初の印象はこんなところだ。まだ、カメラも使っていない。少し使いこんでから報告したい。

2008年3月3日月曜日

ゲームの終わり

人工知能(AI)の研究でゲームが解かれていく。
オセロは普通の人間では勝てない。チェスも専用機ならチャンピオンに勝てる。私は市販の将棋ソフトに到底かなわない。囲碁でも負けてしまう。
AIのためにゲームを研究するという名目だが、はたして本当にAIの役に立つのか疑問だ。ゲームは特異なルールであり、非現実的な世界だ。ゲームに強くなっても賢くなったと言えるのかどうかわからない。
むしろ弊害の方が大きいかもしれない。
AIがゲームを制覇したとき、人間はゲームをする気になるだろうか?負けるとわかっている勝負を挑む気になるだろうか?何度戦っても負け続け、それでも戦い続けることができるだろうか?それができるのはごく限られた人だけだろう。プロなら戦い続けるかもしれない。しかし、一般の人は戦う気も起きなくなるだろう。そしてゲームをしなくなるのではないだろうか?
そうしたらプロも育たなくなる。やがてゲームを深く理解する人が消え、ゲームの文化が衰退し、ゲームのプログラムも忘れ去られたころになり、昔のゲームを復活させるブームが来るかもしれない。それも、チャンピオンプログラムの再発見で終焉するだろう。
悲観的かもしれないが、人間に勝つゲームAIを作ることで、人間が得るものはほとんどないように思える。知的な好奇心を満たす意味でゲームAIを作ることは、一定の目標となるだろうが、強くなりすぎると人間の楽しみを奪う可能性がある。
もう少し考察を続ける。
AIが十分強くなった時、生き残るゲームは何だろう。それは3種類ある。
1つは乱数の要素をもつものだろう。人間は思考力でAIに勝てなくなるので、思考ゲームは衰退する。チェス、将棋、囲碁はなくなるかもしれない。残るのは麻雀、パチンコ、ギャンブルかもしれない。これらは理屈抜きに楽しむものだろう。
2つ目はコミュニケーションを楽しむものだ。モノポリー、ブリッジなどが該当する。また、囲碁や将棋を対人に限って楽しむことでコミュニケーションになる。この場合、相対的な強さを図るだけで絶対的な強さはAIにかなわないことを承知しているので、プロは育たないだろう。
3つ目はゲームバランスを変更した思考ゲームだ。囲碁はハンデを変えると戦略も変わる。同様にチェスや将棋のハンデやルールを変えてしまえば、AIを無効にできる。例えば、盤面を大きくするだけでAIは思考できなくなる。その時代のAIの能力を上回る盤面を用意すればよい。ただし、人間も新たな戦略を編み出す必要がある。人間の戦略の進歩よりAIの進歩が早ければ無意味だ。

アマゾネスの宝石

アマゾネスはAmazonの例えだ。
つまり、Amazonでジュエリーの通販をしたらどうかという提案だ。
ジュエリーは大きな利幅が見込める商品だろう。通販なら、ぜひ手がけたい商品種類の一つだと思う。
ただし、ジュエリーにはいくつかの問題がある。
1つはアフターケアだ。高価な商品を売り切りで提供することに不安がある。しかし、アフターケアは家電製品でも必要だ。よって、Amazonはジュエリーでもアフターケアを提供できるだろう。
もう1つはインターフェースだ。Amazonは最近アパレル商品を扱うようになった。本来なら(ほかの通販では)まっさきに扱う商品種類だ。それが最後になったのはバリエーションに対処できなかったためだと思う。アパレル商品にはオプションとして色やサイズを入力する必要がある。色やサイズごとに商品目録を作るのは現実的でない。システム的には可能だが、ユーザに親切でない。そこで、オプション入力ができるようにシステムを拡張したのだと思う。その拡張のために扱いが最後になったのだろう。ジュエリーにもサイズのオプションが必要だ。
しかし、ジュエリーのオプションはそれだけではない。例えば、刻印サービスなどが考えられる。婚約指輪ならイニシャルを入れたいところだ。しかし、イニシャルだけならともかく、一般的なメッセージを刻印するサービスを考えると、インターフェースが問題になる。不可能ではないが、インターフェースを開発するまで、サービスを開始することができない。
もしAmazonがジュエリーまで販売するようになれば、既存業者にとっては脅威だろう。しかし、宝石まで選んで、自分だけのジュエリーが作れるようなカスタムサービスはAmazonでは難しい。少なくとも当分は難しいだろう。しかし、Dellクラスのモジュール化が完成すれば安穏とはしていられない。

2008年3月2日日曜日

FAT64

SDカードはUSBメモリとよい勝負をしている。
汎用性ではUSBメモリかもしれないが、省スペースではSDカードが優れている。
SDHCでは32GBまで容量を拡大することができ、すでに製品化も始まっている。
しかし、SDHCのフォーマットがFAT32であるために32GB以上に増やせないらしい。
これは大きな問題だ。
PCでは32GB以上のフォーマットを行う時にNTFSを使うことが常識になっている。
しかし、NTFSはWindows専用フォーマットであり、しかも規格がオープンというわけではない。先ごろMicrosoftはOOXMLを公開したが、NTFSを公開するかどうかは疑問だ。また、公開しても国際規格になるわけではない。
そこで、業界標準のFAT32を64ビットに拡張してFAT64にすることが望ましいように思える。FAT32のまま複数ドライブとして認識される製品を出すことも考えられるが、抜本的な解決になっていない。
ただし、FAT64ができても通常のHDDには使用されないだろう。そもそもFATは大容量ファイルシステムに適していない。単に32ビットを64ビットにすればよいという問題ではない。単純に64ビット化したFATでは、多数のファイルを操作するのに非常に長い時間がかかり、現実的に使い物にならないだろう。しかし、大きなデータを少しだけ入れる用途には十分だ。よって、SDHCの後継にFAT64を採用することは現実的な対応だと思う。
ただし、FAT仕様を改編するならMicrosoftと共同して提案する必要がある。
ちなみに、FAT64というと64KBクラスタのFAT16を指すことがあるが、本文のFAT64はこれとは異なる。

追記
訂正しておこう。
まず、FAT32の上限が32GBといったが、これは仕様による上限ではない。仕様では8TBまでのボリュームを作ることができる。よって、FAT64は当分出番がない。まずは、FAT32のままで32GBの上限を解消する必要がある。
また、ボリュームの容量が8TBに達しても、まだファイルポインタの上位4ビットは使われていない。これを使うことでさらに容量を増やすことができるが、これはFAT32の仕様改訂になる。
また、FAT64に相当するものとしてexFATという規格があるようだ。おそらく抜本的な改訂にはexFATがベースになるだろう。
このような事情であればSDHCの拡張は比較的容易だ。ドライバを変更するだけでよい。