2012年3月30日金曜日

Gamification as AR

ARは拡張現実、VRは仮想現実だ。
ARは現実を拡張すること、拡張されたのは現実自身だ。
VRは現実的な仮想空間であり、あくまでも仮想内にとどまる。
GameはVRだ。どんなに3Dが進化しようとも仮想内にとどまる。
しかし、GamificationはARだ。ゲームの場はあくまでも現実だ。

2012年3月27日火曜日

複合現実の家

仮想現実(VR)、拡張現実(AR)そして複合現実(MR)などがある。
ARとMRの差は微妙なところがある。現実と仮想の割合によって分類するのがよいのかもしれない。
ここで議論したいのは、細かな定義の違いではない。
このような技術が光学迷彩に使われている。
これを家などの建築物に応用し、何にでも変化する家を作ってはどうかという提案だ。
建築家は様々な意匠を凝らす。しかし、それが仮想化されれば、1つの家があらゆる意匠を表現することになる。毎日、異なる外見の家に住むこともできる。夏に冬の家に住める。その逆もある。地上でも海底や宇宙に棲める。毎日が刺激的な生活になる。
このような家は、高精度のタイルディスプレイによって外壁を覆うことで実現される。ディスプレイは室外に適さないので、実際には強化ガラスの外壁に接するようにディスプレイを配置することになるだろう。あくまで現実感を追求するなら不自然でない形状が要求される。立方体ないし正方形を底面とする四角柱が理想だ。全方位を考えるなら円柱という選択肢もあるが、生活に不便かもしれない。
屋根だけは、上から見られることがないので太陽パネルを設置したい。しかし、角度を付けると太陽パネルが露出するので、この際意匠を優先して、フラットにする。
もちろん、どこかに出入り口と窓がなければならない。出入り口は鍵をかざすと現れる魔法の扉にするのも面白い。窓は室内の壁面もディスプレイとすれば、それこそ壁自体を透明にすることもできるので、防災上の理由がなければ不要だ。外壁に近い窓になるので、車の扉のように開け閉めは重くなるだろう。そのような窓の設計も建築の範疇となる。
話の続きで、外壁だけでなく内部も徹底的に仮想化してみよう。どこまで仮想化できるかの思考実験だ。窓は既に述べた。TVもどこにでもある。寝室の天井も大画面ディスプレイに使えるので寝ながらビデオを見ることができる。照明の代わりに使うこともできる。壁面家具の中身を透視することもできるかもしれない。中身を管理する情報家電型冷蔵庫と同じだ。今日の所持品の位置をナビゲートしてくれれば忘れ物が減る。タンスの奥にしまい込んだまま忘れるということもなくなる。検索すれば、どこにしまったかすぐに答えてくれる。

2012年3月23日金曜日

PicoCELA PCWL-0100

この製品は確か九州大で研究していたもののはず。
実用化されたようだ。
金額がはっきりしないが、約8万円らしい。これが5万をきったらすぐにでも購入したい。そしてキャンパス中に設置したい。


Arduino版DOS

MSがARM版Windowsを出す。これは脱PC(タブレット、Internet Of Thing)を目指す新しい動きだ。
しかし、ARMより多くに組み込まれそうなArduinoに対して動きが見えないのが残念だ。
ぜひArduino版DOSを出してほしい。
かつてのMS-DOSが再び登場すると懐かしい。

いずれ壊れるもの(2) ガソリン自動車

続編といこう。
いずれハイブリッドからプラグインを経て電気自動車へ移行する道筋が見えている。
よって車産業も大きく変わる。
特にガソリンスタンドは変わらざるを得ない。
電気自動車になれば、ガソリンスタンドはなくなる。
何らかの燃料を使うのなら存続の可能性がある。
バッテリが一線を越えれば完全な電気自動車へ移行するだろう。そうでなければ燃料電池や水素を使うにしてもエネルギーを物体に封じ込め、その物体自体を流通させることになる。

いずれ壊れるもの

イノベーションによって破壊されるものがある。
それは自ら安住の地にとどまり、イノベーションが起きることに目をつむっていた結果だ。
イノベーションによる破壊から逃れることはできないが、逆に破壊の波に乗ることはできる。
他人によって破壊される前に自分で破壊し、自分で先に進めばよい。
したがって、いずれ壊れるものを温存する必要はない。時間を稼ぐ意味は多少あるが、それも最小限にとどめなければならない。むやみに延命するとかえって致命的になりかねない。
そこで、ここではいずれ壊れる可能性のあるものを考察してみたい。それらに賭けてはいけない。
(1) 放送
特に民放地上波だ。すでに広告は下降しており、いずれインターネットに追い越される。電波帯を返上して、モバイルに転用し、コンテンツ自体の有料化や、コンテンツ内広告で収益をあげるべきだ。
ケーブルTVはインターネットの一部とみなした方がよい。
(2) 書店・印刷所
幼児用など特殊な例を除いて紙の書籍は減少する。Amazon(など?他の選択肢はないかもしれない)から電子版をダウンロードするのが普通になれば、書店の位置づけが変わる。印刷所も電子版では利益が出ないだろう。本以外の印刷、例えば印刷技術を用いた電子部品の制作などに転換する必要があるだろう。出版社は生き残る。コンテンツを作れるものは強い。
(3) CD/DVD
メディアとしてのCD/DVDは不要となる。インターネットやUSB/SDメモリに置き換わる。
(4) サーバホスティングサービス
サービス自体はなくならないが、クラウドに移行する。その基盤は海外に移転し、日本自体の産業としては空洞化する。
(5) ガラ携
すべてスマートフォンへ移行する。アプリを限定したスマートフォンとして存続する。

以上、特別なものはない。これ以外のものは今後とも考えていく。
その一方で、淘汰されていてもおかしくないのに存続している産業があることにも注目する必要がある。例えば、ファッションはコストは最小化されているので、デザインがすべてだ。しかし、ユニクロのような手法も通用する。地域に根差した産業、例えば飲食業は国際化する必要もなく、規模は小さくても継続する。

教育アプリ

スマートフォンのアプリにも教育用アプリが少なくない。
十分なアプリがそろえば、すべての学校教材をアプリで実現することができるようになるだろう。
問題は、どのアプリを組み合わせるのが最も効果的か、そしていつからアプリを用いた教育を始めればよいかということだ。
iPadは子供でも使える。幼時からでも十分に使える。しかし、字を書く練習を怠ると字が書けないまま成長してしまう危険がある。紙に字を書く運動とiPadで字を書く運動は本質的に異なる。よって、個人的には少なくとも字を書けるようになるまではアプリによる教育は早いと思う。
しかし、算数などの計算は幼児でもアプリで行ってよいと思う。
このように運動系の学習はアプリ以外で行い、概念的な学習はアプリで行うことでよいのではないかと思う。もちろん発達心理学の知見も必要だろう。
日本の国力は人材育成にかかっている。
それだけに先進国の利点を生かせる今の時点で思いきった教育方法を編み出す必要があると思う。

iPen

iPadをノートにするなら、指で字を書くのは不自然だ。紙は手で使うものだが、時は鉛筆で書くものだ。
そこで、次はパネルにマルチタッチの他に高精度読み取り機能を鉛筆形デバイスと組み合わせて利用するようになると思う。
ジョブズはPenを否定したが、それはiPadまでの利用法を前提とした場合だ。人の指以上の精度が必要になれば、適切な入力デバイスを選択した方がよい。

タブレットの次の進化

iPadが高精細化された。これは意味がないようでも、重要な進化だ。
電子書籍やTVのためにはあまり意味がない。
しかし、電子ノートのためには重要な布石だ。
同じ電子版でも書籍とノートでは仕様が異なる。
書籍は、元々整形されたデータであるから、解像度が低くてもそれなりに読める。
しかし、ノートは手書きで非構造なデータであるから、解像度が高くなければ入力時に重要な細部が失われてしまう。
もちろん、ノートを実現するには液晶の解像度だけでは不十分だ。タッチパネルの分解能も高精細化する必要がある。
書籍が電子化されてもそれだけでは教育は電子化できない。肝心なのはノートだ。ノートが電子化されるまではデバイスの進化は止まらない。

クラウド家電

これからの家電はクラウド方式になるかもしれない。
すべての家電にWiFiが内蔵され、クラウドに自動的に接続される。
そして、スマートフォンからクラウド経由で家電を操作する。
スマートフォンのアプリは無料で配布する。
企業はユーザの嗜好を収集でき、次の製品へ活かせる。また、高度な機能はクラウド側で実現できる。
問題の1つは、WiFiなどの余分な装置を加えてもなおかつ安くなるようなする製造技術だ。
もう1つの問題は、使い始めるまでの準備操作だ。スマートフォンやインターネット接続という壁を超える工夫が必要だ。しかし、年々その敷居は低くなっている。

ACアダプタ

まだまだノートPCを使う機会は少なくない。あと数年はなくならないだろう。
ノートPCを外で使うとき電源の確保が問題となる。
バッテリーだけで24時間くらい使えるようになるのが理想だが、まだ当分かかるだろう。
コンセントを確保できても他人と共有することもある。そのときノートPCのACアダプタにプラグが用意されているとよい。ELECOMなどがこのような製品を出しているが、純正品にはそのような配慮がほとんどない。
また、ACアダプタの一方が2ピンであったり、3ピンであったりしてつながらなかったりする。ACアダプタの両方を3ピンにして、3ピン2ピン変換コネクタを同封するなど、世界的な共通化をするべきだと思う。
また、Appleのようにマグネットで接続する方式もWindows PCに取り入れられるとうれしい。