2010年3月23日火曜日

Objective Cは第二のCobolとなるか

iPhoneアプリが増えている。iPhoneアプリの開発にはObjective Cというあまり一般的でない言語が使用されている。iPhone 自体はかなり長い期間生き続けると思われるが、Objective Cが足を引っ張る可能性がある。実をいえば今でも足を引っ張っていると言えなくもない。なぜなら、明らかに開発のハードルが高いからだ。
しかし、今はその高さもiPhoneの魅力のおかげで、乗り越えるべき試練とみなされている。開発者のモチベーションが高いので容易に克服できる。しかし、市場が円熟し、またiPhoneより高度なビジネスアプリが期待されるiPadを含めて考えると、ビジネスマンアプリの開発には大きな生涯となるだろう。大きなソフトは分業で開発され、熱意も責任感もずっと低い(と思う)。 Objective Cが書ける人を集めるのに苦労するだろうし、そもそもコード量が段違いだ。標準ライブラリがもっと充実しないと難しい。そこで、開発を容易にするため、C++に変更すると、Objective Cは負の遺産として残る。いつまでObjective Cを続けるかが、Appleの社命を握っているかもしれない。

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