2010年11月23日火曜日

オンラインストレージあれこれ

最近では大半の文書はオンラインストレージに保管するようにしている。このオンラインストレージという言葉は、かならずしも十分な意味を伝えない。まず、オンラインでしか使えない印象を与える。確かにそのようなものもある。しかし、オフラインで使えるものもある。ここではクラウド上にデータを保存できるサービスの総称としてオンラインストレージという言葉を使う。もう少しクラウドが身近になればクラウドストレージとか、単にクラウドでも通じるようになるだろう。
一番よく使っているのはDropBoxだ。これは正確にはフォルダ同期のシステムだ。ローカルには格納場所が必要なので、新たに要領を追加する目的では使えない。無料版は2GBだ。なぜ、このような少ない容量のサービスを使っているかというと便利かつ十分だからだ。便利というのは、すでに長く使っていてなじんでいるからという意味もあるが、さまざまな機種で使えるということも大きい。Windows, Macはもちろん、LinuxやiPhone, iPadでも使える。特に、iPhoneとWindowsの間でデータの送受信ができるところがあり難い。つまり、ストレージの中でもフロントエンドに該当するサービスとして重宝なのだ。2GBという容量は確かに小さく不満がないわけではない。しかし、ワーキングセットとしてならば2GBで十分だ。仕事に応じて2GBを切り替えればよい。
最近使い始めたのがSugarSyncだ。こちらはDropBoxに様々な機能と容量が追加されている。まず任意のフォルダを同期することができる。DropBoxはMy DropBoxしか同期してくれない。しかし、個人的にはフォルダは1つにまとめたいので、この機能は使っていない。もしかしたら、今後は役に立つかもしれない。容量は5GBだ。この容量もローカルに必要だ。2GBと5GBの差は大きい。なぜなら5GBだとDVDのイメージなども含めることができるからだ。容量の大きなファイルをゆっくりだが、空いた時間でコピーしてくれるのは効率がよい。
SugarSyncと類似のシステムにソラ箱がある。これを容量が5GBだ。3つ合わせると12GBになる。私のPCのSSDは64GBしかないので、ワーキングセットとしては十分すぎる。ただし、今のところソラ箱は使っていない。なぜかWindowsクライアントが動かないからだ。Javaをインストールしており、PATHも通しているのに、JavaのDLLがないと警告される。Eclipseをはじめ、その他のJavaプログラムは何の問題もなく動作しているのにだ。また、Windowsクライアントが常駐型でないので、いつの間にか同期するという使い方はできなそうだ。よって、ソラ箱はUSBメモリか、あるいはSDカードに入れておいた方がよいかもしれない。ちなみに私は常に16GBのSDメモリを指しっぱなしにしている。これがメインのワーキングセットだ。
最後にSkyDriveだ。これはローカルに保存しない純粋なオンラインだけのストレージだ。SDExplorerで普通のフォルダのように使っている。しかし、ファイルサイズが50MBしか対応していないので、どのようなファイルでも保存できるわけではない。かなり厳しい制約なのでバックアップ的な役割になっている。やはり少しでも制約があると、便利に使うというわけにはいかない。

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