2012年6月2日土曜日

マルチPad

Appleの次の戦略を予想する。
私はマルチPadだと思う。
一人一台までiPhone/iPadが普及しても、それが最終段階ではない。一人に複数台買わせることができる。それがマルチPadだ。
マルチPadは、簡単にいえば、通信可能なヒンジにより連結可能なiPadだ。
例えば、2台のiPadを連結すれば、Mac Book Airのようになる。キーボードは仮想型だが、これは既に大きなハンデにはならないだろう。また、見開きで使えば、理想的な電子ブックリーダーになる。
さらに、多く接続するとタイルディスプレイになる。屋外に設置できればデジタルサイネージュのデバイスとなる。
しかし、Appleなら教育分野に注力するだろう。すなわち、電子黒板だ。
大きなマルチPadは落ち運びができない。だから据え置き用途が主となる。そこで、通信機能やバッテリーを省くことができる。その結果、コストダウンが進み、1台1万円くらいにできるだろう。50インチの画面を10インチの画面で構成するには25個のデバイスが必要になる。デバイス単価が1万円なら50インチを25万円で実現できる。現在の50インチTVは1日のレンタル代でも25万円する。また、55インチタッチパネル電子黒板の購入価格は100万円だ。Appleが提供するはずの利便性を考慮すれば太刀打ちできないだろう。
唯一の欠点は、つなぎ目の不自然さだ。最高のユーザ経験を提供することを使命とするAppleなら、妥協しないだろう。そのような商品が提供されれば、まさに魔法のデバイスになる。
もしこの予想が正しければ、その中間形態として、ふちなしiPadが登場するはずだ。iPadをふちなしにするにはかなりの技術革新とインターフェースの改変が必要になる。カメラやホームボタンの位置は変わる。カメラは液晶と一体化するかもしれない。また、ホームボタンはタッチパネルに吸収されるかもしれない。今後はふちの幅がミリ単位で競われるだろう。

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