2008年11月3日月曜日

ダウンロード違法化とブロックアクセス

違法コンテンツのダウンロード違法化へと進んでいる。しかし、グレイゾーンがありそうで、その線引きが明確でない点に不安が残る。合法コンテンツのダウンロードまで違法扱いされないことを願いたい。
ダウンロード違法化では、ストリーミングとダウンロードが区別されるという。前者は合法だが、後者は違法となるらしい。しかし、両者の差は微妙だ。
リモートアクセスモデルには、ダウンロード/アップロードモデルとブロックアクセスモデルの2通りがある。ダウンロード/アップロードモデルでは、ファイルをダウンロードし、修正したのちアップロードする。すなわち部分的なアクセスはなく、常に全体をアクセスする。これからファイルが巨大化する中でダウンロード/アップロードモデルは限界がある。一方、ブロックアクセスモデルはファイルの一部をブロック単位でアクセスする。一部を変更するだけなら全体をダウンロードする必要はない。
ストリーミングは保存しないだけでダウンロードを行っている。それが合法ならばブロックアクセスは完全に合法だろう。よって、ダウンロード違法化が決まれば、既存サービスの多くをブロックアクセスへ変更する動きが生じるかもしれない。すべてのアプリケーションがストリーミングできるわけではない。それに対してほとんどのアプリケーションはブロックアクセスに変更できる。

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