2009年9月17日木曜日

Webから考えるInternet 3.0

Internet 2.0は既に現在進行系なので、3.0について考えてみたい。
Web 2.0はユーザ参加だが、Internet 2.0はユーザ参加ではない。よって、Webの類推は当てはまらない。ちなみに、Web 3.0はSemantic Webだという話もあるが、それがInternet 3.0にはならないだろう。もっとも、多少なりとも知的にはなるだろう。
プロトコルから考えると、レガシーを切り捨てる方がよい。不適切なプロトコルが廃除されることは望ましい。
プロトコルではOSI参照モデルが使われるが、ほとんどがアプリケーション層なので、階層化の意味がない。3.0ではアプリケーション層を整理する必要があるだろう。
そこで、アプリケーション層の下にWeb層をおいた方がよいと思う。Web層はTCP/IPの代わりになる。ネットワーク全体がHTTP P2Pオーバーレイになる。現在の技術は十分それを可能にする。
ただし、この場合、HTTPは従来のものと多少異なるだろう。具体的にはUDPに相当する仕様を追加する必要があるだろう。いまでもHTTPは基本的にステートレスなので、難しくないだろう。

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